比企谷八幡の妹チェンジシリーズ   作:Oceans

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4話目です。


それでは、今回もよろしくお願い致します。



第4話 (坂柳有栖誕生日記念)

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ.....」

 

(やべっ....思わず声に出しちゃったよ)

 

「すまん。気にしなくていい」

 

「う、うん....」

 

「比企谷くんの件はいいとして貴方のクラスと名前を教えてくれないかしら?」

 

「私は2-Eの櫛田桔梗といいます」

 

「私は奉仕部部長の雪ノ下雪乃です。依頼内容は何かしら?」

 

「ある女の子と仲良くしたい、友達になりたいと思ってるんだけど、中々上手くいかなくて」

 

それは櫛田のことが嫌いか、俺みたいに1人が好きかの2択だろう。

 

結構な回数で声をかけるもその度に撃沈しているとのことだった。

 

そんな人と何故、そうまでして友達になりたいのだろうか?

 

俺にはよく分からんな。もしかして百合の可能性もあるのだろうか?

 

 

 

「その手伝いをしてほしいということでいいのかしら?」

 

「うん。お願い出来ないかな?」

 

「私の独断では決めれないから比企谷くん達の意見も聞いてから決めましょう」

 

こっちに振ってきたか.....

 

「手伝いくらいならいいんじゃねーの?知らんけど」

 

成功、失敗云々は置いておいて手伝う分ならいいだろう。

 

「比企谷の意見に同意だな」

 

「兄さんの意見に反論はありません」

 

「全会一致ね。櫛田さんの依頼を引き受けましょう」

 

「あ、ありがとう!!」

 

満面の笑みでそう言うが、どこかぎこちなさがある。無理をしている感がどこかあるようだ。まぁ、そんなことはどうでもいいのだが。

 

 

とりあえず、これからの方向性としては櫛田が友達になりたいというEクラスの堀北という女子生徒がどのような人かを調べて後、どうアプローチしていくかを決めていくことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その女子生徒を調べることになった。

 

 

その方法として、以下の候補となる。

 

①.E組のクラスの人に堀北という女子生徒がどのような人なのかを聞く

②.席の近い人に堀北の印象を聞く

③.バレないように堀北の後を尾行、又は行動を観察し実態を把握する

 

etc......

 

「この候補からだと③が1番妥当かしら?」

 

「だろうな」

 

「後は誰が堀北先輩の後をバレずに尾行するか.....ですね」

 

「そうね.......とりあえず1年の有栖さんは除外するとして、私か由比ヶ浜さん、比企谷くんか綾小路くんがやることになるのだけれど.....」

 

「俺、やるわ。別に堀北とかいう奴に気づかれたとて何言われても気にならんしな。それに雪ノ下と由比ヶ浜がやると逆に目立つし、綾小路がやるともし見つかった時に罵倒雑言を浴びたら1発で死ぬだろ?」

 

「そうだな。数週間は寝込むだろうな」

 

「そこまでなのね......」

 

「そんなに......」

 

「なら比企谷くん。任せても大丈夫かしら?」

 

「ああ。期待せずに待っててくれ」

 

「ええ、期待せずに待っているわ」

 

「頑張ってね!ヒッキー!」

 

「兄さん、頑張ってくださいね」

 

「無事を祈ってるぞ、比企谷」

 

「おう」

 

 

 

 

 

次の日から2-Eの堀北鈴音という女子生徒の動向を観察する。

 

 

 

 

 

 

「.......」ジー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラスメイトから話を聞いたり、授業と授業の間に廊下からE組の中の様子を見たり、昼休みの時間は彼女の後をつけて観察、放課後も彼女の後ろを一定の距離を保ちつつ歩くというストーカースレスレの行為を約1週間こなした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから分かった情報はというと.........

 

 

 

 

 

 

・授業と授業の合間はほぼ読書をしている

・昼休みは教室で昼食を摂ったり屋上で摂ったりしている(1人の時が多い)

・放課後は図書室で本を読んだり勉強をしたり1人で静かなひと時を好む

・部活動には属さずに帰宅部

・3年に兄がいるとのこと

 

 

「堀北から得られた情報はこれだけだな。クラスメイトからも話は聞けたが、基本的に1人を好むらしい。人を寄せ付けないオーラをバンバン感じるみたいだな」

 

「友達になってくれる可能性はほぼゼロって感じね」

 

「そうだな」

 

「難しい感じですね」

 

部室内に静寂な空気が流れる。

 

「もう友達になるのを諦めた方が早いかもな」

 

「それでは依頼は達成されないわ」

 

「そこなんだよな。櫛田に諦めさせるのもありかもしれないな。友達になってくださいと強要も出来ないし」

 

「それは最終手段ね」

 

「とりあえず、櫛田には堀北と友達になるには厳しいとだけ伝える」

 

「分かったわ。引き続き、堀北さんの観察をお願いするわね」

 

「了解」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という訳で、櫛田が堀北と友達になるのはほぼ無理と言っていい」

 

「そっか......」

 

 

とりあえず、櫛田には現状を伝える。

 

 

 

「それと、ふと思ったんだが....お前はなんで堀北に執着っていうか.....そこまでして友達になりたいんだ?」

 

「え?」

 

「友達なんてアイツじゃなくてもいくらでもなってくれる人はいるだろ?お前、コミュニケーション能力高そうだしな」

 

「それはそうだけど.....」

 

「もしかして、お前さ.......」

 

「何かな?」

 

「堀北に何か弱みでも握られてんの?」

 

「えっ.......」

 

「それしか考えられないと思ってな.....中学の時に堀北と何かあったとかか?」

 

「比企谷くん........」

 

「何だ?」

 

さっきまでの笑顔から一変し、目つきが変わった。その一瞬を俺は逃さなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勘のいい男の子は嫌いだなぁ.......私」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾクッ........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか......」

 

 

 

 

 

図星って感じだな。にしても、久しぶりに女子の目の笑ってない表情を見たな......

 

「これからどうするんだ?とりあえず、奉仕部として、俺としては継続して依頼完了までやるつもりだが......」

 

「うん!お願いね、比企谷くん!」

 

また一瞬で笑顔に戻り....俺の手を取り、上目遣いでそう言ってくる。

 

 

 

 

 

こいつ、あざといな......俺の苦手なタイプだわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま」

 

「おかえりなさい。兄さん」

 

「おう」

 

「お疲れのようですね」

 

「まぁな。堀北の観察とか櫛田に報告とか色々とやることがたくさんあったからな」

 

「先にお風呂にしますか?」

 

「そうするわ」

 

「なら、私が兄さんのお背中.....流してあげますね」

 

「は?」

 

「私が兄さんのお背中を流してあげます」

 

「2度言わなくていいから.....自分でやれるからいい」

 

「嫌.....ですか?」

 

「そうじゃなくてな......高校生にもなってそんなことをしてもらう訳にもいかんだろ」

 

 

「私は大歓迎ですけど?むしろされてください」

 

 

「怖い怖い、今日はゆっくり1人で入らせてくれ」

 

 

「兄さんがそう言うなら、今日は諦めます」

 

 

 

いっそ、ずっと諦めてください....有栖さん。

 

 

 

 

 

「ふぅ.....」

 

 

(今後の方針は変わらないが....同じことをやっても結果は出ないよな.....コンタクトを取ってみるか.....)

 

 

 

 

それが一番早いかもしれんな。

 

 

 

 

 

 

 

風呂を出た後は、有栖と夕食を取り明日のために早めに就寝した。

 

 

(寝る際、いつものように有栖は俺のベッドに入り寝るのだった)

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の昼休み。

 

 

屋上にて......

 

 

「ちょっといいか?」

 

俺は屋上で1人、昼飯を取っている少女.....堀北鈴音に声をかけた。

 

 

「何かしら?」

 

「話があってだな.....」

 

「貴方ね、最近私のことで嗅ぎ回っていたのは」

 

「気づいてたか」

 

「あれだけ見られていたら気付くわよ。普通」

 

「そうか......」

 

バレていないと思っていたが、バレてたのか....俺もまだまだか......

 

「話というのは何かしら?」

 

「堀北に協力してほしいこと、頼みたいことがあってな....「ごめんなさい。それは無理ね」まだ何も言ってねーだろ」

 

「だいたい分かるわよ。貴方、私と友達になってほしいのでしょう?」

 

「違うな」

 

「えっ.........あっ、その........ご、ごめんなさい......」

 

 

 

 

(慌てるとこ、意外と可愛いな。こいつ)

 

 

 

 

 

 

「落ち着け。友達になってほしいのは俺じゃなくて、櫛田の方な?」

 

「そう.....でも、ごめんなさい。誰とも友達になる気はないの」

 

「だろうな。お前、1人が好きなんだろ?」

 

「わ、分かるの?」

 

「ああ、俺と同じ雰囲気を感じてたんだんだわ。クラスメイトに聞いても常に教室では1人で読書。昼休みは1人飯。放課後は1人で図書館。1人でいる時間が多いみたいだからな」

 

「そこまで調べたのね」

 

「アイツには折れるようには言ったんだが、諦めが悪いみたいでな」

 

「多分、彼女とは中学時代のことで色々とあったから......」

 

「やっぱりか......」

 

「とりあえず、内容は分かったわ。私から彼女に直接伝えるから貴方はもう何もしなくていいわ」

 

「分かった」

 

「色々と迷惑をかけてごめんなさい」

 

「こっちこそ、すまんな。昼休みの時間を奪っちまって」

 

「構わないわ。お詫びとして.....貴方の名前を教えてくれないかしら?」

 

「比企谷八幡だ」

 

 

 

「ありがとう。じゃあ、私は行くわ」

 

「おう」

 

 

 

 

 

そう言って、彼女.....堀北鈴音は屋上を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、放課後。奉仕部にて.........

 

 

 

 

「うーす」

 

「ヒッキー!やっはろー!」

 

「おう、比企谷!」

 

「兄さん、お疲れ様です。」

 

「こんにちは、比企谷くん。いきなりで悪いけれど、進捗状況は?」

 

「とりあえず、昼休みに堀北本人にコンタクトを取った」

 

「その結果は?」

 

「とりあえず、話はした。櫛田本人に直接伝えるからって言って去って行った.......それともう何もしなくていいって言われたよ」

 

「そう.........なら、依頼は強制的に終了ということね」

 

「そうだな」

 

「いい結果であるといいのだけれど」

 

「そうだな。後はアイツら次第だからな」

 

「それでは、前に行けなくなった綾小路くんの初依頼完了祝いに行きましょうか」

 

「やったー!!」

 

何故か、由比ヶ浜が喜んでいた。

 

「グッ!」

 

ついでに綾小路もガッツポーズをして喜んでいる様子だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄さん、行きましょう」

 

「そうだな」

 

 

 

 

 

 

 

雪ノ下、由比ヶ浜。綾小路の後を俺と有栖は手を繋ぎながら追ったのだった........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.........続く

 

 

 

 

 

 

 

 

次回。職場体験、テストを終えた比企谷八幡。そして念願の夏休みに突入したのだが、奉仕部顧問平塚静によって千葉村である仕事(ボランティア)を引き受けることに.........

 

 

しかし、そのメンツがまたまた濃いメンバーで比企谷八幡は頭を抱えることに....

 

 

 

 

 

「比企谷、これは大変なことになるかもしれない」

 

「そうだな。綾小路」

 

この2人の言葉の真意とは!?

 

 

「それよりも、だ......綾小路。あの戸塚の格好を見て思うことはないか?」

 

「分かるぞ、比企谷......言いたいこと、すっごく分かるぞ!!」

 

 

 

 

 

「「戸塚は天使!!異論反論は認めない!!」」

 

 

 

 

 

次回を乞うご期待ください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、3月12日は坂柳有栖の誕生日です。おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々、ありがとうございます。



今回は皆様が大好き?な櫛田桔梗さんの依頼回でした。

果たして彼女の依頼は完了出来たのか!?と言っても、堀北自身で決着をつけている時点でもうお分かりかと思います。



そして、次回は夏休みのお話。俺ガイルサイドから数名。よう実サイドから数名、新キャラが登場予定となります。



それでは、次回もよろしくお願い致します。

SPY× FAMILY編でヨルさんは登場させる?

  • もちろん登場させる(後の母親として)
  • 登場させる(知り合い以上家族未満)
  • どちらでも構わない
  • 登場しなくてもよい
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