第39話 「後日談」
清涼祭の翌日
幸久「失礼します。」
カヲル「入りな」
清涼祭はあの事件以外に大きなトラブルもなく大盛況で特にSクラス、2年Fクラス合同の中華喫
茶は全店の中で最高売り上げを叩き出した。
幸久「まさか、こんなに売り上げがあるとは思いませんでした。」
カヲル「ああ、私も予想外だったよ、とりあえずは改修工事に回すとして」
優子「それでも、全然あるわねぇ」
明久「かと言っていい案が浮かばないな」
雄二「そうだな」
亮「それだったら、いいか」
残りの売り上げをどうしようかと悩んでいると須川が
亮「実は俺、毎年夏休みになったら学園都市に行っているんだ」
幸久「亮は学園都市にいたのか?」
亮「ああ、俺は両親が事故でなそれで学園都市の孤児院にな」
幸久「・・・そうだったのか、悪かったな」
幸久は須川に謝ると
亮「構わないさ、それで話は戻るがそこにいる子供達に土産を買ってやりたいんだ、個人的な
願いで悪いんだが」
亮の言葉に幸久は
幸久「俺はいいと思うぜ、な?」
優子「ええ、いい案ね」
明久「そうだね」
雄二「ユキの意見に賛成だ」
カヲル「あんたらがそう言うなら」
幸久「俺が後で親父に連絡して車を借りれるかどうか聞いてみるよ」
明久「でも、運転が」
西村「心配無用だ」
とそこに鉄人が現れた。
カヲル「どうだった?」
西村「竹原元教頭は命は助かりましたが・・・」
幸久「後遺症ですか?」
西村「ああ、蛭田先生によれば、脳の神経がズタズタで自分が誰かさえわからないそうだ」
優子「自業自得とは言え」
明久「うん・・・」
幸久「他の奴らは?」
西村「間桐と肝売は<観察処分者>に任命と2週間の停学だ」
雄二「妥当だな」
西村「介旅は学園都市で1ヶ月の更生プログラムを受ける事になった。」
幸久「軽くなりましたね」
西村「ああ、怪我をさせた親達が「法の裁きを受けるべきだ」と言っていたがな」
とその時扉が開けられた
?「ここの責任者は誰だ?」
男が聞くとカヲルはため息を吐きながら「何のようだい?」と聞いた。
?「私はCクラスの原我の父親だが、まだ、あの犯罪者を警察に引き渡してないのか?」
カヲル「介旅だったら、更生プログラム受ける事で結着がついたんだ」
原父「ふざけるな、私の息子は顔に大きな傷痕が残ったお陰で将来が真っ暗だ」
カヲル「でどうしろと言うんだい?」
原父「決まっている、警察への引渡しと慰謝料3000万円だ」
明久「そんなの横暴だよ」
優子「そうよ、もう決まっているのに」
原父「何だとこのガキ!!」
父親は優子に殴りかかろうとしたが幸久が間に入り代わりに殴られた。
優子「幸久君!」
原父「フン、まあいい、名誉毀損も追加だなそこのガキには1000万を払って貰うぞ」
優子「ふざけないで!」
原父「私は教育委員会に顔がきいてね。一声掛ければお前達全員退学にだって出来る」
という父親の言葉に幸久は失笑した
幸久「それがどうした?言っておくがてめえの息子は介旅を苛めていたんだよ」
原父「そんなのは嘘だ」
幸久「確かに傷害罪だよ、だがなあいつは反省してんだよあんたんとこの馬鹿息子と違って
な、話を聞いているとどうやら反省のはの字もないようやな」
カヲル「古川の言う通りだよ、それに決めたのは学園都市の理事会だよ」
カヲルの言葉に父親は固まってしまった。
幸久「文句があるんならここじゃなく学園都市の理事会に文句を言うのが定石やろ」
原父「だ、騙されないぞ!証拠を見せろ」
すると鉄人は封筒をカヲルに渡しカヲルはそこに入っていた書類を父親に見せると、父親は顔
を青ざめながらその場にへたり込んだ。
原父「・・・・・」
とそこに
?「どうだった、話は・・・ってどうしたの父さん!」
幸久「よう、原我」
原我「な、どうして、君達が」
優子「あなた、親の力を使って、自分のやった事を無い事にしようなんて」
明久「最低だね」
原我「うるさい、俺は被害者だぞ、ひ・が・い・しゃ、それに顔にだって傷がっておい、止め
ろ」
雄二は原我の顔の右半分に巻いてある包帯を外したそこには傷痕一つなかった。
雄二「これは一体どういう事だ?」
幸久「キビキビと答えて貰おうか?」
カヲル「全く呆れるよ」
その後、幸久の連絡により来た警察に原我親子は連行されて行き取調べの結果、虐めた事が表
に出ると決まっていた学園都市への転校が無くなるのを恐れて父親に頼み込み行動を起こした
と証言したと言う。
幸久「まあ、怪我をしたのは本当だし、軽くはなるとは思うが」
明久「ところで学園長、今日はこんな事で僕達を呼んだわけじゃないですよね?」
カヲル「そうさ、今日呼んだのは他でもない、<八卦>の腕輪の改造が終わったと数多から連
絡があってね、今日の朝方届いたのさ」
とカヲルは机に箱を置き開けるとそこには8色の腕輪があった。
今回は予定を変更して後日談をお送りしました。
新しい腕輪を楽しみにしていた皆さんすみませんでした。
次回は前回の予告通りになります。
それではまた