地雷短編集   作:駄文製造機

1 / 3
 始めまして、駄文製造機です。ひどい文ですが、アドバイス等頂けると嬉しいです。


異世界転生
異世界転生 1話


?「すまん! ワシのミスじゃ‼」

 

 「え? 何この幼女。土下座なんてしちゃって」

 

?「ワシは神じゃ! 突然だが、お主は死んでしまったのじゃ」

 「死んだの⁉ というかここはどこ⁉」

神「ここは審判の部屋。本来ならば魂の行き先をここで決めるのじゃ」

 「本来なら?」

神「うむ。お主まだ死ぬはずではなかったのでな。転生して貰うことになる」

 「ああ、神様転生ってやつか」

神「話が早くて助かる。本当に申し訳ないことをした」

 「じゃあ、転生特典は俺が選んでもいいよね?」

神「仕方がない。特別じゃぞ?」

 「なら特典は『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』にしてくれ‼」

神「強すぎないか……?」

 「誰のせいで死んだと思ってんだ」

神「うっ……」

 「あーあ、これからバラ色の人生を味わえたはずなのになー」

神「……わかった。その能力を授けよう。そこの渦に飛び込んでくれれば転生は完了じゃ」

 「この青いやつに飛び込めばいいのか?」

神「そうじゃ。そうすれば新たな人生の始まりじゃ」

 「じゃあ、もう行くぜ」

神「うむ。良い来世を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ここは……草原か? あそこにあるのは馬車だな。……いや、でかいトカゲが引いてるからトカゲ車か? それにしても凄いトカゲだな……あんな重そうなオッサンが載っているのに車まで引くなんて」

 

怪しげな男「待ちな! そこの車‼」

オッサン「なんだね? キミは。この私を大商人マルッコイと判っていて、そんな生意気な口を利いているのか?」

怪しげな男「へっへっへ……お前がマルッコイだってことは、よーく判っているさ。そして、状況が理解出来てないのはお前の方だ。野郎ども、出てこい!」

部下×8「「「「ヒャッハー!」」」」

マルッコイ「なっ……穴を掘って隠れていたのか‼ 気づけなかった! ……貴様ら、最近辺りを騒がせている盗賊団だな!」

盗賊ボス「今更気が付いてももう遅い! 金目の物と……貴様の命を貰おうか‼」

マルッコイ「ひぃっ! 荷物は渡す! だから命だけはお助けを‼」

盗賊ボス「駄目だね。俺の顔を見たからには生かしちゃ置けねぇ。……野郎ども、やっちまいな!」

盗賊部下×8「「「「ヒャッハー!」」」」

マルッコイ「だ、誰か助けてくれ!」

 

 「そこまでにしときな、盗賊ども。どうしても戦いたいなら俺が相手になろう」

盗賊ボス「なんだ、お前は。どこから来やがった!」

 「最初からここに居たさ。ただ、透明になっていただけでね」

盗賊部下「そんなはずはない! 人間が透明になるなんて、おとぎ話の世界だけだ!」

 「そうなのか? だが、そういったアイテムがあるのさ……神話の世界にはな!」

盗賊ボス「ええい、何を訳の分からないことを言ってやがる! お前が何者であろうとも、俺たちはS級の賞金首だ‼ たった一人で何ができるってんだ! さっさと片付けさせて貰うぞ‼」

 「ちょうどいい。特典(ゲート・オブ・バビロン)の強さを確かめたいと思っていた所だ!」

 

 

 

 

 

 

 「口ほどにもないな。王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)の前ではお前程度が何百人いようと同じ結果になるだろう」

盗賊ボス「くっ……お前の顔は覚えたぞ! 今は見逃してやるが、このお礼はいつか必ず返す‼ 野郎ども、撤退だ!」

マルッコイ「……逃げましたな。しかし、奴らを無傷で蹴散らすとは、とんでもないお方だ。名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

 「そうだな……ヘルトとでも呼んでくれ」

マルッコイ「ふむ、聞いたことのない名ですね……。あなたのような方ならば、大陸全土に名が轟いていてもおかしくないのですが」

ヘルト「ああ、つい先ほど転移魔法で飛ばされきたのさ」

マルッコイ「そこで襲われている私を見つけた、と」

ヘルト「あまりに遠いところから飛ばされてきたからね。ここの常識は全く持ってないんだ。良かったら教えてくれないか?」

マルッコイ「あなたは命の恩人ですからね。喜んで……と、言いたいところなのですが、何分私も忙しい身でしてね。代わりと言っては何ですが、ギルドへの紹介状を書きましょう」

ヘルト「ギルドっていうのは何だ?」

マルッコイ「何でも屋の集まりです。あなたほどの実力があれば、すぐにでも一目置かれるでしょう」

ヘルト「ああ、それは助かる。ギルドまではどうやって行けば?」

マルッコイ「この道をまっすぐ行けば、街が見えてくるはずです。私は反対方向へ用が有るのでご一緒できませんが、門番に紹介状を見せればギルドまで案内してくれるでしょう」

ヘルト「それは助かる」

マルッコイ「では、一筆したためますので、少々お待ちください」

 

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。