ごうごうと燃え盛る炎を見つめながら、僕は一息ついた。ゲーテは始末した。後は術の種が割れた飛段のみ。さっさと封印してしまうか。
上半身と下半身がお別れしている彼のもとに近づいていくと、突然ボルトが現れた。いや、迷彩化したカメレオンの中から出てきたのだ。
「今度こそ倒したのかってばさ?」
「うん。後はそこで半分になってる飛段だけだよ」
「後はって、半分こになってるんだからもう死んでるんじゃないの?」
雫は飛段を指さしながら言う。彼女は彼が不死身だということを知らないのだ。すたすた歩いていってクナイで突こうとする。
「勝手に人を殺してんじゃねえっ。俺は不死身だぁ」
ガバッと飛段が起き上がろうとした。下半身が無いため物理的に起き上がれなかったが。
「ぴょおっ」
「うわ、何だってばさ。今、変な声がっ」
「さあ、気のせいじゃない」
雫が飛段にびっくりして飛び跳ねたのは見逃してあげよう。さて、奴を封印するための触媒が欲しい。
「じゃあ、雫。巻物貸して」
「嫌よ、私の巻物でこんなの封印するなんて」
彼女はひしと巻物を抱きしめていたが、渋々巻物を取り出した。僕は巻物を開きながら、飛段に問う。
「最後に言い残すことは有ります?」
飛段は笑みを浮かべてこう返事した。
「すでにテメエらは俺に呪われた。これより儀式を開始する」
ボウンと白煙が立ち飛段が掻き消えた。
突然の事態に一同皆硬直せざるを得ない。おののくゲンナイ。
「消えましたぞ⁉」
「どういう事、リオン?」
なぜ消えたんだ?いや、確かゲーテは儀式の準備が整ったから移動しましょうと言っていた。誰かが、儀式場まで飛段を口寄せしたのか。誰が?
ゾワリ。不気味な悪寒がした。
*
飛段は喜びの余り絶頂していた。下半身はばらされているため上半身のみであったが。
「ここが儀式場か。どこだ?」
「ここは、木ノ葉の外れのうずまき一族の能面堂よ」
彼の質問に答えたのは蟲使いであり、リオンに倒された女であった。彼女は何かを探しているようだ。
「おい、なにぼさっとしてんだ。今すぐにジャシン様を降臨させようぜ」
「ええ。その前にゲーテ様はどこ?」
蚊使いのくノ一は飛段に般若の面を着けながら尋ねた。
「ああ?死んだよ。赤髪のクソガキに殺られた」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
沈黙し続ける女に飛段がしびれを切らす。
「おい、いつまで案山子みたいに突っ立ってんだ」
「そうね。蟲寄せの術」
印が組まれた。飛段を中心にチャクラの蜘蛛の巣が張り巡らされる。どこからとまなく暗闇が彼に向かってなだれ込む。暗闇かと思われたそれは蚊であった。木ノ葉中、いや国中から呼び寄せられた蚊だ。
「蚊血捧捧」
おぞましい数の蚊が一斉に飛段に向かって飛びつき、針を刺していく。渦を巻くように蚊が飛段の周りを群れていきついに、彼は埋もれて見えなくなった。しかし、蚊がしているのは吸血の逆。大量の血を注入された飛段は次第にブクブクと膨れていき、はじける寸前になる。
見るもおぞましい光景を前に、狂気の笑みを湛えてくノ一が印を結ぶ。
「亥・戌・酉・申・未・午・巳・辰・卯・寅・丑・子」
夜空から星が消えた。月が消えた。風が消えた。にもかかわらず、厚い暗雲が立ちこめた。
最後に、女は力強く両手を合掌の形に合わせる。
「忍法・屍鬼降臨!」
「あひゃひゃ。さあ、ジャシン様の降臨だぜえ‼」
それが、飛段の最後の言葉であった。血飛沫を上げてはじけ飛んだからだ。
女は見た。膨れ切った飛段の背後に、匕首を咥え、数珠を持ち、白装束を纏った、般若のごとき恐ろしき形相の死神が現れたのを。神が飛段の魂を頭からむさぼり喰らったのを。
女は感動の余り半ば失神しながら絶叫した。
「ああ。ジャシン様。どうか、どうか、この異教徒だらけの悪魔の里を全てお召しになってくださいませ」
五体投地して彼女は願う。
だが、神は嗤うのみ。
「何故、何故、何もして下さらないのですか。早く異教徒どもを皆殺しに」
神は嗤うのみ。
いつまでもただケタケタと嗤い続ける死神に女ははたと涙を流した。
「ジャシン様。ゲーテ様を殺した赤髪の子供を殺してください。私の魂を捧げましょう」
神は喰らった。喰らいつくすために。
*
火影岩のシェルター前では安堵の空気が立ち込めていた。シカダイやいのじんもその一人であった。彼ら二人は一般人を避難させながら、シェルターに来ていたのだ。
「サクラさん。狼の進行はみな止まったみたいですね」
「そうね。少し前に狼にされていた人達は全員元に戻ったし。きっとシカマル達がやってくれたんだわ」
医療忍者のサクラも同意した。
「にしても、人もコンクリートもみんな狼に変えちゃうなんて迷惑な術者だよね」
「きっと、父さんとボルトが倒してくれたんだろう」
シカダイは嫌味を言うイノジンに賛成しながらも、内心とてもほっとしていた。
「まあ、これにて一件落着だ。意外と一般人に被害が出なかったみたいだし、案外何とかなったな」
「それもこれも、火影様のおかげだよね。すごいよね、一人で千人以上に分身して木の葉中の逃げ遅れた人達を助けながら、狼も殺さずに無効化していくなんて」
シカダイは次元が違うと思った。門を守るのですら精一杯だった俺たちと比べると。あ~あ。ボルトの奴、さぞ得意顔で帰って来るんだろなあ。でも、結局狼たちとそばの蚊の不審な動きだけが彼の頭にどこか引っ掛かっていた。
突然、空が暗黒になった。
*
居住地区でも事態は変化していた。
「ちょっと、どうしたのよ。一件落着したんじゃないわけ?」
「分からない。でも、いきなり空がこんな状態になるなんて普通じゃない」
秋道一族のチョウチョウとうちはサラダは懸命の救助活動を続けていた。狼たちの脅威が消えても、負傷者達がまだたくさんいるからだ。
「イワベエ君。一体何が起こってるんでしょうか?」
「わからえねえ、監視カメラには何も映らないのか?」
「木ノ葉中の監視カメラを見ているけど、怪しい奴はどこにもいない」
デンキは自前のパソコンで事態を分析しようとするが、なにも捉えられない。複数のカメラの映像を切り替え、矢継ぎ早に確認するが、どこもかしこも、救助や捜索活動に走る忍びが映るだけであった。
「おい、デンキ。こいらの様子怪しくねえか?」
「え?」
慌てて映像を見ると、確かに分割した画面のうち一つだけ様子がおかしいものがあった。デンキはその画面だけを拡大し全画面にする。
「どうしたの?」
サラダがデンキのもとに駆け寄り、画面をのぞき込む。そこに映っていたのは、数人の忍がガクガク痙攣している様子だった。尋常じゃない様子にサラダたちは息を呑む。
固唾を呑んで様子を見守っていると、画面の中の忍全員が糸の切れた人形の様に倒れふした。
「え⁉」
「おいおいおいおい」
「この周辺のカメラに犯人は映ってないの⁉」
「見てみる!」
デンキが画面を複数に切り替えると、その全ての画面で全ての人が痙攣しているか、こと切れていた。
震えながらデンキが顔を上げると、メタルもチョウチョウもガタガタと震えていた。イワベエとサラダは震えてはいなかったが顔色が悪い。
「ふ、二人とも怖いよね。で、でも僕たちが助けに行かないと・・・二人とも、どうしたの?」
二人の様子は明らかに、恐怖だけで震えている様子ではなかった。まるで、映像に移っているびと同様のもの。慌てて二人を心配するデンキにメタルが声を漏らした。
「みんなには見えないんですか・・・あれが」
「何が見えているんだ?どうしたんだよ」
「デンキ君。今すぐ逃げてください。僕は大丈夫で、すから」
口ではそう言っているものの、明らかに大丈夫ではない彼からみんな離れることはしない。
「チョウチョウ!」
サラダの声に、デンキは弾かれたようにチョウチョウの方を見る。彼女も明らかに苦しんでいて、何かを必死に抑えているようであった。
「サ、ラダ。あんたは捕まれ、てないようね。なら、チョー安心だわ」
「どうしたの。何を引っ張っているの?」
「どうやら、あんたには見えてないみたいね」
少し離れたところで、テンテンの声も響いた。一緒に居住区の救助活動をしていたはずのキバが突如苦しみだしたのだ。
「どうしたの、キバ、赤丸⁉」
「テンテン・・・早く逃げろ」
「出来るわけないでしょう。何が起きてるの!」
キバも赤丸もビクビクとのたうち回りながら、警告する。
「鬼だ。馬鹿でけえ鬼がいるだろ。鬼が・・・グアァァァッ」
「キバ!」
キバが絶叫する。しかし、テンテンにはどうすることもできない。この場にいる全ての忍は何もできない。たった一人を除いて。
「大玉螺旋手裏剣!」
何もない虚空を通り過ぎる青い閃光。螺旋手裏剣はそのまま空を切り裂き大爆発した。暴風は吹き荒れ、一人の忍の外套をはためかす。マントに刻まれた文字は七大目火影。
天を破壊するような一撃はデンキ達には理解不能だったが、爆発の直後にメタルやチョウチョウの容体が安定したのを見て、火影様が何かやってくれたのだと考えた。
「火影様!」
「ナルト!」
「悪い、遅くなった。大丈夫か?」
ナルトは振り返ることはせず、ただ一点を見つめている。普段は愛想がよく、皆を落ち着かせる笑みを浮かべている彼が真剣な顔していた。こんな彼を見るのはテンテンにとって、第四次忍界大戦以降一度も無かった。
彼女もナルトが見ている方向に目を凝らすが何も見えない。皆を庇うように背を向けている火影に彼女は尋ねた。
「一般市民の避難は終わったの?」
「ああ。全市民も全忍の避難もあらかた終わった。」
「忍まで⁉」
二人の会話を聞いていたサラダは二重の意味で驚いていた。一つは市民だけでなく忍まで、この短期間で全員避難させたこと。二つ目は戦闘能力のある忍まで避難させてしまったことだ。
「今、木ノ葉を襲ってるやつを止められるのは、恐らく俺かサスケしかいねえ。テンテン達は子供たちを連れて逃げてくれ」
そこに、キバの声が割り込む。未だに顔色は芳しくないが、痙攣は収まっていた。
「お前にもあの鬼が見えたのか?」
「いや、見えねえ。けど、感知は出来るんだ。キバには見えるのか?」
ナルトの確認にキバは手をひらひらと振った。
「さっきまでは見えてたんだがな。ナルトの螺旋手裏剣が鬼の腕を切った後は見えなくなっちまった」
「なるほど。そいつの腕に掴まれている間しか、その鬼の姿が見えないって訳か」
ナルトは冷静に敵の能力を考察しながらも、九喇嘛モードとなった。一気に空気が重くなる。彼の司る膨大かつ高密度の尾獣チャクラが圧倒的威圧感を放っているからだ。
初めて見る火影の力にデンキやイワベエらはしりもちをつくしかない。メタルに至っては腰を抜かしていた。ナルトはオレンジの腕を四方八方に飛ばす。
ナルト本人以外は誰も彼が何をしているのか分からないが、確かにチャクラ体の腕が何かを掴み止めていた。
「火影様。一体何に襲われているっていうんですか?」
他のアカデミー生は火影という絶対の存在に安堵していたが、サラダだけは恐怖を感じていた。
うちは一族である彼女は写輪眼が使える。しかし、それですら見えない何かに襲われているという事実は、逆に敵の異常さを客観的に把握せざるを得なかったのだ。
「恐らくだが、ジャシンってやつだと思う。シカマルの報告だと、ジャシン教って集団が木の葉を襲撃しているらしい。なら、今の事態はそいつらの親玉が引き起こしてるって考えんのが普通だろう」
火影様の考えにメタル達、痙攣した組も賛成した。
「言われてみれば、ジャシンっぽい姿をしていました。赤い角に紫色の肌の鬼が・・・思い出すだけで緊張が」
「ずらーって牙が並んだ口ででっかい刀を咥えてて、マジキモイ姿してたし」
それを聞いたサラダは一層不安が高まった。震える心を押し殺して火影様に意見する。
「そんなのが相手なのに、火影様一人に戦わせるなんてできません。私も戦います」
「駄目だ。腕を掴まれた奴以外、誰も見ることが出来ないし、触れることもできない。そして、仙人モードと九喇嘛の力でも感知することしかできない敵は今まで戦ってきた中で一人しか知らねえ」
恐る恐るサラダは聞く。
「それは、誰ですか?」
「うちはマダラだ。あいつの能力も六道の力を持つもの以外には見ることも触れることもできないものだった。今回の敵も、それくらい特殊な奴だ」
ナルトがサラダを制止するのを見て、キバも同意した。彼自身、自分の力ではどうすることもできないと感じていたからだ。上忍でも無理なら、下忍ならなおの事である。
「悔しいけど、俺もそう思うぜ。そいつの腕に掴まれたとき、なんか魂みたいなのが引き抜かれそうな気がしたしな。それより、ナルト。俺が掴まれた時、あいつ全身から腕を伸ばして火影岩の方に向かわせてたけど、大丈夫なのか?」
キバの懸念に火影は答えた。
「あっちには、俺の本体がいる。里のみんなには指一本、ぜってえ触れさせねえ」
*
奈良の森の奥地で僕は考えを巡らしていた。どうも様子がおかしい。空気が冷たすぎる。ゲーテの言う儀式とは何のことだ。とにかく、情報を集めないと。森を抜けて里に向かうか。
しかし、シカマルさんが気絶してしまったのが痛いな。彼ほどの頭脳の持ち主であったら、何かしら思いついたかもしれないが。
リオンは気絶したシカマルとヒマワリを迷彩化したカメレオンに託して、火影岩のシェルターに向かわせたのだ。次の手を考えていると、僕の思考にボルトの声が飛び込んできた。
「リオン!」
「ん?」
「里の方を見てみろ」
何てことだ。高層ビル群より遥かに巨大な鬼が火影岩に向かって闊歩している。建物や木々だけでなく住宅街の明かりまですり抜けているということは、実体がない上に通常の方法じゃ目視も出来ないだろう。
「どうしたのよ。何も見えないわよ」
「雫さんはあれが見えないのかってばさ⁉」
「申し訳ないが、吾輩にも見えないのですが?」
「そんな、あんなでっけえ鬼が見えないのか?」
ボルトが驚いて振り返る。その顔に浮かんでいたのは困惑であったが、僕にとっては当然の事であった。彼女たちが見えていないのは僕が視界共有をしていないからだ。それより、別の事が気になった。
「ボルト、その眼はどうしたの?」
「え?」
「右目が白く輝いている」
「マジで⁉」
慌てて、右目を気にするボルト。
「やっぱり、俺にも白眼が開眼したのかってばさ」
「白眼にしては輝きすぎな気もするけど」
「白眼だよ。母ちゃんもヒマも白眼が開眼してるし、俺は一応、日向一族だしな」
それにしては、ヒナタさんのと比べて異質な何かを感じるんだけど・・・まあ、この際どうでもいいか。今はボルトに見えてる物の正体を探ることだ。
「ボルト。今から雫達と君のチャクラを繋いで視界を共有してもいいか?」
「ああ。いいぜ」
「操演・疎通共化の術」
視界が二人分増える。雫とゲンナイさんの分だ。ちらりと、二人を見ると口があんぐり開いていた。よし、彼女達にも見えてるみたいだ。
「何よあれ!?」
「なんか、視界が増えて気持ち悪いってばさ」
「直に慣れるよ」
ボルトの瞳・・・どうも白眼とは毛色が違うように見える。どちらにせよ、特別な瞳でしか見ることのできない存在。これが、ジャシンという存在なのか?
奴がさっきから伸ばしては、何かを引き抜いている腕。ヒマワリちゃんを襲ったのと同じ奴だ。何も見えない人があれに掴まれたら一巻の終わりだ。
そして、あれだけ里で暴れている鬼に誰も攻撃する様子が見えない。恐らく、近づく前に鬼に殺られているか、そもそも何が起こっているのか理解できていないのかもしれない。なら、
「ボルト。僕たちで奴を倒す。雫達は逃げてドントさんと合流しといて」
「やっぱ、リオンとは気が合いそうだぜ。俺もそう思ってたところだってばさ」
雫若は意気投合している二人に干疎外感を感じ、リオンに問い詰めた。
「ちょっと、本気であんなのに立ち向かうわけ?」
「うん。奴から逃げ切るまでは視界を共有しておくから、雫はあの腕が見えていないだろうドントさんを連れて逃げてほしい」
ゲンナイは雫が心配しているのが分かっていたので黙って二人のやり取りを見ていたが、これ以上リオンの時間を取ってはいけないと判断し、さり気なく援護を開始した。
「こちらが助けに来たはずなのに、逆に守られてしまい申し訳ありませんな」
「気にしないでください。当然のことです。それに、ゲンナイさんが持ってきてくれた傀儡、とても助かりましたよ」
雫は何の役にも立てていない自分が情けなく俯く。その様子を見て、僕は言った。
「雫も助けに来てくれてありがとう。君がいてくれるだけで気合が入るよ」
「ッと、当然でしょ!今度、私の目の前で下手をこいたら承知しないんだから」
顔を赤くする雫に、我ながら臭いセリフを吐いたものだと顔が赤くなる。ボルトがジト目をしながら、頭で腕を組んだ。
「おい、お二人さん。のろけてないで、さっさと行こうぜ」
「そうだね」
バサバサと羽ばたきながら、輪廻の瞳を持つ怪鳥が舞い降りた。その背にボルトと乗る。
「行くよ!」
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、私はジャシン様は屍鬼封尽の鬼だと考えています。
根拠としては、三つあります。
一つは、屍鬼封尽が飛段の術同様、輪廻眼並みにランクが高い点。なぜなら、屍鬼封尽の鬼は地獄道の閻魔様っぽいのと同じく、魂を司り、なおかつ使用者と対象者以外には見えないからです。
アニメ585話で大蛇丸が歴代火影を復活させる際に、屍鬼封尽の鬼を呼び出しましたがあのビビりな水月を含め誰も反応しなかったので、恐らく見えないのは間違いないでしょう。
他にも、ミナトが九尾封印するときに、三代目は「あれは、屍鬼封尽」的なことを言ってたのは印で判断しただけかと思います。なぜなら、時系列的には後になるvs大蛇丸戦で、三代目は「これが屍鬼封尽の鬼か」と初めてその姿を見るような発言をしていたので確定でしょう。
二つ目は、屍鬼封尽と飛段の術は対象とのリンクという点と、使用者は自害するという点が共通しているということです。
事実、三代目火影が大蛇丸の腕を封印した際、彼の腕も変色し封印されていました。そして、飛段も心臓を刺すとアスマの心臓も刺された状態になりました。
また三代目は術後死亡し、585話でも屍鬼封尽を使う際、大蛇丸は自身の腹を掻っ捌きました。彼じゃなかったら死んでいたでしょう。飛段は不死身なので死にませんが彼以外があの術を使えば確実に術者は死亡するでしょう。
三つ目の点としては神に魂を捧げるという点です。
屍鬼封尽では術者と対象者は死神に魂を喰われます。つまり、死神は魂を喰らうことが目的です。
飛段はいつも角都もいるので普通に殺せるはずなのに、例の術にこだわり戦闘後は謎の儀式をしていました。あれは、ジャシン様に魂を捧げるためなのではと思います。
恐らく、飛段の不死性はジャシン様に効率よく魂を捧げるために、実験で造られたのだと考えます。だって、ただでさえ少ない教徒が死司憑血で魂を捧げる度に死んでしまっては自滅してしまいますからね。
あの術をノーコストで使用できるのは、飛段と大蛇丸くらいでしょう。・・・そう考えると、大蛇丸様半端ない。