多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
グラウンド
発目が銃のような物を構え、引き金を引いた
「ターゲットロック!行ってらっしゃい!!」
謎の丸い円盤はロックしたコッコに向かって飛んでいき
「えっと…ここをこうして…えい!!」
[ファイアロッド]を手にしたラヴィオ先輩は、地面に垂直にロッドを構えると三脚の様に下が割れて、上部が5本に別れ、中心の筒から火炎放射が吹き出した。
吹き出した火炎放射はラヴィオ先輩がロッド中央部にあるスロットを弄り、炎は形を変え、燃える龍の様にコッコへ向かって行った
…二人ともサポートアイテムの領域越えてないか?
しかし、当たって欲しくない予想道理の事が起こりつつあった。
「よしよしいい子です…あれ?」
うまく作動したのは良いが、電磁波を喰らったコッコは一瞬怯んだが直ぐに体制を戻した
コッケコッコーーー!!!!!
「ヤバい!発目が失敗した!!切島!!!」
「おお!!!」
切島がコッコとの間になって個性"硬化"で盾になる
コケコケコココケッケココケ!
キレたコッコが発目を攻撃しようとするが切島が飛んでくる無数のコッコ達を必死に叩き落としていた
「いででで!!コイツら力強!硬化を!貫通してきやがる!!コイツらのクチバシ銃弾かよ!いったーー!!ふ!増え!どっから現れたんだよこんなに!!!」
ドンドン増えて襲われる発目を守る切島
「ラヴィオ先輩は!?…!!出来てる!!!」
ラヴィオ先輩は上手く[ヤキトリ]が出来ていた。…が!
「勇者くーん!!出力ツマミ壊れて止まらなアツ!!タースーケーテー!!!!」
燃え上がる[ファイアロッド]に弄ばれていた。
「轟!砂藤!ラヴィオ先輩をお願い!!作戦開始!!!」
轟の氷でファイアロッドの鎮火と砂藤に救出をお願いして、リンクはじいちゃんをアクセルターンし、発目のところに向かった
「発目!乗れ!!」
「ダのんだ!いで!」
切島から発目を回収し、後ろに乗せ、グラウンドを右周りにトラックコースをアクセルフルスロットルで走り出した。
「何なんですかあの鶏!クチバシいい素材になりそうです!もうちょっと寄って…」
「出来るか!!!もう来てるんだぞ!!しっかり捕まれ!!!」
コケコケコココケッケココケ
コケコケココケッケココケッコ
コケコケコココケッケココケココ
発目を追い掛ける様に飛んで来ている!
現在コーナーの為時速40km程だがドンドン近づいて来て追い付かれそうだ!
グラウンドの反対側にてドーナッツターンをしながら轟達を確認する
「まだか!?エンジンがやけちまう!」
「フォッフォッフォ!!何年振りじゃこの熱い感じ!!」
そうしていると轟達の準備が整った合図が来た。
「よし!」Buooon!!Buooon!!
轟達の方に真っ直ぐじいちゃんを走らせた。コッコ軍団はまだ諦めておらず、じいちゃんに乗った発目を追い掛ける
そして轟の横を通過し…
「頼んだ!」
「ああ…」
轟はコッコ軍団に対し
コケーーーーー!!!………
じいちゃんの後ろは火の雲海の様に伸び、コッコ軍団を丸ごと呑み込んだ
「…どうなった?」
皆が固唾を飲んで見守るなか煙が晴れてきた。
「………!」
5羽のコッコが[ヤキトリ]になっていた。他のコッコもいない!
「…よっし!!」
リンクは思わずガッツポーズをした。
「トリ肉ゲット!!!」
しかも6羽分も手に入れた
「だっは~…なんちゅう鶏なんだ」
「オレ、食材はもっと大切にする…」
砂藤と切島はその場でへたりこんだ
「リンク…これで良かったか…」
「うん!バッチリ!」
急いでした[ヤキトリ]の処理してグラウンドを整地しなきゃな
リンクは[八百万のナイフ]で首をき…
「まてまて!整地オレらでやるから砂藤としたアライアンスで処理し終わったら来い」
切島がグラウンドの処理を最初してくれるそうだ
「ありがとう、急ご!血生臭くなる前に!」
「おおう!!」
こうしてサポートアイテム対決は終わった。
どっちが勝者かって?
個人的にはラヴィオ先輩がヤキトリに成功したからラヴィオ先輩の勝利だと思ったが、パワーローダー先生の判定で勝者無しになった。
サポートアイテムが壊れるなんてあっちゃいけないからな