多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
グラウンド
リンクが中央の椅子エリアにいると、クレープを食べてるマヤを見つけた
「あ!マヤ、見つけ…何があった…」
そこには、疲れきった八百万と飯田の姿もあった
八百万さんはぶつぶつなにか言ってるし…
飯田が頭を抱えている
「…牧場君…操記君をどうにかしてくれ…我々には無理だ…」
「ブラコンは大変ね」
「何度もいうがブラコンではない!そもそもキミが悪いだろうが!…はぁ…」
…飯田がここまでなるなんて珍しい
そしてどうして飯田がブラコン?
「…何してたの?」
リンクはマヤに聞いてみた
「ムグムグ…ん?飯田君?にサポート科に行く途中で、どうしてヒーローになろうと思ったの?って聞いたら延々と兄の話をするからブラコンってアダ名付けただけ
サポート科の道具の構造を見て『それじゃショートするよ』って言ったら、変に怒りだして、試しに動かしたら爆発してさ…
その後、変な大人がいっぱい来て、嫌な奴ばっかりだったから、『おじさんは○○ちゃんのプレゼントは、そうやって稼いだお金で買うのね』って大声で言ってやったわ
そうしたら大慌て…ふふ…良いわね東京…いっぱい新しい事があって…」
…昔から無駄に察しがいいからな…
※リンクはマヤの個性[タッチメモリー]の事を知りません
「ねぇ!もう用事は終わったんでしょ♪一緒に回ろう」
そう言ってマヤはリンクを引いていく…
「わかった!わかったから…C組のお化け屋敷でも行くか?」
「いいね!東京のお化け屋敷!行こ♪…あ!ブラコンとパイナップルもありがとねー!」
そう言って、マヤと一緒に行くリンク
…パイナップルは八百万さんの事?
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C組ー心霊屋敷
中は夜の学校を舞台にした通路だ
ガタガタ…バタン!
天井から、紫のボサボサの人が上半身だけ、逆さまでぶら下がって来た
マヤは冷静に見ている
「…天井からスタルチュラの方が怖くない?」
イカーナ遺跡に社会見学に行ったので、ちょっとやそっとでは驚かないマヤとリンク…
「いやいや…ここはギブドで、金縛りの後でスタルチュラが糸を吐きかけるとかでは?」
「う~ん…それもいいわね♪そのまま地下に連れてかれて…」
どうやったら面白くなるか考える二人…
「……お前ら、もう行けよ…」
おっと、脅かし役に注意された
「そういえばミスコンがこの後あったな…」
「ミスコン!?東京だと学祭の定番なの?…面白そうね…」
この後、ミスコンに行って見ることにした
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14:00
ミスコンがやっている…凄い人だ
「へ~…流石に多いな」
リンクは感心しているが
「何?こんなに人が多いなんて…どこに隠れてたの?」
…東京に初めて来た時、とりあえず人波に流れた時をマヤを見て思い出すリンク
「……何黄昏た顔してるのよ」
「いや…何でもない」
そろそろパフォーマンスが始まるその時だった
「なぁ!牧場だよな!ちょっと来てくれ!」グイグイ…
「いや!いきなり何…」
ハリネズミっぽい奴に連行されてしまうリンク…
「…こっちの方が面白そう♪」
リンクについていくマヤ…
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ミスコン会場舞台横
良く見たら体育祭の時に速度オーバーでコースアウトした、ハリネズミの人だった
「…で、衣装が間に合わない人がいるから時間稼ぎをして欲しい、と?」
「本当に急にすまねぇ!ヨガのCMで牧場の事、見たの思い出して…頼む!!」
…どうしろと言うんだ
「良いじゃない…受ければ」
「マヤさん!?」
マヤから、出演すればと言われてしまった。
「繋がる心が勇者の力なんでしょ?いつも言ってるじゃない…」
く!それを言われたら弱い…
「…わかった。何をすればいい?」
引き受ける事にした
「マジか!よっしゃぁぁ!じゃあ早速これを着てくれ…」
そこには、あるゲームで出てきそうな…女性騎士?の衣装があっ…た
「これモード○ッドってキャラクターの服なんだ!」
およそ胸と腰、腕しか隠れていない、果たして高校で良いのだろうか…
まさか、女装をまたするとは思っていなかったリンクは、顔を青くして固まっている
…またか!また女装なのか!!!
※安請け合いは注意しよう
「早く!早く!リンクなら似合うって♪」
楽しそうに見ているマヤ…
シィがメイクセットを持って肩の上に立つ
「腐っ腐っ腐…しっかりするであります!【完璧】に仕上げてあげるであります!」
…逃げられない!!