好きな子と混合ダブルス組むために全国トップを要求された   作:小賢しいバドミントン

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今更ですが原作再構築というタグがあるのを見つけて、よくよく考えたらこの作品は原作沿いというよりも再構築に近いのではと。
違いはよく分かりませんが。




冗談だろ

『ポイント!4(フォー) ‐ 0(ラブ)!』

 

「なんでかな…? アンタが綾乃に手を出す理由が分からない。アンタにとって綾乃の才能は好みじゃないだろう?」

 

繰り広げられる試合をジッと見下ろしながら、有千夏は特等席に座るヴィゴへ問うた。老人は優しそうに、だが胡散臭い笑みを浮かべながら頷く。

 

「ハイ、残念ナガラ。デモ、間違いなく育チマス。私コソ聞キタイデス。あの少年、何故アナタガ彼二拘るかが分カリマセン」

 

ヴィゴは不快げに弦羽早を見下ろしながら今度は有千夏に質問を返した。

 

有千夏は幼少期の綾乃と仲良くしてくれたからか、弦羽早を少し過大評価している事は自覚していた。

だがその評価は綾乃の母親としてであって、選手として見るならばまた評価は変わってくる。もっとも、それはヴィゴへの同意では決してなかった。

 

「確かに弦羽早君にはコニーのような完璧で華やかな才能も、綾乃みたいなセンスや読みもない。でもね、彼も見方によっては間違いなく天才よ。あのコートにいる誰よりも秀でたものを持っている」

 

「マサカ、努力出来ルトカ、両利きダカラトカ言イマセンヨネ」

 

ヴィゴからすれば努力するのはトッププレイヤーを目指すものなら当たり前、それが大前提とした上で彼は才能を評価する。だから彼にとって努力できる才能など無いに等しい。

そしてあらゆるスポーツの中で最もスピードの速いバドミントンにおいて、両利きであるメリットは少ない。

 

「勿論。両利きはむしろ彼の才能を培う踏み台と言っていい。あの子の強みはそこじゃない」

 

元々有千夏が指導する上でその毛はあった。だが両利きを目指しだした頃から確かなセンスを有千夏は読み取り、その強みを伸ばすべき自主練習のプランを考えたのも、彼女にとっては最近に思える。

 

「(ごめんね綾乃。私がもっとまともな母親だったら、あなたの弦羽早君に対する歪な見方も叱ってあげられた。それじゃ駄目だって。

でもあなたが選手として、人として壁にぶつかった時、それを母親として叱っても駄目なの。あなたがバドミントンを通じてそれに気づかなくちゃいけない。お願いね弦羽早君。この試合は綾乃にとっても君にとっても乗り越えるべき大きな試合なの)」

 

―――だから、二人とも早く次のステージに上がっておいで。

 

そう口元を上げる有千夏の頬はほんのりと染まっており、まるで死んだ恋人の幻影を見つめるイカれた女のように気味が悪いものであった。

 

 

 

 

『ポイント!5(ファイブ) ‐ 0(ラブ)!』

 

「ッ!」

 

小麗のヘアピンはまるで芸術作品のようにコルク部分がネットの白帯に引っ掛かり、ネットの際に逸りながらコートに落下する。

それを拾えなかった綾乃はギュッと拳を握りながら、弦羽早にはひと声も掛けずにポジションにつく。

 

弦羽早もまた、あまりの実力差に綾乃への励ましをする余裕もない程に切羽詰まっていた。

 

「(この二人強すぎる…。それにこの強さと動き、やっぱりどっかで見た事ある…)」

 

いや、今は考えるのは止めよう。そう思うのは集中できてないからだと、サーバーの小麗に待つように上げていた左手を降ろす。

 

トンと繰り出されるのはショートサーブ。まるで機械が打っているかと思うほどに正確で、叩く余地のない程にギリギリのクオリティ。

弦羽早と綾乃が中々きっかけを切り出せないのも、このサーブが原因であった。絶妙な遅さのシャトルはネットを越えた瞬間を最高点とし、その高さはネットスレスレ。

サーブを打った瞬間に速攻で前に詰めてプッシュをしようとしても、ラケットがネットに当たる(タッチ・ザネット)か、ラケットがネットを越える(オーバーザネット)か、あるいはシャトルが引っ掛かるか。

 

ショートサーブに対し、左利きの小麗のバックハンド側へとヘアピンを送って素早く後ろに下がり、前衛を綾乃に任せる。

 

小麗はストレートのヘアピンで返す。彼女もまたネット前で逃げる気はなく、これまでほとんどロブを上げていない。

そのヘアピンを綾乃はクロスのネット前に返す。

だが小麗とは違い、綾乃は上げないのではなく、上げられないのだ。レーンに高いロブを上げられない今、前衛同士の精神的余裕の差は大きい。

 

だから綾乃は上げさせるようにと打った後、サービスライン前までネットに寄ってプレッシャーを与える。

 

【(この娘の目、怖い…。本気の有千夏そっくりじゃん)】

 

ネット越しにジッとこちらを見つめる綾乃の瞳に、小麗は表情を崩さぬように心の中で苦笑する。

 

余り一方的なのも大人げないと、小麗は素直にロブを打ってサイドバイサイドへと移る。もっとも綾乃がプレッシャーをかけていた今、この状況では正しい判断で、わざと手を抜いて甘い球を送ったのではない。

 

上がったロブに対して弦羽早は互いにバックハンドになっている中央へとスマッシュを打ち込む。だがアッサリとレーンによってクロスのロブで返される。

 

弦羽早もこの一打で決まるとは考えてもおらず、このロブで小麗のストレートに立つのが目的だった。今度は連打する覚悟で、硬直の大きい地に足をつけてフルパワーでスマッシュを放つ。

ドライブでカウンターをされたら間違いなく後に続かないフルスマッシュ。

それは通常悪手であるが、前衛に綾乃がいることで可能となる。

 

二回、三回と集中して小麗へとスマッシュが続く。

 

【(安定感と重さがある。これは返しにくい…)】

 

とはいえ、返しにくいだけで返せない訳ではない。傍から見れば小麗は顔色一つ変えずに淡々とロブを返し続けており、四回目でラウンド側へクロスのロブを放つ。

 

このロブに対しても綾乃はまだフォローに入らない。

しかし全力のフォームで打ち続けた弦羽早には少々際どい球となる。

 

普通ならば。

 

【なっ!?】

 

【わおっ!】

 

この試合で始めて小麗の表情に変化があった。

弦羽早はラケットを左手に切り替えた状態で、完全に重心を左利きのそれにして小麗に対して更にスマッシュを打ち込む。徹底した女子狙いだが、それを卑怯というものは一人としていない。

 

打つ腕が変わった事で先程までとはノビが変わり、小麗のロブがついに甘くなって弱いドライブ気味となる。

それを見逃す前衛はこのコートにはいない。

 

小麗が返した瞬間に横へ飛び上がりラケットを振りかぶっていた綾乃は、ネットを越えた瞬間にスマッシュで打ち落とす。

 

『オーバー! 1(ワン) ‐ 5(ファイブ)!』

 

これまで一方的だった試合の流れが少し変わり、試合を食いつく様に見ていた記者たちの中から歓声が沸き上がる。特に弦羽早を知る記者からすれば、今のプレイこそ彼が有名たる所以であった。

 

【なんだいあれ?雑技団でも目指してるのか?】

 

【そんな愉快なものでもない。想像以上に厄介】

 

ロブに関しては小麗は本気だった。それが分かっていたからこそレーンは愉快そうに笑う。彼からしても、パートナーの小麗の表情が崩れるのは見ていて爽快だ。

 

「…ナイッショ」

 

「おう」

 

冷たい瞳の少女と、いつもより鋭い目つきの少年が軽くハイタッチを交わす。

パートナー同士の信頼を深める為、ラリーが終わるごとに軽いタッチを交わすのは学生プレイヤーが特に好むやり取りだが、今の二人のタッチには軽さが無い。

互いに集中力を深めるため、お互いのコンディションを確認するような、どこか事務的で、だが勝利の為の儀式に見えた。

 

弦羽早のサーブとなるが、弦羽早はサービスラインギリギリに立ち、綾乃は中央少し後ろと通常のダブルスのポジションで構える。

 

これもただ闇雲にこうしている訳ではなく、綾乃が前、弦羽早が後ろの陣形に意識を捕らわれず、ロブを上げずに攻め続けることを意識してのものだった。

 

――トン

 

弦羽早のショートサーブに対し小麗は地面を蹴って一気に詰める。しかし中学ではほぼダブルスに練習をつぎ込んできた彼のショートサーブもまた一級品だった。特にショートサーブの練習は家でもできる。何万回と繰り返したそれは、この緊張状態でも失われない。

 

だが小麗もまた、叩けないからと言って身体が詰まる事はない。叩けないのならとすぐにシフトチェンジして、弦羽早の真正面にヘアピンを送る。それは再びコルクがネットの白帯に引っ掛かり、回転するように弦羽早の手前に落ちる。

 

「ぐっ…」

 

なんだこのふざけた精度のヘアピンはと、顔を顰めながら素直にロブを上げる。

幸い小麗が前に詰めてくれたおかげで、その時の運動エネルギーがヘアピンに乗っており、ヘアピンは転がるもののネットスレスレという訳ではなく、ロブをしっかりコート奥(リアコート)目いっぱいまで飛ばせた。

 

【なるほど】

 

サイドバイサイドになった二人は、通常のラインよりも更に一歩後ろで防御の構えを作っていた。ドロップショットなどの対応が厳しくなるが、スマッシュ一つ取れないのでは元も子もない。インターバルを挟んでいない変化としては十分すぎる対応力だ。

 

綾乃の正面に立つレーンは今一度飛び上がると、その前身のバネ、筋力、体重を乗せたトップクラスの初速を誇るスマッシュを綾乃へと叩きこんだ。

まるで会場に花火が上がったかのような爆音が鳴るやすぐに、カン!とカーボン製のフレームにコルクが当たる音が続く。

 

速すぎるスマッシュは綾乃ですらガットにすら当てることができず、フレームに当たったシャトルは綾乃の右後ろまで跳ぶ。

 

『オーバー! 6(シックス) ‐ 1(ワン)!』

 

「ッ…」

 

弦羽早の腕の入れ替えによるスマッシュも観客に対する掴みは良いかもしれないが、レーンのスマッシュに比べるとまさに曲芸。

その速さを突き詰めたスマッシュはもはやこのゲームのバランスを崩壊させており、本来ラリーが続くはずのダブルスは彼にロブが上がった瞬間に終わる。

 

「…羽咲、取れそう?」

 

「あともう少し。そっちもなるべく目を慣らして」

 

「ああ、分かってる」

 

ダブルスは一回も上げずに勝てる程甘くはない。前衛の小麗がポンコツであればそれも可能だが、彼女もまたネット前が得意な綾乃以上に強い。

だからこそあのスマッシュを取れるようになるのは大前提だった。それもインターバル前に取れるようにならなければ、相手は流れを掴んで一気に十点近く連続で取れる相手ではない。

 

「大丈夫…。あれを取れたらお母さんに会える…」

 

綾乃の独り言を弦羽早は聞き逃さなかった。

彼女の今の心理は日常的に見れば危ういものかもしれないが、状況にもよるが、勝負ごとに置いてはこと悪いものでもない。

綾乃が攻め急いでいるのなら弦羽早も諭すかもしれないが、集中している以上日常的な正論を挟む気はさらさらなかった。

 

有千夏の行動に納得はできずとも動機を理解できる時点で、弦羽早もまた根っからのバドミントンプレイヤーだった。

 

「ふぅ…」

 

構え、そして観察する。

相手の突破法を、いかにしてあのスマッシュに触れるかを。

 

鎮まり返るコートの中、サービスラインに立つ小麗の少し後ろから、サーバーであるレーンがショートサーブを放った。

彼のサーブもまた隙が一切ない。だがどうしてもサービスラインギリギリから打たないサーブは威力がついてしまうので、シャトルの軌道がネットを越えた時を最高点としたとしてもプッシュのしやすい球となる。

 

ネットを越えた瞬間に押し返されたプッシュ。それは小麗の顔の横を一瞬で通り過ぎ、すぐにレーンがサポートに入るがまだサーブ後の構えから完全に抜け出せておらず、手を伸ばしながらの苦し紛れのレシーブとなる。

その緩やかな球を再度ラケットの面を押し出す様にして綾乃のプッシュがレーンの右肩へと突き刺す。

 

【うおっ!】

 

レーンの慌てた声で素早いラケットワークでそれも面で当てて返すが、それは初心者から見ても絶好球のネット前での甘いロブ球。飛び上がった綾乃がラケットを振り下ろし、サイドバイサイドで構える二人の中央手前に撃ち落とされる。

 

「オーバー! 2(ツー) ‐ 6(シックス)!」

 

僅かでも叩ける球なら、瞬時にそれを実行できる読みとタッチの速さが綾乃の強みだ。更にラケットワークとネットの感覚が文字通り血肉となっている彼女にとって、突っ込み過ぎてネットに当たってしまうなども滅多に起きる事では無い。

 

サーバーからすればこれ程タッチの速いレシーバーへのショートサーブは避けたくなり、ロングサーブが極端に増えるか、あるいはギリギリを狙い過ぎてミスが多発するようになる。

 

「(羽咲の速さはこの二人にも十分通じている。…今このコートで取り残されているのは俺だ)」

 

一点目は左手に持ち替える奇襲性の高いプレイで何とか捥ぎ取ったが、あれが何度も通用する相手ではないのは既に確信している。そして自分の一番の強みであるスマッシュレシーブはレーンのスマッシュに対しては当てる事すらできない。

 

「(だがロブを恐れたらそれこそ負ける。あのスマッシュに何とか目とタイミングを慣らさなきゃいけない。大丈夫だ。プロの試合でも速すぎて手足も出ないなんてショットは早々ない。どれだけ速い人が打っても人間の反射速度で対応できる範囲。あの朱紅運(シュウコウウン)のスマッシュですら――)」

 

自分のモチベーションを上げるために弦羽早は同じ人間であるプロの試合を思い浮かべ、自らの意識を高める。どれだけ相手が速くともプロにも限界がある、プロでもミスをする。彼等だって人間だから当然だと言い聞かせていた。

 

思考の切り替えというのは決して悪い事ではない。緊張やナイーブになった思考を切り替え、再度集中するきっかけになる。

 

だが今回に関しては別だった。

 

トンと綾乃のショートサーブが繰り出される。ロングサーブも警戒していた小麗は先程のようには詰めずに、落ち着いたフォームでヘアピンで落とそうとするが、その時後衛の弦羽早と視線が合う。

 

【彼、集中してない? 相棒(アイツ)をジッと見てる…。…なるほど、有千夏が彼なら気づくかもって言ってたけど、この会場で一番に気付くか】

 

これが本気の試合であれば小麗はすぐさま弦羽早を狙おうとしただろうが、自分たちの正体に気付いたのならそれはそれで面白いと、あえて綾乃にシャトルを送りネット前を維持して攻めていく。

 

それは決して弦羽早に対して優しくしているのではなく、むしろその逆。パートナーのスマッシュを三度受けたら嫌でも疑問は確信に変わるだろうとの意図があった。

 

そして確信した彼がどういう反応をするのかが楽しみで仕方がない。

 

僅かに浮いた――いや、浮いたと言うには低すぎるが、しかし洗礼された技術なら可能な高さまで上がって来た球を綾乃がはたく。

ドライブ気味に後衛のレーンへと伸びてくるシャトルを、彼は綾乃がいるネット前とは反対の半コート側へと落とす。

 

「(…この人達、全然ブレないし一打一打のショットが上手い)」

 

小麗のヘアピンやドライブにしてもそうだが、レーンのこのクロスのドロップもサイドラインギリギリまで伸びており、ネットの白線に触れそうなくらいに際どい。

 

「(ここはヘアピンで――ッ!)」

 

極力ロブを避けたい綾乃は腕を伸ばして前に落とそうとするが、小麗が腰を下ろしてそのヘアピンを狩ろうとしていることに気付き、咄嗟に自分のストレートにロブを上げる。

 

「(来い…来い…返してやる。そのスマッシュ、私が返してやる…)」

 

【彼に打って】

 

【あいよ】

 

だが瞳に全神経を集中させる綾乃を嘲笑うかのように、小麗の指示とスマッシュを構えるレーンの了承の合図が交わされる。いくら小麗と言えど綾乃が今瞳に神経を集中させているなど、そこまで分かる程観察眼はすぐれていないし、超能力など持ち合わせていない。

今回はたまたまパートナーのスマッシュを弦羽早に打ち込ませる予定だった。

 

弦羽早は冷や汗を流しながらそのフォームを再度確認する。

右利き、自分より少し高い身長、東洋系の顔立ち。そのジャンピングスマッシュは打つ直前に右腕と左腕が対角線上になってゼロポジションとなり、無駄なエネルギーを他に浪費せず、身体のあらゆる力をシャトルに籠めることができる人外的な身体能力。鍛え上げられた腕、鞭のようにしなる肘、強力なリストがそのスマッシュを更に加速させる。

 

パァァン!

 

弦羽早はラケットすら振る事ができなかった。速過ぎたのではなく、当てようとすらしなかった。

 

まだ激しく動いてすらいないのに呼吸が乱れ、ラケットをピクリとすら動かさない弦羽早に綾乃の苛立った声がするが耳に上手く入ってこない。

 

「秦野!何してるの!?」

 

「じょ、冗談だろ……」

 

弦羽早は震えるラケットを握る右手を無理やり押さえつけながら、おそるおそるとヴィゴとその隣にいるであろう、有千夏らしき人影の方をジッと見つめる。

 

何がとびっきりの選手だ。

何が綾乃を支えてやって欲しいだ。

 

この二人を相手に次のステージに上がれと言うのか。

 

確信した。

やっぱり彼女はイカれてる。

頭のネジがぶっ飛んでもなければ、娘を負けられない戦いに惹きこんでおきながら、これ程の相手を用意しようとは思えない。

 

ラケットワーク、選球眼、フットワークの速さ。意図して白帯に当てられるヘアピンの精度に、小さな体から想像もつかない強打。

綾乃と同じ150㎝強と小柄でありながら、女子シングルスの世界ランク一位、王麗暁(ワンリーシャオ)

 

きめ細かなコントロール、直感的に相手の嫌うコースを見抜くセンス、柔軟性と重すぎない理想的な筋肉。そして彼がスマッシュを打つと、会場の誰もが測定器の数字を確認するほどに速すぎるスマッシュを持つ、男子ダブルス世界ランキング二位の一人、朱紅運(シュウコウウン)

 

いや、今月の試合で彼のペアは一位になったかと弦羽早は思い出す。

 

バドミントン大国の中国最強の男女二人が組めば、世界の頂に立つのは必然。

それを証明する世界ランク一位の混合ペアが、ネット越しから弦羽早へと笑みを浮かべていた。

 

 




常識人の麗暁がバドミントンに憑りつかれた母親と、肉まんを貪り尽くす魔王(妹)と地獄を見たいとか言い出す変態(金髪妹)と同居する短編見たい。

こう書くと有千夏さんが二番目に常識人に見えるな。
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