多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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仮免許試験05

都市エリア

 

都市の中に入ったまではいいのだが…

 

「…気配がほとんどない」

 

シィも頭の上から双眼鏡で周囲を見ている

 

「…まるで大規模戦闘の後であります」

 

…とりあえず進もう、もしかしたらどっかに隠れてるかもしれないし

 

「ビタロック+も後10分は使えないしな…」

 

そうして、中央部に向かって行く

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

都市エリアー西方面

 

 

ある建物に入ろうと、シィが叫んだ

 

「!狙撃されます!」

 

リンクは即座に腰を落として、胸の前で両手の拳をくっつける

 

すると全方位のオレンジ色のクリアガラス[ゴロン族の守りの力]展開される

 

ガス!!パピュン!…

 

ガラスに弾丸があたるとそのまま同じ方向に反射されていく

 

「…あそこか!」

 

リンクは弾が反対方の屋上に戻って行ったのを確認して、向かって行く

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ビル内ー9階

 

屋上に向かって行っている時、白い制服の女学生がパチンコを手に嵌めてる状態で降りてきた

 

完全に鉢合わせた!

 

 

「雄英!…」ギリギリ…パス!

 

リンクは、盾を構えて弾く

 

「ヤロォ!…隠れたか…流石、狙撃屋…慣れてる」

 

リンクはポインターが一緒にいないか注意しながら周囲を見回す…

 

あの部屋っぽい…

 

 

 

フロアの中程、通路から部屋の中に入る、部屋の中は机や椅子等、オフィスエリアになっていた

 

部屋入ってすぐ、ナビィが音を探知する

 

 

 

「110度8m!」

 

ナビィが言った先には、少し隠れることが出来そうな柱があったそこか!

 

バス!

 

リンクは[一心の弓]を構え、シィの言った方向に矢を放つ

 

 

すると物陰から飛び出してきた!

 

「ク…」パス!

 

茶髪ロングが弾を放つ

 

放たれた弾は、リンクの顔をかすめるが、リンクは転がりながらシーカーストーンで矢を爆弾矢に交換

 

近くの机の影に隠れたと思われる所に向かって爆弾矢を放つ

 

「…フン!」バス!

 

バゴーーン!!

 

「きゃああああ!!」

 

茶髪ロングと机は吹きとばされた

 

「そ…れ!」

 

リンクは背中に弓をしまい、ダッシュし、茶髪ロングに急接近する

 

「く…!」バス!

 

 

リンクは、神経を研ぎ澄まし、弾を持ってる右手に集中し、マスターソードに手をかける

 

放たれる瞬間、頭1つ分横にズラし、導線と思われる所をマスターソードで切りつけ…

 

弾は、マスターソードで切り落とす!

 

キュイン!

 

「嘘!?きゃあ!」

 

リンクは、相手の左手にあるパチンコのゴムを切り、腰を低くし、思いっきり、脇腹に張り手をする

 

 

「がは!…ぐは!」ドン!…グシャ!

 

茶髪ロングは手でガードはしたが…今、変な形で壁にぶつかったぞ

 

 

リンクはそのままターゲットにボールを当てて、最後のターゲットをゲットした

 

 

リンク!3ポイント達成!

 

リンクは、背中にマスターソードをしまう

 

 

「が!…うぐ…」

 

茶髪ロングは背中を気にしたまま倒れている

 

「どうしたの?……痛むのか?」

 

「背中に…何か刺さったような…く!今度は…胸…」

 

…刺すような痛みが移動してる…!!まさか…

 

「ごめんね、ちょっと横になってね…」

 

 

回復体位(体の右手を枕にさせ横に寝かせる事)にさせて、オカリナを構える

 

 

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

オペレーションモード!

 

 

リンクは癒しの力を纏い、上半身に集中させ、体内の状況を見ていく

 

すると、心臓近くの動脈が膨らんでるのが見えた

 

…解離性大動脈瘤になってる!これはヤバい

 

「…動脈に傷が出来て瘤になってる、今から治していくから、痛くなったら言って」

 

「…ゴホ!……」コクコク

 

リンクは茶髪ロングを跨ぐ様にして乗り、背中とみずおちから手を入れる

 

「な…手が…入って」

 

 

心臓の血管を包む様にして、血管の状態を見ながらゆっくり治していく

 

「!!キャッ…ン~~~///」

 

「ゴメン!痛かった?」

 

「~~」ブンブン!

 

すると口を手でふさぎ、顔を強く横にふる茶髪ロング

 

「…なら続けるよ。」

 

血管が皮一枚でドンドン膨らんでる…傷の付いた血管の内膜を修復して…溜まった血液を少しづつ戻して…

 

「~~~!~~~~!!////」

 

…苦しそうだ、急ごう

 

リンクは早く治す為に、力を強くする

 

 

すると茶髪ロングが腕でリンクを掴んでくる

 

 

「うひゃん!!///ン~~~…」ピクピク…

 

ナビィが確か…こういう時は相手の目を見ながら、優しいお父さんな感じで話かけると落ち着くって言ってたよな…かなり昔の話だが

 

「…大丈夫、ちゃんと治るよ」(^-^)

 

 

そして背中から心臓を回復していく

 

 

 

5分後…ポッポー

 

 

 

「…よし!終了!もう動いてもいいよ、傷が付いた所は修復し、少し厚目にしたからもう大丈夫…一応医者にCTかレントゲンで見てもらってね」

 

…傷痕もキレイになったし、えがったえがった…

 

 

「///…もしかして…アナタが雄英の保険委員さん?」

 

茶髪ロングが顔を真っ赤にしてるが、腕が入ってた所を手で触り確認しながら話かけて来た

 

「そうだけど…良く知ってるね?体育祭でも少ししか出てないハズ…」

 

リンクは不思議だった

 

「超有名人ですよ…スイーツで傷を治すだけでなく、直接も回復出来るんですね」

 

「ナビィ達のおかげだけどね…でも無事に治って良かった……」

 

 

リンクは、ナビィ教育スマイルをしている

 

「ボン!……ま、プロになればケガは当たり前ですし…///」

 

?何かもじもじしている

 

この病気は生まれつき血管が弱いの場合もあるから注意が必要だぞ

 

リンクは茶髪ロングを見るとまだ爆風で出来た、細かい傷が残っていた

 

「…良かったら、これ食べていく?爆風の傷も残っているみたいだし…」

 

なんとなくお嬢様っぽかったので、デクの種を置いて、手で被おうと成長し、テーブルセットが出来上がる

 

そこに、アールグレイと花子のレアチーズケーキをおく

 

「いえ…まだ作戦…!なんて良い香り…」

 

茶髪ロングはケーキをじー…っと見ている

 

 

「…少しだけですから」

 

そういいながら、席につく茶髪ロング、食欲の方が勝ったようだ

 

「かしこまりました。お嬢様」

 

なんとなく、シィの薄い本にあった様に真似をしているリンク…

 

レアチーズケーキを一口食べる茶髪ロング

 

「何の真似か?(パク)……!!!……な…なんだこれは…」

 

…随分驚いているようだ

 

初見で気絶しないって…いいもの食べてるんだな

 

 

 

15分後…ポッポー(鳩時計音)

 

 

 

リンクは茶髪ロングと仲良くなっていた

 

 

 

「へ~聖愛学院って凄い所ですね」

 

リンクは関心しながら茶髪ロングの話をしている

 

「そうだ!特に才様の個性は素晴らしく…」キラキラキラ…

 

 

無事、爆風での負傷も綺麗に無くなり、聖愛学院の話を聞いていると…

 

 

「大丈夫!!?応援に来たわよ!」

 

茶髪ロングと同じ制服の人が来た

 

今度は金髪ショートだった、こっちもケガをしている

 

「「あ」」

 

金髪ショートが怒り始めた

 

「…ちょっと!連絡ないと思ったら、何のんびりお茶してるのよ!才様がやられたって言うのに!」

 

 

「えぇ!才様が!?」

 

茶髪ロングは席を立つ

 

「ありがとう!紅茶とケーキ、美味しかったわ!」

 

リンクは二人を引き留める

 

「待って!ケガしてるならこれ!他の人の分もあるから…」

 

リンクはホールサイズのレアチーズケーキの入った化粧箱を2つ渡していく

 

「ありがとう!いきますわ!」

 

 

…2人を見送るリンク

 

 

 

「あ…こっちも戻らなきゃ!」

 

控え室に向かうリンクでした。

 

 

 

 




ありがとうございました。

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