好きな子と混合ダブルス組むために全国トップを要求された 作:小賢しいバドミントン
県大会までは頑張りたいのう
ポーン、ポーンという軽い音が狭い室内に響く。狭いと言ってもコート一つと機材の置き場の他に、ラケットを振り回せるスペースはある。ただ体育館と比較すると狭く天井も低いが、当時の二人には天井の低さ以外は不満の無い大きさだった。
それは二人が出会ってから三年の月日が流れ、弦羽早も県内の同級生には名前が知られるほどには大会で結果を残す様になっていた。
天井に当たらないように肩慣らしのクリアーを交わしながら弦羽早は口を開く。
「今日の宿題ってなんだっけ?」
「それ、今私が聞こうと思ってた」
「羽咲に聞いた俺が馬鹿だったな」
「ムッ、こないだのテスト、40点だった癖に!」
飛んできたクリアーをスマッシュで返す。
突然のスマッシュに反応できなかった弦羽早はブンと大振りになって空振りし、バランスを崩して膝をついた。
「なっ!てめぇ!」
「ふふん。ねー、全然スマッシュがくるって分からなかった?」
クリアーと全く同じフォームから繰り出されたスマッシュ。唯一の違いは腕へのインパクトと打点のみで、見極めが不可能な綺麗なフォームだった。
腰に手を当てて見下してくる綾乃に、弦羽早もまたニヤリと笑みを浮かべて頷くと、ロングサーブの構えを取る。
「ああ、分からなかった――よッ!」
クリアーの再開をすると思ってコート奥に待機していた綾乃だが、弦羽早のサーブは短く、慌ててネット前に詰めて取ろうとしたが、それより早くコルクが床に着いた。
「あああ!」
「どうだ、ショートサーブって気づかなかったか?」
「ズルしたー!」
「お前が先だもんねー!」
ぐぬぬと歯ぎしりをする綾乃だが、突然やれやれといったようにため息を吐いてシャトルをすくう。
「ズルくらい許してあげないとだね。それくらいしか秦野、私から取れないんだもん」
「ハァ!?この間――」
5点は取っただろう、と言おうとしたが咄嗟に呑み込む。21点での5点はまったく威張れる点数ではなかったし、その相手が好きな女の子というのなら尚更惨めな言い訳だった。
弦羽早の心情に気付いた綾乃はニマリと笑みを浮かべ、少年の頬が悔しさからカーと赤くなる。
「今日こそは10点取ってやる」
「ふふん。じゃ行くよ~、ラブオルプレイ」
『ゲーム!マッチワンバイ秦野!
左手のカットドロップによりシャトルが地面に付き、合宿の初試合に勝利を飾った
「凄いじゃん秦野の奴。大学生に勝ったよ」
「……」
対戦相手の大磯とネットの上で握手をする弦羽早に、皆拍手を送り、一部の女子生徒は黄色い声を上げていた。
気に入らない
綾乃は自らの内を決して理解しようとせず、ジッと弦羽早を睨む。
今すぐに叫んで吐き出したい胸のモヤモヤと、床を殴りつけたくなるどうしようもない苛立ち、そして何かを求めるような武者震い。
それらを全てに気付けずに。ただそれ以上弦羽早を見るのが嫌だった。
チームメイトからの称賛を浴びて、フレ女の一年生らしき少女から握手を求められ。たかが練習試合の一つで、相手は大学生と言えども良くて県レベルの無名。それがまるでスターのようではないか。
弦羽早がこちらに歩いてくると、綾乃は拳をギュッと握りながら立ち上がり、彼を振るえる指で刺す。
「じょ、上手になってるッ!」
何だその声に仕草は。
嘲笑する隠れた自分に一切気付かずに、綾乃は今の羽崎綾乃の本能のままに弦羽早と向き合う。
「うん、頑張って練習したから。それで、どうかな羽咲?」
「? どうって?」
「俺のプレイで、少しでも羽咲が昔の、あのコートでのこと思い出せたらと思ったんだけど」
照れ臭そうに頬を掻く彼に、綾乃はまた無意識の内に、痕が出来るほど強く拳を握りしめる。
彼を見て思い出した。
小学校の、母である有千夏が近所の子供達へ開いていたバドミントンスクールの体育館。有千夏の海外遠征が多くなったことで、綾乃が小学校三年になった頃には使用者は弦羽早と自分の二人だけで、母が日本にいた時は日課のラリーを毎日やった後に、ああやって試合をしていた。
キュッと鳴る床の音も、シャトルの響く音も、室内の匂いも温度も、当時のヤンチャだった彼の姿も声も、バドミントンも覚えている。
だからなんだと言うのだ。
思い出した、だからバドミントンを再開して欲しい? 一緒にミックスに出て欲しい?
綾乃には弦羽早の意図がまるで分からなかった。
急に気分が悪くなる。この体育館の熱さも、人が集まって籠った空気が嫌になり、床を蹴る音と高いラケットの弦の音が耳障りになり、何より目の前の弦羽早が目障りだった。
だが綾乃はそういった感情は生まれても、理解ができていなかった。
それらの感情は、この場から離れたいという気持ちへ変わる。
唾を呑み込んだ刹那、綾乃は体育館の外へと駆けだした。
「羽咲!?」
「綾乃!?」
「綾乃ちゃん!」
背中から自分を呼ぶ声が聞こえたが、ただがむしゃらに逃げるように走り続けた。
「ハァ…ハァ…」
追いかけて来た弦羽早と健太郎を撒き、それでも体力の続く限り走り続けていた綾乃は、川辺の草むらに倒れ込むようにして横になった。
「…どうして、あんなに――」
「(楽しそうにバドミントンをするの?)」
それまで思考を放棄していた、あるいは押し込めていた綾乃の、初めての自覚だった。
「(だってバトミントンは、辛くて苦しくて、勝っても何も――)」
綾乃の脳裏に二年前の出来事がフラッシュバックし、フルフルと頭を大きく振った。
考えるのはやめよう。
それは良くも悪くも今の綾乃を形成した思考だった。嫌な事もいい事も深く考えずに、友人であるエレナとのり子の二人に付いて行くこと。
いつもの自分に戻ろうと綾乃はポケットから携帯電話を取り出してエレナに掛けようと思ったが、その指がピタリと止まる。そもそもこの合宿場に来る羽目に張ったのは、他でもないエレナとのり子が自分を騙したからだった。
なぎさとの試合以降、エレナもどこか綾乃をバドミントンに復帰させたい節が見られる。
そうなると今はエレナとのり子は敵。
ではどうしようか。う~んと腕を組みながら悩んでいて、ふとあることに気付いた。
「ここ…どこ?」
同じ神奈川県だが高速を使って車で来るような場所。もしかしたら過去にバドミントンの大会等で来たことがあるかもしれないが、基本忘れっぽい綾乃が体育館から遠く離れたこの住宅地の光景を覚えている訳がなかった。
スマホに詳しくない綾乃はGPS等は使えず、それ以前に機種にそのような機能がついていることすら綾乃は知りもしなかった。
「迷子?」
早くもエレナに電話する以外の選択肢が閉ざされた(気になっている)綾乃へ、アルトの愛らしいボイスが届いた。
まず一番に目に入ったのは腰まで伸びる長い金色の髪。続いて青い瞳にカジュアルなキャップだろうか。自他共に容姿にあまり興味のない綾乃でさえ見惚れるほどに、彼女の容姿は整っていた。
彼女と目があった一瞬で、体中を廻っていたイライラやモヤモヤがスッと彼女の美貌に掻き消された事に、気づく余裕もなかった。
青い瞳に白い肌、長い金色の髪。
流暢な日本語と彼女の美しさに圧倒されて気付かなかったが。
「(が、外国人だー!?)」
見知らぬ外国人の超絶美少女はどうやら自分と同じで迷子らしく、一緒に交番を探す事となった。元々人見知りの激しい綾乃はほとんど口を開かずに、道中彼女が一方的に話すこととなった。
日本の道はごちゃごちゃしてややこしいとか、日本語は小さい頃ママに習っていたとか。
いつもの綾乃なら彼女の言葉を能天気に聞き流していただろうが、彼女のオーラにあてられてか、返事はせずともしっかり聞いていた。
「ねぇ、何でそんなに浮かない顔をしてるの?」
ふと見つけた花屋に立ち寄った美少女に続き、ぼんやりと小鉢に植えられた花を眺めていた綾乃に、彼女は問うてきた。
この場にエレナやのり子がいたら、流石外国人はコミュニケーション能力が高いと感心していただろう。
「迷子になった原因と、あなたの今の顔、関係ある?」
不思議な少女だった。
いつもなら無言で首を横に振って答えようとはしない綾乃だが、彼女の言葉はすんなりと耳に入って、どう返そう?と思考を放棄しない。
「自分でもよく分からない。ただ、ある人のことがずっと頭から離れなくて、モヤモヤして、ズキズキして、気持ち悪い」
「相手って、もしかして男の子?」
「うん」
彼女なら自分の気持ちを理解してくれると、期待はしない。自分でさえ分からない感情を、初対面の彼女が分かる訳ないのは分かっている。ただ目の前の少女なら、何か手がかりをくれるかもしれないと、どこか期待して呟いたが、彼女の表情は一気に崩れてニマリと笑みを浮かべる。
「それはね、恋よ恋!な~んだ、恋煩いだったのね。いい事じゃない」
「コイ?」
綾乃は口をパクパクと鳴らしながら首を傾げる。
「魚の鯉じゃなくて恋!恋愛、ラブ!」
何故外国人の自分が日本語のベタな感違いにツッコミを入れなきゃいけないのか。少女漫画を貸してくれた寮の友人に感謝しながら、綾乃の反応を伺う。
「――恋!?」
ようやく理解した綾乃の動きは素早く、全力で首と手を振ってこれでもかというほどに否定した。ここまで否定される男子に彼女は同情しながらも。
「でもモヤモヤしてズキズキするんでしょ?」
「うん」
「ほら。例えばね、その男の子が他の女の子と仲良くしてたら嫌だななんて思う?」
う~んと顎に手を当てて、そう言えばと、先程試合が終わった後にフレ女の生徒に握手を求められていた一件を思い出す。
嫌かと言われると確かに嫌だった。ただそれは女の子と握手するからというより、歓声を浴びる弦羽早にモヤモヤを感じた。
「……う~~~ん??」
「あっ…。その、分かったわ。そこまで考えて何も思わないのなら、ほんとに違うのね」
甘酸っぱい恋バナを期待していたが、綾乃の表情で確信した。本当にその男の子への恋愛感情はこれっぽっちもないのだと。もし仮にその男の子が彼女に好意を抱いていたらと思うと、啓礼の一つでも捧げたくなるほどに。
「じゃあその男の子の嫌いなの?」
嫌い?
再び綾乃は腕を組んで自分に問いかける。弦羽早の事が嫌いか?
確かに彼を見ていると胸が痛み、モヤモヤしてイライラして、時折試合のさ中見せる笑顔が目障りだとすら感じる。
だが日常的に話しかけられて面倒だとか、視線が合って逸らしたくなるとかはない。入学から数日はバドミントンの勧誘が多いのは面倒だったが。
弦羽早と一緒に(勿論エレナとのり子がいる)給食を食べたりしたり、バドミントンに関わらない小学校の思い出話をするのは楽しかった。
「嫌いじゃない」
「じゃあやっぱり好きなんじゃない」
「ええ゛…」
「別にラブじゃないわ。友情のライクでも、あるいは兄弟みたいなライクでも好きにも色々あるわ」
まるで好きか嫌いかの二択しかないような言いぶり、綾乃はいまいち納得できない様子ながらも、面倒なので一先ず頷きだけしておく。
「でも好きか嫌いかの自覚も無かった相手とあなたの浮かない顔、どう関係あるの?」
聞かせて欲しいな? 飾りの小さな熊の人形を両手でピョコピョコと動かしながら、女の子は首を傾げる。その仕草は男なら容易に恋に落ちるほどの可愛らしさを籠めていたが、綾乃が彼女の美しさに呑まれたのは最初だけだった。
「…ほっといて欲しいのに、全然ほっといてくれない。秦野だけじゃない、他のみんなも。みんなを見てると嫌なことを思い出す。だから自分から逃げて来たの」
「ん~、そっか」
最初はただの恋煩いをする年頃の少女かと思ったが、何か深い悩みを抱えている事に気付くことができ、それが少女には嬉しかった。
だってそれもまた、少女にとっては一つの繋がりだから。
「でもそれ、勿体ないよ?」
「?」
「せっかく繋がり合えるチャンスなのに」
綾乃の境遇や環境、人間関係は分からない。ただ接してくれるその男の子や周りのみんなから逃げて来た事に、少女は日本にやって来た頃の過去の自分を重ね合わせた。
大人だと、自分は特別だから一人でも大丈夫だと思っていた彼女は、日本に来た当初は、接してくれた人たちを突っぱねていた。だがそんな自分に対しても彼女達は仲良くしてくれ、嫌な顔せずに話しかけてくれ、次第に少女は彼女達との確かな繋がりを感じた。
それは目に見えるものではないが、だがある時、ふとした日常の隅々にその繋がりが行動となって現れる。
母国でスターとして称えられている少女には、日本に来るまで得られなかったものだ。
「繋、がり?」
「うん。店員さん、これ一つちょうだい!」
少女は先程まで綾乃がジッと見つめていた小鉢を手に取ると、彼女に手渡すのではなく頭に置いた。
止めろと言いたげに唇を少し噛みながら、綾乃は頭の小鉢を両手に持つ。
「あなたとの繋がりを記念に、プレゼントしてあげる」
小鉢に植えられたのは小さな花がいくつも集まっており、決して派手ではないが不思議と綾乃を惹き付ける。
「その花、いくつもの花が集まっているから綺麗に見えるでしょ? これはね、皆が集まる事で綺麗に見えるってパワーを発揮してるの」
「…皆…で?」
「そう、一輪だけじゃ決して出せない力。ほら」
少女は店員の許可をもらって小さな花を二本貰うと、水色の花を一つ綾乃の髪に飾った。
「あなたという
今度は白の花を水色の花の隣にまた飾る。
「こうするとあなたはもっと綺麗になる。どう?これが繋がるって事だと、私は思うわ。まあ、だからって頭中花だらけだと不気味だけどね」
せっかく心にストンと落ちる良い話だったのに、身もふたもない発言で台無しだ。ガクッと項垂れる綾乃にクスクスと少女は笑みを浮かべて。
「これからは人との繋がり、もっと大切にしてみたら? だって…、小さい花は集まってる姿を見て、はじめて綺麗って思えるもん」
その後エレナから電話が来て、綾乃の場所を突き止めると、その近くに走り回っていた健太郎が迎えに行き、同じく綾乃を探して駆け回っていた弦羽早とは体育館で合流した。
帰って来た綾乃は物静かになっており、その様子に弦羽早もエレナも驚きつつ、健太郎に原因を聞こうにも彼も知らないらしい。ただ花屋で買ったのか、小鉢と髪に花飾りをつけていた。
羽咲、と弦羽早は話しかけられない。
彼女がどういった感情を抱いていたかは分からないが、自分の言葉がきっかけで逃げ出したのは変わりない。そんな彼女の背中を見た後でどう話しかければよいのか。
弦羽早、綾乃の間の気まずい空気が伝染し、エレナ含む四人は無言で体育館へと向かう途中、体育館から理子を先頭に悠と空が飛び出し、その後ろからなぎさが歩いて続く。
慌てる三人に説明を聞くと、どうやら顧問の美也子が勝手に、フレ女との団体戦形式の模擬試合を申し受けたらしい。
しかし団体戦は最低五人は必要なので人数が一人足りない。そこで今回だけ助っ人として綾乃が出てくれないかと、理子が頭を下げる。
「…団体戦って、女子ダブルスですか?」
「う、うん」
なぎさと理子がダブルスとシングルスにそれぞれ出ることで、綾乃が出てくれれば何とか人数が足りる。
綾乃はチラリと弦羽早の方を見たあと。
「ごめんなさい、ダブルスは……秦野とやりたい」
「え!?」
「はい?」
「は、羽咲?」
「ど、どうした綾乃!?」
この場の全員、強いていうならなぎさがさしてリアクションを取らなかっただけで、皆綾乃の返答に反応を示した。あれだけ拒絶していたのに健太郎とエレナは本当に良いのかと心配し、理子は困惑、弦羽早は何度も瞬きして口をポカンと開いている。
「秦野は約束通り、したから、だから…やるなら秦野とやらないと……多分、失礼だよね?」
「……え?俺?」
まさかの綾乃からのパスに一気に周りの視線が集まる。
彼女の心境の変化は分からないが、ただバドミントン部としても、綾乃にとっても弦羽早にとっても良い方向に向かっている、そう捉えるのが自然だった。
ならばそれを邪魔するのは野暮なものだと、弦羽早は笑みを浮かべる。
「大丈夫だよ。俺の事は気にしないで、参加して」
「秦野…。じゃあ――」
了承しようとしたその時、まるで狙ったかのタイミングで綾乃の言葉が遮られる。
「別に構わないよ、ミックスでも」
「志波姫さん!?」
理子に続いて体育館からやってきた彼女は、風に靡く髪を耳に掛けながら、魅惑的な笑みで理子を見つめる。
「気にはなっていたんです、今の北小町に団体戦ができるのか。勿論五人でやるのも構いませんが、どうせ練習試合だ。それに、そこの秦野は中学の後輩でして興味があるんですよ」
物静かな大和撫子という言葉の似合う微笑を浮かべる志波姫と目が合い、弦羽早は数歩後ろへ後退する。
「こちらとしては構わないが…、泉はいいのか?」
「はい。正直フレ女の選手にシングルスとダブルス二戦連続は。ただ、そちらの男子は?」
「ここの大学生の方を誘わせてもらいます。それくらい構いませんよね?」
「ああ」
「では交渉成立ですね。うちもミックスは前々から視野に入れていたので期待しています。では秦野君、君の大好きな羽咲ちゃんの実力、見せて貰うよ」
何食わぬ顔で爆弾を投げて去って行った志波姫に、弦羽早の口から悲鳴のような叫びが出る。
小学校時代から知っていたエレナは面白がる程度だが、薄々気づいていた他の女子メンバーは、やっぱりと嬉しそうに黄色い声を上げる。なぎさは恋愛話に弱いのか顔を赤くしており、健太郎は青春だと生暖かい視線を弦羽早に送る。
大したリアクションが無いのは綾乃本人だけ。
「大好き?」
「あ、あれはほら、俺、羽咲を目標に両利きなったでしょ!?だからそういう意味で!」
「ふーん、そっか」
「…ヘタレ」
綾乃の親友からの一言は容赦無く弦羽早の胸に突き刺さった。
なんて自然な流れでのミックスなんだ(脳死)