フルダイブ型VRゲーム IS-インフィニット・ストラトス   作:一服

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1話だけ更新。

ゲーム内の時間軸?
そんなものは考えてないです。

原作の登場人物が出ます。

はたして彼女の行く末はいかに?


デア・フライシュッツ -魔弾の射手-

ここはIS学園 代表候補生が集う部室

 

「それにしても、イギリスもブッ飛んだ装備考えるもんよねー。」

中国の代表候補生である鈴(リン)が椅子に腰掛けながら苦い顔でさっき見せられた装備欄を思い出しながら言う。

 

「それを言ったら中国の紅龍も相当だ。あれで勝率を上げられるのは正直いっておかしい。」

ドイツの代表候補生こと、ブラックコーヒーに挑戦していたラウラが鈴の言葉に反応して言い返す。

 

 

「でもドイツのシュバルツェアベスティエも他のみんなのこと言えないよね。」

デュノア社代表候補生のシャルはラウラのコーヒーに砂糖をいれながらツッコミを入れた。

 

「「「シャルには言われたくない。」」」

3人がシャルのツッコミにツッコミ返す。

 

「えぇぇ~!なんでさ~!」

 

ガヤガヤと候補生達のお茶会は続いていく。

 

 

 

 

 

訓練場

 

レーザーライフルを撃つ、撃つ、撃つ、撃つ、撃つ、撃つ、。当たらない。

 

腹が立ったのでレーザーガン二丁に持ち変えて更に、撃つ、撃つ、撃つ撃つ、撃つ、撃つ、撃つ、撃つ、撃つ、撃つ、撃つ。

 

「なんなんですの!?これ!!」

さっきからエネルギーをチャージしては空にしてを繰り返して訓練しているが、命中率が本当によくない。

前の機体もクセが強かったが今回は更に尖らせてきたということか。

 

「わざわざ変化球なんて投げずに直球勝負をすれば良い所までいきますのに。」

 

前のブルーティアーズは曲がるレーザーが売りだと言っていたがレーザーを曲げる頃にはすでに当たっている。

ゲームでもあるまいし、そこまで考えなかったのだろうか。

レーザーを曲げる機能を取り外して近接武器を取り付けた方が勝率が上がったのは面白かった。

 

だが、今回は違う。

レーザーが曲がるのではなく、ビットに反射機能をつけることによってビットに当たったレーザーが曲がるのだ。

 

これによって今まで壁抜きして当てていたレーザーを全く予想外の方向から当てることができるという話だったのだが、

「まさかビットがセミオート操作だったなんて。」

 

そうセミオート。こちらが関与しない限りビットは飛び続ける。飛び続けるのだ。新手の的当てゲームか。それに障害物の向こうなんてどうやって見るんだ。

 

これなら前の方がまだよかった。

もはや味方に誤射を撃ちそうな(開発班からの誤射は既に当たった)新機体だが・・・。

 

誤射?

 

そうか。

やっと理解しました。

そういうことでしたのね。

こうすればよかったんですのね。

 

 

 

 

 

後日

 

「これが新しいデア・フライシュッツの姿ですわ!」

訓練場で宣言したセシリアは既にISを装備しており、腰からビットをスカートのように待機させ、更に二種類16機のビットをその回りに浮遊させていた。

 

「なんかスカートみたいだね。」とシャル

「偉いハデになったわねー。」と鈴

「ビットが何種類かあるようだな。」とラウラ

 

それぞれに感想を言われたセシリアは自慢げにこういった。

「私が撃って当たらないのなら、当たるものに全て任せればいいんですわ。」

まぁ、まず見てくださいな。と言ったセシリアは腰のビットを色の違う8機だけ残して、すべて飛ばした。

そして、レーザーライフルの銃口を訓練用の的に向けて引き金を引く。

 

しかし銃口からはレーザーが出ずに、回りのビットが散開してそれぞれが好き勝手に反射ビットを介して的を攻撃した。

 

それは的が崩れるまで続き、

「最初からブルーティアーズの射撃ビットと反射ビットを組ませればよかっただけじゃないですの。」

的が穴だらけになり崩れたところビー!と的の破壊判定であるブザーが響いた。

 

おぉ~!と3人から完成が飛ぶ。

 

「ならば、これはどうだ?」

ラウラがコンソールを操作し、新しい的を出す。

しかし、その前には上下左右から奥まで様々な障害物があり直線で撃つことはできないようになっていた。

 

「デア・フライシュッツという機体の本来の目的であるレーザーの跳弾狙撃ならこれくらいできないと話にならないだろう。」

まさか射撃ビット単体で突っ込んでって撃つまいな?

とラウラが半目になってセシリアを見る。

 

「フッフッフ。そこもちゃんと想定済みですわ。」

お行きなさい、マスタービット。

そう言ったセシリアの元に残っていた8機のビットが浮遊し音もなく障害物の中へ飛んでいく。

そのあとに続いて反射ビットも中へと入っていく。

 

「あれはなんだ?」

「まぁまぁ。見ててくださいまし。」

 

しばらくして、レーザーライフルを構える。

「これが新しい愛機『デア・フライシュッツ』の本領ですわ。」

 

おもむろに引き金を引くと、残っていた8機のビットからレーザーが放たれ、障害物の中へ飛び込んでいく。

 

そして、ビー!とブザーが響いて的が破壊されたことを知らせる。

 

おぉ~!!さっきより大きい歓声がセシリアを迎えた。

 

「マスタービットは監視カメラの役目とビットの制御を任せてるんですの。」

 

これを飛ばすことによってビルの中だろうが森の中だろうが関係なくビットが飛ばせる。

ビット後飛ぶということはレーザーの射線も通る。

ビットが落とされた場合は、相手がそこにいるということ。

そこにビットを集中させ、私もそこへ向かえばいいだけのこと。

 

 

これがイギリスの、私の考えた最高のISですわー!

オーッホホホと笑いながら次々出てくる的を自分の持つレーザーライフルとビットで破壊してストレスを発散するセシリアであった。




デア・フライシュッツ

日本語に直訳すると魔弾の射手。
ブルーティアーズの後継機として開発された。
ビットとレーザー兵器はあまり変わらない。
しかし、ビットにレーザーを当てると反射して違う角度へ飛んでいく。
レーザーライフルを使った長距離射撃の跳弾で盾や壁を無効化できる。
レーザーガンを二丁持つことで縦横無尽の跳弾を使う中・近距離戦闘も展開できる。

だが、ビットの操作もかなりの難易度を誇るため思考と反射の融合が求められる。
どこの超兵に運転させる気だったんだ。


セシリアはレーザーを発射するビット8機と反射するビット、更に監視用のビット8機を取り付けて、それぞれオートで連動させるように設定し直した。

これによりセシリアは相手をマークするだけでビットが勝手に相手を追い詰めるようになった。

ビットのデータを収集、解析、蓄積、することで更に精度が増す予定。


IS学園 代表候補生が集う部室

文字通りいずれ国や企業を代表する予定の生徒が集まる部活。
所属は違えど目的は同じなため、それぞれ部活を作るのではなく1つの部活で切磋琢磨することを目標とした部活。
本国からISや新しい装備が送られてくるため練習試合を積む実験施設のような意味合いもある。

現在、主人公達の機体を考えてました。
面白いのができるといいな。
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