安定のご都合主義です。
他作品ではありますが、活動報告があります。
それでは、今回もよろしくお願い致します。
HRは掃除当番決め、委員会等役割決めを行なった。俺は学祭実行委員になってしまった。理由としてはHRが始まる前から寝てしまい、起きた時にはHRが終わっており、俺はあまりの学祭実行委員の方に選出されていたのだ。クソめんどくさいことになった。何故、俺がリア充達が主に盛り上がる学祭なんぞの実行委員をやらねばいかんのだ。あんなのは葉山みたいな青春を謳歌してる奴がやればいい。そう言うと葉山に失礼か。まぁ、それは置いといて...だ。この学祭実行委員は女子の実行委員もいるので尚、タチが悪い。名前は相模とか言ったか?誰だよ...と思ったが、すぐに分かった。HR後に前の方で「ウチに学祭実行委員とかできるかなぁ...」とか色々、友達であろう2人の女子に話していた。そんな風に思っているのなら最初からやらなければいいのにと俺は思う。まぁ...人のことなので、そんな事はどうでもいいのだが...それよりも、やだなぁ....学祭実行委員。どうせ、放課後に集まりとかがあるのだろう。それだと、雪菜と一緒に帰る機会が減るだけじゃないかと思いつつ、低いテンションでお昼休みを迎えた。
「はぁ...」
昼休み。藍羽と雪菜と共に教室で昼飯を食べているのだが...俺は学祭実行委員のことで、まだ引きずっていた。そう簡単に立ち直れるものではない。
「兄さん、さっきからため息ばっかりついてどうしたんですか?幸せが逃げてしまいますよ」
「はぁ......」
「これは重症ですね。浅葱さんは兄さんがこうなった理由、知ってますか?」
「八幡くんは多分、学祭実行委員に選ばれたからこんなテンションなんだと思うよ。授業中もこんなテンションだったから」
「そうなんですね。それと兄さんが学祭実行委員に選ばれた理由とかはあるんですか?」
「それがね。八幡くん....HR前からHR終わるまでずっと寝ててね、それで余ってた学祭実行委員に選ばれたって感じかな」
「それは兄さんの自業自得です」
「そうだよなぁ...俺の自業自得だよなぁ....やだなぁ....学祭実行委員」
「そんなに学祭実行委員が嫌なんですか?」
「当たり前だ。放課後は残らないといけないわ、リア充のお祭りの運営はしないといけないわ、それに.....」
「それに....なんですか?兄さん」
「雪菜と一緒に帰れなくなるのが辛い...」
「...っ!」(私だって同じです。兄さんと一緒に帰れないのは寂しいです)
そう、問題はここなのだ。集まりは基本、放課後である。そうなると妹の雪菜と一緒に下校できないのが辛い。下校途中に雪菜が見知らぬ男の人からナンパされたりとか声かけられたりするかもしれない。それを阻止する役目がお兄ちゃんである俺に与えられている。それを失うのが嫌なのだ。知らぬ間に雪菜に恋人が出来たとなれば、それは一大事である。俺はそいつを始末しなくてはいけなくなる。雪菜親衛隊副隊長の名をかけてでも雪菜に襲いかかる魔の手を何としてでも防がなければならないのだ。
「そうですか...分かりました、私も兄さんと同じ学祭実行委員に入ろうと思います」(そうすれば、兄さんと一緒に帰れますから)
「本当か?」
「はい。兄さんがいつまでも落ち込んでいる姿を見てるのは嫌ですから」
「おおっ!俺はいい妹を持ったなぁ...」ガバッ
「兄さん、いきなり抱きつかないでください」(そういうのは家でやってください。でも、元気になってくれたから別にいいかな)
「まったく、困った兄さんですね」ナデナデ
「こんなお兄ちゃんで済まんな」
「まったくです」ナデナデ
「本当に2人は仲がいいなぁ...」
((う、羨ましい!!!))
クラスメイト曰く、昼休みの2-Fの空間は八幡と雪菜によって甘々しいものとなっていたらしい。
そして、放課後...
「比企谷」
「何だ?葉山」
「例の場所へ行くぞ」
「先に行っててくれ」
「一緒に行こうじゃないか」
「お前と一緒だと目立つから嫌だ」
「そんな事言わずに、早く行くぞ」
そう言って、葉山は俺の手をとり早足で歩きだす。色々と誤解されるから俺の手をとるのだけやめてほしかった。マジで。女子からの視線とかマジやべぇから。
「葉山くんと比企谷くんって仲がいいんだね」ヒソヒソ
「はやはち、キマシタワ〜!」
「隼人とヒキオが凄く仲良いのがなんか、ムカつくし」
葉山と八幡のやりとりを見ていた女子生徒はそう呟いていたのだった...
そして特別棟にて....
黒板には「2025年度第2回雪菜親衛隊会合」と書かれていた。
教室内には親衛隊の幹部、30名が招集されていた。
「それでは第2回、雪菜親衛隊会合を始める」
親衛隊隊長、葉山の一声で会合が開始された。
「それじゃあ、いつも通り1年の夜吹から定期報告を」
「えー、今日の雪菜様は何事もなく普通に授業を受けられ、授業と授業の合間には女子のクラスメイトと何気ない会話をしたのち、昼休みは2年のお兄さんのいる教室へ向かうべく自分の教室を出られました。その際にチャラい男子が雪菜様に話しかけ、雪菜様とお昼休みを過ごさないかと提案されていましたが即却下されました。その雪菜様の対応に不快感を示し、執拗にちょっかいをかけていましたので、我ら雪菜親衛隊の1年精鋭部隊の5人でそのチャラい男子生徒を取り押さえ、雪菜様から距離を取らせました」
「1年の精鋭部隊、よくやった。そのチャラい男子生徒には厳しい罰を与えるとしよう」
「ありがとうございます。チャラい男子生徒のプロフィールはまとめた資料がありますので、後で目を通してください」
「わかった。続きの報告を」
「昼休みの後は何事もなく過ごして、今現在の放課後時点での雪菜様はクラスメイトと楽しく談笑中とのことです」
「夜吹くん、報告ありがとう。今後とも雪菜さんの護衛を頼むよ」
「仰せのままに」
「比企谷は何か言うことはあるか?」
「だいたい葉山と同じ感じだ。妹の雪菜に手を出す男共を一切許すな。厳正に対処し、俺や葉山に報告してくれ」
「分かりました」
その後も会合は続いた。
「それじゃあ、今日の会合はここまでとする。他の親衛隊員にもLI○Eで今日の会合内容をまとめた議事録を送っておくように。そして次回の会合は来週を予定しているのでLI○Eのグループを随時、確認するように」
「はい!」
「それじゃあ、解散!」
今日の雪菜親衛隊会合は1時間で終了した。
「比企谷はこれから妹さんと帰るのかい?」
「そうだが?」
「ちゃんと雪菜さんを守るんだぞ。今の時代、変な奴らばっかりだからな」
「分かってる。俺の腐った目を見れば、誰も寄り付かないからそこは大丈夫だろう。それでも心配なら葉山も一緒に帰るか?」
「いいのかい?」
「不測の事態が起こった場合の考慮しての措置だ」
「それでもいいさ。雪菜さんと一緒に帰れさせすればね」
「1つ言っておくが、雪菜には手を出すなよ?」
「そんな事はしないさ。親衛隊隊長としてね」
「そうか」
「それより、1-Aに行こう。雪菜さんはまだ教室で話をしているみたいだからね」
「そうだな」
俺と葉山は雪菜のいる1年A組へと向かった。
...続く
ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。
それでは、次回もよろしくお願い致します。