ハイスクールD×D 竹取道草平と奇妙な出来事   作:たかりマン

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投稿遅れてすいません。


竹取道草平とスタンド その②

俺にはシッカリとこいつが見えていた。俺の背後に出ている青色の体躯をした幽霊が…!

 

草平が目を覚ましたのは次の日の夜中頃の事だった。目覚めた草平が第一にした事は自らの怪我の確認だった。手で矢を射られた場所をまさぐったが傷と見える物は無いに等しく、おかしいと思っていた。

「何故、俺が生きているんだ?」

落ち着いた草平が次に疑問に思ったことはそれだった。自分の傷に対して、そして自分が生きていることに対して、おかしいの一点張りしかないのだ。何故なら自分が矢に射られた跡が服に残っている事で、射られたことは事実。それなのに自分が生きているという矛盾。今草平がそれを証明するには、あのフードの人間の仕業に他ならない。

「だが、あの人間が俺の、殺そうとした人間の傷を治す道理は無いはずだ。」

そう。そこがおかしいのだ。更に治そうと思っても出来ないはずなのだ。そこが最大の矛盾なのだ。その草平のフードの人間及び、自分が生きていると言う矛盾を考える思考は街中をパトロールで巡回しているらしかった警官のゲェッ!っと言う叫び声と懐中電灯の眩しさで一旦打ち止めにされた。

 

「だから今正直に言ってるじゃないっすか。昨日自分に起こったことを。」

草平は今交番にいる警官と、言葉の格闘をしていた。警官に対して、草平は昨日の事を正直に話した。話したが、警官は聞く耳を持たず、ただ単にこの少年は昨日なにかの弾みで記憶がおかしくなり、夢見た内容をそのまま話している馬鹿な少年としか思われてなかった。

「はいはい。そんなこと言ってるけど、君にはなんの怪我も見受けられない。君の言っている虚言にしか聞き取れないんだよ。」

「ア、アンタなぁー。」

草平の努力虚しく、その日は結局親が迎えに来て、草平は家に帰った。

 

その日の明後日。草平は今日は商店街を通らずにまた、少し遠回りをして帰っていた。何故なら親友の兵藤一誠と共に帰っていたからだ。

「おい、一誠も俺の言ってることおかしいって言うのかよ。」

「だってよ、聞くも何も、アホらし過ぎてそんな話信じらんねぇーよ。」

草平は兵藤一誠に一昨日あった事を正直に話したが、やはり非現実的な話の為か、信じられもせずに、腹を抱えてゲラゲラと笑われていた。草平が何を言ったとしても、誰にとっても冗談にしか聞こえず、何時しか話題は兵藤一誠の猥談の話に変わっていった。

「おいおい見てくれよ、このグラビアアイドルのおっぱい。他のおっぱいと比べても中々のデカさを誇ってるぜ。」

「何でお前は一々おっぱいって言うんだよ。胸って言う方がまだ理知的で嫌悪しねーのによぉー。」

「バカ。そいつァ決まってるだろ。胸って言うのはよォ俺は生物学的な名称って考えてんだぜ。だけどよォおっぱいって言うのはどうにもまるみがあって良いんだよ。」

草平はこの時、一昨日あった冗談みたいな事を喋るのもヤベーけど、コイツのおっぱいにかける情熱も中々にヤベー、と思っていた。そうこうしているうちに、道路の分かれ道に差し掛かった二人はお互い違う道なのか、挨拶を交わしながら別れていった。

 

草平は別れたあとは、黙々とあと少ししかない家への帰路を歩きながら、いつしか目の前に見えていた黒いコートを身にまとった男性の事を気にしていた。歩いて行く末にお互いに近づいていく二人。そしてすれ違うかと言う所で、男は草平に対し、何かで殴ってきた。

「!?」

一瞬の体の反射神経の判断で草平は後ろに飛び退き尻もちを着いた。そして先程男が草平を殴ったのでは無く、男の背後に居た何かが、草平を殴ったのだ。草平は一瞬の判断で避けたが、尻もちを着いたことにより、形勢は草平の不利。しかし草平はそんな事さも気にしていないかの様に、男のことをジッと見つめていた。

「アンタ、今、俺に何で殴りかかってきた?」

「何、別段深い理由がある訳でもない。ただ、先手必勝と言うものだっただけだ。」

そう言うと、間髪入れずにその黄色い、そして丸っこい、人型と言える様な歪な形をしている物体は、草平に攻撃してきた。草平も避けたが、今度は()()()()()()()()()()()()()。その時は運良く鼻頭を掠り抉られただけだったが、草平の鼻からは鼻血がブシャアっとなるかの様に、大量に飛び出してきた。

「俺は今しっかりと、避けた筈だぞ!?」

草平は驚きの口調でそう言った。草平は先程の攻撃を避けた。間一髪で避けた筈なのである。それには何かの仕掛けがある筈だと草平は思った。

「私が、貴様にコイツの事について無様にヒントを与えるとでも思ったか。」

しかし考えている暇を与えられずに、コイツは攻撃してきた。最早次は油断も隙も無い一撃。避けられる道理は無い。自分の運命を悟った瞬間、草平は目を瞑り、最後の一撃を待っていた。しかしその予想は裏切られる事になる。ドゴォンッと言う音と同時に、コイツは吹っ飛ばされていったのだ。

「何なんだ。何でコイツがぶっ飛ばされている!?」

死を覚悟していた草平が予想外の事に驚喜していると男が左手で顔を抑え、そして右手で俺の背後を指さし、独りでに喋っていた。

「…何なんだ貴様は。そして、貴様はスタンドを隠し持っていたとは…。」

ハッと思い、草平はチラッと後ろを余所見すると、そこには幽霊の様に、草平の後ろを漂っている存在がいた。そして場面は冒頭に戻る。

「この、俺の背後を漂っているかの様な存在が俺の、スタンド。」

少しだけ冷静さを取り戻し、戦う力を手に入れた草平は面と向かってコートの男に立ち向かった。そして草平はある事に気づいた。

「コイツ、スタンドに殴られた部分と同じ所に殴られた跡が残っている。」

そう。スタンドは傷を付けられれば、所有者も、同じ所に傷を付けられるということに、気づいたのだ。

「やれ、やるんだ。あの黄色いスタンドを倒すんだ!」

草平のスタンドが敵スタンドに殴り掛かるが、逆に腹を殴られぶっ飛ばされる。当然、スタンドへの攻撃は、所有者にも跳ね返ってくるわけで、草平はグブゥっと口から血を吐き出し、その場に腹を抑えて悶えた。そして草平は男の方を見上げる様な形になった。その時、最初、敵スタンドの攻撃を避けた時に、代わりに傷付けられたコンクリートブロックが目に止まった。それを見た時、なんだ?あのコンクリートブロックは、あのスタンドが殴った時に出来た跡だよな?何故、こんなにも丸くでかく、抉ったようになっている!?と草平は思った。

「わかった。わかったぞ!お前のそのスタンドって言うのは、何かの仕掛けで自分が普段なぐれる様な物理距離を伸ばすことが出来るんだ。だから、俺はアンタの第二激を躱せなかったし、俺のスタンドが攻撃した時も速く反撃出来たんだ!」

「成程。だが、それだけを聞いて私は少々、安心したよ。君にはまだ、私のスタンド、チルドレンズの秘密が半分しかバレていないらしい。」

だが、今の言い方でも驚きはせずに戦いの方法を草平は考えていた。アイツはまだ俺の考えを聞いて自分が有利だと考えている。だから少しの事でもアイツが行動するには隙がある筈だ。今度はさっきみたいに、スタンドのパンチを叩き込む。と。草平はおもむろにスタンド消し、そして立ち上がり、腹の痛みを我慢してコートの男に走り、近づいていった。走っていった草平は敵スタンド、チルドレンズの方へ近づいていったが、相手が、殴り掛かるかのような寸前、スライディングしてチルドレンズの真下を滑っていった。こうして、フードの男と竹取道草平は至近距離で初めて向かい合った。

「やっと真正面に向かい合ったぜ。アンタとよぉ。」

「おめでとう。だがしかし、私のチルドレンズはまだ倒れていない。」

「良いんだコレで。唐突だけど一つ聞いておきたいんだが、別に俺のスタンドで、てめえ自身を殴ったって言い訳なんだぜ。」

「っ!?」

驚き、隙が出来た男に、草平は自らのスタンドを出現させ、今度は反射的出た、弱っちい一撃ではなく、重々しく、速い、一撃を男の顔面に浴びせた。

「アンタにはよぉ、言っておきたかったんだがよお、俺のスタンドの名前、ザ・ハーツって名前にするわ。頭は深々とした冷静でも心は熱くって意味だ。だがアンタはもう気絶してもう起きてないけど。」

そういった限りでスタンドを消し、草平は腹の痛みに呻きながら、家への帰路に着いた。




主人公を蘇生させるって一体何ヴィルピースなんだ…。
コートの男君はリタイアしてません(多分)。チルドレンズもこれからも出番増やしたいし。

スタンドのガバガバ設定お許しください。
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