多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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小学生編もう少しで、終わりそうです。


僕の夏休み01

小学校

 

1学期終業式

 

 

先生の長い話で貧血を起こす人もいれば、しゃっきりしている人もいる。

 

 

あとは適当に過ごして、夏休みは森で過ごすんだ!!

 

 

「ねぇリンク!夏休みどっかいくの?」

 

最近になって話す様になった女子…マヤが話掛けてきた

 

 

「…多分、迷いの森で過ごすと思う」

 

 

「…本当に野生児だね」

 

 

 

おわかりいただけただろうか。ボクは普通に、女子と!話している!

 

 

さんざん、ナビィとケミィに鍛えられつつけた結果、少しだけ会話が成り立つようになった。

 

個性は…教えてくれない

 

 

 

母さんからお赤飯が近いと言われた

 

意味はわからなかった

 

 

 

「どっか遠出はしないの?」

 

「…牧場があるから、あまり遠出が出来ない」

 

 

「そっかぁ…海とか行けたらいいのにね」

 

 

「海かぁ~見たことないな」

 

「ウッソ!人生7割損してる!いいよ~海は!」

 

 

「お前の人生、陸の上は3割だけかよ」

 

 

……………人間もいいなって思うようになってきた今日この頃

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

通学路

 

 

季節性の嵐によりぐちゃぐちゃな道を歩いてる

 

 

もう夏休みだし、早速、妖精の泉に釣りでも行こうと思う

 

 

 

 

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妖精の泉

 

 

今日は何時もより濁っている、最近になり、餌釣りからルアーに変更した。餌を取るのが面倒になったからだ

 

 

 

「今日ハナニガ釣レルカナ」

 

ナビィは成長して少しだけ大きくなった。そして新しい力に目覚めた。

 

「今日モイクヨ!」

 

 

ナビィは変身して、楽器になれるようになった!

 

 

でも今までの影響力が倍以上に成ったため、人のいない所でのみ、楽器になっている。オカリナは少しだけ大きい物を誕生日に貰った。音は前より少しだけ低いが特に問題ない

 

 

「エコーロケーション!」ピイイイイイイ

 

 

ナビィは自身の音で、反響マップを作れる様になっていた。

 

でも用途はもっぱら

 

 

「11時6m魚2」

 

魚群探知である

 

 

「アレ?」

 

「どうした?」

 

「変ナ魚ガイル」

 

 

「ん?」

 

 

ナビィの見ている方を見た

 

 

「魚?ここら辺じゃ見ない種類だな?」

 

 

「オーイ」

 

聞き慣れない声が聞こえた

 

「?ケミィ、呼んだか?」

 

 

「ボクじゃねーです」

 

 

「コッチだー!」

 

 

「「「ん?」」」

 

 

声は泉の方からする

 

「こっちこっち、良かったら餌を分けてくれんか?」

 

 

「魚が餌を要求している!?」

 

「この魚、顔がおじさんです。」

 

人面魚に餌を要求されてしまった…魚って喋るんだ

 

 

「…………蜂の子でいいですか?」

 

 

?「おお!くれるか!ありがたいね~」

 

 

リンクは、釣り餌用蜂の子を人面魚にあげた

 

「なかなか甘口でいいな、ありがとよ」

 

 

「ボクはリンク、あなたは?」

 

「名前なんざねぇ、皆、魚男って呼ぶぜぇ」

 

…有名なのか?

 

「では魚男さん、どうしてここに?」

 

 

「それがよぅ、海で偉い可愛い娘チャンがいたからよぅ、追っかけったら河に入っちまって、戻れなくなっちまったんだよ」

 

 

おっさん、多分それ、シーズン的に鮎だと思う

 

「もし出来る様なら、海までつれってくれねぇか?」

 

「どうするです?」

 

魚を海へ連れて行くのか…鮭みたいに戻ればいいのに

 

「ちょっと両親に聞いてからでもいいですか?」

 

「マジかー!ありがてぇ」

 

「あまり期待しないでくれよ」

 

 

とりあえず、うちに帰って報告することにした。

 

なんて説明すりゃいいんだ?

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自宅

 

 

両親に、海へ帰りたい魚の話をしたら、リンクが行く分別には、大丈夫だと言われた。

 

父さんが昔使っていた。エアーポンプ付きポリタンクをくれた。

 

…………良く考えたら、コログやデグナッツ、科学妖精、音楽妖精

 

妖精以外、家に連れてきたこと無かったから

 

今回の類いも、その絡みだと思われたようだ

 

 

人生、初の海に出発!

 

 

 

 

 

…………どうやって行く?交通手段が無かった

 

 

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妖精の泉

 

 

 

「いやぁ助かったぜ!これで帰れる!」

 

 

ボクは悩んだ結果、自転車で行くことにした。後ろのリヤカーにはタライにエアーポンプ、予備の水が入ったポリタンクが積んでいる

 

「大丈夫?コレ?」

 

ナビィが心配している

 

「大丈夫だ、多分!」

 

 

リンクは、父さんの御下がり自転車で向かう事にした!

 

 

父さんの趣味なのか、かなり立派なMTBだ、少し大きいが問題ない‼、リヤカー付きだし!

 

 

リンクは[思い出のマウンテンバイク]を手に入れた

 

 

リヤカーに魚男の入ったタライを積み出発するのだった

 

 

「待つです!!」

 

ケミィに止められる、

 

 

「…どうしたの?」

 

「シーカーストーンにピンを打つです。」

 

 

「ピン?」

 

 

「出すです」

 

 

シーカーストーンをケミィに渡す、シーカーストーンを操作し始めた

 

 

 

「[地図]にピンを打つと[ポータル]、ワープ使えます。ただし、転移は実際に行かないと、ピンが使えません」

 

「何!?なんだその便利機能!」

 

「一回使うと3日チャージの為、使えません」

 

 

 

 

 

「…………遅刻しなくなると思ったのに」

 

 

「浅はかです」

 

 

ともかく、帰りは楽になった。

 

気を取り直して、リンクは出発するのだった。

 

 

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ゾーラ川

 

カカリコ村の西にある大きな川、時々見る<ダム建設反対>の看板がある土手の高い所を走っている

 

土手は、ランニングコースになっており、スムーズに走れる

 

 

「この川を下れば、海が見えるです。」

 

 

「了解!どのくらいだ?」

 

 

「このペースですと…4時間です」

 

ケミィはシーカーストーンを操作しながら確認した。

 

 

「…結構かかるな!」

 

 

「ホラ!前ヲミナサイ!」

 

 

「はーい…」

 

 

…水筒もつかな?

 

 

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2時間後、川幅が広くなり、土手の下に公園が見えてきた

 

夏の暑さにより、水筒はもう空になっていたので、ポリの水換えも含め休憩をとっていた。

 

 

公園の蛇口で水をかぶるリンク

 

「……ブハァ!…あ~…暑い…水道があって良かった」

 

少しぬるいが気持ちいい!!

 

 

 

「人間は不便じゃの~…エラ呼吸出来ればええのに」

 

人間がエラ呼吸って…

 

「…エラ呼吸だとこうやって運べんが?」

 

 

「それもそうじゃ、このままいけばリト族の祭りに間に合うかも知れんぞ」

 

「…リト族?」

 

聞き慣れない言葉が出て来た

 

「そうじゃ、リト族は、風の民で、良く島から島へ郵便をしている種族じゃ、気はいい奴らだぜ」

 

 

「風の民…」

 

「今の次期、鳥人間コンテストをやってるはずだぜ」

 

 

 

リト族の鳥人間コンテスト…

 

「おし!行こう!すぐ行こう!」

 

 

どんな祭りか楽しみだ!!

 

 

リンクはペダルに力がみなぎっていた

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 




風のタクトより魚男、登場

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