東方人蛇録   作:あおい安室

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咲夜の過去なんですが…投票での2を元にしてますが、他の人からのアイデアで、少し変わっています。
なお、咲夜の過去はオリジナルです。


act26…日光

紅魔館__二階__夕方__

「さて、掃除は終わったな。…ん?あいつ、寝ているな?」

 

掃除の終わったスネークは門番を見る。

「ZZZ……」

 

「…よし、起こすか…」

スネークはベランダに出てM4を構える。

「能力も使ってみるか…効果付加。『電撃』……」

 

スネークは標準を合わせる

 

「M4で狙撃か…デュークじゃないが…いけるだろう。」

 

スネークは引き金を引いた。

 

「アバババ!!!!」

 

「こんなもんだろう…さ、出てこい。いるのはわかっている。」

 

スネークは後ろを振り向いて言う。

 

「……やっぱりばれちゃった……驚かせたかったのに……」

 

フランが建物の影からベランダに出てくる。

 

「!フラン、まさか…」

 

「そう、デイウォーカーになったんだよ!」

 

スネークに言われてフランは顔を輝かせる。

 

「えへへ~これからいっぱいお出掛けできる~♪」

 

フランはこれからの事を考えたのか、嬉しさが目でもわかるくらい嬉しそうだった。

 

「そうか、良かったな。俺は道具を片付けてくる。」

 

「うん、私はここにいる~」

 

スネークが掃除道具を片付けに行く。

 

「ああ~~あったか~い。日光ってこんなに良かったんだ~~そういえばなんでお兄ちゃんはなんで知ってたんだろ?………ま、いっか。」

 

フランは疑問を考えるのはやめてスネークを待つ事数分。

 

「フラン、すまない、待たせたな。」

 

「ううん、これくらい大丈夫だよ?ところでその箱なぁに?」

 

フランはスネークの持っていた箱の事を聞く。

 

「これか?これは段ボールだ。」

 

「段ボール?」

 

「ああ、荷物を入れることも出来るし、何より被る事が出来るんだ。」

 

「へぇ~すごいんだね。それ。」

 

「ああ、俺の戦友といってもいいくらいだ。」

 

「……あ、そうだ。そろそろ晩ごはんだって。」

 

「ん?もうそんな時間か?」

 

「うん、行こっ。」

 

フランはスネークの手を持って歩き出す。

 

「そういえば…フランは何が料理では一番好きなんだ?」

 

「んーっとね……人間!!………あ、お兄ちゃんは食べないよ?」

 

「そうか、ならいい。」

 

(こいつは一応吸血鬼なんだったな…。)

 

 

 

食堂__

 

「戻ってきたぞ。」

 

「あら、お帰り。どう?仕事は?

 

「なかなか楽しいな。悪くない。」

 

「そう…夜は門番をしてくしてもらえる?。」

 

「わかった了解だ。」

 

「あれ?御姉様。咲夜はどこ?」

 

フランは周りに咲夜がいない事に気づく。

 

「朝も言ったでしょ?ご飯を作ってるって。」

 

「あ、そうか。」

 

紅魔館__夜__

 

「ふう…なかなか暇だな。」

 

「そうですねぇ…」

 

スネークと美鈴は二人で門番をしていた。

 

「そういえば、美鈴、咲夜の昔の事を知らないか?」

 

スネークは美鈴にフランの事も気になるため、ついでに聞くことにした。

 

「?別にいいですよ?どうせ暇ですし。ただ本人には内緒にしておいてくださいよ?」

 

「ああ、わかった。」

 

「ええ、では話しますよ?……あれは確か十三年位前の話でした…」

 

 

 

回想__

 

「さてと、これで買い出しは終わりかな?」

 

あのころの私はメイドだったんです。それである日、買い出しの帰りに…

 

「ヒック、ヒック…」

 

「はいはい、君のおかげで服汚れちゃたよー?」

 

銀色の髪をした少女が柄の悪い人に絡まれてたんです。

 

「ほーら、泣くのを止めないと、顔に傷入れちゃうよー?」

 

「ヒイッ!や、やめて…」

 

そういって男がナイフを取り出してその子を切ろうとしたのが見えて…

 

「はい、入れよおうっ!!!」

 

私はとりあえずその男蹴り飛ばしたんです。

 

「いてぇ……何しやがるこのアマァッ!!」

 

「何をしているか?そんなの簡単です。変な男を蹴り飛ばした。それだけです。」

 

「ほう?てめえも痛い目見たいんだなぁ!!」

 

「…甘い!」

 

「おぅん!!」

 

今度は私に襲いかかってきたので、殴り飛ばしました。

 

「ふう、弱いですね…さて、帰りますか。」

 

私はそのまま紅魔館に帰ろうとしました。そしたら服を掴まれてたんです。

 

「ん?どうしたんですか?」

 

「あのっ…助けてくれてありがとうございました…」

 

さっきの銀色の髪の子供がいたんです。

 

「お礼はいいですよ。それより早く家に帰った方がいいですよ?お母さんが心配します。」

 

「……お母さんなんていないよ……」

 

「へ?ど、どうしてですか?」

 

「だって…ヒック、みんな言うんだもん…私は変な子だって…私は要らない子だって…ヒック、」

 

「…………」

 

私はその子を哀れに思ったんです。それで、私は、

 

「じゃあ…一緒に来ます?」

 

「え…?」

 

「私メイドさんなんですけど人が足りなくで困ってるんですよ。だから、どうです?」

 

「…でも…私は変な子だか「知りません!!」……え?…」

 

「あなたが変な子どうかなんて、私は知りません!!私から見ればふつうの子です!!」

 

「…お、お姉ちゃん…」

 

今でも私なんでこんな事言えたのかな?と思っていますね。

 

「さ、おんぶしてあげる。」

 

「あ、ありがとう…お姉ちゃん…」

 

「いいえ、礼には及びませんよ?それと私の名前は紅・美鈴です。さ、行きましょう。」

 

私はその子を担いで紅魔館に戻ったんです。一番の難関を忘れて…

 

 

 

「…で、その子を拾った…と?」

 

「はい、そうです。」

 

「ガクガクガクガク」

 

(お嬢様は吸血鬼だと言うの忘れてたな…)

 

私はレミリア様にその子と一緒に報告に行ったんです。

 

「ふうん…なかなかいい目をしてるじゃない……いいわ、ここで働かせて。」

 

「あ、ありがとうございます!!」

 

「ええ、…その代わり。」

 

レミリア様が口ごもったと思うとその子の顔を持って…

 

「もし、貴方が悪い事をしたら…貴方の血を吸い尽くすわよ!」

 

「ヒイイィィ!!!」

 

「返事は『はい!』」

 

「は、はい!!」

 

「うん、よろしい。それと、この子の名前は?」

 

「いえ、私も聞いてませんでした。」

 

「そう、なら…………よし、貴方は今日から十六夜 咲夜よ。いい?」

 

「は、はい!!!」

 

「さ、もういいわ。美鈴。その子をしっかり鍛えなさいよ?」

 

「はい、お嬢様!」

 

 

 

これが私と咲夜さんとの出会いでした。




次回も過去の話。
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