in the worldシリーズ All Prorogue   作:Belka0315

2 / 9
ディラン編です。オリキャラですが、性格のモデルは若干ダンテ…なのか?


ヒロインは四糸乃です。


Dylan in the Enjoyable World

ガンスミスは、銃を設計、改造、修理、またあるときには弾薬を設計する仕事だ。

日本では当然需要がないが、世界に目を向けると、かなりの需要である。

 

そんな中ディランは黙々と、設計図を作っていた。

 

 

一時間後、漸く完成したらしい。肩の力を抜きながら、設計図のコピーを印刷するディラン。 彼はパソコンを開き、とある企業にビデオ通話を発信した。社長のオフィスへの直通である。相手は直ぐに応答した。

 

「やぁ、出来たかね?君の仕事の速さには信頼をしているよ。」

 

「前置きは要らねぇ。どのくらいで取り引きするんだ?」

 

「そうだね、日本円で2000万位でいいかね?」

 

 

 

「それでいいぜ。仕事をくれる感謝の意を込めてな」

 

「感謝の意としては高い気がするんだが…」

 

「細かい事は気にすんなよ」

 

「まあいい。設計図は郵便でいつもの場所にお願いするよ。」

 

「わかった。『デア・カイザー』宛てでいいんだな。」

 

「そうだ。そこにお願いするよ。」

 

「了解した。」

 

通話を切るディラン。

 

かれこれデア・カイザー社長のオリバーとの交流は長い。もう1年半になろうとしている。

普通だったら、短いと思うかもしれないが、一回だけの取引が多いこの業界では、十分に長いと言える。

 

 

 

ディランは、あまり銃を一から作ろうとするつもりは無かった。設計する物は、主に「既にある銃の改造」である。それも最近は、顕現装置〈リアライザ〉を使った武器が大量生産がされているため、少なくなってしまったのだが。

 

現在、ディランは、民間とデア・カイザーと一部の武装組織に銃を提供しているのだが、住んでいる場所は日本だ。

 

ロケーションとしては銃を作るのに向かない場所だろう。それでも此処に店を構えるには二つ理由がある。

1つは、日本の治安が安全なため。

 

もうひとつはとある企業から逃げてきたという事である。

 

その逃げてきた企業に日本支部が出来てしまったのだが。

 

そんなディランは、仕事が終わり、くつろいでいた。

 

 

ディランの仕事は、実はガンスミスだけではない。

そもそも、ディランは人間ではない。彼はネフィリムなのだ。

天使と悪魔の間に生まれし、人間にとっては忌まわしき存在なのかもしれない。

そんなディランは、社会の情勢をうまく利用して敵を作ることなく過ごしていた。

 

だが、ディランには悩みがある。

 

「最近暇だな……」

 

そう、実はデビルハンターもやっているのだが、それですら退屈で仕方がないのだ。

平和がいいのは重々承知なのだが、刺激が無さすぎて、生きた心地がしないと言うのが本音らしい。

 

 

急になにかを察知したディランは、店を出るため、支度をする。

黒いスーツに真っ赤なネクタイ、黒と赤の柄つき帽子、そして、長い布を首に巻いた。

最近気に入ってる衣装だ。元々は「法を破っている」という自虐を込めたファッションだ。他の人が見れば、『マフィア』と言うだろう。

 

準備を終わらせたディランは、愛用の2丁の拳銃を持って店を出た。

 

店を出て直ぐに、悪寒の正体がわかった。

 

「またコイツらかよ…、めんどくせぇな」

 

悪態付きながら、拳銃に手を伸ばす。

 

目線の先には

 

「シャー…」

 

悪魔がいた。比喩ではない、れっきとした本物である。

手に持った大鎌を振りかざす悪魔。死ぬ寸前、人間は動けないものだ 。

だが、勿論ディランはその程度では死ぬことはない

 

その鎌は脳天に到達する前に、地面に落ちてしまった。

そこに頭のない悪魔の姿が。血は出ていない。魔力で動くので必要がないからだ。

 

そしてちょうど頭のあった位置に、ディランの構えた銃身が。

驚く悪魔。だが、ディランは相変わらず、気だるそうな顔をしている。

残りは5体。全て飛びかかってたきた。

 

ディランは両手に銃を持ち、高く跳んだ。さっきまでいた位置に集まる悪魔。

 

そこでディランは、身体を捻らせ、地面に頭を向けた状態で一直線に落下した。

銃を上…、この場合は下だが、構えて、無数の弾丸を放つ。

 

ディランが降りた後には、無数の悪魔の残骸が残った。

 

「終わったな。」と背を向けるディラン。

 

だが、まだ終わっていなかった。

 

50mほどの距離が開いた瞬間に一体の悪魔が上半身だけで、凄まじいスピードで向かってきたからである。

 

ディランはすぐさま銃を構え、かなり離れている悪魔に一発放つ。猛スピードできたとはいえ、まだ40mある。拳銃で当てるのは難しい。

 

だが、弾は見事に悪魔に吸い込まれた。爆散する悪魔 。

今度こそ銃をしまい、その場を後にする。その場には悪魔が死んだ後の砂だけが残されていた。

 

 

ディランが使っている銃も自分用にカスタマイズしたものだ。とにかく頑丈なフレームで故障知らずであるこの銃は、精密性、発射レート、全てがトップクラスだ。

 

ディランが一番こだわったのが、ストッピングパワーだ。弾丸は「炸裂式」で、当たった箇所が爆発する。爆発するので薄い壁や塀程度では衝撃が貫通するため、凄まじいダメージであることは変わらない。見つけてすぐさま撃つことができ、命中精度、発射レート、威力の全てが高いため、ディランはその2丁拳銃を、

『サーチ&デストロイ』

と名付けた。

 

――――――――

 

「最近現界してくる悪魔もマンネリ化してきたな…つまんねぇ…」

 

1か月後、暇をもて余していたディランはネットを弄っていた。

だが、あるサイトを見た瞬間、気だるそうな表情が一変した。

 

そこには、「ジ・オーダー」と書かれていた。

 

サイトに書かれていたメッセージを見て、コイツに会ってみたいと瞬時に感じたディランは早速準備をする。

魔力だと、この町の何処かにいるようだが…

 

「まぁ、あては無いしな。しらみ潰しに探すか。」

 

 

――――――

 

 

「おいおい、どういうこった…」

 

外を魔力を頼りに探していたら、急に雨が降り始めていた。天気予報では、「降水確率0%」にもかかわらずだ。

 

仕方なく公園にいくディランだったが、入り口から転んでいる少女を見つける。

左手にパペットを付け、緑色のウサギのフードがついたコートを着ている不思議な少女を。

 

駆け寄って様子を見ると本当に転んだだけのようだ。

両腕でやや抱えながらになったが、

とりあえず立ち上がらせた。

声を掛けてみるディラン

 

「あー、大丈夫か?アンタ」

 

すると、か細い声で予想もしなかったことを少女は言った。

 

「来ないで…下さい…。痛く…しないで…」

 

そんな事を初対面の人に言うくらい何かに怯えているのを見てディランは

 

(コイツとは、長ぇ付き合いになりそうだな…)

 

と思った。




ディランの紹介をしようと思います。

ディラン・ロジャース(前回の追記で、バージルは後に「バージル・ギルバード」と名乗る)

性格のイメージ:ダンテ(DMCシリーズ)かな?

容姿のイメージ:バイオハザード4のレオン・S・ケネディで大丈夫です

属性:炎

識別名<ボルケーノ>

武器:
サーチ&デストロイ(二丁拳銃。イメージは、デザート・イーグル)
災厄箱パンドラ(DMC4と同性能)
テスタロッサ(炎の籠手。まんまDMC1のイフリート)
覇剣アリギエーリ(大剣。炎の力を纏うことができ、変形も可能。名前の由来はダンテ・アリギエーリより)
幻影剣(移動の時しかあまり使わない。)

デビルトリガー:インフェルノ(全ての攻撃に炎のダメージが追加する。銃器のリロードの必要が無くなり、命中精度の上昇もある。あまり使わない。)

「デア・カイザー」と「オリバー」の紹介は次回にします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。