多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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チェーンハンマー技

 あれから3日、リンクは取り敢えずやってみると言う考えの元、チェーンハンマーの技をどんどん吸収していった。

 

 「デヤアアア!!!」

 

 リンクはチェーンハンマーを右手でブンブンと横に振り回し方角を変えて上に飛ばした後に鉄球を叩き飛ばした。

 

 「鉄球砲!!」ガシャ!!…ガッシャアアアン!!!

 

 そして八百万さんが作った大きなマトリョーシカ人形[LL]を的に攻撃し、打ち砕く…そんなのを繰り返していた時だった。

 

 「リンクさん!なかなか様になってきましたわよ!」

 

 「うん…ありがとう八百万さん」

 

 鎖とグローブの感触を確かめながら八百万さんに感謝したリンク

 

 「…もう!名前で良いとおっシャッタノニ…」

 

 「…モモサンアリガトウゴザイマス。」

 

 名前で呼ばないとたまに怒りが少し含まれるであろうブラックな気を感じる時があるが確実に上達はしてると思う

 

 「おーい!!牧場ー!」

 

 すると扉から切島が入って来た。

 

 「切島?どうしたの?」

 

 「いや、ここでリンクが新しい武器の練習してるって聞いたから来てみたんだが、それが新しい武器?モーニングスターじゃん!しかもデケぇ!」

 

 「チェーンハンマーだよ。父さんが軍人だった頃使ってたんだって」ジャラ…ガシ!

 

 そう言ってリンクはチェーンハンマーをグイ!っと引っ張り、そのままグローブでキャッチした。

 

 「なら丁度いい!オレと戦ってみねぇか!」

 

 切島と戦うのか…

 

 「結構ですわ。私がしっかり指ど「いいね!丁度対物に飽きてたんだ!」…ギリ!」

 

 「?…どうしたの?モモさん」

 

 今すっごい怖い顔になったけど…

 

 「お…おお!今スーツに着替えて来るからちょっと待ってろ!」

 

 切島も何か一瞬怖い者を見た様な顔をした様な…まぁ大丈夫だろ。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 気を取り直して切島との対戦する事にした。

 

 「………それではスタートですわ!!」

 

 八百万さんの掛け声でリンクはコントロール出来る3〜4m程の範囲でチェーンハンマーを頭上でブンブン回し始め、先に攻撃をしたのはリンクだった。

 

 「烈怒交吽咤(レッドカウンター)アァ!?」

 

 リンクの遠心力からの横からハンマーで殴ると硬化した切島をそのまま体育館βの反対側までフッ飛ばした。

 

 「大丈夫!?個性:硬化だから割と強く打っちゃったけど…」

 

 「……テェ、大丈夫!ってかそれ何キロあんだ?」

 

 「知らない」

 

 「トラックがぶつかって来た位の衝撃があったぞ!…ヨシ!もう一発頼む!オレの個性強化に丁度いい!」

 

 「…じゃあ遠慮なく『鉄球砲(テッキュウホウ)』!」ジャラ…ガン!

 

 「オリャアアアアアア!!」

 

 切島は安無嶺過武瑠(アンブレイカブル)となり、見事に受け切った

 

 「…(受け切った!)」

 

 「からの…『流星球(リュウセイキュウ)』!!」

 

 リンクは横に回していたハンマーを縦方向に回し、遠心力を使って切島の上に叩き落とした。

 

 「ちょ!?グオオ!」メキメキ…

 

 鉄球の重さに遠心力が加わった破壊力で切島は立って入るが体育館の床にめり込み始めた。

 

 「そして『地岩槌(チガンツイ)』ィィィ!」

 

 リンクはグローブを使い、手刀で地面に突き挿し、持ち上げるとコンクリートと地面が柱の様に抜きでて、幅が3m高さ15m程の大きな円柱の塊を持ち上げ金槌の様に鉄球の上に振り下ろした。

 

 ズゴオオオオン!!!

 

 土煙を上げる体育館βに砕けた岩が散らばっている

 

 「…これがチェーンハンマーの基本コンボか。やっぱり近接か中距離じゃないと隙がデカイな、しかも一回防がれるとチェーンを戻す隙も出来るし、切島はどう思う?…アレ?…切島?」

 

 リンクは鎖を引いてハンマーを引き寄せると頭だけ出てる切島がいた。

 

 「…なんだ、いたなら声だしてよ。本当に潰れたと思って焦った」

 

 「牧場…オレじゃ無かったら死んでたぞ…

 

 「そこは『絶対折れないって信頼』って事で」

 

 「そんなにアッサリ片付けるな!…しかも抜けねー!!」

 

 そんな切島にリンクの妖精達が近づいて来た。

 

 「…でるくぎはうたれるです」ニヤ〜…

 

 科学妖精のキャップが何か悪代官みたいな感じで切島に話しはじめ…

 

 「…ちょっとコレ試してみたかったであります。」ニヤニヤ

 

 艦載妖精のシィが何か新しい化粧品を切島で試そうとしだした。…随分クラスの人間に慣れた様だな。いい事だ。

 

 「オイ牧場!コイツら何とかしろー!ウップ」

 

 「動かないでください!白粉が塗れないであります!」

 

 「そんなの塗るなーーー!」

 

 切島は首から下が床に埋まってるからヤラれたい放題だな

 

 …最近出番が無くて鬱憤を晴らしてるのだろう

 

 「…このチェーンハンマーってラヴィオ先輩の所でメンテってやってるのかな?」

 

 「結構な年代物の様ですし…もしかしたらやってくれるかも知れませんね。」

 

 「じゃあ片付けしたらちょっと先輩の所行ってくる」

 

 そう言ってリンクは砕けた岩を元に戻し始めた。

 

 「わかりましたわ。では私は継ぎ接ぎの部分を…」

 

 八百万さんは戻した所をくっつけていく

 

 「オイ…オレを早く抜いてくれーー!」

 

 「口紅がつけられないであります!」

 

 バカ殿メイクみたいになってるになっていた切島は、シィが満足するまでほっとく事にした。

 

 

 

 




 チェーンハンマー技の基本(棘鉄球+グローブ)

 鉄球砲…ハンマー部分をグローブで殴り、真っ直ぐ大砲の様に飛ばす

 流星球…縦方向の遠心力を使い相手の頭上からハンマーを叩きつける

 流岩球…自分を中心に回転する様にハンマーをぶん回す

 鷹飛球…上空からの鉄球砲、鷹が獲物を狩るように一気に単騎を殲滅する

 
 グローブ技(基本)

 掬い上げ…文字通り相手を掬い上げる

 地岩槌…グローブのパワーで地面に亀裂を入れて岩石柱を抜き出す、岩場や硬い地面程強力な岩柱が抜き出せる、都会ならビルの柱等でも代用可(超迷惑)

 これらが基本技で、色々な応用技は今後作って行きます。ゼルダ無双での動きが基本です。

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