地雷短編集 作:駄文製造機
とある魔術の禁書目録 1話
「……ここはどこだ?」
神「特に名前はない。死後の世界とでも言おうか」
「シゴノセカイ? つまり、俺は死んだってことか?」
神「そういう事だ」
「……死因は?」
神「バナナの皮で滑って転んだのだ」
「は?」
神「後頭部を強打して即死だ」
「バナナの皮って……冗談だろう?」
神「いいや、本当だ。あれほど歩きスマホは止めろ、と周囲の人間に言われていたろうに」
「いやいや、俺悪くなくね? バナナの皮がなければ死ななかったわけだし」
神「誰が悪いにせよ、お前は死んだのだ」
「で、この流れは転生させてくれるってことだろ?」
神「ああ、そうなる。何か希望はあるかね?」
「じゃあ、王の財宝をくれ! 容姿もギルガメッシュにしてくれるか?」
神「ふむ。その程度なら問題ない」
「それと転生先は『とある魔術の禁書目録』で」
神「心得た。よき来世を」
※
「ここは……」
一方通行「あァ? 不法侵入してきたくせに俺が誰だか判ってねェのか?」
「げ、まさかの一方通行」
一方通行「判ってンじゃねェか。判ってるってことは……死にに来たって事だよなァ!!」
「王の財宝!!」
一方通行「おもしれェ能力持ってんなァ……。もっとも、俺の前じゃ剣だろうがミサイルだろうが関係ねェがな」
「だろうね。それが普通の剣だったら」
一方通行「どォいう意味だ?」
「あなたは確かに強い。だが、俺の使う能力も決して引けを取るものではない」
一方通行「答えになってねェなァ……。どっちが強ェかなんざ、試してみりゃァ分かンだろうが!!」
「くらえ!」
一方通行「!? ベクトルが解析しきれねェ。どォなってンだこの剣」
「死ぬ気はないから逃げさせてもらうぜ!」
一方通行「チッ、逃げられたか。次に有ったらただじゃァおかねェ」
※
「いきなり一方通行とか運悪すぎだろ。転生して早々死ぬとこだったぜ」
「おっ。これはこれは、野口さんじゃありませんか。ほんと運良いなこの体」
小萌「拾ったお金は交番に届けなきゃダメですよーっ!」
「あ、こんばんは」
小萌「はいはい、こんばんはー……って、私はごまかされませんよ!」
「ちっ……嫌だなー。いくら手持ちがないからと言って、俺が交番にお金を届けないわけないじゃないですか」
小萌「本当ですかー? 今舌打ちが聞こえた気がしますけど」
「先生。気のせいだ」
小萌「え。でも今確かに……」
「気のせいだよ、先生」
小萌「じゃあ、今から交番に行くとしましょう! 先生も付いていきます!」
「あー……ところで、今何時だか分かります?」
小萌「まだ8時だから交番は開いてますよー?」
「交番に行く前にパチンコ行っちゃ駄目ですか?」