「うああぁぁ……よく眠れたな…」
スネークはそうやって起き上がる。
「しかし…あんなに薬が苦いとは…気を失ってしまうレベルの薬はもう味わいたくないな…」
スネークはふと思い出して手を見てみる。
「驚いた。しわが一つもない…動きも…元に戻っている…!」
かつての自分では難しかったパンチ・パンチ・キックのコンボ、ナイフを振るような動作をしてみる。
「永琳にあとでお礼を言わないとな……うん?」
自分の顔を触り、あることに気が付く。
「髭が…ない…いったいどれほど若返ったんだ?見当もつかん…」
スネークは周りを見渡す。
「あるのは、バンダナとソリッドアイだけか…鏡は…ないな。」
そしてバンダナとソリッドアイをつけてみる。
「さてと…誰か人を探すか。」
スネークは外に出てソリッドアイをサーマルモードにする。
「見たところいないようだな。」
スネークは動きだし、あることに気が付く。
「ソリッドアイのバッテリーが回復しない…?故障か?どのみちしまうか…」
ソリッドアイをタキシードのズボンにしまって歩き出す。
「ん?この部屋からは薬品のにおいがするな…永琳の部屋か?」
スネークはとりあえずふすまを叩いてみる。
「誰?…あ、スネーク…?よね?」
部屋から永琳が出てきたが、少し驚いたような顔をしていた。
「永琳か、薬のことだが、若返ったのはわかるんだが、自分の姿をまだ見ていない。鏡を探しているんだが…」
「ええ、見てみなさい…驚くわ…」
そういって永琳は鏡を持ってくるすると…
「これは…子供の姿になっている…おそらく13、4歳くらいだな…」
そこに映ったのは髭もなく身長も少し縮んだスネークの姿があった。
「ごめんなさい…失敗したのかも…」
「永琳、あの薬の効果は?」
「確か…30歳分肉体を若返らせる薬だったはず…」
「…すまない、俺は43歳だ…」
「え?どういうこと?嘘じゃ…」
「嘘じゃない。俺はある男のクローンなんだ。それで俺は常人よりも老化が早いんだ。」
「なるほど、それなら…よし、老化の早くなっているのを改善する薬をつくるわ。」
「いや、どうしてそんなことを?君にメリットはないだろう?」
「私のせいでこんなことになったんだから、そのおまけよ。」
「そうか、ありがとう…」
「いいえ、礼は言わなくていいわ。時間もかかるし、人里に行ってきたら?」
「…人里?」
「この竹林の外に人里があるのよ。そこで時間をつぶすといいわ。」
「なるほど。それで薬ができたら取りに行くと…」
「いいえ、来なくていいわ。弓で送るから。」
「…は?今弓と言わなかったか?」
「ええ、弓よ?」
「また冗談を…」
「ま、楽しみにしてて。それと、その服装じゃ怪しまれるから服も一つあげるわ。」
そういって取り出したのは紺色の和服だった。
「これは…なかなかいいものだな。」
スネークは羽織るようにして着てみる。
「どうだ?」
「ええ、なかなか似合うわよ。」
「いろいろとすまないな。人里に行ってくる。」
「ええ、がんばってね。ここを出て道なりに行けばつくはずよ。それともう一つ。」
「なんだ?」
「ここのことと若返ったことは内緒にしておいてよ?あまり人と接触はしたくないから。」
「それくらいならお安い御用だ。」
スネークはこうして永遠亭を後にした…
永遠亭のメンバーは異変を起こすまでしばらく出番なし!
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