多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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イーガ団

会議室内

 

…リンクは、トライフォースの力を高めていく…

 

 

「…くくく…は!」ボン!

 

シリウスさんだと思ってた人物は、赤い服の忍者だった!

 

「野郎!俺の相棒に何しやがった!」

 

セルキー船長も取り押さえに入ったが…

 

「おっと!動くなよヒーロー…この女は、我等が[イーガ団]に預かっている…」

 

イーガ団の奴が、スマホを出すと、とても見てられないボコボコに殴られたシリウスさんが写っている

 

「「シリウス!」さん!」

 

 

イーガ団は、話し続ける

 

「さて、我々の要求は2つ、これ以上、我々調べるな…それと、リンク…貴様自身だ…」

 

…自分なのか?なぜ?

 

「そこの白魔女には、散々仕事の邪魔されたからな…わかったらこっちに来い!」

 

 

ウワバミさんや皆がリンクを見る

 

…情報が欲しいし、ウワバミさんの個性で追跡出来るかも…

 

「…わかった…腰のシーカーストーンには触るな、8年以上1m以上離れた事が無いんだ…」ポイ…

 

 

リンクはサバイバルナイフを捨て、トライフォースを緩め、イーガ団員に向かってゆっくり歩く…

 

 

「…よし、いい子だな…」

 

 

「「「リンク!」」」

 

ウワバミさんとセルキー船長の方を見て笑って言った

 

「……ちょっと行ってきます。また必ず戻りますから…」バチ!…どざ…

 

すると、リンクにスタンガンが当てられ、担ぐイーガ団員

 

「そんじゃ失礼するぜ…」ボン!

 

イーガ団員は煙と一緒に消えて無くなった…

 

 

ラナさんは、急いで携帯をかける

 

「……モシモシ…あ、リンクル!?ねぇ!あの子イーガ団に誘拐されたんだけど!?……へ?ほっとけ!?あんた!それでも師匠………確かに………わかった」pi!

 

携帯をしまう

 

「…ウチの本部より、連絡…」

 

セルシー船長とウワバミはラナさんを見る

 

「『あの子の事だから4日位で、自力で帰って来るからほっとけ』…だそうよ」

 

セルシー船長が怒りだす

 

「おいおい!!いくら何でもそれは無いんじゃねーか!!(怒)」

 

ウワバミも怒りだす

 

「そうよ!ちょっと前に仮免取ったばっかりの子が、犯罪集団に連れて行かれたのよ!今ならまだ、私の個性で追いかけ…」

 

 

ラナさんは話し出す

 

「…イーガ団は、ハイラル出身の敵集団…普通の…そこら辺にいる敵じゃない…意味わかる?」

 

セルシー船長は苛ついている

 

「普通じゃないならなおさら助けに…」

 

「ハイラルの出身は、どうして市ごと隔離されてるか…それは、ハイラル人は、大体、常識が通用しないからよ…分かりやすくいうと…ぶっ飛んでるわ」

 

「「??ぶっ飛んでる?」」

 

 

「二人共、リンクを見てたらわかると思うけど、世間ズレが酷いと思わない ?」

 

 

思い当たる節があるのか黙る

 

「ハイラルの中は…県外の人には、すぐ死ぬほど、常識が無い奴ばかり、そんな所で育った犯罪集団よ…そこら辺のヒーローじゃ役に立たない…でも、リンクは、それを倒せるだけの実力があるわ…いろんな意味で」

 

 

「随分信用してるのね?」

 

ウワバミさんがラナさんに聞いた

 

「だって、子供の頃から、見てましたから…ウチのリンクルの仕事を代わりにさせてたみたいですし…多分3日位に電話が来るから、そしたら向かえば十分ですよ。」

 

ラナさんは、また電話を掛け始める

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???

 

 

リンクが目覚めるとそこは倉庫だった…

 

…微かに床が振動し、横に動いたりしている…船の中か?

 

…腰にシーカーストーンはあるが、何かお札が付いた鎖に縛られている

 

「…やっと起きたか…若いの…」

 

 

振り向くと髪を上で縛ったじいさんがいた

 

 

「お主も連れて来られた様じゃな…?…その右手…トライフォースか!?」ガシッ!

 

じいさんに右手を捕まれるリンク

 

「…えっと…じいちゃんは一体…」

 

「…ホッホッ…そうじゃった…ワシの名は、…シーワンじゃ…そっちは何て言う?」

 

「リンク…って言います。」

 

 

「リンク…か…まぁ良い、お主もあのイーガ団に捕まったんじゃろ」

 

「えぇ…でも、もしかしたら、ここにコドリの所の子供達がいるかも知れない…」

 

「そっか…よし!ワシも微力ながら手伝ってやろう…」

 

「…でもどうやって…」

 

「まずは、その腰の奴じゃな…ほい!」ブン!パアアン!

 

シーワンが空手チョップすると、シーカーストーンの縛っていた物が外れた!

 

「…じいちゃんって一体…」

 

リンクは驚いている

 

「ふぉっふぉ!…それより、良く聞くのじゃ、お主が来てからもう2日が立っておる、ここの中央にはオークションが行われており、ワシ以外にも沢山の妖精や動物が連れて来られておる…どうにかして、みんなを解放しなければならん…そこでじゃ…」

 

 

「まず、機関室に行って、ここのエリアのロックを解除するんじゃ…そして青い石があったらを壊して来い」

 

…随分詳しいな

 

「…なんでこんなに詳しいの?」

 

「海に関わる事で、ワシは知らない方の方が少ないわい…頼んだぞ…リンクとやら」

 

…シーカーストーンの中身はそのままだ

 

理解出来なかったようだ、リンクはシーカーストーンに呼び掛ける

 

「ナビィ、ケミィ、シィ、ショット出てこい」

 

「ふわ~…朝です?」

 

ケミィが寝ぼけて出てきた

 

 

 

「一体なにが起こったであります…!!あなた様は!!」

 

「どったんすか…!!…このお方!」

 

 

 

「し~!静かにせんかい…船妖精…」

 

「「むぐ!」」

 

…シィとショットが動揺している

 

このじいちゃん…シィ達と関わりが?

 

…シィ達の知り合いなら信用できるな

 

「…事情ハ聞キイテタワ…行クワヨ!」

 

「「「(おー!)」」」

 

全員救出するぞ!

 

 

 

 




ありがとうございました。

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