多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
午後、昼食後は依頼をこなす事になっているようだ。
「依頼ッテナニカシラ」
「どうせ新人のやる任務だから何かの手伝いだろ?」
ナビィと一緒に他の若い職員が集まってる研修室に
向った。
「…何これ…」
そこには壁1面に書類が貼られていた。よく見ると依頼書と要望書があり、それぞれがバラバラに貼り付けされている
「来たわね。」
「ラナさん」
「ココにあるのはハイラル市に来る要望書と依頼書です。皆さんには要望書と依頼書を実行してもらうからねぇ」
「…これ…全部か」
…チラッと見て気になったが、何で市役所にマグロ漁の手伝いとか依頼書にあるんだよ。
「それぞれ下に点数があると思います。その点数が多い方が難易度が高く、点数が低い程簡単にこなす事が出来るけど…臨時職員から正職員になるには個人で最低一週間で200点必要です。午後の研修は連携してもいいし、個人で動くのも良いし…因みに40点を切るとクビです。」
「「「クビ!?」」」
「そう、離職勧告…市役所は社会で働く人たちから税金を貰っています。ですので必要以上のお金は一切掛けません。公務員の底辺である今の貴方達には上に登れるかどうかの研修になるわ。午後の時間はこの依頼書をこなす為の時間なので休憩や夕食のタイミングも自由だから。依頼書が終わったらサインの貰い忘れ無い様にしてね〜」
そう言ってラナさんは部屋から出ていった。
改めて依頼書を見てみよう。
『ハイラル市保育・老人介護の手伝い 13点』
『コッコ養鶏場の補助 35点』
『ウオトリ漁港ののお手伝い及び警護 17点』
『牛乳配送業務 20点』
『市役所でのコピー係 2点』
『ゾーラの里のお悩み相談 15点/1件』
『ゴロンシティのお悩み相談 15点/1件』
『ゼルダ市長の警護、助手 45点 』
『害獣駆除 20点』
『ハテノ研究所の実験補助 150点』
他にも色々あるが…高いのと少ない奴の区別がつかない、あとコピー係とかの依頼なのか?
てか実験補助で150点!?何をされるんだよ!
「とう!」
「あ!?シィ!勝手に取るな!」
「これが良いでのあります!」
「ん?『海底調査の依頼』?」
そこには詳細も書かれていた。
『 海底に沈む難破船の調査になります。潜水が出来る個性、もしくは操船補助をお願いされます。
サメに襲われたり、渦潮が発生したりする等、危険もたまにありますが、お宝が発見される時もあるロマン溢れるお仕事です。
1日3点〜 海底調査の進行やお宝発見次第で現在の最高226点を叩き出した方もいます。まだ見ぬお宝を一緒に探そうぜ!
ウオトリ海底調査㈲ 代表、ラインバック』
1日の奴は大分少ないが、インセンティブみたいに加算が多いみたいだな。
「………」キラキラ…
「……冬の海ッスか…」キュッキュ…
キラキラ期待して見るシィに、久しぶりの海に背中の銃を磨くショット…仕方ない、この依頼にするか…