多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) 作:油揚げパン
リンクとインパ課長の乱取りは乱取りの領域を遥か彼方に捨ててしまった様だ。
「デヤアアア!」
「ハイヤアア!!」
激しくぶつかり合うマスターソード(鞘付)とダイゴロン刀が火花を散らし、衝撃波で窓硝子や壁にひび割れが入り始めて、武道場の中で一緒に訓練をしていた若手職員や指導の補助で呼ばれたヴァルカ課長補佐が逃げ遅れた人を逃している
「インパ課長ォ!落ち着いて下され!あくまで若手の訓練ですぞぉ!」
「ウルサイ!ヴァルカは引っ込んでろ!!私が育ててるのだ!」
「フン!…あぁもぉ!!屋内じゃなければオレが戦いたいのにぃぃぃ!…ダメだ!オレは強者と戦いたい!!」
ヴァルカは槍で衝撃波で飛んで来た畳を切りおとしたが、悔しさを滲ませている。
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市長室
ルクスの母親ゼルダがヒーロー教会の代表との会議中であった
「今までの流通量では足りないと?環境省にハイラルで取れる食品の育成データを送っております。ですのでこれ以上と言われてても…」
『ハイラルの食品は今やヒーロー補助の新たな要になりかねません!もし量産するのであれば我々にも生産拠点を…』
「…元々は多くの自然の恵みがあったのに、法律だの自由だの何だの言って公共事業で開発しようとした結果、使える妖精の泉の数が8個から残り3個に激減させた過去があります。保持以上の事が出来ないのであればそちらから来る人材はお断り頂いてます。」
『…ならそのような個性を持つ人物を』
「その人の実績は環境省や農林水産省から評価されてますか?「市長、お時間になります」そう、次が待っているのでその方のデータを環境省経由でお願いいたします。それでは…」
『待ってくだ』ガチャ!
「…ふぅ、次は何?ラムちゃん」
「はい!…えっと…デトネラット社の社長がサポート器具の開発の為に大規模な生体調査を行いたいそうです。その後奇跡の牛乳におけるセキュリティー会議が14:30…ですね」
「全く、今まで秘密にしてた物が世に出ると変に群がるわね…予定してる調査範囲の資料を…」
gagyaaaann!!!?
突然窓がビリビリ響く様な衝撃波がきた。しかしこの部屋は特別使用で、ロケットランチャーが来ても壊れない設計になっている。しかし今の衝撃はただ事ではない
「きゃぁ!…何事なの!?」
「い…1階の武道場の様ですが…」
「誰か!?」
ゼルダが呼び出すと天井から顔を覗かせる仮面を被った暗部のシーカー族がいた。
「すぐ何が起こったか調べて報告しなさい」
「御意…」
すると仮面のシーカー族は天井の窓を締めて消えた。
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武道場?では見るも無残に壁や天井が壊れ、焦げ、氷柱が散り、切り刻まれた無残な姿になっていた。
理由はリンクとインパの戦いに我慢出来なくなった。ヴァルカが参戦、個性:
因みにリンクは持っている牛乳でその場で回復済みである
「…大丈夫ですか?」
「これで大丈夫に見えるなら目を疑うぞ」ボロ…
包帯でグルグル巻になってるインパ課長
「ハーハッハッハ!なかなか良い強者に育ってるではないか!小僧!確かリンクだったな!」ボロ…
「…ヴァルカが入って来なければここまでなっていないぞ
「貴殿も夢中では無かったではありませんか!人の事を言えませぬぞ部長!」
「私のは循環の効果の確認であって、あくまで新人研修だ」
「どこの新人研修で2tもあるダイゴロン刀を本気でぶん回す上司がいるでありますか!?死人が出ますぞ!」
「ヴァルカ…貴様、異動!」
「上司の落度の指摘だけであるのに!?ただのパワハラですぞ!!?」
…癒やしの歌で治療をしようと思ったが、このままの方がいいかな?