act51…獣耳
この異変は首謀者のない異変だ。
だが、起きた事は異変としか呼ぶ事はできない。
そこで私はこの異変で現れた人物達のことをかんがえてこう呼ぶことにする。
『四夢異変』と…
幻想郷縁起から抜粋…
「…まずはCQCの意味から教える。いいか?」
「はい、わかりました」
俺は今紅魔館の食堂で妖夢にCQCについて教えていた。
あの永夜異変の時に教えてやると言ったから仕方ない事だ。それにいつかは幻想入りする技術だろうしな……
「まず、CQCはClose Quarters Combatの頭文字をとったものだ。つまりCQCは、近距離での戦闘を指す言葉だ。主に、個々の戦闘員が敵と接触、もしくは接触寸前の極めて近い距離に接近した状況を想定している」
「なるほど…剣術とは少し違いますね」
「ああ、これも実際はほとんど格闘技術だからな。CQCは銃火器を射撃する、幻想郷なら弾幕を使うことが困難な状況であるため、銃剣術や徒手格闘のほか、ナイフや打撃武器、紐などありあわせの道具を利用した武器を利用した技術に重点が置かれている」
「だいたいわかりました。次は何ですか?」
「ああ、次はCQCの基本的なCQCの構えを教える、とはいっても実際は個人で磨くほうがいいがな。構えの基本は、脱力した状態で立つことだ。素早く動作に移れるよう、無駄な箇所に力を入れないようにするのがポイントだな。これは実際に見せたほうがいいな」
そういって俺は妖夢に構えを見せ、妖夢もそれを真似る。
「こんな感じですかね?」
「ふむ…まあ、最初にしてはいい方だな。次は近接戦についてだ。格闘の場合はどこを狙ってくるかを見極め、敵の攻撃の焦点をずらすことがカギとなる」
「それは私もやってきましたね。刀ですが……」
「そうか………次は実際に教える。試しに殴ってこい」
「え?いいんですか?」
「ここからは実際に見せないとわからん事が多いからな」
「わかりました……では!」
そして妖夢が殴りかかってきたので、俺は体を右にずらしながら左手で相手の手を掴む。
「これが、主なCQCの基本だ」
「攻撃をいなすのが基本何ですか?」
「いや、少し違う。続けるぞ!」
そして妖夢の左手を掴んだまま自分の方に引き込む。
それに対して妖夢は抵抗するため体を反射的に引いて踏ん張ってくる。
すかさず妖夢の戻る力を利用して俺は前に出る。同時に妖夢の右足に俺の左足を引っかけ、妖夢は体のバランスを崩されて、床に倒れた。
「くう………」
「すまない。少しやり過ぎた」
「いえ、これくらい大丈夫ですよ。普段から体は鍛えてますし………」
「そうか。さっきみたいに攻撃をいなしつつ、そこから攻撃に転じたり、あのまま引っ張り続けて首を絞めたりするのが主なCQCだな。実際はナイフなどを使ったりするが、その辺は各々で工夫すればいい」
「わかりました。今度探してみます」
「まあ、最悪咲夜に頼めばいい。投げナイフをしているそうだからたくさんもっているだろうしな………」
その時だった。
ガタァン!!……ドスン!!
「?今何か落ちる音しませんでした?」
「ああ、キッチンの方だな………」
俺と妖夢はキッチンを見に行く。するとそこには………
「………霊夢さん?」
それは子供のように小さく、猫耳があったが、緑色の印象深いあの脇出しの巫女服をきた霊夢がいた………
「………気絶しているな。だがなんなんだこいつは………」
「小さいですし、猫耳もありますけど………霊夢さんにそっくりですよね」
「とりあえず博麗神社に持っていこう。こういう事するのは………」
「「紫だな(ですね」」「私じゃないから」
「きゃあ!い、いつからいたんですか紫さん!?」
「ちょうどさっきスキマできたところなんだけど………かわいいわねこの霊夢。持って帰っていいかしら?」
「それはダメだろう………それで、今日はなんなんだ?」
「そうね。まああなたのいう通り、とりあえず博麗神社に行きましょう。話はそれからよ」
そして俺と妖夢と霊夢?はスキマに入っていった………
悲しいお知らせがもう一つ。
リリカルなのはとのクロスオーバーは三月下旬の予定でしたが、ちょっと時間が足りないので、四月に延期します……
すいませんでした…………