大変お待たせ致しました。
それでは、今回もよろしくお願いします。
「あー!面白かった!!」
ゲーム→アニメ→ゲームの流れは疲れたが、桐乃が喜んでくれたのならお兄ちゃんとしては嬉しい。
「次は負けないからな」
ゲーム(スマブラ)は俺の全敗。桐乃の圧倒的勝利で幕を閉じた。
さすがにリベンジしたいレベルにボコボコにされた。
「次も私が勝つんだから!」
「桐乃、八幡。ご飯出来たわよ!」
「下、降りるか」
「うん!」
母ちゃんに呼ばれたため、桐乃と一階に降りる。
「仲直り、出来たみたいね」
「......知ってたのか?」
「親だもの......それぐらい知ってたわよ。まさか2年続くとは思わなかったけどね」
「なんか、すまん。迷惑というか.....心配かけたみたいで」
「いいのよ。別に仲直り出来たのならね....」
「どの辺から知ってたんだ?」
「ほぼ、最初からよ。急に話さなくなったり、ご飯も別々に食べたりしてるから嫌でも気付くんだから......最近になって桐乃から相談があったしね」
「そうなのか?ちなみにどんな相談?」
「それはね.....」
「お母さん、ストップ!!これ以上はダメ!!」
「いいじゃない。減るものじゃないし」
「でも......」
「?」
「また、大好きなお兄ちゃんと普通に楽しく会話とかしたいっていう相談です」
「そうか......桐乃はお兄ちゃん大好きっ子だったか.....」ナデナデ
「ち、違....わないけど.....何か恥ずかしい」
「ふふっ.....」
「珍しいな。全員揃っているのは..,」
「おかえりなさい」
「やっと仲直り出来たということか」
「親父も知っていたのか?」
「母さんから聞いていた。まぁ、思春期の真っ只中なら仕方ないとは思っていた」
「冷静にそう言ってるけど本当はもの凄く心配してたんだから」
「それは今、言わなくていいだろう」
「否定はしないのね.....」
「それはすまんかった」
「別にいい。これからは喧嘩せずに仲良くしてくれれば何も問題はない」
「さあ、ご飯にしましょうか」
そして、いつぶりか分からない家族4人揃っての夕食の時間だった。
終始、親父の顔は緩みまくっていた。いつもは厳格、警察の上の職位に在籍しているため威厳を保っているのだが、今日はかなり緩い。
いつもはいつマグマがこの家に降ってくるか分からないぐらい怖いのだが、今日はその面影がない。
まぁ、4人で揃って食べる飯は2年ぶりだからしょうがないのかもしれない。
初めて親父の笑ってる顔、母親の本当に嬉しそうを笑顔を見た気がする。
(やっぱり兄妹喧嘩はするもんじゃないな....)
飯の後は、親父と妹の提案で任○堂Switchのマ○オカートでバトルをすることになった。
案外、親父と母ちゃんが強くてびっくりした。
1st:Daisuke
2nd:Yoshino
3rd:Kirino
4th:Hachi
結果は親が上位を独占。俺は最下位。
「お父さん、強すぎ!!手加減してよ!」
「勝負ごとに手加減などない」
「大人気ないな.....何気に母ちゃんも強いっていうね」
「驚いたでしょ?」
「これは負けられないな。反撃するぞ、桐乃」
「うん!絶対に勝つんだから!」
「かかってこい」
その後も何回かやるが、手も足も出ない。途中までは上位に食い込んでいい勝負だったのだが、妨害アイテムのせいで最下位転落となった。
サンダーとかキラーとかバナナとかマジいらん。
結局、親父が10戦全勝。母ちゃんと桐乃が半分半分2位と3位。俺は10戦全敗。
こんなに勝てないものなのか?てか、子ども相手に容赦なさすぎだろ。
「勝てねぇ......」
「八幡もまだまだだな」
「次は絶対にお父さんに勝つ!!」
「時間がある時にな」
「久しぶりにみんなでやると楽しいわね」
今日のゲーム大会はここでお開きとなった。
(久しぶりにやったが、俺も弱くなったな)
自室に戻り先程のレース結果を振り返っていた。
桐乃はリベンジに燃え、特訓を申し込まれたが断った。
しばらくはゲームはやめよう。
メンタルが安定してないからな。
翌日。
普段と変わらず自転車登校。
だが、あまり体調は優れていない。
「お兄ちゃん!後ろに乗せて?」
「無理。歩いて登校してください」
「昨日は乗せてくれるって言ったのに.......」
「そんな気分じゃないんだ」
「ゲーム全敗が原因?」
「何でもいいだろ」
「そんな落ち込んでるお兄ちゃんを私が慰めてあげる!」
「は?」
「はい!レッツゴー!!」
「慰める気、ないだろ?」
「いいから早く!」
「へいへい」
仕方なく桐乃を後ろに乗せて学校に向かう。
今日はやけにペダルが重く感じる。
どっかのメガネくんならヒメヒメ!!ヒメ!!と口ずさみながら自転車を漕ぐだろうが、俺にはそのような元気がない。
なんなら学校行かずに部屋で寝てたい。
「そんな落ち込むことないって!!」
「ゲームで親に負けるとかやばいだろ」
「リベンジしたらいいんだって!!」
「桐乃は本当にポジティブだよな。俺には無理だわ。しばらくはゲームは封印するわ」
「そんなの......絶対ダメなんだから」
「何でだよ?」
「だって.....お兄ちゃんとまた楽しくゲームして遊びたいから」
「そうか........まぁ、考えとく」
「また放課後にね。お兄ちゃん」
「おう」
「ほら、シャキッとする!」
「痛い.....」
(アイツなりの励ましなのだろう)
(可愛い妹を持ったな。俺)
特に普段と変わらず1/4日を消化し、放課後。
「失礼します。平塚先生、反省文を提出しに来ました」
「意外と早かったな」
「ええ、まぁ....遅くなると拳が飛んでくると思ったんで」
「いい心がけだ。その調子で奉仕部の方も頼んだぞ」
「依頼者が来ればですが.....」
「期待している」
「失礼しました」
「うーす」
「こんにちは。今日も由比ヶ浜さんは三浦さんと葉山くんと遊びに行っているから休みよ」
「学生は遊んでなんぼだからな」
「貴方には遊ぶ相手がいないから残念ね」
「お互い様だろ?」
「私には姉さんがいるもの」
「俺だって妹がいるし」
と言ってもあまり遊んだことはないが。
「貴方、妹がいるのね」
「ああ.....ちなみにこの学校に通ってる」
「写真とかあるかしら?」
「ほれ」
小さい頃の桐乃の写真を見せる。
最近まで喧嘩中だったから直近の写真はないので、2年前のにはなるが。
「この子、どっかで見たことあるような気がするわ」
「雑誌とかじゃねーの?一応、読者モデルやってるし」
「それね。由比ヶ浜さんと一緒に見てた雑誌に載っていた気がするわね」
「あまり比企谷くんと似てないわね」
「そうだな」
Booo......
「LI○E通知が来たわよ。早く駐輪場まで来てって来てるわよ」
「部活だから先帰れって送っとくわ。スマホ貸してくれ」
「はい」
「これでよし。じゃあ、依頼人が来るのを待つか」
「そうね」
結局、依頼人は来ず部活は終了となる。
「ただいま......ん?」
家に帰る。しかし、玄関にゲームソフトが落ちていた。
「R18だと!!!!」
中を見る。ソフトは18歳以上対象のエロゲーだった。
メルルの中にR18ソフト!?
メルルならプリキュアと同じく好きなコンテンツだが......
「八幡どうかした?」
「どうもしてませんよ?」
バレませんように.....
「何隠してるの?」
ギクッ!!!!
「何も?」
「変なの」
「じゃあ、俺は部屋に戻ってるから」
「そう。18時にはご飯にするから時間になったら降りてくるのよ」
「おう」
「マジ助かった......」
俺の人生詰んじゃうとこだったわ。
「てか、このソフト誰のだよ」
俺のではない。母ちゃんのではない。親父のものでは絶対ない。
「桐乃のなのか?」
アイツにこんな趣味が.........
お兄ちゃんはどう反応したらいいんだ?
まぁ、人それぞれだし....桐乃の趣味を否定することはしないが、まだこの手のものに手を出すのは早いのではなかろうか。
とりあえず、真偽を確かめないとな。
「ただいま!」
「おい、桐乃。話がある」
「あ!お兄ちゃん!!なんで先に帰れとか言うの?自転車乗せてほしかったのに」
「帰りぐらい、友達と一緒に帰りなさい」
「まぁ、今日はあやせと一緒に帰ったけど」
「そうか。それならいい....」
「で、話って何?」
「場所を変える。俺の部屋に来い」
「うん!」
「桐乃、このソフトはお前のか?」
「っ!!返して!」
「お前のでいいんだな?」
「悪い?」
「別に悪くはないだろ。人それぞれだからな」
「本当?」
「ああ。まぁ、エロゲーに興味持ってるって分かった時はびっくりはしたが」
「うん.....」
「意外な一面を知れてお兄ちゃん的にはよかったが、この他にも持ってるのか?」
「まぁ、たくさん?見たい?」
「是非」
「じゃあ、ついてきて」
俺は桐乃の部屋に入り、コレクションを見せてもらう。
「すごいあるな....」
ちょっとした高さのタワー2本分のDVDとフィギュアなどたくさんのコレクションが押し入れに入っていた。メルル多めなのはスルーの方向で。
「引いた?」
「全然、むしろ尊敬するレベル。普通こんな集められないしな」
「本当?」
「お兄ちゃんは嘘つかない」
「ありがとう」
「親父と母ちゃんはこの趣味知ってるのか?」
「知ってるわけないでしょ!!お兄ちゃんにも話してなかったし...」
「ですよね...友達にも話してないよな?」
「うん」
「とりあえずバレないようにしないとな。親父にバレたら全部捨てられる可能性が高い」
「それは嫌!!!」
「さすがにそうなったらお兄ちゃんが止めに入るけど」
「本当?」
「当たり前だ。自分のお金で買った大事なものだしな」
「うん」
「何か困ったことがあったら相談してくれ」
「うん。その時はお兄ちゃんに人生相談する」
「おっともう18時か。飯の時間だから降りるか」
「うん」
この話は切り上げて、一階に降りる。
(親はもちろん、学校でもバレるのは防がないといかんな。オタク人口が少なくまだあまり受け入れられていない。差別対象として見られることも少なからずある。ここは注意したいところだ)
(なんとかバレないようにしないとな)
.......続く
ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。
それでは、次回もよろしくお願い致します。