多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
リンクVSボンゴボンゴ改
トラックで足場が悪いがアイツをどうにか出来れば何とかなるはず…
ボンゴボンゴは右手を伸ばして来た!
「ふん!」
リンクはボンゴボンゴの右手を[木の矢]で撃ち抜くとダメージがあった様で、右手を下げた
「うわァ!!」ガタン!
すると今度は地面スレスレを滑る様に左手が給乳車のバンパーを掴み、自分の所に引き寄せて来た
「離せよ!とうわぁ!」ダン!キュ…
リンクはボンゴボンゴが離した際の衝撃を何とか立て直し、マスターソードを構え、力を貯めて必殺技[スカイウォード]を左手に向かって放ち、ボンゴボンゴの左手を掠った
掠ったダケとはいえ矢よりはダメージあるだろう
ボンゴボンゴは悔しそうに乗ってるトラックの壁を叩いている
「ヨシ、もう少しで高速だ、そのまま来ないで…くれないよな」
ボンゴボンゴは両手を握ると横に並べ、リンクに向かって本体ごと突進してきた!
リンクは体制を低くし力を貯めた、ボンゴボンゴの両手を切り上げた後、本体の目玉に向かってチャージしたトライフォースを当て、その場で固定し、リンクはマスターソードを構え突っ込んで行った
「マヤ達を守る為…マスターソードのサビになれ!!『トライフォースラッシュ』!!!ハイ!ハイハイハイハイハイ!!」ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!…
上下左右様々な方向からの斬撃を受け、逃れ様にも固定されて逃れる事が出来ずに目玉を中心に18連撃を喰らったボンゴボンゴ
「デヤアアアア!!!」
リンクは最後の一撃でマスターソードにトライフォースを貯めて全力で突きをすると、普段三日月形の斬撃で飛んで行く[スカイウォード]だが今度はレーザーのように細く真っ直ぐ飛んで行った
放たれたレーザーがロックしてた部分を壊し、脳がある部分を穿いた。
穿かれたボンゴボンゴはトラックにゆっくりと倒れ込み動かなくなった
「せめて安らかに…ん?」
後ろのトラックは減速し始めたと思ったらフル加速してきやがった。
「アイツ!特攻仕掛ける気か!?」
力のチャージが追いつかない!
「ヤバいヤバいヤバい!!!何か…コレがあった!」
リンクが目をつけたらのはデクの実が大量に入った箱だった。
デクの実は強い衝撃を与えると大きな音と光で天然の閃光弾になる、トラックに向かって投げようとしたその上を誰かが飛んで行った。
「ハイヤー!!!」
身長よりデカイ刀、ゴロン族に伝わる絶対に曲がらない・折れない・歯こぼれしない・超重いで知られる[ダイゴロン刀]を手にトラックへ向かって行った人影
回転するように振られたダイゴロン刀はトラックを真っ二つにゴリ押しでぶった斬った
「インパさん!!」
そして自分の乗ってたトラックも減速していった
後ろを見ると高速道路の入口に大勢の警察が来てくれていた。
斬られたトラックの後ろのランドクルーザーもラナさんが魔法障壁で閉じ込めてる
「またつまらん物を斬ってしまった…フン!」
インパ課長はダイゴロン刀を蹴り飛ばし、置いてあった鞘に納刀
「た…助かった…」
リンクはその場にヘタりこんだ…
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高速道路入口待機エリア
インパさんが最後助けてくれた。お陰で大きな怪我も無くて済んだ
「リンク、キミは本当にトラブルに巻き込まれるのが好きだな」
「ハハハ…厄払い行った方が良いですかね?」
インパ課長の言葉に力無く笑うしかないリンク
「…今回の強盗未遂事件、良く犯人に気付いたな」
「ケミィが絵本で教えてくれたんです。」
「ケミィ…科学妖精か、どんな絵本だ?」
「これです。」
シーカーストーンを操作し、ケミィの絵本をインパ課長に渡した。
「………!!!…ケミィ達はどうやってこの情報を手にしたんだ?」
「ケミィ達科学妖精は人工物なら何処にでもいますから、お菓子ばら撒きながら知ってる妖精を集めただけかと…
「……フフフ…ハーッハッハッハ!!」
「い…インパ課長?」
「ハァハァ…いや、済まない…この絵本貰って良いか?」
「えぇ、良いですけど…」
「ありがとう…おっと、個性使用カードはあるかな?」
「えっと…はい」
リンクは市役所で貰った個性使用カードをインパ課長に渡すと、インパ課長の腰にある機械にスキャンし、カードを返してくれた
「今回は強盗の逮捕だからポイントが付く、突発的な事は配点が高いからな、東京に戻る時に市役所で詳しい説明を受けてくれ、ラナ!後は任せた」
インパ課長は何処かに電話しながら自分の車に向かって行った。
「お疲れ様、いきなり大変だったわね。」
「ラナさん、ありがとうございました。」
「いいわ、そう言えばインターンあるでしょ?」
「えぇ」
「インターン先は市役所で臨時職員だからね、[大翼の像]が送られて来たでしょ?
あれ…[♪大翼の歌]をすると特定の場所にテレポート出来るアイテムだから、通勤はそれを使いなね…リンクはアッチに行った行った」
クリスマスパーティーの像でハイラルとのテレポートが出来る様になっていた。
ラナさんに押される様に行くとロマニさんとマヤがいた
「えっと…大丈夫?」
「えぇ、生きた心地がしなかったわ…」
「マヤは…」
「待って、今この希少な体験を記録してるの!厨二病なリンク何てこんなネタそうそう無いわよ!」
…いつも道理か、どんなに酷い目にあっても全部小説のネタにしちゃうからな、
後、厨二病じゃない!常闇にトドメのセリフ考えて貰っただけだ!
「あ、そうそう…お礼しなくちゃね。今はこれ位だけど…許してね」
ロマニさんは防寒の前を開き、リンクを抱きしめ、ギュ…ってしてくれた。
ほのかに香る甘い良い香りに、顔に当たる柔らかい感触…気持ちいい…クセになりそうだ!
「…スケベ、ヒトのオバさんに欲情してんなよ」パシャパシャ!
マヤはしっかり写メを収めていた
「待って、その写メどうする気?」
リンクは軽く血の気が引きながらマヤに訪ねた
「資料よ、色々便利な…ね♪」
「…うわぁぁぁぁあ!と、取り消してぇーーー!」
その後、別トレーラーに移し替えて無事に城下町にある農協へ納品出来ました。
因みにその頃、他の科学妖精はまるで映画を見るようにリンクのトラブルを見て楽しむ妖精と、次はどんなトラブルに巻き込むか作戦を立てる科学妖精に分かれて、仲間を増やしつつ外出を全力で楽しんでいます。