東方人蛇録   作:あおい安室

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一回間違えて消した…


act2

「うああぁぁ……よく眠れたな…」

スネークはそうやって起き上がる。

「しかし…あんなに薬が苦いとは…気を失ってしまうレベルの薬はもう味わいたくないな…」

スネークはふと思い出して手を見てみる。

「驚いた。しわが一つもない…動きも…元に戻っている…!」

かつての自分では難しかったパンチ・パンチ・キックのコンボ、ナイフを振るような動作をしてみる。

「永琳にあとでお礼を言わないとな……うん?」

自分の顔を触り、あることに気が付く。

「髭が…ない…いったいどれほど若返ったんだ?見当もつかん…」

スネークは周りを見渡す。

「あるのは、バンダナとソリッドアイだけか…鏡は…ないな。」

そしてバンダナとソリッドアイをつけてみる。

「さてと…誰か人を探すか。」

スネークは外に出てソリッドアイをサーマルモードにする。

「見たところいないようだな。」

スネークは動きだし、あることに気が付く。

「ソリッドアイのバッテリーが回復しない…?故障か?どのみちしまうか…」

ソリッドアイをタキシードのズボンにしまって歩き出す。

 

 

「ん?この部屋からは薬品のにおいがするな…永琳の部屋か?」

スネークはとりあえずふすまを叩いてみる。

「誰?…あ、スネーク…?よね?」

部屋から永琳が出てきたが、少し驚いたような顔をしていた。

「永琳か、薬のことだが、若返ったのはわかるんだが、自分の姿をまだ見ていない。鏡を探しているんだが…」

「ええ、見てみなさい…驚くわ…」

そういって永琳は鏡を持ってくるすると…

「これは…子供の姿になっている…おそらく13、4歳くらいだな…」

そこに映ったのは髭もなく身長も少し縮んだスネークの姿があった。

「ごめんなさい…失敗したのかも…」

「永琳、あの薬の効果は?」

「確か…30歳分肉体を若返らせる薬だったはず…」

「…すまない、俺は43歳だ…」

「え?どういうこと?嘘じゃ…」

「嘘じゃない。俺はある男のクローンなんだ。それで俺は常人よりも老化が早いんだ。」

「なるほど、それなら…よし、老化の早くなっているのを改善する薬をつくるわ。」

「いや、どうしてそんなことを?君にメリットはないだろう?」

「私のせいでこんなことになったんだから、そのおまけよ。」

「そうか、ありがとう…」

「いいえ、礼は言わなくていいわ。時間もかかるし、人里に行ってきたら?」

「…人里?」

「この竹林の外に人里があるのよ。そこで時間をつぶすといいわ。」

「なるほど。それで薬ができたら取りに行くと…」

「いいえ、来なくていいわ。弓で送るから。」

「…は?今弓と言わなかったか?」

「ええ、弓よ?」

「また冗談を…」

「ま、楽しみにしてて。それと、その服装じゃ怪しまれるから服も一つあげるわ。」

そういって取り出したのは紺色の和服だった。

「これは…なかなかいいものだな。」

スネークは羽織るようにして着てみる。

「どうだ?」

「ええ、なかなか似合うわよ。」

「いろいろとすまないな。人里に行ってくる。」

「ええ、がんばってね。ここを出て道なりに行けばつくはずよ。それともう一つ。」

「なんだ?」

「ここのことと若返ったことは内緒にしておいてよ?あまり人と接触はしたくないから。」

「それくらいならお安い御用だ。」

スネークはこうして永遠亭を後にした…




永遠亭のメンバーは異変を起こすまでしばらく出番なし!
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