多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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病室06

…あの後も、人間に戻ったのに、八百万さんに無理矢理、首輪を着けようとして来るので

 

 

リンクは八百万さんを壁に追い詰め、腕を壁に伸ばす

 

そのまま、何故、首輪を無理矢理着けさせようとするのか、問い詰めたが

 

何故か顔を真っ赤にし、目を合わせようとせず、そこまでこだわる理由は、頑なに教えてくれなかった

 

 

八百万さんの旦那は苦労しそうだ、色々…

 

 

 

 

 

「…相変わらずパウチに踊らされるっと…よし!お仕事終わり!また何かわかったらメールしてね」

 

ラナさんがリンクの個性について纏めた資料を片付けている

 

「じゃ…僕たちも行くね」

 

時計を見ると夕方になっていた

 

「また学校でね」

 

 

 

リンクは手を振るが、爆豪が残った

 

 

 

 

「おい、クソ甘党…俺と勝負しろ…手加減無しだ!」

 

 

…何故に?

 

 

「いや?何故に?授業の対人戦闘訓練でいいじゃん」

 

 

「オールマイトをあそこまで追い詰めた相手に、彼処まで追い詰みやがった…だから勝負しろ!どっちが強いか!」

 

爆豪は首を掴んでくる

 

「…そんなに力が大事?」

 

「当たり前だろうが!ヒーローは絶対に負けちゃいけねぇ!」

 

「…言っておくけど、僕は弱いよ」

 

「あぁ!フザケんのも大概にしろよ!」

 

リンクは振りほどく

 

「僕は弱い、ナビィやケミィ、シィ…沢山の絆が僕に力を貸してくれたから、強敵に…オールフォーワンに彼処まで戦えた…僕は君みたいに恵まれた個性じゃない…もし、妖精と友達に成れなかったら…僕は無個性と変わらない」

 

「…何が言いたい!フザケルのも大概にしろや!」

 

…まだ解らないのか

 

「…僕は、どんな強敵に会っても、皆の力で乗り越えられると思っている…それこそどんな強敵…現役のオールマイトさえも…ね」

 

「は!?…マジで言ってるのか!?」

 

「本気だよ…オールマイトはどれ程なのかは知らない…でも、一人で100の仕事するより、100人で100の仕事した方が…早いし、負担も少ない、強がっても疲れるだけだよ」

 

「………」

 

「そうだな…緑谷と本音で話し合い出来たら、やってあげるよ」

 

爆豪はあからさまに不機嫌になった

 

「ふざけんな!!なんでクソナードと…」

 

「出来ないなら、僕は戦わない…だって、爆豪は繋がりの強さを知らないから、勝てないよ」

 

「面白え!今からやってやんよ!ごらぁ!!」

 

すると騒ぎに気が付いた看護師がくる

 

「他の患者に迷惑です!静かにしてください!」

 

「…チ!覚えてろ!」

 

爆豪は出ていく

 

「…大丈夫ですか?…最近の子ってもう!」

 

看護師は怒っている

 

 

…波乱の2学期になりそうだ orz

 

 

その後、夜にメールが来て耳郎さんと楽器を見に行くのは、学校の仮免に向けた必殺技開発の前日になった

 

…誰にも言うなと注告付きで

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

緑谷サイドー病院ー外

 

 

 

緑谷達が帰っている

 

「あれ?かっちゃんは?」

 

緑谷が爆豪が居ない事に気付いた

 

切島が答える

 

「なんか、牧場と話があるってよ」

 

 

少し歩いて、駐車場の横を歩いていると人だかりが…

 

 

「…?なんか集まってる?」

 

麗日さんが気になった

 

「もしかして…芸能人が来ているとか!?」

 

峰田が勝手な想像をしている

 

「おい!ちょっと見ていこうぜ!」

 

上鳴が集まっている所に行った

 

「なんか楽しそう♪」

 

「あ!私も!」

 

葉隠さんや芦戸さんも付いていった

 

 

 

 

 

 

 

「「「…………は?」」」

 

 

見た瞬間、固まった三人

 

 

「…?なにがありましたの?」

 

 

八百万も近付く…

 

そして八百万も固まった

 

 

「?どうしたん?」

 

皆して人だかりの中を見ると

 

「…あれ?目がオカシイかな」

 

緑谷が目を擦っている

 

そこには、駐車場のスペースを二台分占領している大きな鶏が…

 

しかも前には、ボロボロの緑のローブがある

 

 

「なぁ…あのローブって…」ガタガタ

 

切島が指を指している

 

「まさか…リンクルさん!?」

 

 

 

 

 

 

緑谷が驚いていると、ラナさんが歩いてくる

 

 

「…あら?…なんでこんなに人が?」

 

「ラナさん!この鶏って…」

 

緑谷が訪ねた

 

「ん?普通のデカコッコじゃない…コッコ見たこと無いの?」

 

ラナさんが何が可笑しいの?って顔をしている

 

「イヤイヤイヤ!!鶏はこんなに巨大じゃないですよ!」

 

緑谷達が全員頷いている

 

「そうなの?変わってるわね~」

 

ラナさんは普通だ

 

「ほら!立った、立った」ポンポン

 

ラナさんがデカコッコを叩くと、下には卵があった

 

「暖められてた!!」

 

ラナさんは杖を構えて…

 

「そ~…れ!」

 

思いっきり叩くと、中からボロボロのリンクルさんが出てくる

 

「「卵から人が産まれた!!??」」

 

「ほら!早く起きなさい!」ゲシ!

 

「はう!…なんか…良く寝た~」

 

ラナさんの蹴りで起きたリンクル

 

 

 

「「生きてた!しかも寝てただと!!??」」

 

 

 

 

「うおおおおお!!カカカカメラ…ぐぎゃ!!」ガス!

 

「させないわ」

 

野次馬が全員が突っ込みを入れる

 

峰田がカメラを構えた所で、蛙吹さんからクリティカルヒットをもらっている

 

「ほら!行くわよ」

 

「は~い…」

 

リンクルとラナさんがデカコッコに乗って、駐車場料金を精算し一般道を走って行く…

 

「道路走っていいのかよ!」

 

切島が突っ込みを入れた

 

※道路交通法上、デカコッコは、馬や牛の様に、法律では規制対象ではありません、許可も要りません、免許もいらないので、別に公道を歩いてもOKです。

 

 

「殻はどうするのよ!」

 

…さぁ?

 

※皆はポイ捨て駄目だよ♪

 




ありがとうございました。


デカコッコはカーネルおじさんのドライブスルーには行けません。

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