多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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円盤

体育館γ

 

リンク以外の生徒はお腹を押さえている

 

「皆!どうだったい?」

 

「…訳も分からず、腹パンされただけですが…」

 

緑谷が皆の声を代弁してくれた

 

…僕は屁で悶えてました…後…

 

 

 

「ここ座り心地いいわね!温かいし毛並みも心地いいし♪」

 

いい加減降りて下さい、波動先輩…

 

顔を洗った後、すぐに波動先輩に捕まり、頑張って降りるようにしたが、結局、もの◯け姫みたいにリンクに股がる波動先輩

 

「…波動さん…いい加減降りた方がいい…」

 

天喰先輩!あんたイイ人!

 

「えぇ~もうちょっと~」

 

…コログみたいだ…ホントに…

 

ミリオ先輩が話を続ける

 

「俺の個性は皆の推測道理"透過"あらゆる物をすり抜ける個性だ」

 

芦戸さんが考える

 

「?ゲームのバグみたい」

 

「言いえてミョー!」

 

ミリオ先輩は、ある意味納得している

 

「つまり、あれは地面に落ちてたってことですか?」

 

耳郎の質問

 

「そう、そして同じ物質は共存出来ないから弾き出される」

 

「無敵じゃないっすか!」

 

上鳴が突っ込むが…

 

「あれ?…それって…」

 

蛙吹さんは何かに気付いた

 

 

「そう…あらゆる物…つまり光なんかも透過…すり抜ける、壁を抜ける際も、まず左足以外を発動して、通り抜けたら、右足で設置、最後に左足をすり抜けるって工程がいる…」

 

…めんどくさ!

 

「…急いでる時ほど失敗しそうな個性だな」

 

上鳴は感心している

 

「そう、だから最下位まで、落ちた…服も落ちた…だから最強にするために必要だった物を、サーの所でインターンさせて貰って手に入れた!予想!それを可能にする為の経験!怖い事もあるけど絶対やった方がいいよ!!」

 

 

…その経験には、噛まれたら屁をするという経験もあるのですか?…聞きたいが、狼では話せない!降りてくれない!

 

今、無理矢理戻ったら、波動先輩を怪我させるかもだし…

 

何より、スゴく逆らってはいけない気がする

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

※[狼の上下関係]

 

基本的に、狼の背中に乗るのは乗った奴が上位者となり、下になっている者は動かない、認めない者が上に乗った場合、振り落とし、それでも乗ろうとすると争いになり、勝った方が上位者となる

 

つまり先程乗った峰田は振り落とされ、そのままヤられているので、峰田は下位者となり、波動さんは現在、上位者と本能的に思っている…つまり、現在のリンクは波動さんのされるがままである

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

波動先輩はリンクの頭に手を置き…

 

「じゃあ!マーキン!私の教室までゴー!」

 

三年の教室に連れて行こうとする

 

…まて!マーキンってまさか…僕の事!?

 

「おい…困ってるぞ…」

 

…もっとお願いします!天喰先輩!

 

「…せめて…ケルベロスとかカッコ良くした方がいい…いや…牧場だからマキベロスがいい…」

 

そう言いながら、リンクの下顎をモフモフし始める天喰先輩

 

あれですか?今は、人じゃないから普通に接する事が出来るですか?

 

名前の問題じゃない!!いい加減降りて下さい(泣)

 

「え~…マーキンがいい!」

 

…もう…好きにして下さい

 

 

「牧場ちゃん…」

 

蛙吹さん…助けてくれ…

 

「やっぱり年上好きなのね、送り狼になるなんて…」

 

「ガウウ!(違ーう!)」

 

 

無駄だと分かってもツッコミを入れたいリンク…

 

 

「太腿楽しみやがって!エロ犬がアアア!!」

 

「エロ犬だな」

 

「お前、しばらくエロ犬な」

 

峰田、上鳴、瀬呂と続く…

 

…お前ら、覚悟は出来てるんだろうな!だいたい、体毛でわからんわ!

 

 

「ガウ゛ウ゛ウ゛!(噛みつくぞ!)」ゴゴゴ…

 

すると八百万さんが出て来て…

 

「すみません…そろそろ降りた方がよろしいかと…」

 

…八百万さん!助けてくれるのか…

 

「えぇ~~…」

 

不貞腐れる波動先輩

 

 

「…こっちの方が楽しいかと思いますわ」

 

 

そう言って、出てきたのは1枚の円盤…

 

「なになに?フリスビー?」シュタ…

 

波動さんが降りてくれた!

 

「そ~れ!行きなさい!ライラプス!」シュルルルルルル

 

八百万さんがフリスビーを投げる

 

リンクはフリスビーを追いかけて…

 

「アオーン!」ガブ!

 

空中で咥えて、八百万さんの所に戻って来るリンク

 

 

…は!思わず捕まえてしまった…

 

八百万さんはフリスビーを受け取り、波動先輩に見せ付ける

 

「どうでしょうか?わたくしのライラプスは…[バシ!]…え?」

 

 

「凄い凄い!マーキン!ワタシのも…えい!」シュルルルルルル…

 

 

波動さんは、八百万さんのフリスビーを奪い、個性を使い、少し高く投げた

 

リンクは追いかけ、壁を使い、三角飛びをしてキャッチする

 

「はっはっは…ワン!」タン…タン…ガブ!

 

そして波動さんの所に戻る…

 

…駄目だ…思わず捕まえてしまう!何故だ!?

 

「ヨシヨシ…マーキンは偉いね♪」

 

 

 

そしてお約束の…

 

 

 

「…お前ら…いつまで遊んでやがる…」ゴゴゴ…

 

相澤先生のストップがかかり、人間に戻ったリンク…

 

…それにしても、ミリオ先輩を引っ張った時の半透明の奴はいったい…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

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