比企谷八幡の妹チェンジシリーズ   作:Oceans

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最新作は青ブタシリーズから梓川かえで編をお送りします。

ご都合主義、原作を改変してお送りします。


プロローグ的なものなので短いです。

それでは、今回もよろしくお願い致します。



[ 梓川かえで編 ][ 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ]
第1話+設定


 

 

 

「お兄ちゃん!朝ですよ。起きてください」

 

「もう、朝なのか...」

 

「はい!朝の7時です、お兄ちゃん。もうすぐ学校に行く時間です」

 

俺は超絶可愛い妹、かえでに起こされ重い身体を起こす。

本当、パンダの寝巻きを着てるかえでは可愛い。

 

「いつもありがとな。起こしてくれて」

 

「いえ、お兄ちゃんを起こすのはかえでの役目ですから、当然です」

 

「そうか、いい妹を持ったな俺」ナデナデ

 

「えへへ...」(お兄ちゃんの手は温かいです)

 

「いつもお兄ちゃんを起こすかえでにご褒美が必要だと思うんです」

 

「おう。お兄ちゃんの出来る範囲でならいいぞ」

 

「はい!じゃあかえでに朝のチューをしてください!」

 

「はっ⁉︎本気か?」

 

「かえではいつでも本気です」

 

「兄妹でそれはマズくないか?」

 

「兄妹でこれぐらいの事は普通です!」

 

普通ではないとは思うが...

 

「早くお願いします!お兄ちゃん」

 

かえでは目を閉じて、準備の態勢に入っていた。

 

「ったく...しょうがねぇなぁ」

 

俺はしょうがないので、かえでの頰にキスをした。さすがに口元にはできない。

 

「これで勘弁してくれ」

 

「むぅ...今日のところはこれでいいです」(次こそは...絶対に...)

 

今日のところは?これから毎日とか言われたらそれはそれできつい。

 

「それより...朝飯にするか。かえでも歯磨きしてリビングに来いよ」

 

「はい!すぐに行きます」

 

かえでは俺の部屋を出て洗面所へと向かった。俺は着替え、学校に行く準備をしてからリビングに向かい2人分の朝食を作る。

 

 

「「いただきます」」

 

そう言って、かえでと俺はテレビを観ながら朝食を摂る。

 

朝食メニューはご飯と味噌汁、卵焼きとトマト抜きのサラダと健康的なものだ。

 

「お兄ちゃんのご飯はいつも美味しいです」

 

「あんがとさん」

 

「それと、お兄ちゃん。今日も学校頑張ってくださいね。かえでも早く学校に行けるように頑張るので」

 

「まぁ、無理はせずに少しずつな。それで、一緒に登校出来る日が来るといいな」

 

「はい!」

 

俺の妹のかえでは中学時代にSNSでのイジメが原因で家に引きこもっている。俺はお兄ちゃんとして妹をサポートしている。いつかまた一緒に登校するのを楽しみにしている。

 

朝食を食べた後、俺は学校へ行くため玄関で靴を履く。

 

「お兄ちゃん、勉強頑張ってください」

 

「かえでもちゃんと自宅警備をよろしくな、変な人がインターフォンを鳴らしても出なくていいし、電話も留守電だから鳴ったらそのままでいいからな」

 

「はい!任せてください!」

 

「それじゃあ、行ってくる」

 

「行ってらっしゃいお兄ちゃん!」

 

俺はかえでに挨拶をし、家を出た。

 

俺の通う高校は峰ヶ原高校だ。比較的綺麗な学校で俺は気に入っている。がしかし、一点を除けばである。

 

「ふはは!八幡よ、一緒に学校へ行こうではないか!」

 

「遠慮しておきます」

 

中二病の材木座義輝の存在を除けばさらにいい。こいつとは中学時代からの付き合いで主に体育のペアをよく組まされていた。まぁ、こいつは放っといて先に学校に行くとしようか。

 

「待って!八幡。待ってください」

 

素が出てるぞ。キャラを保てよ。

 

「朝っぱらからうるさいんだよ」

 

「それが、我だ!長年の付き合いならお主も分かるであろう!」

 

「はぁ...」

 

朝っぱらから材木座に絡むのは疲れるな...これからの高校生活は平穏に過ごせそうにないなと思いつつ、材木座の戯れ言を嫌々ではあるが、聞きながら学校へと向かった。

この時の八幡はまだ知らない。バニーガールの先輩や福岡育ちの後輩、科学が好きな知り合いの女の子、そしてアイドルの後輩が織り成す物語に巻き込まれ波乱な高校生活を送ることになるなんて今の八幡が知る由もない。

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

次回....

 

 

「君には私の姿が見えてるんだ」

 

「ええ、見えてますけど」

 

「そう...今日の事は全て忘れなさい。いいわね?」

 

「はぁ...」

 

いや、すぐに忘れられる訳なくないか?バニーガール姿だぞ。インパクト強すぎでしょ...

 

 

 

 

「ボッチな比企谷八幡とバニーガールな先輩、桜島麻衣との出逢い」

 

 

お楽しみに!

 

 

 

ー 軽い設定 ー

 

 

原作とは多々違うのでご了承ください。

ベースは青ブタシリーズです。

 

 

 

・比企谷八幡 (本作品の主人公)

 

峰ヶ原高校2年でかえでの兄。ボッチ生活を送っていたが、あらゆる出来事に巻き込まれボッチ生活を卒業することに...

 

 

・梓川かえで(本作品では比企谷かえで)

 

八幡の妹。お兄ちゃんが大好きである。いつの日かお兄ちゃんと一緒に登校するために外に出る計画をノートに綴っている。

 

 

・材木座義輝

 

比企谷八幡の友達?八幡とは中学時代からの付き合いで、八幡と絡むことが多い。八幡の相談事をよく聞いたりと仲がいい。

 

 

・平塚静

 

八幡と材木座の担任。八幡が中学生の時から気にかけているいい先生で容姿もいい。なのになぜ結婚出来ないのだろうか。謎である。

 

 

・桜島麻衣、古賀朋絵、双葉理央(青ブタキャラサイド)

・葉山隼人etc...(俺ガイルキャラサイド)

 

概ね、原作通り。

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

青ブタのアニメを観て感動した作者です。いいアニメだなぁ...と思いつつ執筆しました。現段階ではヒロインは未定です。アニメみたいに各ルートにしようかと思案中です。
それとかえでちゃんも小町ちゃん同様いい妹だなぁ...とつくづく思います。

次回は捻くれた後輩とドSな先輩を更新する予定です。

それでは、次回もよろしくお願い致します。

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