多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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文化祭06

舞台袖

 

15分で、見事にミラクルチェンジをしたリンク

 

「…轟まで巻き込んですまん」

 

「…いい、氷の柱を作ればいいんだろ…今度はヴァルキュリアか…」

 

たまたま会場の近くにいた轟を捕まえ、氷の柱を作って貰ったリンク

 

…轟の「何時もの事だろ」な冷静さが、なんか…キツイ

 

そしてコイツらも

 

 

「ぷっはっはっは!!ここまで似合うって…」

 

マヤは横で腹を抱えて笑ってるし…

 

「…ナビィ…」

 

諦めて、思いっきり成りきれば逆にバレないんじゃないかと逆転発想にいたったリンクだった

 

「…ワカッタワ…」

 

そうしてナビィが喉に入り、ボイスチェンジする

 

「あーー↑…こんな感じか?(沢城み○きボイス)」

 

声もハリネズミの奴の携帯に入っていた声を真似する

 

「ぷ!フッフッフ…ダメ…リンクの顔でその声…」

 

「イケる!本当にイケるから…」プルプル…

 

ハリネズミは口元が笑うのを我慢してる

 

…もう!いや!(泣)

 

絶対似合わないし!何だよこの露出度!?ヘソ出てるじゃないか!!

 

 

「…もう…逃げていい?(泣)」

 

本気で考える

 

「いやいや…もう出番だぞ!頼んだ!」

 

そう言ってハリネズミが言ってしまった

 

 

もう出番かよ…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

舞台

 

司会席で司会者と解説者が話を進める

 

『第二部に入って、お母さんみたいな一面を見ることが出来ました。E組の神楽さんでした!…ここでエキシビションになります!次の人のきっと良いスパイスになってくれるでしょう…さぁ!ウェルカム…』

 

そう言って舞台袖に注目させる

 

 

 

 

リンクが、堂々と出ていき中央に立つと、用意された剣を杖の様にし、高らかに、そして上から目線のレディースっぽくしゃべる

 

 

「――――我が名はモードレッ○正当な騎士王アーサー王のセイバーである!貴方か、俺をこの場に喚んだのは!?」シャキ…

 

そう言って、剣を観客に向ける

 

「「「うおぉぉぉぉ!!!」」」

 

 

『ここで謎の美少女?登場!!…本当に謎です!本日のリストにありません!ヘソ!ヘソー!』

 

煽る司会者に解説者

 

『今度は戦乙女ですか…どんなパフォーマンスを見せてくれるでしょう』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

観客席

 

それを見ている1ーA組メンバー…

 

「……あれ…牧場じゃね?」

 

上鳴が気付いた

 

それに憤慨する峰田が答える

 

「アイツまた女装して…本当は好きなんじゃね?…つーか何でミスコンで男が出るんだよ!!?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

舞台

 

リンクは舞台袖のフリップを見て、セリフを読む

 

 

「…『俺の腕が見たいだと…良いだろ…我が剣技、じっくり味わえ!!!』」

 

 

そう言って、轟の作った氷の前に構え、トライフォースを高めていく

 

 

 

「(強すぎるとまた壊しちゃう…5%位…)セイヤ!」ブン!シャリ…

 

そうして、氷柱を中心に少しづつ剣を入れ、削り、時に空中から、しゃがんで切り上げ等を駆使して形を作っていく

 

 

5分後…

 

 

「どうだ!恐れいったか!?」

 

 

そこには、氷で出来たミロのヴィーナスが出来ていた

 

ただし、中央の女性はマヤだが…

 

『素晴らしい!情熱的に踊る様に氷柱を切り、美しい氷の彫刻が出来上がりました!』

 

『ミロのヴィーナスですか…素晴らしいですが…本物と、モデルの女性が違うような…』

 

司会者が褒め称え、解説が難癖をつけると…

 

「ちょっと!!!何人を勝手にモデルにしてるのよ!!」

 

マヤが舞台横から飛び出して来た!

 

『まさかの乱入!?しかも顔が氷柱と一緒です!』

 

『本人の無許可だったようですな』

 

 

 

「げ…?」

 

フリップに新しいのが出る

 

 

「…『マスターじゃねーか、何を顔を赤くしてんだ?』」

 

 

「マス!?…違うわよ!何で私の裸婦象を作ったのよ!!?」

 

「…『何だよ、マスターを後世に残すためにやったのに、何が気に入らねんだ?』」

 

「私はこんなの望んでない!すぐ壊しなさい!」

 

「…『えぇ…もぉめんどくせぇな、…あ!もしかして…』」

 

「なによ!」

 

「…『マスターより胸が大きいのが悪かったか?これ以上はサービス…』ってちょっと待てこれはまずいって!」

 

マヤは胸がそんなにない

 

「……なんか言った」ゴゴゴ…

 

ひー!!荒ぶってらっしゃる

 

まだ新しいフリップ出るし…

 

 

「…『わーりぃわーりぃ!気が利かなくて、そんなに胸の大きさが気になるなんて…マスター…まさか!惚れた奴でも出来たか?』」

 

おいぃぃぃぃ!!!

 

「な…何いって…///」

 

「…『マジか!マスターマーヤ!どこの野郎だ?』」

 

そう言って腰を抱きしめ…

 

「…『オレじゃ物足りなくなったか?…マスター…あんなに激しい夜を過ごして…』」

 

そう言って、マヤを下顎を軽く上げ

 

「…『オレはマスターがヤバい時は、いつでも駆けつけてやるよ…これからず~っとな…』」

 

そういって顔を近づける

 

(/ω\)キャーーーーーー

 

観客から黄色い声援が飛ぶ

 

 

…完全にマヤを口説き落とそうとしてんじゃねーか!!

 

フリップの後ろ良くを見るシィがケミィと結託して新しいフリップを作ってやがる

 

「な…なな…///落ち着きなさい私作品の主人公ならどうするでもこれはお芝居でもリンクがここまで来てくれるなんてそんな事今まであったかしらでも…」

 

…目をぐるぐるさせながら早口で何かを喋ってるマヤ

 

「ふぅぅぅぅ/////…」コテン…

 

マヤは気を失った

 

「マヤ!?おい!メディーーーーーク!!」

 

リンクはマヤをお姫様抱っこして、舞台袖に消えて言った…

 

 

『…演技ですよね!演技ですよね!!重要だから2回言いましたよ!?迫真の演技で…藤田?』

 

 

『はぁはぁ…ユーリィィィィィィ!!』

 

 

『藤田!お前解説なんだから落ち着け!そんなに興奮してんじゃねーーー!!!次の人のプレッシャーがヤバいぞーーー!!誰か!水!水もってこい!!』

 

司会者は火消しに走る…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハリネズミサイド

 

「…これ…流石にヤバくないか?スゲー盛り上がったが…」

 

舞台袖で、フリップを持ってたたずんでいる

 

 

 

 

 


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