好きな子と混合ダブルス組むために全国トップを要求された   作:小賢しいバドミントン

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思ったより短かった。
もう1ラリーくらい書けばよかったと思いつつも、書き溜め優先しちゃうのぉ





私が、押し負けてる?

スポーツ全般に言えることだが、メンタルは時に試合の勝敗をわける程に重要なポイントだ。単純に一打一打に対する自信にもつながるが、何よりどんな緊張状態でも試合に集中できるか否かは、本来の実力を発揮できるかの有無に変わる。

 

だが、かといってここまで変わるものなのか。

 

『ポ、ポイント――15(フィフティーン)6(シックス)

 

既に他の北小町メンバーやフレ女のレギュラーメンバーは試合を終えており、最後の試合となる弦羽早(つばさ)と綾乃の試合を見に来たが、その光景に息を呑んだ。

彼女達だけでなく、大学生メンバー、監督、コーチ。この体育館で行われている試合はこの一試合のみで、皆のアンビリーバブルな視線を集めていた。

 

15-6というスコアは弦羽早と綾乃が何とか食らいついているのではなく、その逆。

第一セットではボロ負けだった弦羽早と綾乃のペアが、このゲームでは圧倒的な差をつけてリードしていた。

 

そしてそのポイントゲッターの多くはまるで別人のように物静かな顔立ちで試合に集中している綾乃だった。

 

「(あり得ないわ。私が、押し負けてる?)」

 

ハァ、ハァと肩で息をするコニーは、ネットの奥にいる何食わぬ顔でジッとこちらを見ている綾乃を睨みつける。

チラリとパートナーである大磯を見るが、彼もかなり体力メンタル共に消耗している。あれだけ攻撃に転じながら、このゲームでのこちらのポイントはたったの6点。守備が上手い、というレベルの点差ではない。

 

「うっし、ナイスコー、羽咲」

 

「うん!」

 

点が入るごとに二人は軽いハイタッチを交わしながら、話し合い、細かい修正を加えていく。その結果、隙を探すどころか連携の質がラリー毎に上がってきている。

第二ゲーム開始前に弦羽早の雰囲気と口調が一転したが、たったそれだけの事でここまで連携が取れプレイの質が良くなるなど冗談ではないと、コニーは口の中をキュッと噛む。

 

だが現に、結果がスコアとなって表れている。

 

「ッ…」

 

コニーはこれまでのラリーを思い返す。

 

ここまでの失点がパートナーである大磯が原因だったらコニーの苛立ちも少しは紛れていただろうが、弦羽早と綾乃の二人は大磯を狙うのではなく、コニーを中心に狙っていた。その結果、失点、あるいは失点につながる甘い球を出した多くがコニーと言うのを彼女は自覚していた。

 

コニーもシングルスプレイヤーである為ダブルスの経験は本職に比べると多い方ではなかったが、だが断言できる。今の綾乃程気味の悪い前衛はこれまでに一度も当たった事が無い。

 

 

彼女は速すぎるのだ。

 

 

フットワークのスピードやシャトルそのもの速度ではない。

ラケットのタッチと反射速度が、イカれているとしか思えない程に速かった。

 

従来前衛というのは球を多く拾うポジションではない。守る側としてはネット前に近い前衛よりも、ネットから遠い後衛の方が、スマッシュを打たれたところで距離がある分レシーブがしやすい。だからダブルスでは前衛を抜く様に素早い球で返し、守備から攻撃に切り替えるのが強烈なカウンターとなる。

しかし今の綾乃はどんなに速いドライブを打っても、前衛に居る状態で返してくるのだ。

 

前衛は敵との距離が近い分、どうしても速い球に反応できない状態がある。スマッシュなどを返す前衛などまず居らず、そういった攻めの球は基本後衛に任せざるを得ない。

 

だが綾乃はそこに当てはまらなかった。前衛に居る状態からまるで予期していたかのように、シャトルを打ち返してくる。

 

当然コニーは、第一ラウンドで優勢だったネット前のヘアピン勝負に持ちかけようとするが、綾乃はそれを挑まずにすぐにロブを上げて逃げる。ただしそこから守りのサイドバイサイドになることなく、大磯の強打を前で拾っている。

 

だが勿論全ての強打を拾っている訳ではない。いくら化け物じみた反応速度でもやはり限界はある。しかしそういった球は今度は、後衛の弦羽早がことごとく拾っている。

彼もまた、綾乃の神がかったプレイで霞んでいるが、その守備の高さは既に高校全国レベルのものだ。

 

「…オオイソ、切り替える。こっちも守りで行くわ」

 

「あ、ああ」

 

これまでムキになって前衛で綾乃と勝負し続けたコニーだったが、ついに試合を優先して勝負を降りた。

綾乃と弦羽早の守備能力は確かに鉄壁ともいえるものだったが、反面攻撃力の高さは無い。

 

 

ポン

 

 

綾乃からのショートサーブをコニーはロブで上げると、素早くサイドバイサイドの態勢に移る。

 

ロブの上がって来た弦羽早はチラリと相手コートを確認する。現在コニーが右、大磯が左の状態で、弦羽早のストレートに大磯がいる状態だ。

 

タンと、やる気のないスマッシュがストレートに飛ぶ。小学生でも打ち返せる軽いスマッシュだ。だがコースは的確で、体の重心であるヘソから右寄りのところ。正面は打ち返しにくいポイントだが、しかし速さが無さすぎてこれくらいは余裕で打ち返せる。

大磯は一先ずセンター寄りにロブを打ち返す。

 

続けて二打。今度もまたジッと地面に足を付けた状態で、コニーと大磯は腰を落とす。

 

「(ツバサは特別スマッシュが速くないのを自覚してるから、球の緩急と種類で組み立てている。慌てずに打ってからでも十分に間に合う)」

 

バシュン!

続いての配球は二人の真ん中、やや大磯寄りのアタッククリアだった。勢いが強くアウトかと一瞬脳裏に過るが、ラインギリギリの線もある怪しいものだ。

 

「イン!上げて!」

 

「はい!」

 

大磯はラウンドの球を今度は自分の正面、弦羽早にとってはラウンド側へと上げる。

 

やはり必殺技と言えるような強烈な一打は無い。一球一球、集中すれば十分に取れる範囲だ。

 

「(まずは一点。流れを――)」

 

その刹那、コニーは目を疑った。ラウンドに上げたはずの球を何故か弦羽早はフォアハンドで、飛び上がって打ち出したのだ。

コニーは弦羽早の名前は知っていたが、それは有千夏から綾乃の幼馴染として聞いた程度で、そのプレイスタイルなどは性別の違いもあって興味がなかった。

 

一方シングルスで痛い程味わっていた大磯も、これまで一貫して弦羽早は右利きだったのでそこまで頭が回らなかったのかもしれない。

左手からの全力のジャンピングスマッシュはフォアの時よりもノビが良く、大磯のフォアハンド側へと飛び掛かる。

 

遅いスマッシュから、クリアー、そして全力の左手からのスマッシュ。その緩急に大磯のレシーブが一手遅れるが、しかしフォアハンド側に飛んできたのが幸いしなんとかドライブ気味に打ち返すことができた。

 

そう、低い球を打ってしまったのだ。

 

ゾワリと二人は背筋が凍るのが分かる。まるでその球を待っていたと言わんばかりに、既に綾乃はラケットを振りかぶっていた。

 

スマッシュに対するカウンタードライブを、綾乃はネット前でプッシュで返す。

 

振り終えたばかりの大磯の構えはお粗末なもので、ラケットに当てる事すらできずに、決して速くない一打が決まる。

 

16(シックスティーン) ‐ 6(シックス)

 

「…隙が、ない」

 

立ち尽くす様に大磯が呆然と呟いた。

 

「(いや、そんな事ない。カウンターが強すぎるだけで、攻めが強い訳じゃない。ただ隙がないように見えるのは――)」

 

やりにくいのだ。

 

元々ダブルスにおいて理想的なペアは、右利きと左利きだ。それぞれ別の利き腕がいることによって攻撃にバリエーションが生まれ、またコート左を狙う=バックハンドを攻める、という状況にならない。それに加え一人は曲芸師みたいな実戦レベルの両利き。

 

また、攻撃力が無いが弦羽早と綾乃のそれぞれのスピードの差がこのセットから噛み合っている。

異常なまでに打ち合いとタッチが速く、打てばすぐに返ってくる綾乃に対し、弦羽早はあえて遅い球を混ぜてここぞと言う時に、先ほどのような男子選手の平均的な速さのスマッシュを撃ち込んでくる。いくら強打が無いと言っても、それはあくまで全国レベルで見た場合。

仮にも全国一位を取った彼の本気のスマッシュが普通の男子より遅い訳がなかった。

 

「ナイッショ」

 

「打ちやすかった」

 

「…切り替えるわよ。相手がトップアンドバックを崩さないのなら、セオリー通り二人の間のサイドを狙う」

 

「でも、あの羽咲って子が」

 

「分かってる。だから根気よく粘る。そして綾乃を抜いた瞬間に私が前に出て、綾乃にフォローが入らないように集中して弦羽早を押し切る。このゲームの事は忘れて、ワンゲーム目の得点パターンを意識して」

 

膝に手をついて全身から吹き出る汗が床に落ちながらも、決して闘志を失わないコニーの姿は綾乃に呑まれていた大磯にとってはこれ以上ない程に心強い味方だった。

 

 

 

綾乃からのショートサーブを大磯が受ける形で始まる。ミスの一つでもしてくれたら精神的に楽になるが、綾乃のサーブミスは一度もない。おまけに理想的な高さと、サーブラインギリギリに落ちる弱さはプッシュを打つには厳しく、ネット越しのニコニコと笑う綾乃と目が合った大磯は、彼女から逃げるようにロブを上げるしかなかった。彼の選択肢からは既に綾乃とのネット前勝負は完全に消えていた。

 

一打目、ジャンピングではないが強烈なスマッシュがコニーを襲う。

 

「(コレじゃない)」

 

重心の乗った重い球に少し仰け反りながらも、しっかりとリアコートまでロブを返す。続いてラウンド側へとアタッククリアだが、アウトを警戒してか飛距離は無い。

 

「(コレ!)」

 

待っていたと言わんばかりにコニーは飛び上がると、その跳躍力とリーチの長さ、そして背面の柔らかさを使い、アタッククリアをドライブ気味のスマッシュで撃ち込んだ。

 

普通なら前衛を抜け、後衛の体制を大きく崩すには十分な角度とスピードのあるそれだが、彼女には常識は通用しない。だが流石の彼女も振って返すには近すぎたのか、スマッシュはトンと、綾乃のラケットによって前にネット前に返される。

 

隙の大きいジャンピングスマッシュからのネット前への返球。しかしこの程度で綾乃は抜けないと覚悟していたコニーは、着地と同時に地面を蹴って床上数センチのシャトルをクロスに打ってネット前に打ち返す。

 

「(またヘアピン勝負? いや、あの子の体勢は崩れてるし、逃げる必要はないか)」

 

クロスに来た球に対し、素直にストレートのヘアピンで勝負する。が、そこでフォローに入った大磯が前に出て、ロブを上げて時間を稼ぐ。

 

「(粘ってなんとか、綾乃を抜ける攻め球をッ)」

 

「(緩急をつけ過ぎて警戒されてる。なら)」

 

上がって来たロブに対し、弦羽早は一撃目から全力のスマッシュを打ち込む。大磯は綾乃に返せない以上、それをロブで応戦する。そして二回、三回、上がって来たロブを全てフルパワーのスマッシュを打ち込む。

一定以上のダブルスの実力があるプレイヤーのレシーブの能力は高い傾向にあるが、しかし自分に集中するスマッシュを安定して返し続けるには、もう一つか二つの上のレベルになる。大抵の場合は、スマッシュの重さに押され徐々にロブの距離が落ちる。それは大磯にも当てはまった。

 

「前に落としなさい!」

 

「ッ!」

 

四打目のスマッシュを、大磯はロブではなく、ストレートに返す。綾乃に球を送る事にゾワリと背筋が凍ったが、幸いにも大磯のレシーブはかなり綺麗な軌道でネットを越した。綾乃もネットよりも下にある球を打ち落とすなんてことはできない。

 

一先ず定石通り、四回のスマッシュを打たれ集中が削れている大磯の前にヘアピンを落とすが、今度はそれをコニーがサポートに入り、ヘアピンで返す。

 

元々ダブルスはラリーが長くなりやすいが、ここまで伸びるラリーは観客としても魅入るものがあり、皆息を呑む。

 

「……」

 

あくまでヘアピン勝負で負ける気のないコニーのプレイに、綾乃は一瞬苛立ちを覚えるが、優勢の今わざわざ相手の土俵に立つ必要はなく、素直にロブを上げて、”前で待機する”。

 

「(サイド寄りのスマッシュ!)」

 

上がって来たチャンスボールに今度は大磯が打ち込む。可能な限り綾乃に触れさせないようにと、セオリー通りのストレートではなく、クロスに打ち込んだ。

しかしそのスマッシュもまた、まるで予期していたと言わんばかりに、むしろクロスに打ったことで距離が出来て、それに感謝するような笑みを浮かべて綾乃が軽めのドライブでリターンする。

 

綾乃のタッチは異質なほどの速さだが、その見た目通りパワーはない。男子スマッシュへのカウンタードライブは、同じく前衛にいるコニーにも十分に対応できるほどの速さだ。

そもそもこのゲームからの綾乃が異常なだけで、コニーの前衛としての強さは第一ゲームで証明されている。

 

再び前衛同士のドライブが始まる。本来なら数回のラリーで優劣が出る筈だが、コニーの態勢は崩れず、また綾乃のタッチの速さは衰えない。

 

高身長プレイヤーが苦手とするボディへの集中攻撃にもコニーは返すが、しかし綾乃が更にネットに詰めてきたことで間隔がより短くなる。

 

「(グッ!でも詰め過ぎたわね!ここで!)」

 

ボディ、それも右肩周りというもっとも打ちにくい場所へ来たドライブを、コニーは地面に足をつけながら上半身を右後ろにそらしつつ、顔前に持ってきた面で打ち返した。それもクロスに。

身体能力、選球眼、体の柔らかさ、体幹のよさ、リストの強さ、そして技術がなければできないその一打は、世界でも歓声を浴びる程のファインプレイだった。

 

「なっ!?」

 

「マジか!?」

 

想像すらしていなかったクロスのドライブは綾乃を抜け、咄嗟に弦羽早がフォローに入るが、ドライブはサイドラインギリギリのコースでもあり、これまで崩れなかった弦羽早が初めて態勢を崩し、左手を床につけながらロブを上げた。

 

流石の綾乃もこれは不味いと判断し、急いでサイドバイサイドの陣形へ移行する。

 

長いラリーの末、始めて見えた決定的なチャンスボール。弦羽早の態勢は崩れ、更に右利きの弦羽早が右、左利きの綾乃が左と、中央が共にバックハンドとなる位置だった。

 

「(この一撃は絶対に決める!)」

 

狙いは正面にいる弦羽早のバックハンド寄り。まるで最後の一点を確信したかのように、大磯は口元を上げる。

狙いは決まった。あとはシャトルに集中する。

 

だがこの時、大磯は気づかなかった。それは彼が不注意だからではなく、打つ瞬間はシャトルに視線が集中し、また対角線上にいる綾乃の手元の動きなど見えなくて当然なのだ。

しかし言い訳をしたところで、事実は変わらない。

 

ゾクリとその光景を見たコニーは目を疑った。まさかと急いで大磯に声を掛けようとしたが既に遅く、鎮まり返っている体育館に、バシュンとスマッシュを打つ激しい弦の音が響いた。

 

「秦野、伏せて」

 

誰もが、弦羽早でさえ完全に決まると思っていた一撃。その時ポツリと耳に届いてきたパートナーの声に、弦羽早は意図が理解できないながらも指示通りに頭を下げる。

直後、弦羽早の耳元でビュンとラケットが横切る音と、パシンというシャトルの音が重なった。

 

弦羽早の左の床に付くはずだったシャトルは、コニーの横を一瞬で通り抜け、大磯とは反対のリアコートに突き刺さる。大磯のスマッシュの勢いが残っていたシャトルは線審の女の子の足元まで滑り、コロコロとコルクを重心にその場で回る。

 

一瞬何が起こったのか、誰もが分からなかった。

 

綾乃がフォローに入ってスマッシュを返したのならまだ理解できる。大磯の狙ったコースは確実で間違えでなく、だからこそ読みやすくはあった。しかし本来ならまず間違いなく決まるコースであり、仮に綾乃がフォローに入れたとしても、バックハンドであるが故に精々ネット前に返ってくる程度のはずだ。

 

故にあのようなカウンターが来る筈が無い。”フォアハンド”で打ち返さない限り。

 

誰もがその光景に目を疑った。そんな馬鹿げた芸当をするのは世界広しと言えど、彼だけかと思っていたが、彼ですらただのコピーでしかなかった。

 

弦羽早が両利きとなる切っ掛け、目標としたプレイヤー、そして今パートナーを組んでいる彼女こそがオリジナルの両利きだった。

 

「化け物…」

 

体育館にいる誰かがそうポツリと呟いた。

 

左右の手を使い分けるという点で、中学時代から弦羽早は有名だった。しかし彼は上がったロブに対して、つまり滞空時間の長い時に左右を持ち替えて打つ。それすら神業と曲芸の間の、常識はずれのものであり、一年や二年で真似できるものではない。だから彼よりも強いプレイヤーが同年代に他にいながらも、弦羽早の方が知名度は高めだ。最も天才ではなく、珍獣扱いであるが。

 

しかし先程の綾乃は”スマッシュ”、それも消耗していたとはいえ男子の強打を、持ち替え、カウンターで返したのだ。

もはや最初から分かっていたとしか思えない、予知能力の如き反射速度。

 

「今の、入った?」

 

綾乃は呆然とする線審に首を傾げながら問いかける。ハッと我に返った少女は、慌ててインの表示を取り、審判も声を震わせながらもカウントを取る。

 

17(セ、セブンティーン) ‐ 6(シックス)

 

そこからはもはや、大磯が完全に弱気になったことで打開の一手を見つけられず、続くゲームも21‐2という大量の差をつけて、弦羽早と綾乃の二人は初めての勝利を飾った。

 

 

 

 




この子いつも人の心折ってるな
今週も綾乃ちゃんも羽咲さんも可愛かった()

書きながら綾乃ちゃんマンセーし過ぎじゃないかと思って細かく読み直しましたが、この子前衛のスマッシュ前衛で返してました。しかも団体優勝のフレ女のレギュラー相手に。
うせやろ


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