多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
深夜ーアライアンスー外
男子棟の外
植栽に隠れて、移動する物陰…
「ふふふ…後少しです…」
スターライトスコープを付け、全身を自身で作った発明品であるベイビー達で、隠密行動をとる発目さん
目的はただひとつ…
「あの緑の人のタブレット…きっちり調べさせて貰いますよ…」
リンクの持つシーカーストーンだった
「さて、あの人の部屋は3階の角部屋…きっとアソコですね」バス!バス!
腰のサポートアイテム[ザ・ワイヤーアロウ]でベランダに引っかけ…
「ふん~♪フンフン♪…」
[ホバーソール]でゆっくり登っていく
ベランダにある、防犯用の赤外線もあるのだが
ミラーを駆使して反応しない様にしていく…
「私が作ったベイビーです♪どうすれば反応しないかは把握してます」
リンクの部屋にあるベランダに乗り込む
「順調順調♪…網戸…鍵が掛かってませんね…!この部屋、設計よりかなり広い…これも調査が必要です」
網戸からリンクを覗く発目
窓からはリンクが寝ているのがわかる
「さて…お目当てのは…! アソコですね…」
発目は、ドールハウスの横に置いてあるシーカーストーンを見つける
発目網戸を開け、ゆっくりシーカーストーンに近付く…
「さて…じっくり調べさせていただき…」ウィイイイン…
部屋に少し入って背中からロボットアームを伸ばした所で、シーカーストーンが赤く変化し始めた
「え…何が起こりました?防犯装置は外したはず…」
画面には文字が現れる、ハイラル言語で書かれているので発目には読めないがこう書かれている
《侵入者発見!排除します。フェロモン使用中!》
ベットの頭の所からロボットアームが伸び、リンクの耳と目を塞ぎ…
その後、窓とアライアンス廊下側の扉がシャッターで封鎖される
「な、いったいなにが…」
すると何かが背中に当たり、振り向く
「?…何か…糸?」
粘着性の糸が付着し、背中に付けらていた
「これは、かなりの粘着性ですね…これも約に立ちそうです…」ウイイイン
発目は背中のロボットアームを2本伸ばし、引きちぎろうとする
「…な…切れません…これ、鉄板位なら簡単に裂ける出力があるはずですが…」
するとまた別の方向から糸が飛んで来て、今度は足元を狙われる
「ちょ!どこからン!」
今度は顔を糸が網の目上に飛んで来て、発目の口を塞がれ、スコープもレンズに糸が付着し、見辛くなってしまう
「~~~~!(なぜ緑の人は起きない!…何かに顔を塞がれてる!?)」
発目はリンクをまだ見える隙間から覗くと、ロボットアームが押さえているのが見えた
そして、足元を固定された状態で背中を引かれ、倒れ込むと視界に沢山の脚が見えた。
ここで初めて正体を知る
「~~!~~…~~~~!?(あう!何が…蜘蛛に襲われてたのですか!?)」バタン…
そして[スタルチュラ]は一匹だけではなく、天井からも何匹か降りて来て
「(ヤバいですよ!餌にされてしまいます!!まだ未完成のどっ可愛いベイビー達が…)」ジタバタ
発目を糸で拘束していく
「(こ…の!…ダメです…油圧式アタッチメントバーも上手く動きません!)」カチッカチッ!
蜘蛛の糸に絡まり、上手く伸びない回避用のアイテム
そして、拘束に成功したスタルチュラは、食べ物かどうか確認して、食べていい物なのかを脚で突っついたり、軽く噛みながら調べる
調べ終わると、他のスタルチュラと協力して、[どこでもキッチン]に運んで行き
「(私は美味しくないですよ!どこに…きゃ!)」モゴモゴ…
扉の中に発目を投げ捨てた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どこでもキッチンー裏部屋
拘束されたままの発目
「(いったいどこに…)」
するとスコープが引っ張られ、視界が確保された
目の前にいたのは…デクババだった
syahahahaha!
「~~~!!~~~~!?(人食い花ですか!!さっきのは手下ですか!?)」ジタバタ!
しかも他にも数体いる
デクババは、発目に噛みつき、引きづり込み…
ガブガブしていく
「~~~~!~~~~!(いたーー!何かが染み込んでくる!!)」ジタバタ!
発目は体温が上昇していき、意識が段々朦朧としていく
「~~~…(なんか…体が暑い…頭もぼーっとしてきて…噛まれる度になんでしょう…体の芯に!電流がなが!)」ビク!ビク!
デクババは、ぐったりした発目を持ち上げ
「(今度…は…いった…)」
ライクライクの中にシュートする
「~~…(なんです…生暖か…)」
そして発目はライクライクの中にある触手で蜘蛛の糸を溶かされ…
「にゃに!?そんにゃろこ…にゃーーーーー!!」ビク!ビク!ガクガク…
全身隈無く、徹底的に体の【外側を全部】ゴシゴシ洗われていくのだった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日ー早朝
「ふぁー…あさか…」
リンクは目覚め、部屋を見ると
「…なんだこりゃ?クモの糸だらけ…」
床や壁にスタルチュラと思われるクモの糸が沢山ついていた
「…天井に住んでるから仕方ないか…」
リンクはクモの糸を箒でまとめ、ゴミ箱用ライクライクに捨てる
「えっと…ナビィ達に朝ごはん作ら…?侵入検知?」
食材の在庫を確認しようと、シーカーストーンを手にとる、すると、[どこでもキッチン]に侵入検知のマークが出ていた
「…いったい誰が、ケミィが忍び込んだか?」
録画時間を見ると3時間と表記されていたので、とりあえず、現在の状況をみる事にした
「……あ゛う゛……あ゛////………う゛!ぅぅぅぅ……」カビク…ビク!…
そこにはライクライクに飲まれ、体の服がボロボロ、装備品と思われる機械を壊され、ビク!っとたまに動く発目さんが映っていた
「何で発目さんが!!??…ナビィ!!ケミィ達も起きろ!!!」ドンドン!!
リンクはナビィ達を叩き起こし、発目さんを解放、ヒーリングオペレーションを実施
どこでもキッチンのシィの部屋に発目さんの声が響き…
「ひゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!うぐ!…あ…あ…あ…あ/////」
「もう少しで終わるから!我慢して!」
かなり噛まれたであろうデクババの噛み跡と、スタルチュラの噛み跡、樹液で中脳と前頭葉が麻痺してる、おまけに脱水症状…どんだけ汚れてたら3時間も拘束されるんだ?
「また…くる…クル!クル!…ギ…ギダー!ギダ!ギマ゛ジダーー!トメ!止メデグダザイ!!」バシバシ!
ベットの枕を叩く発目さん…
「暴れない!もう少しで終わるから!」
後は胃洗浄と血液浄化のみ、後少しで終了する
「があ゛あ゛あ゛あ゛!!」
無事、施工を終了後、発明さんは静かになった、寝てしまったようだ
「…ハァ…ハァ…………」ビク!ビク!……
服はシィが直し、後でこっそり、サポート科の前に置いといた
…後でなぜ侵入したか確認しよう
…流石に今日は帰るだろうが…帰るよね?帰ってよ!振りじゃないからね!
ありがとうございました。