多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
…あの後も、人間に戻ったのに、八百万さんに無理矢理、首輪を着けようとして来るので
リンクは八百万さんを壁に追い詰め、腕を壁に伸ばす
そのまま、何故、首輪を無理矢理着けさせようとするのか、問い詰めたが
何故か顔を真っ赤にし、目を合わせようとせず、そこまでこだわる理由は、頑なに教えてくれなかった
八百万さんの旦那は苦労しそうだ、色々…
「…相変わらずパウチに踊らされるっと…よし!お仕事終わり!また何かわかったらメールしてね」
ラナさんがリンクの個性について纏めた資料を片付けている
「じゃ…僕たちも行くね」
時計を見ると夕方になっていた
「また学校でね」
リンクは手を振るが、爆豪が残った
「おい、クソ甘党…俺と勝負しろ…手加減無しだ!」
…何故に?
「いや?何故に?授業の対人戦闘訓練でいいじゃん」
「オールマイトをあそこまで追い詰めた相手に、彼処まで追い詰みやがった…だから勝負しろ!どっちが強いか!」
爆豪は首を掴んでくる
「…そんなに力が大事?」
「当たり前だろうが!ヒーローは絶対に負けちゃいけねぇ!」
「…言っておくけど、僕は弱いよ」
「あぁ!フザケんのも大概にしろよ!」
リンクは振りほどく
「僕は弱い、ナビィやケミィ、シィ…沢山の絆が僕に力を貸してくれたから、強敵に…オールフォーワンに彼処まで戦えた…僕は君みたいに恵まれた個性じゃない…もし、妖精と友達に成れなかったら…僕は無個性と変わらない」
「…何が言いたい!フザケルのも大概にしろや!」
…まだ解らないのか
「…僕は、どんな強敵に会っても、皆の力で乗り越えられると思っている…それこそどんな強敵…現役のオールマイトさえも…ね」
「は!?…マジで言ってるのか!?」
「本気だよ…オールマイトはどれ程なのかは知らない…でも、一人で100の仕事するより、100人で100の仕事した方が…早いし、負担も少ない、強がっても疲れるだけだよ」
「………」
「そうだな…緑谷と本音で話し合い出来たら、やってあげるよ」
爆豪はあからさまに不機嫌になった
「ふざけんな!!なんでクソナードと…」
「出来ないなら、僕は戦わない…だって、爆豪は繋がりの強さを知らないから、勝てないよ」
「面白え!今からやってやんよ!ごらぁ!!」
すると騒ぎに気が付いた看護師がくる
「他の患者に迷惑です!静かにしてください!」
「…チ!覚えてろ!」
爆豪は出ていく
「…大丈夫ですか?…最近の子ってもう!」
看護師は怒っている
…波乱の2学期になりそうだ orz
その後、夜にメールが来て耳郎さんと楽器を見に行くのは、学校の仮免に向けた必殺技開発の前日になった
…誰にも言うなと注告付きで
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緑谷サイドー病院ー外
緑谷達が帰っている
「あれ?かっちゃんは?」
緑谷が爆豪が居ない事に気付いた
切島が答える
「なんか、牧場と話があるってよ」
少し歩いて、駐車場の横を歩いていると人だかりが…
「…?なんか集まってる?」
麗日さんが気になった
「もしかして…芸能人が来ているとか!?」
峰田が勝手な想像をしている
「おい!ちょっと見ていこうぜ!」
上鳴が集まっている所に行った
「なんか楽しそう♪」
「あ!私も!」
葉隠さんや芦戸さんも付いていった
「「「…………は?」」」
見た瞬間、固まった三人
「…?なにがありましたの?」
八百万も近付く…
そして八百万も固まった
「?どうしたん?」
皆して人だかりの中を見ると
「…あれ?目がオカシイかな」
緑谷が目を擦っている
そこには、駐車場のスペースを二台分占領している大きな鶏が…
しかも前には、ボロボロの緑のローブがある
「なぁ…あのローブって…」ガタガタ
切島が指を指している
「まさか…リンクルさん!?」
緑谷が驚いていると、ラナさんが歩いてくる
「…あら?…なんでこんなに人が?」
「ラナさん!この鶏って…」
緑谷が訪ねた
「ん?普通のデカコッコじゃない…コッコ見たこと無いの?」
ラナさんが何が可笑しいの?って顔をしている
「イヤイヤイヤ!!鶏はこんなに巨大じゃないですよ!」
緑谷達が全員頷いている
「そうなの?変わってるわね~」
ラナさんは普通だ
「ほら!立った、立った」ポンポン
ラナさんがデカコッコを叩くと、下には卵があった
「暖められてた!!」
ラナさんは杖を構えて…
「そ~…れ!」
思いっきり叩くと、中からボロボロのリンクルさんが出てくる
「「卵から人が産まれた!!??」」
「ほら!早く起きなさい!」ゲシ!
「はう!…なんか…良く寝た~」
ラナさんの蹴りで起きたリンクル
「「生きてた!しかも寝てただと!!??」」
「うおおおおお!!カカカカメラ…ぐぎゃ!!」ガス!
「させないわ」
野次馬が全員が突っ込みを入れる
峰田がカメラを構えた所で、蛙吹さんからクリティカルヒットをもらっている
「ほら!行くわよ」
「は~い…」
リンクルとラナさんがデカコッコに乗って、駐車場料金を精算し一般道を走って行く…
「道路走っていいのかよ!」
切島が突っ込みを入れた
※道路交通法上、デカコッコは、馬や牛の様に、法律では規制対象ではありません、許可も要りません、免許もいらないので、別に公道を歩いてもOKです。
「殻はどうするのよ!」
…さぁ?
※皆はポイ捨て駄目だよ♪
ありがとうございました。
デカコッコはカーネルおじさんのドライブスルーには行けません。