ハイスクールD×D 〜異能者〜   作:綺羅星☆

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サブタイのネタがもう尽きはじめたが何、気にすることはない


戦闘校舎のフェニックス
今は悪魔が微笑む時代なんだ!


 

教会での一件から数日が経った。

 

 

部長達はあの時にイッセーの神器が『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』だと気づいたみたいで、あれ以降イッセーに修行させているようだ。

 

まぁ覚醒したのがレイナーレと戦ってる時で、それまでは『龍の手(トゥワイス・クリティカル)』とほとんど変わらなかったから気づかないのも無理ないか。

 

また、今のイッセーでは『赤龍帝の籠手』を十全に使いこなすのは到底無理なので、修行させてまず基礎スペックを上げようというのも理に適ってる。

……俺から言わせれば、”赤龍帝”が眷属にいる時点で全員修行するべきだと思うけど、その辺はグレモリー眷属が決めるべきことなので口をはさむつもりはない。

特に今代の『白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)』の所有者は歴代最強でほぼ間違いないだろうから、生半可な実力では瞬殺されるだけだ。

なので、見捨てる気がないなら眷属の強化は必須事項だな。

 

 

他に特筆すべきことと言えば、アーシアとミッテルトの転入か。

ミッテルトは俺の親戚というよりアーシアの親戚と言う方が違和感がなかったので、アルジェント姓を名乗ってもらった。

アーシアは俺やイッセーと同じ学年の同じクラスに、ミッテルトは見た目からか一つ下の学年で白音や憐と同じクラスになった、というか部長がそうしたんだろうな。

 

 

 

ああ、もう一つあったな……あれ以降、憐が我が家に住み始めた。

恐らく監視が目的だろう。

 

我が家の住人の戦力を考えると抑えるには明らかに実力不足だが、被害を最小にすると考えるなら最善だな。

部長は『(キング)』だし、姫島先輩は『女王(クイーン)』であるのに加えて俺達に隔意があるのを考慮したんだろう。

イッセーは”赤龍帝”だから外すとして、木場じゃないのは……なんでだろう? これはわかんねぇや。

 

この時困ったのが部屋割りだが……今はどうしようもないので、改築か引越しするまでは相部屋で我慢してもらうことにした。

割り振りはアーシアとミッテルト、白音と憐だ。

 

 

 

 

 

 

それにしても、ここ最近の部長はボーっとしていることが多い。

それだけならさほど気にする事でも無いが、今朝はイッセーが何か騒いでたし、その後も一日様子がおかしかったし……なんだか嫌な予感もする。

 

でも多分、理由は部長以外では姫島先輩くらいしか知らないだろうから、イッセー達が聞かされて無いなら俺が聞く訳にはいかないな。

 

 

「っ!?」

 

放課後になってからしばらく考え事をしていたら、突然旧校舎の方に隠されているがかなり強大な気配が現れた。

 

おいおいマジかよ…………これ魔王が来たって言われたら信じかねないレベルだぞ。

突然現れたことや旧校舎の方なのを考えると、グレモリー家の関係者だろうが……

 

 

「あの、シンさん」

 

思わず、旧校舎の方を見て気配の正体について考えていたら、後ろから俺を呼ぶ声がした。

 

「ん、アーシアか。どうした?」

 

そこにいたのはアーシアだけだったが、教室の入り口には白音とミッテルトもいるので、多分一緒に部室に行こうと誘いに来たんだろう。

 

「いえ、白音さんとミッテルトさんも来ましたので、一緒に行きませんか?」

 

「……ちょっと待ってて」

 

そう言うと、白音とミッテルトに手招きをしてこっちに来てもらう。

 

「なに? なんかあったの?」

 

不思議そうな顔をして尋ねてくるミッテルトと、それに同意するようにこちらを見る白音。

 

「ああ……俺は今日、部室に行く前にある人に会ってくる予定だったんだが、その間は部室に行かないで待ってて欲しいんだ」

 

「ある人、ですか?」

 

俺の言葉にアーシアが反応する。

 

「この学園にいる、もう一人の純血の悪魔さ」

 

「ああ、そっか。確かにもう一人いたじゃん」

 

元々敵対している堕天使だけあって、最初に答えたのはミッテルトだった。

 

「でもなんで今日に限ってそんな事言うのよ? ウチらだけで部室に行くのに、なんか問題があるの?」

 

「あるかもしれないから言ってんのさ。多分大丈夫だとは思うが、用心するに越したことはないだろ?」

 

多分白音はあの気配に気づいてるし、これで分かってくれるだろう。

 

「……わかりました。アーシアさん、ミッテルトさん。こうなったら、兄様は止められませんよ」

 

「そうなの?」

 

「……はい。兄様は身内と認めたら、過保護なくらい気を使いますから」

 

ミッテルトの疑問に白音が答えるが……そこまでじゃないだろ?

 

「そ、それって……えっと、その……」

 

白音の答えを聞いて、なぜかアーシアが顔を赤くする。

 

「?? まぁ、そういうことだから。待っててくれよ?」

 

そう言って三人を残して教室を出る。行き先は生徒会室だ。

 

「もう一人の魔王の妹と御対面、ってね」

 

 

 

 

 

 

コンコンコン

 

「どうぞ」

 

「失礼します」

 

キチンとノックをして、返事が来てから部屋に入った。

 

生徒会室にいたのは二人の女子だけだった。

 

「はじめまして、支取蒼那さんに真羅椿姫さん。いや……ソーナ・シトリーとその『女王』と言うべきですかね? 俺は憐城慎。部長……リアス・グレモリーから聞いてると思いますけど、堕天使勢力に所属しています」

 

「ええ、それについてはこちらも聞き及んでいます。それで、今日はどういった用件ですか?」

 

俺の言葉に答えたのは、会長の席に座っているソーナ会長だ。

真羅さんは、ソーナ会長の側に立っている。

 

「ん〜〜〜、実は特にこれと言った用件は無いんですよねぇ。土地の管理者であるグレモリーに素性を明かしたので、学園の表を管理しているシトリーにも挨拶しておきたかっただけですし。ああ、俺達は敵対勢力の者ですけど、そちらから仕掛けて来ない限りこちらから危害を加えることはないですよ。それは保証します」

 

「そうですか。貴方の身内である三人も、同じ立場と考えても?」

 

「一応、俺が頭みたいになってますけど、同じ立場と思って下さって結構ですよ。最近加わりましたアーシアもミッテルトも、義妹の白音も俺もみんなアザゼルに拾われたことになってますから」

 

ここで始めて、ソーナ会長が少し表情を変えた。

俺の言い方が気になったようだ。

 

「ことになっている、とは?」

 

「アーシアとミッテルトを拾ったのは、実質的に俺ですから。アザゼルは許可をくれただけですね」

 

「なるほど、そういうことですか」

 

どうやら納得してくれたらしいな。

 

 

この後は、少しばかり他愛ない話をして生徒会室を後にした。

 

 

 

 

「…………ん?」

 

三人がいる教室に向かっている途中で、また旧校舎の方に新しい気配が現れた。

 

今度の奴は……そんなに大した事無さそうだな。

特別弱くは無いが、さほど強い訳でも無い。

実力的には部長より少し上ってとこか……滅びの魔力があるから、相手の特性次第では部長にも勝ち目があるかな?

 

気配を隠そうともしていなかったり、無駄に魔力を振りまいて現れたり、なんだかやたら小物臭がすごいが…………きっと気のせいだな。

 

現れた気配は二人共悪魔のものなので、恐らく部長の御家騒動か何かだろう。

部長は次期当主だから婿養子をとるハズだし、ひょっとして婚約者争いとかかな?

 

一応部室には行くが、場合によってはサッサと退散しようか。

 

 




感想で突っ込まれたので、ここでも一応補足を

オリ主達とグレモリー眷属の関係は、不戦協定を結んだだけです
『有事の際の協力』という条件は、レイナーレの件に対処するための方便で、ほぼ意味のない条件のハズでした
まぁ実際は、コカビエルの件で再び意味のある条件になってしまう訳ですが

リアスの言った協力関係とは『そちらが友好的である限りこちらも友好的に接するし、個人の友人関係に口をはさむこともない』という意味です

三巻では、部長はゼノヴィアとイリナの交渉に応じてますし、最初から友好的であればこれくらいは許すだろうと判断しました


いよいよ二巻開始! かと思いきや、ほとんど話が進んでないという……
あと二、三話の予定だったのですが、グレモリー眷属が修行をしてる間にオリジナルの話をやろうと思っているので、ひょっとしたらそれじゃ終わらないかも
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