忍者で勇者ってもうこれわかんねぇな   作:鈍足ハイカー

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今回魔法の大盤振る舞い

魔法の名前に芸が無いなぁ……って思ったので英語にしました。
名詞か動詞か副詞かは発音の良さと気分です。


九話

俺達に課された修行、手を使わずに木を登る事。

足にチャクラを少量集め、吸着させる事によって手を使わずに木や壁を登れる様になるんだとか。

カカシ先生が松葉杖を突きながら実演してくれたそれを実行しようと皆が張り切っている。

 

「とりあえず…………ヤマメ。お前がやってみろ」

 

「………ふぇ、何故です?」

 

「ああ。この中で一番チャクラコントロールが出来ていないのはお前だ。だからどうやって失敗するのか皆に見てもらう。お前は頑丈だし大丈夫だろ?」

 

確かに。そもそも勇者に成った時には、ある程度チャクラは使えていたのだ。しかし量が限られたチャクラと無尽蔵にある魔力、どちらを使うか、と言う状況だった時どうすると思う?しかもチャクラより魔力で身体強化や魔法を使った方が火力が出ると言う条件つきで………当然後者を選ぶだろう。

 

 

まぁ、そういう理由があって、体感3年間チャクラを殆ど使わなかったので高度な忍術は不可能と言っても過言ではない。

 

「………上まで登ってこのクナイで印を付ければいいんですよね?」

 

「ああ。」

 

俺は目の前にある大きな木の幹の前に立った。今回練るチャクラは少量でいいらしい。俺の場合大量のチャクラを練ると不都合な事が起こるのでありがたい話だが。

 

しかし、言われた通り仲間に無様を晒すのも芸が無い。

俺はクナイを握り…………

 

 

 

バキッ!

 

 

 

その第一歩を木の幹に突き刺した。予想外の行動にナルト達が唖然とする中。

俺は突き進むッッッ!来るべき日までぇッッッ!

 

 

 

バキッ!バキッ!バキッ!バキッ!

 

 

 

木の幹に足を減り込ませるだけの簡単なお仕事。なんとチャクラ消費はゼロである。一体なんの修行になるのかと聞かれたら余裕を持って体幹を鍛えていると言い放て(ないです)

 

ある程度登った所にクナイで傷を付け、足を引っこ抜いて地面に降り立つとカカシ先生が頭に手を当てて上を向いていた。何か悲しい事でもあったのだろうか?

 

 

「………ヤマメ、これが何の修行だかわかってるか?」

 

「ええ。これはジョークの一種なので気にしないで良いですよ?」

 

「男って、本当にバカね……」

 

「一緒にしないで欲しいってばよ」

 

「………フン」

 

 

どうやら勇者流のジョークは不評らしい。賢者辺りには『ハハハハハ!ディ○様じゃん。人間やめたの?』とか言って笑ってくれたんだが………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後真面目にやってみたが無理だった。何事も諦めが肝心です。

しかしこの修行は俺には必要不可欠な要素をトレーニング出来るのだ。そもそもスタートラインにすら立ててないけど……

 

足が木にくっ付く程度の微量なチャクラを、チャクラを通しにくい足の部分で精密に操作する事でチャクラの調合量を体で覚える為の修行なんだが、俺は一定量のチャクラを練る事が苦手……いや不可能と言ってもいい。

だから足を付けた瞬間弾かれたり、くっ付かなかったりするのだ。最初の一歩で躓いている時点でお察しだろう。

 

サクラは元々チャクラコントロールが上手かったらしく、すぐに終わってしまった。ナルトは最初は俺と同じぐらいのレベルだったのに凄い勢いで成長して、先に進むサスケに迫ろうと頑張っている。サスケもサクラ程では無いにしても最初の一歩で躓く様なことは無かった。

 

 

 

俺だけ出来てない………

 

 

 

俺はナルトがサクラにアドバイスを聞きに行くのを見た後、このままではヤバイと思って裏技を使う事にした。

 

立ったままやるのもアレなので精神統一している事にしておこう。座禅を組んで地面に座り込み、それを行使する。

 

 

 

 

"analyze(分析)"

 

 

----仮定存在"精神エネルギー"の特定を開始

 

--失敗--失敗-ー-成功

 

 

 

----更なる仮定存在"身体エネルギー"の特定

 

-失敗--ー成功

 

 

"fusion(融合)"

 

----"精神エネルギー"と"身体エネルギー"の融合を開始

 

 

 

 

---ー不特定存在を確認、"チャクラ"と推測

 

 

--これより調合量調節の"術式"の調整…開始

 

 

 

--失敗--失敗------成功

 

---完成した魔法を"auto fusion(自動融合)"と命名

 

 

 

 

 

 

 

「…………………我ながらチートだな」

 

忍術を使う為のチャクラが自動で調合されるバフ魔法。そして任意の場合に常にこのバフが掛かる事を設定しているので不意打ちにも安全に対処できる。まぁパッシブスキルと言う奴だな。

 

後は……

 

----"チャクラ"の思考操作術式を構成

 

--失敗---失敗---失敗--失敗

 

---目標規定値--低下要求--許可

 

---失敗------成功

 

---完成した魔法を"auto operation(自動操作)"と命名

 

 

多少精度は低くなったけどまぁ無いよりはマシだな。改良は使っていく中でやればいいし………

えーと……結構時間が掛かったらしいな。サクラが居ない。

けどナルトとサスケはまだ修行をしているな。

俺が魔法を作ってる間にあんなに上まで登ったのか……

 

「オイ、ナルト!」

 

「ん?なんだってばよ?」

 

あれ?サスケがナルトに声を掛けるなんて珍しい事もあるもんだな。一方的にナルトが突っかかるだけだと思ってたけど……

 

「そ、その……なんだ。サ、サクラお前に何て言ってた?」

 

お前ノンケかよぉ(驚愕)!ホモに狙われてるから余裕でホモだと思ってたわ。いつも女子にキャーキャー言われてても無視してたし………そうか。ああ………安心した。

 

「教えなーい!」

 

しかしナルトはそれをサスケを揶揄う要因に出来ると考えたのかニヤつきながらサスケの質問に答えるのを拒否した。

 

「「………………」」

 

しかし二人の間に生まれたのはただの沈黙。しっかし……

 

「………青春だねぇ」

 

「「ッ!?」」

 

先程まで瞑想?していた俺がいきなり現れたことに驚いたのか二人はその場で尻もちをついた。そんなに驚く事かな?

 

「な、何がッ」

 

「そ、そうだ。ヤマメは自分のこう言う話はないのか?不公平だってばよ!」

 

「恋愛経験?…………あるね。振られたけど……」

 

「「!」」

 

「そ、それって誰!誰!」

 

誰って言われても………異世界の人だし。ていうか振られたって言うか、降ったって言うか………普通に破局したんだよね。お互い自分の世界の事もあるし。

 

ていうかアイツの話を出しただけで腕輪(に変形した聖剣)が抗議の声あげてんだけど…………お前無機物だルルォ!?

 

「うーん………二人が知らない人だよ。」

 

「そうなのか。ヤマメはそんなの縁がなさそうだってのに……」

 

「それ、どう言う意味だ?………っともうこんな時間だな。飯でも食いに行こう」

 

さらっと失礼な事を言われた気がしたが、気にしない事にした。それにもう晩飯の時間も近い。タズナさんの家に戻れば夕食が出来上がっているだろう。

 

「ああ」

 

「お腹ペコペコだってばよ!」

 

チャクラは自分の身体エネルギーを使ってるからか、練れば練るほど腹が空くし疲れるし。ダイエットには効率的かもしれない。

 

 

 

 

---ヤマメの創作ラーメン 波の国編---

 

修行もひと段落したし………ラーメン作るか。

 

「はい!と言うわけで今回の厨房は波の国の橋職人。タズナさんの家となっております!」

 

「どんなラーメンができるか楽しみだってばよ!」

 

「………なにこれ」

 

カカシ先生は俺たちの戦いについて来れそうにない。

そこはノリと勢いで乗ってきて欲しかった。

 

「今回メインの材料はコレ!俺が海で釣ってきたフグ!」

 

おいコラァ!(フグの調理師)免許持ってんのかコラ!

問題無いこの世界にはそんなものはない。なんなら率先して毒を使っていくまである。

 

「フグぅう!?そんなのでラーメン作れるのか?」

※本当にあります

 

「ラーメンに!ラーメンに不可能は無い!」

 

ラーメンは何を原料にしてもいい。一つのコンセプトを純粋に極めればそれ特有の旨味を基にしたスープを作れるからな。

 

 

「ではまず、こちらの鰹節、昆布、干し椎茸で出汁をとりましょう。30分程煮込んだら内臓を取って毒抜きしたフグを入れます。」

 

「30分も待つのか?」

 

「いいや?調理したものがこちらになります」

 

 

 

俺は調理した熱々のフグ出汁スープを取り出した。

 

 

 

「流石ヤマメ!準備がいいってばよ!」

 

「ちょ、ちょと待ってくれ。」

 

ん?

 

 

「カカシ先生、何かおかしい所がありましたか?」

 

「何故懐からでかい鍋が熱々の状態で出てくるんだ?」

 

俺が"storage(収納)"の魔法で取り出したのだが………ギャグパートだから見逃してもらえると思っていたがそうとも限らないらしい。不覚ッ!しかし俺は魔法で記憶を改竄させることも辞さない覚悟だ。…………まず説得からするけど。

 

「俺の熱いラーメン魂さえあれば熱々のスープの鍋を持ち歩くことなど造作もない。そう言う事で……いいね?」

 

「…………アッハイ」

 

「やっぱりラーメンは至高だってばよ!」

 

よしっ、これでカカシ先生は思考停止に陥ったな。やっぱり説得(洗脳)は大事。これは古事記にも書いてある。

 

「まぁ、これだけでは少し味が薄いので塩などで味付けするのがいいでしょう。次は具ですね。」

 

俺は机の上にネギ、ナルト、チャーシュー、メンマ、海苔を取りだした。これは俺のリュックに乾燥させて入れている。更に魔法を使うと折角の説得が無駄になりかねない。

 

「このチャーシューは薄く切るのがいいでしょうね。スープがよく絡むようになりますし。味噌や醤油と違って結構あっさりした味なので」

 

ピー

 

俺が事前に茹でていた麺が茹で上がったようだ。タイマーで時間を図っていたが丁度よいタイミング(ご都合主義)で出来上がった。

 

「じゃあ茹でておいた麺を取ります。」

 

「はい!はい!湯切り俺やりたい!」

 

「よろしい……」

 

本来ラーメンの湯切りは長年の修行が必要だが……仲間内で食べるだけだからナルトに任せよう。それに家庭内であれをやると床が濡れるからな。台所でザルに入れて蓋をして降るだけでいいだろう。

 

「できたってばよ!」

 

「よろしい。後は盛り付けるだけだ。ついでに余ったフグの刺身も入れておこう。」

 

フグラーメン完成だ。

 

とてもおいしかったですまる。

これで次の戦いの英気を養えるな………

 




文字数余ったからラーメン作る
今後も不定期で開催ラーメンイベント

主人公はサスケがノンケだと知って安心した
ヒロイン(オリ)の付箋を貼っていくスタイル
尚、回収するかは不明
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