Fate / battle of Berserker   作:JALBAS

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心に深い傷を負った凛は、もう戦う気力を失ってしまいます。
そんな中、遂にあの男が動き出します。
イリヤに迫る、新たな魔の手。
頼みのバーサーカーも倒され、絶体絶命のイリヤ。
その時……




《 第六話 》

 

「ん……んんっ……」

凛は、見慣れない薄暗い部屋の中で目を覚ました。

“こ……ここは?……”

自分の記憶を思い起こす。

“あれ?私、公園であのまま気を失ったんじゃ……”

「目が覚めたか?」

ようやくはっきりしてきた視界に、ひとりの男性が入り込んで来る。

「き……綺礼?……ここは?」

「教会の中だ。」

「あ……貴方が、私を公園から運んでくれたの?」

「正確には、私の使いの者がだがな。既に夜は明けている。」

「……意外ね……貴方が、私を助けてくれるなんて……」

「それは心外だな。これでも私はお前の師匠だ。弟子の体の心配くらいはしているつもりだがな。」

「あら……そう……失礼な事を言って、ごめんなさい。」

「今日は、随分と素直なのだな?」

「そうかしら……」

素直というよりも、今の凛には覇気が無かった。

 

その後、凛は綺礼に昨夜起こった出来事を語った。アーチャーを失い、自分はもう敗退してしまった事も。但し、士郎の事だけは語らなかった。

「そうか……キャスターを殺したのは、やはり間桐臓硯だったか。それに、黒い影の正体が間桐桜だったと……そうなると、キャスター亡き後に街の人々を襲っていたのも間桐桜か……」

「ええ……」

ベッドの上で半身を起こした姿勢で、凛は力無く答える。

「これで、残ったサーヴァントは四人。セイバー、バーサーカー、アサシン、ランサーという事か?おそらく間桐臓硯が、アサシンのマスターだな。」

「そうなるわね……」

「それで……お前はこれからどうするつもりだ?」

「どうもしないわ……言ったでしょ。もう私は敗退したの。私の聖杯戦争はこれでお終いよ。」

凛の心は、完全に折れてしまっていた。

「面倒を掛けたわね……もう帰るわ。」

そう言って、凛はベッドから降りて立ち上がる。そのまま出て行こうとする凛を、綺礼は呼び止める。

「待て。お前は、間桐桜に命を狙われているのだろう?ここに居た方が安全なのではないか?」

「どうでもいいわ……そんな事……」

もう凛は、自分の生に対する執着も無かった。自分の命を奪う事で桜の気が晴れるのであれば、好きにすればいいとさえ思っていた。父から受け継いだ、遠坂家の使命も何処かへいってしまっていた。

そんな凛に、綺礼ももう掛ける言葉が無かった。

凛は教会を出て、ひとり遠坂家に帰って行った。

 

凛が去った後、ひとりの男が部屋に入って来る。

黒いライダースーツをカジュアルに着込んだ、赤い瞳をした金髪の男が。

「やはりあの桜という女、既にアンリマユと繋がっているな。」

「そのようだな。」

綺礼は普通に答える。明らかに、二人は顔見知りである。

「あれは、間桐臓硯が用意した、聖杯の器という事か?」

「そうなるな。」

「面白く無いな……あのような俗物が聖杯を我が物にするなどと……」

「ならばどうする?」

「我も我専用の器を用意するとしよう。」

そう言って、その男は部屋を出て行ってしまった。

 

 

 

冬木市郊外の樹海の奥、アインツベルンの城。

イリヤの部屋の中では、イリヤが士郎のぬいぐるみを椅子に座らせ、自分もその前に正対して座って語り掛けていた。

「お兄ちゃん……もしかして、お兄ちゃんがリンを助けたの?」

あの時、士郎のぬいぐるみが凛の前に瞬間移動しなければ、凛は間違いなく殺されていた。

ぬいぐるみの士郎にそんな力がある筈が無いのだが、イリヤには士郎の強い意志が奇跡を起こしたように思えてならなかった。本当はあの現象は、消滅間際のアーチャーの最後の力であったのだが……

イリヤがその気になれば、士郎の魂と会話する事も可能だった。

しかし、イリヤはそうしなかった。もし、士郎が自分の事を恨んでいたら……いや、今迄に自分が士郎にした仕打ちを考えれば、恨んでいて当然だろう。そう考えると、怖くてとても直接話す事は出来なかった。

「?!」

その時、イリヤの耳に悲鳴が飛び込んで来た。同時に、凄まじい魔力の流れも感じた。

イリヤは、即座に士郎のぬいぐるみを抱え、廊下に飛び出す。

「バーサーカー!」

そしてバーサーカーを呼び、悲鳴の元へ駆け出して行く。

“駄目だ、イリヤ!行っちゃいけない!”

嫌な予感があり、ぬいぐるみの士郎は警告を送る。だが、それがイリヤに届く事は無かった。

 

時間短縮のため、躊躇なく壁を破壊してイリヤを抱えたバーサーカーは中庭に出る。

そこで、イリヤはあまりの悲惨な光景に驚愕する。

「セラ……リズ……」

イリヤのメイドであるセラとリーゼリットが、無数の武器に体を貫かれ惨殺されていたのだ。

「ほう……ようやくお出ましか?人形。」

二人を殺した金髪の男は、悪びれる事無く軽口をたたく。

「よくも……バーサーカー、今直ぐあいつを殺しなさいっ!」

イリヤの指示に、バーサーカーは雄叫びを上げて金髪の男に向かって行く。

「ふん……来るか大英雄。だが、我の試練は神よりも厳しいぞ。」

そう言う金髪の男の背後に、突如無数の時空の歪が出現する。そして次の瞬間、そこから無数の武器が放たれてバーサーカーの体を貫いた。

「バーサーカーっ!」

一瞬で、バーサーカーの命がひとつ失われた。

「まず、ひとつ……」

だが、バーサーカーは直ぐに蘇生する。そして、再び金髪の男に襲い掛かって行く。

「ふふ……では、次はこれでどうだ?」

またも、金髪の男の背後に無数の時空の歪が発生する。更に、そこから今度は先程とは全く違う武器が飛び出し、またしてもバーサーカーの体を貫いた。

「な……何なの?こいつ……」

同じ事が、何度も繰り返される。

バーサーカーには、同じ攻撃は二度と通用しない。またランクA以上の宝具の攻撃以外、バーサーカーにダメージを与えられない。本来なら、サーヴァントが持てる宝具など多くても三つ程度だ。だから、バーサーカーを殺す事ができても三度が限界と思われた。

しかし、目の前の男は違う。次々と、湯水のように違う種類の宝具を放って来る。それも、全てがAランクを超え、かつバーサーカーに最もダメージを与える属性の物を選んでいる。

いったい、この男は何者なのか?

何故、こんな無限に近い宝具を所有しているのか?

信じられない光景を前に、イリヤは無防備に佇んでしまう。それに、金髪の男が気付いた。

「少し早いが、ここで終わらせるか……喰らえ!人形っ!」

金髪の男は、バーカーサーだけでなくイリヤも狙って宝具を放った。

とっさに、バーサーカーはイリヤを庇う。その結果、避けられた攻撃も受ける羽目になり、余計に命を削ってしまった。

「ば……バーサーカーっ!」

叫ぶイリヤ。

「ふん……人形を庇ったか?愚か者が……」

吐き捨てるように言う金髪の男。

直ぐに蘇生したバーサーカーは、そこからは常にイリヤを庇って戦うようになる。

外は不利と判断し、城の中に移動して行く。それでも狭い場所では余計に不利なので、玄関ホールに移動して戦う。

だが、それは意味が無かった。

金髪の男の創り出す時空の歪は、全く場所を選ばない。何処に移動しても、次々と無数の宝具を繰り出して来る。

殆ど命のストックが無くなったところで、金髪の男が言う。

「貴様の敗北は決定した。どうだ?どうあれ死ぬのなら、最後に荷物を降ろすというのは?裸の貴様なら、まだ我を仕留める余地があるぞ。」

しかし、バーサーカーは金髪の男の言う事は聞かず、イリヤを背後に隠して、その前に仁王立ちして対峙する。

「そうか……では、主共々、死ぬがいい。」

無数の新たな宝具が、一斉にバーサーカーを襲う。バーサーカーは巨大な石斧剣で、その宝具を悉く弾く。時空の歪は、バーサーカー達の背後にも現れ、イリヤに目掛けても放たれる。バーサーカーはこれにも反応し、素早くイリヤの背後に回って宝具を弾く。

必死に戦うバーサーカーを見て、涙ぐみながらイリヤが叫ぶ。

「負けないで……バーサーカアアアアアアッ!」

この声に反応して、雄叫びを上げ力を増すバーサーカー

「ならば……最大の試練をくれてやる!」

新たな時空の歪が現れ、更に強力な宝具の嵐がバーサーカーを襲う。弾ききれずに、また幾つもの宝具に体を貫かれるバーサーカー。それによって命を落とすが、直ぐに蘇生して立ち向かう。

「これで十一、いよいよ後が無くなったな!ヘラクレス!」

更に襲い掛かる宝具の嵐に貫かれ、とうとうバーサーカーは沈黙してしまう。

「早々に主を見捨てていれば、勝ち目はあったものを……」

そう呟いて、金髪の男はバーサーカーに近付いて行く。

しかし、バーサーカーはまだ死んではいなかった。再び動き出し、金髪の男に襲い掛かろうとする。だが、時空の歪から今度は無数の金の鎖が放たれ、あっという間にバーサーカーは絡め取られ、完全に動きを封じられてしまう。

「戻りなさい!バーサーカー!」

このままではバーサーカーが殺されると、イリヤは令呪で霊体化を命じるが、バーサーカーは霊体化する事ができなかった。

「な……何で?私の中に帰れって言ったのに……」

「無駄だ人形!“天の鎖”、この鎖に繋がれた者は、神であろうと逃れる事はできん!いや、この男のように、神性が高いほど餌食となる。令呪による空間転移など、この我が許すものか。」

そして、黄金の巨大な矢が、動けないバーサーカーの胸を貫いた。

「や……やだよ、バーサーカアアアアアアッ!」

泣いて、バーサーカーに寄って行くイリヤ。金髪の男は、時空の歪から剣を一本取り出し、そんなイリヤの両目を切り裂いた。

「ああああああっ!」

両目を抑え、その場に蹲るイリヤ。士郎のぬいぐるみは放り出され、バーサーカーが吊るされている足元に転がっていった。

「い……痛い……痛いよ!バーサーカー!」

「ふっ……」

金髪の男は、更にその剣でイリヤの胸を貫こうとする。そこで、再びバーサーカーが暴れ出した。まだ、完全に息絶えてはいなかったのだ。

「ふん、しぶとい男だ。だが、お前ではその鎖から抜け出せまい。そこで主が切り裂かれるのを眺めているがよい。」

バーサーカーは最後の力を振り絞るが、鎖からは逃れられない。

その時、バーサーカーの脳裏に、突然ある声が響いて来る。

『バーサーカー、イリヤを助けたいか?』

“ダ……ダレダ?”

『つまらない質問をするな。判っているだろう?』

“エミヤシロウ……ナゼ、オマエガ……”

『イリヤを助けたいかと聞いているんだ?』

“オマエコソ、ワカリキッタコトヲキクナ!”

『そうか……ならば、その体を俺に貸してくれ!』

“ナニ?”

『お前では、あの男には敵わない。お前の体を使って、俺が戦う。』

“ナゼ、オマエガ?オマエニ、アンナシウチヲシタイリヤノタメニ?”

『済んだ事はいい!俺は、イリヤの本当の哀しみを知った。血が繋がって無くとも、イリヤは俺の妹だ。妹を護るのは、兄の務めだ!』

“タシカニ、ワタシデハアノオトコニカテナイ……コノイノチモ、モウスグツキル……ダガ、オマエニカワッタトコロデ、アノオトコニカナワナイノハオナジデハナイノカ?”

『俺の力だけではな。』

“ドウイウコトダ?”

『俺の魂の中には、アーチャーの記憶も残っている。』

“ナンダト?”

『奴が消滅する間際に、俺の中に必要な記憶を残して行った。今の俺は、アーチャーの技をそのまま再現できる。十分な魔力供給さえあれば。』

アーチャーは消滅間際、士郎の魂と一時的に繋がった。その時、士郎に戦うために必要な記憶を受け渡した。まるで、こうなる事を予期していたかのように……

“ソ……ソンナコトガ……”

『頼む!俺は妹を……イリヤを助けたいんだ!』

“……ワカッタ、コノカラダ、オマエニアズケル!”

そして、イリヤを助けたいと願う二つの魂が奇跡を起こす。

突如、バーサーカーの体が激しく輝き出す。

「な……何?!」

イリヤを貫こうとした、金髪の男の手が再び止まる。その目の前で、バーサーカーの体が縮んでいく。

「何が起こっている?」

縮んだため、バーサーカーの体は金色の鎖から抜け出した。そして、金髪の男とほぼ同サイズになって輝きが収まる。そこに現れた姿は、それまでのバーサーカーとは完全に違っていた。

「な……何だ、貴様は?!」

その肌の色は、それまでと同じ褐色であった。だが、体は通常の人間の大きさになり、髪の色は白く染まっていた。そしてその顔は、衛宮士郎の顔に変わっていた。

「ば……バーサーカー?」

バーサーカーから感じる魔力の変化に、イリヤは戸惑っている。目を潰されているため、イリヤには士郎の姿をしたバーサーカーは見えていない。

金髪の男が呆然としている隙に、バーサーカー……いや、士郎は、すかさずイリヤを攫って金髪の男の背後に回り込む。

「ぬっ……貴様っ!……逃すかっ!」

士郎に向き直った金髪の男は、また背後に時空の歪を発生させ、そこから無数の宝具を士郎に向かって放つ。

「トレース・オン!」

それに対し、士郎は対応した宝具を投影し、向かって来る宝具の攻撃を相殺した。

「な……投影魔術だと?!」

驚いたのは、金髪の男だけでは無かった。

「え?……今の声……シロウ?!」

いつもの唸り声では無く、シロウの声で喋るバーサーカーに驚くイリヤ。抱かれている感触も今迄とは全く違う。大きな腕で片手で抱き上げられているのではなく、両手で抱きかかえられている。それで、バーサーカーの体が小さくなっている事にも気付く。

「貴様……まさかフェイカーか?」

「……そうだ、ギルガメッシュ!」

「?!」

また、金髪の男は驚きを露にする。

「ふっ……我の真名を知っている……どうやら本当にフェイカーのようだな?どうやってその肉体に憑依したかは知らぬが、ならば……」

ギルガメッシュの背後に、今迄の数倍の時空の歪が現れる。

「本物の重みを、その身で味わうが良い!」

先程とは比べものにならない数の宝具が、士郎に襲い掛かる。

「トレース・オン!」

それに対しても、士郎は対応する宝具を投影して相殺しようとする。だが、士郎の投影する宝具は模造品であるため、宝具のランクとしては一段低い物だった。正面からの競り合いでは部が悪く、防ぎ切れない宝具が競り合いを突破して襲い掛かって来た。

「ロー・アイアス!!」

だが、士郎はすかさず光の盾を展開して、その攻撃を防いだ。

弾かれた宝具が、辺りに散らばり粉塵を噴き上げる。そのため、ギルガメッシュと士郎の間に煙幕のように煙が立ち込め、一瞬視界が利かなくなる。

「ぬっ……」

そして、煙幕が晴れた時、士郎の姿はそこには無かった。

「何?!」

この隙に、士郎は逃げ出していたのだ。

「お……おのれ……フェイカアアアアアアアッ!」

ギルガメッシュは、怒りの雄叫びを上げるのだった。

 

 

城を逃げ出した士郎は、樹海の中を慎重に進んでいた。

ここにはアインツベルンの結界が張られているため、一度潜り込めば容易には発見できない。

「し……シロウ……」

士郎に抱かれているイリヤが問いかける。

「何だ?」

「ど……どうして私を助けてくれたの?私は、シロウに酷い事をしたのに……」

「兄妹は、助け合うものだ。兄貴が妹を助けるのに理由がいるのか?」

「え?……だって……」

「最初に会った時から、イリヤは俺の事を“お兄ちゃん”って呼んでたじゃないか?」

「で……でも……」

「十年も、俺と親父を待っていたんだろ?」

「そ……それは……」

「だけどイリヤ。お前は、親父の事を誤解しているぞ。」

「え?……なに?」

「親父は……切嗣は、お前を迎えに行かなったんじゃない。何度も、迎えに行こうとしていたんだ。だけど、アインツベルンがそれを許さなかった……強力な結界で、城に辿り着けなかったんだろう。いつも、落胆して帰って来た切嗣を俺は見ている……」

「そ……そうだったの……」

イリヤはしばし黙り込んだ後、手探りで士郎の首に手を回し、抱き付いてくぐもった声で呟く。

「ご……ごめんなさい……お兄ちゃん……」

 

 

 

城から逃げ出した士郎達だが、衛宮家に帰る訳にもいかなかった。

もう士郎は人間では無くサーヴァントであり、その姿も大きく変わってしまっている。大河などの知人が訪ねて来た時に、大騒ぎになってしまう。追われる身となった今は、騒がれずに隠れられる所が好ましい。

といっても、士郎が頼れる場所はひとつしかなかった。

士郎は、遠坂家を訪れていた。門をくぐって玄関の戸の前に立ち、凛が現れるのを待った。

遠坂家には、外敵に対して結界が張られている。誰かが門をくぐれば、中に居る凛は直ぐに判る。

「えっ?!」

玄関の前に立つ人影を見て、凛は驚く。その顔は、間違い無く士郎だった。しかし、髪の色、肌の色、体つきや恰好があまりにも本来の士郎とはかけ離れていた。

凛は警戒して、直ぐには出て行かなかった。だが、ずっと動かず玄関の前で待ち続ける士郎に根負けして、恐る恐る姿を見せた。

「衛宮くん……なの?」

「ああ……」

「ど……どうして、そんな姿に?」

「詳しくは、後で話す……それよりも、イリヤの手当てを頼みたい。」

士郎の腕の中では、簡易的に包帯を目に巻かれたイリヤが眠っていた。

「な……何よそれ?何で私が、そんな物騒なお子ちゃまの手当てをしなきゃいけないのよ!だいたい、貴方その娘に何をされたか判ってるの?」

「頼む……」

士郎は、ただ頭を下げて懇願するだけだった。

「……判った……わよ……」

結局、凛はまた根負けしてしまい。士郎達を家に招き入れるのだった。

 






何と、士郎がバーサーカーとなって復活しました。
実はこの話、いちばん最初に浮かんだ妄想はこの部分でした。
イリヤにペシャンコにされるBAD ENDを選んだのも、士郎の魂をぬいぐるいに移し替えたのも、アーチャーがぬいぐるみ士郎の目の前で消滅したのも、全部ここに行き着くためのものでした。
そしてもちろん、バーサーカー士郎の最大の敵はギルガメッシュではありません。
言うまでも無く、セイバーです。
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