ご都合主義、原作改変でお送りします。
それでは、今回もよろしくお願い致します。
第1話
「お兄ちゃん!あーん、するんだゾ!」
「」ジトー
「」ジッ...(私達も比企谷くんにあーんとかしてみたいなぁ...)
「ヒッキー....」
「いや、自分で食べれるから...」
昼休み。ただ今、主人公こと比企谷八幡は妹に愛され過ぎて困ってます。なんかどこかの映画のタイトルみたいだな。まぁ、そんなことはどうでもいいんだ。それより飯ぐらい自分で食べるからあーんとかやめてくれ。それにクラスメイトからの視線がヤバい。特に男子の視線。嫉妬系の視線がガンガン俺の身体に刺さる。女子からの視線も感じるが、男子程ではないので気にしていない。
「ダメだゾ!」
「むぐっ....」
強引に妹である蓮季に飯を口の中に入れられる。入れ方は強引だが、飯はめちゃくちゃ美味い。
「美味しい?お兄ちゃん?」
「ああ、美味いぞ」
「よかった...じゃあ、お兄ちゃん!もう1回あーんするんだゾ!」
「まだ、あるのか...」
この後も妹の蓮季にあーんを10回程された。1回1回、される毎に男子からの痛い視線が半端なかった。本当、大迫半端ないって!って感じのレベルでな。もうこれっきりにしてほしいと思った俺ガイル。
「また、放課後に来るんだゾ!」
「はいはい、わかった」
昼休みが終わりに近づいたので妹の蓮季は自分の教室である1-Cに戻っていった。
「ふぅ...やっと帰ったか」
「「比企谷!!」」
「うおっ!」
妹の蓮季が去った途端、クラスメイトの男子が俺に詰め寄ってきた。
「あの可愛い1年は誰なんだ!なんで、何回もあーんしてもらってんだよ!羨ましい過ぎなんだよ!」
「近い近い。少し離してくれ...あれは俺の妹の蓮季だ。「あーん」の件は知らん。妹が勝手にしてくるだけだ」
「あの可愛い子が比企谷の妹だと!けしからん!」
いちいち、俺の前で騒ぐなよ。耳がキーンとなるだろ。
「おい、静かにしろ。比企谷が困ってるだろ」
「丸流...」
珍しくクラスメイトであり、たまに話すだけの関係である丸流が注意していた。明日は雨か?大雨だな...
「比企谷、「あーん」の話は本当なのか?」
「本当だが、どうした?妹に辞めてくれるように頼んでくれるのか?」
「違う。妹の代わりに俺があーんしてやろうか?」
「マル×ハチ!キマシタワ〜!」
「なんでそうなる。お前の「あーん」も尚更要らんわ」
「えっ....」
ガチで落ち込むなよ。お前男だろ。男からする「あーん」なんて気持ち悪いだけだろ。誰得だよ。
「マル×ハチが...」
「姫菜、しっかりするし!」
丸流の他にも誰が落ち込んでる女子がいるな...まぁ、ほっとこう。触らぬ神に祟りなしというし。
そして昼休みが終わるチャイムが鳴り、丸流は自分の席に戻っていった。その足は重たそうだった。
「はぁ...疲れる」
「八幡くん、大丈夫?」
「ああ、ペルシアか。大丈夫だ」
今、俺に話しかけてきたのは俺の隣の席に座る女子生徒ペルシアだ。彼女はこの総武高校で1位の人気を誇っている。親衛隊もあるほどらしい。俺との関係は中学からのクラスメイトだ。これで5年連続同じクラスである。
「今日も妹さんが来てたわね」
「ああ、そのせいで今日は散々な目に遭った」
「でも、いいんじゃない?賑やかで」
「賑やかっていうより、騒がしいだろ。アレは」
「そうかな?」
「そうだろ」
「八幡くんが言うならそうなんだろうね。でも、「あーん」ぐらい許してあげたら?男の子だったら嬉しいものなんじゃない?」
「俺以外の男子はな。俺にはハードルが高すぎる。だから俺に「あーん」など必要ない」
「そう...」(私も八幡くんにあーんしてみたかったのになぁ...)
「ん?どうした?」
「なんでもないよ」
「皆、私語をやめて前を向け。今から授業を始める」
俺とペルシアが話していると既に現文担当の平塚先生が教卓に立っていた。俺とペルシアは話をやめて平塚先生の方を向いた。
そして、午後の授業をこなして放課後...
「やっと、授業終わった...」
「八幡くん、お疲れ様。今日の数学の時間は珍しく起きてたわね」
「ああ、珍しく起きてたわ。俺もびっくりしてる」
「本当なら毎回起きてないといけないけどね」
「まぁな...」
「それで...八幡くんは今日、この後どうするの?」
「妹と帰るだけだが?」
「一緒に帰ってもいいかしら?」
「まぁ、俺はいいけど...」
「ダメだゾ!」
「うおっ!びっくりした。おい、蓮季。いつからそこに居た?」
「さっきだゾ!」
「普通に出てこい。ってか、なんでペルシアと帰っちゃいけないんだ?」
「それは...」(そんなのお兄ちゃんと2人きりで帰りたいに決まってるんだゾ)
「蓮季ちゃん、八幡くんと一緒に帰ってダメかしら?」
「うーん...」
「蓮季良いよな?」ナデナデ
中々、蓮季は返事をしないので、俺は蓮季の頭に手を置き再度、そう聞く。
「お兄ちゃんがそういうなら...いいゾ」(お兄ちゃんのバカぁ!)
「じゃあ、帰るか」
「そうね」
「ううっ...」(2人きりがよかったゾ...)
こうして俺とペルシア、蓮季の3人で帰ることとなった。
一方で
「どうしたんすか?丸流の兄貴」
「比企谷に一緒に帰ろうぜって言い損ねた」
「比企谷の妹とペルシアが八幡と一緒にいるんじゃ難しいそうっすね」
「もう、俺帰る!」
「待ってくださいよ!兄貴!」
丸流とその仲間は八幡の後に教室を出て帰っていったのだった。
...続く
ー 軽い設定 ー
・比企谷八幡 (本作の主人公)
総武高校2年。蓮季のお兄ちゃんで、シスコン。蓮季にいつも振り回されてばかりいる。奉仕部入部は未定。
・狛井蓮季(本作での苗字は比企谷)
本作のヒロイン候補。総武高校1年。お兄ちゃん大好きっ子。常にお兄ちゃんと一緒に居たいと思っている。1年の中で1番可愛い女子であり、同学年、上級生の男子から好意を寄せられているが、お兄ちゃんが1番大好きな為、相手にしていない。八幡と同学年のペルシアに敵意を向けている。理由としてはお兄ちゃんを取られるのではと警戒しているため。
・ペルシア (ヒロイン候補)
総武高校2年。総武高校で男女問わず1番人気。親衛隊(親衛隊長はスコット)があるほどの人気ぶり。本人は親衛隊があるとは知らない。
八幡とは中学からのクラスメイトで、好意を寄せている。理由は後々のお話で語られる。
・丸流
総武高校2年。八幡とは中学からのクラスメイト。八幡と絡みたいと思っているが蓮季とペルシアなどに妨害され、絡めていない。
・犬塚
総武高校1年。狛井蓮季親衛隊隊長。蓮季に恋をしているが...ゴールインには程遠い。
他の俺ガイルキャラ・寄宿学校のジュリエットキャラも今後、出す予定。
ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。
それでは、次回もよろしくお願い致します。