東方人蛇録   作:あおい安室

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MGSPWのノベライズを読みました。なかなか良かった…
それと、今回が獣夢編の最終話です。


act59…向日葵

「はにゃー…もうすっかりこわくなくなりましたー…」

 

「?何がだ?」

 

「空の旅ですよー…」

 

俺とフラン、獣夢は空を飛んで霖之助からの届け物を届けに行っていた。相変わらず獣夢はフランに背負われている。

 

「だってフランちゃんに背負われて悲鳴なんてあげれる訳ないですよ…」

 

「それはそうだな…」

 

「むー…私も話したいよ…」

 

そういえば…パチュリーが魔法でどうにかなるとかいっていたな…副作用が心配だが。あいつやレミリアが勝手に使うことだってありうる。警戒しておこう…

 

 

固蛇移動中…

 

 

「おおー…結構すごいねこの景色。みんなで来たかったなぁ…」

 

そう言ってフランは感想を述べる。ヒマワリの大量にある場所。間違いなくここだ…

 

「わ、私はなんかいやな感覚がします…」

 

「そうか…俺も同感だ。何となくだが…殺気がする」

 

「え、そんなのしないよ?」

 

「昔俺の師匠が言っていたんだが俺には第六感という物が備わっているらしい。第六感というのは極端にいえば、相手からの視線、気配などを読み取れる感覚だそうだ」

 

「ふーん。私にもあるかな?」

 

「さあな。その師匠いわく、第六感は誰にでもある。だが、それを使う機会がない限り、第六感というのは眠っているそうだ」

 

「そうなんだ…!あぶない!!」

 

その声に従い、俺は横に跳ぶ。それまでいたところには妖力弾が通って行った。

 

「へえ…なかなかいい勘ねあなた。それをかわせたバンダナもいい腕をしてるわ」

 

「俺はバンダナなんて名前じゃないがな」

 

妖力弾を放った方向を見ると、そこには、日傘を持った緑の髪で、赤い目と赤い服を着ている女性がいた…

 

「え…な、なんでこの人がこっちに…」

 

「知っているのか獣夢?」

 

「私の記憶が正しかったら幽香ですよこの人は…」

 

「私の名前を知っているとは光栄ね。その通り、私の名は風見幽香。この太陽の畑に住む花妖怪よ」

 

「ほう。それなら、話が早い。俺はあんたに花の肥料を持ってきた」

 

「そう。でも私はあなたに少し興味があるわ」

 

「?俺にか?」

 

「そう。あなたからは強者の気配がする。相手をしてもらっていいかしら?」

 

そういわれて俺は迷った。戦いは避けれる雰囲気じゃない。だが、武器はM1911A1のみ。さらに服は単なるタキシード、妖力弾が防げるとは思えない。勝ち目はない。?待てよ?あいつが戦闘狂なら…

 

「俺は構わない。だが、こういった勝負はどうだ?早撃ち対決だ」

 

「早撃ち?どういうこと?」

 

「簡単だ。そこにいるフランに合図をしてもらう」

 

「え、私?」

 

さっきまで俺と幽香を眺めていたフランが声を発する。

 

「そうだ。そして合図と同時に俺は銃を。あんたは妖力弾を撃つ。どうだ?」

 

「いいじゃない。やりましょうか」

 

「ああ。フラン、合図は任せた」

 

「わかったよお兄様。がんばってね」

 

そして俺は幽香に向き直る。ホルスターに入っているM1911A1に非殺生を記録する。だが、あいつの弾は危険という可能性を捨てきれない。だが、やるしかない…

その時。

 

「撃って!!」

 

その合図を聞いて俺と幽香はお互いの武器を使う。そして俺の放った弾丸は幽香の肩に当たる。幽香の放った弾は俺に向かってくるが、すかさず銃を撃って弾を撃ち落とした。

 

「くう…」

 

「俺の勝ちだな、幽香」

 

「おおー!!やっぱりお兄様はすごいね!!」

 

「スネークさんってすごいんだなぁ…」

 

「それでお前宛の肥料だ」

 

そういってバックパックから肥料を取りだして手渡す。

 

「ふう…もう大丈夫よ。いただくわ」

 

「?もう大丈夫なのか?」

 

幽香は銃弾の受けたほうのうでで軽々しく肥料を担いだ。

 

「妖怪の治癒力は尋常じゃないのよ?それにしても懐かしいわね…」

 

「?懐かしい?」

 

「いいえ、なんでもないわ。今日はありがとう」

 

そういって幽香は立ち去って行った………はあ。疲れた…

 

「今日は楽しかったね!!」

 

「楽し…かったか?」

 

獣夢に問いかけるが、もちろん横に首を振った…

 

 

…さて、ここで俺が語るのは一旦終わりだ。ここからは、別のやつが、別の物語を語る。

それじゃあ、しばらく後で逢おう。

 

 

 

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