多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア)   作:油揚げパン

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奇襲03

♪~[魂のレクイエム]~♪

 

リンクが奏でると、周囲の空気が少し温度を下げ、リンクの前に、三角を3つ重ねた用な模様が浮かぶ、そこから十段程の階段が伸び銀色に輝く扉が現れる

 

「…洸汰君、階段の前に行って、呼びたい人を思い浮かべながら思いっきり呼ぶんだ」

 

洸汰は突然の出来事に怯えながらも、ゆっくり階段の前に進む

 

「……本当に?」

 

洸汰はこっちを見てる

 

「あぁ…出ないと僕と緑谷は、そのままアウトだが」

 

話していると緑谷の悲痛な叫びが聞こえて来る

 

「がぁぁぁぁぁ!」

 

その声が聞こえ洸汰を固まる

 

「あの兄ちゃん…」

 

…限界が近いか

 

「オラ!!何してやがる!」ブン!

 

筋肉マンの投げた岩が洸汰に向かって行く

 

「ヤバい!」ガシ!

 

リンクはガンドレットのおかげで岩はキャッチ出来たが、アイアンブーツを履いてなかったので、踏ん張りが効かず、押されてしまう

 

「金髪の兄ちゃん!!」

 

「ぐ!…らぁぁぁぁ!!」

 

そのまま転がり、巴投げの様に岩を崖に蹴り飛ばす

 

「ハァハァ…洸汰!早く!」

 

洸汰はリンク、緑谷、筋肉マンを見て扉に向かう

 

 

 

 

 

「…助けて!お父さん!お母さん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

扉の隙間から光が漏れ、扉が開かれる

 

 

すると大量の水が扉から流れ出て、その水は蛇の様に筋肉マンに向かって行く

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

高台

 

 

 

「ハハハ!早く潰れちまいな!!」

 

「ぐあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

筋肉マンに押し潰されそうになっている緑谷

 

 

そこに大量の水が筋肉マンに向かう

 

「がば!…(息が…)」

 

《…マスキュラー!、今度こそ倒させて貰うぞ》

 

 

「ブハ!…な、なんで、お前は殺したはず!!」

 

 

マスキュラーは、驚いている

 

 

《息子によくも!》

 

 

高圧の水によるポンプの用な攻撃

 

 

「がぼぼ……だぁ!鬱陶し!!」

 

 

…注意が緑谷から逸れた

 

リンクは緑谷に走りよる

 

 

 

「緑谷!生きてるか!?」

 

 

「…なんとか…」

 

…ヤバい両腕イカれてやがる

 

リンクはシーカーストーンの中から一番回復効果の高い[ハートのミルクスープ]を取り出す…飲み過ぎなければ耳郎さんみたいに、回復過剰酔いは出ないし、冷めたいからフルーツ牛乳っぽくなっている、ストローで飲み安いようにして…

 

「これ、飲んで…ゆっくりでいいから」

 

 

「……」ゴクゴク

 

 

すると緑谷の体が淡くピンクに輝き、負傷箇所を修復してくれる

 

「……もう大丈夫!…ってウォーターホース!!?なんで!?」

 

 

「良く見ろ、青く透けてるだろうが」

 

「…本当だ!じゃあ…あれ…」ガタガタ

 

緑谷は震えている

 

「あぁ…あの世から連れてきた!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォーターホースとマスキュラーの攻防は続いている

 

 

「鬱陶しい!また遠くから水掛けしやがって!!」

 

 

ウォーターホースの男性は適切な距離を取りながら、水で追い詰めていく

 

《前の時には、水圧をパワーで乗り越えやがったからな!同じ手は食わせない!》

 

 

「お父さん!」

 

《あなた!そのまま行くわよ!》

 

《おう!やるぞ!》

 

 

ウォーターホースの女性の方が水を操作し、竜の形に仕上げて行き、男性の方が水圧をかけ、より高密度な水に仕上げていく

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

青龍の形とられた水は、マスキュラーの体に巻き付き、頭を噛り、義眼を砕くが…

 

「があ!!!またあの時の様に砕いてやら!…うらぁぁぁぁぁぁ!!」グググ

 

拘束を解こうとするマスキュラー

 

 

…やっぱり止めは無理か

 

 

 

「緑谷!動ける!?」

 

リンクは緑谷が動けるか確認をとる

 

「もう大丈夫!」

 

緑谷は、手をグーパーしながら調子を確認している

 

リンクはマスキュラーを見る

 

 

 

「今から15秒後全力でアイツを殴って!アイツをぶっ飛ばす!」ダッシュ

 

 

「わかった!」

 

緑谷は集中力をあげていく

 

 

 

 

 

ビタロック…ON!

 

マスキュラーの体に鎖が飛ぶ

 

 

《…!なんだ!?急に動かなくなった》

 

マスキュラーが動かなくなった事に驚いている

 

「洸汰君のパパさん!どんどん攻撃して!」

 

リンクはマスキュラーに近づき…

 

「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」ガンガンガン!!

 

ガンドレットで思いっきり連続で殴っている

 

残り9秒

 

「もっと!もっと!ダメージを!」ガンガンガン!

 

残り5秒

 

「緑谷!!!!行け!!!」

 

リンクは横によける

 

残り2秒…

 

「ワンフォーオール!!1,000,000%!!スマーーーーシュ!」ガギャン!!!

 

残り1秒…

 

 

リンクは叫ぶ

 

「緑谷!パパさん!離れて!!」

 

 

ロック…解除!

 

ロックが解除されたマスキュラーは、ウォーターホースの水圧攻撃+ゴロン族パワーの拳ラッシュ+緑谷パワーが蓄積した衝撃を一瞬に圧縮して食らう

 

 

 

「ぬ…ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!がは!!」グベキャ!

 

 

そのまま岩壁に吹き飛ばされてめり込んで行くマスキュラー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして動かなくなったのを確認すると皆声をあげる

 

「「《おおおおおお!!!!しゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!》」」

 

 

 

 

「お母さん…」ポロポロ

 

洸汰はお母さんの所にいる

 

《しっかり見てなさい…あれが命を賭けて、洸汰を救ったヒーローの姿よ…私とお父さんは死んでるけどね…でも…また会えるなんて…》

 

 

…涙を流す、洸汰の母さん…

 

 

 




ありがとうございました。

ウォーターホースの個性は、マスキュラーの傷とシュノーケリングスタイルの二人の映像から超人系(セルキーのゴマフアザラシ等)ではなく、液体操作系と思い、このような個性にしてしまいました。

父ー水圧放水

母ー流水操作


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