多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

172 / 337
VSミリオ

体育館γ

 

体育着に着替え、1ーA全員VSミリオ先輩が始まろうとしている

 

「でも本当にいいのですか?…」

 

流石に訓練で刃物は不味いだろう

 

 

でも天喰先輩が、「相手をして、自信を無くすから辞めといた方がいい…」

 

なんて言うから、皆やる気が半端ない

 

 

「とりあえず…様子見だな」

 

 

模擬訓練…スタート!

 

 

ミリオ先輩が煽ってくる

 

「誰からくるんだい?いつでもいいよ」

 

「じゃあ!オレが…」

 

切島が立候補しようとしたが

 

「僕がいきます!」

 

緑谷が先発になった

 

 

「では先輩…ご指導よろしくお願いシマース!!!」

 

緑谷が飛び出し、ミリオ先輩の顔を蹴りとばしたが…

 

ミリオ先輩の服が落ちた…

 

「「な!!」きゃあああ!」

 

耳郎さんの悲鳴が響く…

 

「ゴメン!調整が上手くいかなくて」

 

リンクは服の落方がおかしい事に気付いた

 

「…すり抜けた」

 

…ゴースト戦と考えた方がいいな

 

リンクはオカリナを構え、メロディを奏でる

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

 

狼モード!

 

 

その間に遠距離がミリオ先輩は、反対側…1番後ろにいた耳郎さんの後ろに出た

 

「うああああああ!」

 

真っ裸で現れたミリオ先輩…

 

にゃろ!

 

リンクは全身をバネにして、ダッシュしたが間なわず…

 

「かふ…」ズシャ…

 

耳朗が腹パンされてリタイア

 

 

「ワンワン!(耳郎さん!…)」

 

また消えた…というか潜った

 

リンクは潜った地面に耳を当てるが何も聞こえない…

 

…どうなってるんだ

 

その時相澤先生から皆に声がかかる

 

「お前ら!良い機会だから一丁揉んでもらえ…ソイツはNO.1に最も近い人物だ…[プロを含めて]…な」

 

 

 

リンクは[センス]を発動させる

 

すると今度は、常闇が狙われた

 

「かふ…」ズシャ…

 

 

どんどんリタイアさせられて行く

 

 

…また地面に潜った…

 

命を探せ…魂の鼓動を…

 

 

…!地中で変なポーズの人形が見える!

 

「ワンワン!(モモさん後ろ!)」

 

八百万さんに向かって吠えるが

 

「きゃ!!……」ズシャ…

 

創造した盾を貫通して殴られた

 

 

間に合わなかった…

 

リンクはセンスで次の出現と思われる所に走る

 

峰田が次に狙われる!

 

「ガウ!」

 

峰田の服を噛み思いっきり走る

 

「ぐえぇぇぇ…!…なあ!!」

 

峰田が先程いた所のすぐ後ろに現れた

 

「な!先読みされた!?」

 

ミリオ先輩が驚いている

 

「助かった…サンキュー!」

 

峰田をそのまま首をふって、背中に乗せてまた構える

 

「ガルル…」

 

「よっしゃア一丁噛ましてヤろうぜ!」ポイポイポイ!

 

峰田は、背中からモギモギを投げまくる

 

!また潜った!

 

今度は…瀬呂!

 

「ワンワン!」

 

吠えて教えるが…

 

「こっちか!?…」

 

瀬呂はテープを構えるが…

 

「パワーアアアア!」バス!

 

「ハグ!…」ズシャ…

 

 

 

テープのガードをすり抜けやがった

 

「けろ…」ずしゃ…

 

 

蛙吹さんもやられた

 

リンクはまた潜ったミリオ先輩を先回りし、飛び出し出しそうな所に走った

 

「おい牧場!急に走るな!」

 

しっかり掴んどけ!

 

「ワン!」

 

障子の方に走る

 

「今度は俺か…!」

 

障子の背後に現れたミリオ先輩…

 

「完全に読まれてる…でも!」

 

ミリオ先輩は回し蹴りが飛んで来そうだ

 

リンクはバックステップをする

 

「なあああ!」

 

あ…峰田を忘れてた

 

峰田は振り落とされ、障子と一緒にミリオ先輩の餌食になった

 

 

…やべぇ思った以上に移動が早い

 

ミリオ先輩は緑谷達を見据えながら語る

 

「遠距離はこれだけ…後は近接主体ばかりだね!」

 

切島が弱音をはきはじめる

 

「なんだよ!今の!無敵じゃねえか!」

 

「どうやって当てりゃいいんだよ!?」

 

…アカン、皆、腰が引き気味になってる

 

「待って、すり抜けの個性の応用でワープしてるのか、ワープの応用ですり抜けてるのかわからないけど…直接攻撃してくるならチャンスはあるはず…それに牧場君が何かを追いかけてたから何か、痕跡があるはず!」

 

緑谷アドバイス…しかし…

 

「そうだな!謹慎明けの緑谷冴えてる!頼むぞ牧場犬(マキバケン)」

 

「ちゃんと教えてくれよ牧場犬!(マキバケン)」

 

切島、上鳴と勝手に狼なのに犬扱いする

 

「ワンワンワン!ワン!(犬扱いするな!狼!)」

 

牧羊犬じゃねえぞ(怒)

 

切島が緑谷を見て、緑谷は後ろを警戒する

 

 

「おい!今度はこっちに向かって吠えたぞ!」

 

…種族の壁!!

 

「…そこ!」

 

緑谷はシュートスタイルで対応しようとするが、

 

「…必殺…ブラインドタッチ!」

 

緑谷の顔を貫通し、腰を引いた所を

 

「セイ!」バス!

 

「ぐはあ…」ドシャ…

 

緑谷がやられた

 

 

クソ…走って追いかけようにも速い!

 

そうこうしている内にだんだんヤられていき…

 

「グルルル…(僕だけになった…)」

 

皆は地面に伏せている

 

ミリオ先輩が下半身を地面に沈めたまま話して来る

 

「さて、やっと最後になったねワンちゃん…」

 

「ガウ!グルルル…(狼だ!)」

 

「元気いいね!どうやって分かってたか…色々試させて貰うよ!」ズポン…

 

また地面に潜った

 

このポーズは…こっち!

 

リンクは左に1m程連れる

 

 

…!地中で方向転換!?

 

前にダッシュする

 

「ふん!…やっぱり見えてるみたいだね…面白い!!」

 

そう言ってまた潜った

 

 

ハウンドドッグ先生のアドバイスを思い出せ…

 

『…噛み付きは服の上からは絶対するな!歯を全部持ってガレるぞ、後は噛み付くなら二の腕、太腿がいい、首は殺し兼ねないからな…噛み付たら思いっきり体を捻らせ、牙が食い込み安くなる、地面に着地したら…思いっきり下がれ!そうすれば反撃されても弱い!』

 

 

…相手はもう裸…タイミングを合わせて…

 

リンクは少し右にズレ…

 

 

「ふん!」

 

地面からアッパーカットしてきたミリオ先輩…一回全身が飛び出してくる…

 

今!

 

「ガウ!」ガプ!

 

…やば…

 

タイミングが合わなくて、ミリオ先輩のお尻に噛みついてしまった!

 

「いたあああああ!!!???」

 

なんだこれ!?筋肉噛んでるはずなのにやたらフヨフヨしている!?迷いの森で相手にしたゴーストの魂みたいだ!

 

でも…デカイ!牙があんまり刺さらない!

 

「なんで噛めるの!?この!…いた~!」

 

ミリオ先輩は何とか抜け出そうとリンク頭を叩くが、その度に段々牙が食い込む

 

思いっきり体をひねり、地面に引き寄せ…

 

「ガウウウ!(セイヤー!)」

 

思いっきり引っ張る!

 

「いだーーー!!!ガク……」

 

!なんだ?ミリオ先輩から半透明なのが出て…

 

プゥ~……

 

!!

 

「キャン!キャィン!(臭!臭い!)」

 

思わず離し、離れるリンク

 

その場で悶える…鼻が!鼻が!!

 

 

「…あ!ゴメン!屁が出た!何か力が抜けちゃって…」

 

「ガウウウ!ガウガウ!?…キャン!キャイン!…(なんでこのタイミング!?…駄目だ…鼻の粘膜が…)」ダッシュ

 

リンクは逃げ出した…

 

「( ^∀^)きゃはははははは!お腹!お腹痛い!おならって…」

 

波動さんの笑い声が体育館に響く…

 

「…ミリオ…今のは、流石にない…」

 

呆れた目でミリオ先輩を見る天喰先輩…

 

「イヤ!わざとじゃないんだよ!本当!」

 

 

 

 

 

リンクは体育館の外にある蛇口にダッシュし、シィに蛇口を開けてもらう

 

「大丈夫であります?」キュイ…

 

「ガウウ…(なんとか…)」バシャバシャ…

 

鼻と口を洗うリンクでした

 

 

 

※因みに、本物の犬や狼はおならを嗅いでも、臭いとは感じません。変な匂いか、変わった匂い位にしか感じませんが…人間は「屁は臭いもの」と言う認識を後から学んで、人間は屁を臭く感じます。今のリンクは臭いものという認識の中で、狼の嗅覚でダイレクトに喰らったので悶えてます…

 

 

テストに出ないぞ!

 




ありがとうございました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。