in the worldシリーズ All Prorogue 作:Belka0315
アニメ版デビルメイクライの10話辺りに出てくる兄弟悪魔の弟。兄貴は出ません。弟だけネフィリムになって転生します。
ヒロインは折紙です。
原作では、ギャグに走りやすい折紙ですが、割と(とはいってもこの作品はシリアスな作品だと作者は思っている…)シリアスに、暗い過去と共にやっていきたいと思います。
偶然というものは恐ろしいものだ。
昨日まで親しかった者がある時に敵に回るなんて事は、あまり少ないとは言えない。
一体何が言いたいのか。
モデウスは、“自分が助けた者に全てを奪われた”のだ…
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モデウスは、転生したときには子どもの姿だった。両親もネフィリムであったらしく、モデウスもまたネフィリムだった。精霊について知り、自分の力で何か人類と共に救う手立ては無いのかと探していたのだが、モデウスには無理だった。
彼には、バージルのような巨額の財産も、ディランのような“上手く生きていくという能力”も、持っていなかったからだ。だからモデウスは、剣と銃をを握った。自分に出来るのは、守ることしかないと思ったからである。
銃は、ディランに作成してもらった。空間震が、天宮市を襲う4ヶ月前の事である。
威力はそこそこに連射、命中制度、カスタマイズ性を重視した設計だ。
元々前の世界では、剣の才能があったモデウスは、召喚した雷剣「ブリューナク」を直ぐににマスターした。
銃については、ディランの設計のお陰でやや値は張っただけあって、手に馴染む様に撃つことができた。
「やはり、転生しても僕にはこの類いの才能はあるようですね…」
シュミレーション・システムを用いて的をすべて破壊したモデウスが言う。
結局自分は前の世界で兄を失った戦いの道を歩くつもりでいるということに、モデウスは皮肉に感じた。
――――――――――――――
1か月後、公園のベンチに座っていたモデウスにある少女が声をかける。
「何やってるの?」
答えるモデウス。
「“人間観察”、でしょうか」
「隣、座ってもいい?」
「ええ、構いませんよ。」
来たのは昼過ぎだったのだが、少女がモデウスに様々な話し、モデウスが答えるというやり取りが夕方まで続いた。
「もうこんな時間?帰らなきゃ、今日はお話しを聞いて聞いてくれてありがとう!」
「いえいえ、僕も沢山のお話しが聞けて嬉しかったです。」
「名前、何て言うの?」
「モデウスです。あなたは?」
「折紙。鳶一折紙。」
「折紙さんですか。では、折紙さん、また会いましょう」
「うん、またね!」
モデウスは折紙と別れた。だが、まだ知らない。これが、お互いが出会うきっかけであったと言うことを。
――――――――――
4ヶ月後空間震が、天宮市を襲った時刻、モデウスは何時もの様に公園で座っていた。
ところが、いきなり物凄い轟音と共に、辺りが火の海に染まったのである。
「一体何が起こったんでしょう、嫌な予感がしますね…」
まずは、生存者を探すことから始めたモデウスは、住宅街に移動した。
町の様子は先程までの穏やかな光景とはあまりにもかけ離れていた。
住宅地を歩いていると、見つけた“異形”。
それが人間に大鎌を降り下ろした後だった…
空かさずその悪魔にブリューナクを突き刺す。
悪魔に、人間では一瞬で感電死する電流が流れる。悪魔は一瞬で砂に還った。
「くッ…、遅かったですか…!」
すると、一人の少女が気絶しているのを見つける。
それを見て驚愕するモデウス。
それは、“鳶一折紙”だった。
(というと、あの死体は折紙さんのご両親ということですか…、なんて事を…!)
取り合えず、折紙を連れていく事にしたモデウスに、一人が向かってきた。
「ん?モデウスじゃねぇか。」
現れたのは、モデウスの武器を作ったディランだった。
「ソイツは?」
「両親を悪魔に殺された子です。この人だけでもシェルターに連れていこうとしていたんです。」
「おぅ、そうか。シェルター迄の道のりは知ってる。着いて来いよ。」
特に悪魔に遭遇することもなく、シェルターにたどり着き、折紙を預けた。
その後、バージル達にも会ったモデウス達は救助活動を続けた。この空震災は、一晩で収束した。
――――――――――――
あの空震災から3年が経った。
その年の秋のある日、モデウスにとっては最悪の誕生日だった。
夜中、モデウスの両親は、彼の誕生日を祝っていた。
「誕生日おめでとう、モデウス。」
「今年で15か。早いもんだなぁ…」
「ありがとう、父さん、母さん…」
この時、何故周りを警戒することが出来なかったのか…、とモデウスが一生背負わなければならない事件が起きる。
「さて、じゃケーキを切るわね。」
「あぁ。夕食は旨かったな、モデウス。」
「そうでしたね。とても美味しかったです。」
そんな他愛もない会話の途中、
いきなり後ろのガラス窓が割れた。
そこから入ってくる人影。悪魔ではない。人間である。
響く銃声、そして自分にも何かが刺さった。
それは入ってきた人影が持っていた。顕現装置を使う「ノーペイン」だった。
しかも一つではない。3ヵ所に突き刺さったようだ。
「ぐはぁっ!」
そのまま倒れるモデウス。致命傷とも言えるものだったが、 モデウスは瀕死の状態で辛うじて生きている。
それをASTの隊員達は気づいていないらしく、帰投の準備をしていた。
瀕死の状態でモデウスが見た。隊長らしき人間の姿を
“天使の羽のように真っ白な髪”を。
それは、間違いなく“自分が助けた”鳶一折紙の姿だった。
そのまま基地に戻るのか、ここを後にする折紙率いるAST隊員。
「父さん、母さん…、しっかり…してください…!」
逸れでも両親は、応えなかった…。当然だ。至近距離で百発近くの弾丸を浴びたのだから…
「一体…どうして…こんな事に…?」
倒れた瀕死の身体を引きずって、原型を留めていたカメラの映像を見る。
あまりの出来事に、冗談だと思ったのだろう。
だが、現実は無情だ…………。
そこに映っていたのは、両親を射殺する折紙達の姿が、残っていた…。
カメラが止まる。あまりにも散々な結末だった…
「ハッ…ハハ…。自分が今まで…やった、事は…何だったんでしょうか…」
涙が流れる。止まることなく、笑いながら…。
そして、
「うあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
止まらない涙を流しながら、モデウスは叫んだ。
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「また、あの日の夢ですか…」
あれから2年が過ぎようとしていた。来禅高校に情報収集のために狂三とを除いてジ・オーダーのメンバーが入学した(だが、バージルは狂三に作ってもらった影である。)
一年が終わり、今は春休みだ。
久しぶりにと思い、モデウスは公園へ向かう事にした
「ここ最近行ってませんでしたからね…、懐かしい感じがします。」
今日は、4月3日。5年前の空震災の4ヶ月前であり、ちょうど折紙に初めて会った日でもある。
モデウスは、最初は人間を憎んでいたが、それを止めることにした。憎んでも両親は、帰ってくることがないからである 。
ベンチに座るモデウス。前とは違って、今日は本を持ってきていたのだが、次第に飽きてしまい、結局本をしまってしまった。
そのまま、座って目の前の光景を見続ける。
あの日から変わっていなかった。
子ども達が遊んでいて、カップルが仲良さそうに会話をしていて、老人や若者が、ジョギングやウォーキングをしている光景が、ひどく懐かしく、悲しかった…。
そこに一人の人影が。純白の髪をまとった、自分の両親を殺した少女。
彼女が聞いてきた。
「…隣…座って構わない?」
「ええ、勿論です。」
「…何を…しているの…?」
すると、モデウスは答えた
「人間観察…、でしょうか。」
モデウスの紹介を
モデウス・クルーズ
識別名<ダークネス>
容姿・性格: アニメ版デビルメイクライと同じです。
武器:雷剣ブリューナク(イメージはDMCのアラストルです。武器の模様とかは異なりますが)
トール&ジュピター(2丁のマシンピストル。ディランのより威力は低いが、カスタマイズ性と若干こちらの方が連射力が高い。イメージは、KAP―40(BO2より))
ジブリール(レーザーをチャージし、拡散させる。ナイトメアβと性能が似ている)
シャイターン(ジブリールのもう1つの姿。貫通する一直線のレーザーを放つ。爆発させることも可能)
カオス・ボックス
幻影剣
インドラ(雷の力を纏った籠手)
デビルトリガー:ライトニングストーム(雷の力でスピードが上がる。銃が雷の力で跳弾する。)
属性:雷
2年間の誕生日に両親をASTに殺された。人間を憎んでも仕方がないとして、恨むのを止め人間達を止めようとしている。
こんな感じでしょうか。これで一期キャラの転生は終わりました。
「あれ?おい十香は?」と思う人もいるでしょう。
ただ、十香までフラグたたせると、士道の存在意義が全くなくなってしまうので、手は出しません。
二期キャラでフラグ立たせる予定なのは、
エレン ・M・メイザース
誘宵美九
八舞夕弦(微妙なんで後ろ向きに検討中)
外伝で凜祢
です。作者の趣味が丸出しですね…申し訳ない…。
感想、評価などは大歓迎です。じゃんじゃん来てください!!