地雷短編集   作:駄文製造機

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大変長らくお待たせいたしました。


異世界転生 2話

マルッコイ「では、こちらが紹介状です。こちらは門番に、そしてこちらはギルドにお渡しください」

ヘルト「ああ、ありがとう」

マルッコイ「そしてお礼と言ってはなんですが、こちらの剣も受け取ってください。由緒ある名剣です。あなたの持つ宝剣には見劣りするでしょうが……」

ヘルト「いや、ありがたく貰っておこう」

マルッコイ「危ないところを助けていただき、本当にありがとうございました。またどこかで」

ヘルト「ああ」

 

 

 

 

 

 

ヘルト「この街にギルドが有るのか……」

門番「兄ちゃん、見ない顔だな。この街に何の用だ?」

ヘルト「ギルドに用があってね」

門番「ギルドだって? そんな貧相な体つきじゃ、剣どころか木の枝だって持てないだろうに」

ヘルト「ほっとけ。とにかく、通らせろ」

門番「なら、通行料金を貰おうか」

ヘルト「通行料はないが、紹介状ならあるぞ」

門番「どれどれ……こ、これは! 少々お待ちください」

 

 

 

 

 

 

門番上司「先ほどは部下が失礼しました」

ヘルト「まあ、確かに」

門番上司「マルッコイ様のお知り合いだったとはつゆ知らず……」

ヘルト「あのオッサンそんなに有名なのか?」

門番上司「ええ、それはもう。この国では知らない者は居ない大商人です。ヘルト様はどこからいらしたのですか?」

ヘルト「東にある島国から来た」

門番上司「なるほど。では、この国の身分等はお持ちではない?」

ヘルト「そうだな。この国には来たばかりだから、マルッコイ位しか知り合いもいない」

門番上司「でしたら、マルッコイ様の言う通り冒険者になるのがよろしいかと」

ヘルト「冒険者になるにはどうすれば良いんだ? ギルドへ行けば良いんだよな?」

門番上司「ええ、ギルドへ行けば手続きできます。他国の冒険者になるには推薦状が必要なのですが、マルッコイ様から既に戴いているそうなので」

ヘルト「ちなみに、推薦状が無かったらどうなっていたんだい?」

門番上司「この街を治める貴族様に推薦状を貰うことになるでしょう。元は冒険者だったお方なので、他の方に比べて推薦状が貰いやすいです」

ヘルト「冒険者が貴族になれるのか?}」

門番上司「はい。大きな功績を残したのであれば、その功績によって貴族になれます」

ヘルト「大きな功績と言いうと?」

門番上司「そうですね……自分が知る限りでは、邪竜の討伐や王都に押し寄せたモンスターの大群の撃退などで貴族になっています」

ヘルト「邪竜とか居るんだ」

門番上司「ええ。規格外のモンスターはまだこの地に残っています。相対することが死を意味するような個体も居るので、ギルドに行ったら話を聞くといいでしょう」

ヘルト「じゃあ、そろそろ案内を頼めるか?」

門番上司「では、行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

門番上司「ここがこの街のギルドです。では、自分はこの辺で」

ヘルト「案内、ありがとう」

ヘルト「……さて、入るか」

 

冒険者A「ん? 見ない顔だな」

冒険者B「本当だ。新入りか?」

冒険者A「馬鹿言え。あんな軟弱な体つきで剣が振れるかよ」

冒険者B「それもそうだな。持ってる剣は上等だが」

冒険者A「本当にいい剣だな。あんな剣、中々お目にかかれないぞ」

 

ヘルト「……酒場? まあ、ギルドってそんなものか」

受付嬢「こんにちは! ギルドへようこそ! 今日はどんなご用件ですか?」

ヘルト「冒険者になりに来た」

受付嬢「冒険者? ……失礼ですが、紹介状はお持ちでしょうか」

ヘルト「これが紹介状だ」

受付嬢「どれどれ……。なるほど、確かに受け取りました。冒険者登録をするので、こちらに必要事項を記入してください」

ヘルト「……字が読めねぇ‼」

受付嬢「へっ?」

ヘルト「この国の字は読めない。いや、他の国の字も読めないだろうけど」

受付嬢「これは失礼しました。では、読み上げるので口頭で答えてください。まず、お名前から」

ヘルト「ヘルトだ」

受付嬢「ヘルト様っ……と。次に、出身地を聞かせてください」

ヘルト「あー……東にある国、で大丈夫か?」

受付嬢「大丈夫ですよ。最後に、戦い方を教えてください」

ヘルト「魔法になるのか? 中距離から敵を攻撃するのが得意だ」

受付嬢「ありがとうございました。こちらが冒険者の証であるプレートです。なくさないように気を付けてください」

ヘルト「これは銀か?」

受付嬢「はい。本来はD級である鉄製のプレートから始まるのですが、紹介状等の内容によっては最大B級の銀製プレートをお渡ししています」

ヘルト「そこから先は自力でのぼれ、と」

受付嬢「そうです。これから教育係の冒険者を手配するので、あちらの席でお待ちください。何か要望は有りますか?」

ヘルト「特にない」

受付嬢「料理や飲み物も注文できるので、よろしかったらご利用ください」

ヘルト「あー……金ができたら注文するよ」

 

 

 

 

 




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