とりま原作開始?
アイツに彼女?…………ありえん(笑)
「今考えると……詐欺に近いよなぁ。まぁ、組織の事とか聞 かずに即答した俺も俺だが」
今朝の夢の内容を思い出して、思わずボヤく。
「ま、そのおかげで現状がある、と考えれば悪くない選択だったのか。後悔も無いしな」
「兄様ー!早く行きますよー!」
おっと、のんびりしてたら義妹に呼ばれるちまったぜ。
サッサと用意して、学校に向かうとするかね。
「ちょっと待ってろー!」
声をかけて用意をする。
終わったら、一冊の分厚い本が入ってる以外はほとんど何も入れてないカバンを持つ。
「んじゃ、行ってきます」
何と無く習慣化してる、無人の部屋への挨拶を済ませると、義妹と共に学校に行った。
その日、私立駒王学園は朝から騒然としていた。
何でも変態三人組の一人で、おっぱい星人の兵藤一誠に彼女が出来たという。
「…………ありえん(笑)」
思わずネタに走ったが、俺は悪くねぇ。
「くそっ! 木場や
「そうだそうだ! なんでアイツが!」
「こうなったら伝説の一品である、こいつで発散するしかねぇ!」
「手に入ったのか⁉︎ 」
「おうよ! 裏切り者のイッセーになんぞ見せてやらん! 今日は二人で鑑賞会だ!」
「おう!」
アホみたいに騒いでいるのは、変態三人組の残りの二人
『セクハラパパラッチ』こと松田と、『スリーサイズスカウター』こと元浜だ。
つか、アイツらはよくモテたいとか言ってるが、教室で普通にエロDVDを広げるとか、本当にその気があんのか?
個人的には非常にどうでもいいが、うるさいのはカンベンして欲しい……
ここ、私立駒王学園はつい最近まで女子校だった影響で、女子の比率が高い。
そんな教室で、エロDVDを興奮し切った非常に残念な顔で広げていれば、女子からの評価がだだ下がりだというのに……何故それに気付かない?
ちなみに先ほど二人の会話でチラッと出てきた「木場」と「憐城」だが、二人で『駒王二大イケメン』とか言われていて、女子の人気をほぼ二分しているらしい。
どちらも二年生だが、クラスが違うし直接の面識は無いとか。
…………まぁ、憐城ってのは俺の事なんだが。
フルネームは「
白髪に褐色の肌で、長身痩躯の悪っぽいイケメン……らしい。
いや、自分の事をイケメンとか言いたくないが、周りの評価を聞くと大体こんな感じなんだわ。
まぁ特別ブサイクではないと思ってはいたが、駒王学園に入ってから何回かラブレターをもらったり、告白されたりしてるし、実はモテてるのか?
…………余り考えない様にしておこう。
【ちなみに、黒のレザージャケットに揃いのチャップスを着用して、サングラスをかけるのが普段の私服だが、端から見るとチンピラにしか見えず、間違われる事が多々ある為にモテてるとは思えなかった、という悲しい現実があったりする】
木場については面識もない為余り知らない。
金髪のイケメンで剣道をやっていて、剣道部の助っ人をやることもあるが所属しているのは『オカルト研究部』だ、ということくらいか。
『オカルト研究部』は、活動内容は知らないが所属している者は有名人ばかりなので俺も知っている。
駒王学園の綺麗どころを集めたんじゃないかと思う程、レベルの高い容姿の者ばかりが所属しているのだ。
『二大お姉さま』こと部長のリアス•グレモリーと副部長の姫島朱乃、『二大ロリっ娘』の一人である朝倉憐に先ほどの木場祐斗だ。
駒王の生徒は二大って言葉が好きなのか?
とまぁそんな事は一旦置いといて、変態三人組と俺は友人未満くらいの付き合いしかない。
が、兵藤一誠だけは以前から観察していた。
なぜなら、アイツが『
現在世界的に活躍している人物が宿していたり、過去に名を馳せた人物などが宿していた、聖書の神が創ったとされるとんでもアイテムだ。
ただ、目覚めていないからか俺が未熟だからか、どんな神器なのかすら分からない。
が、組織や俺に敵対したり暴走したりしない限りは、観察のみで干渉するつもりは無い。
否、
アイツの彼女、遠目に見ただけだが『気配が人間のものでは無かった』のだ。
いや、誤魔化すのはよそうか。
気配は明らかに堕天使のものだった。
つまり、アザゼルからの連絡が無いにも関わらず、堕天使が魔王の妹が管理している土地に侵入し、あまつさえ神器所有者の人間に接触すらしているのだ。
これはマズい、非常にマズい。
ぶっちゃけ、下っ端が暴走している可能性がメチャクチャ高い、というかほぼ確定と言っていい。
しかし、証拠も無ければまだ未遂ですら無いから、ストーカーよろしく見張るしかない。
俺は組織に属してはいるものの、存在を幹部以外のほとんどの奴に知られてないから、忠告も出来ないのだ。
大抵の堕天使は人間を見下しているから、忠告しても聞くとは思えないし。
だからとはいえ、カップルを尾行するとか…………死にたい(泣)
だが、万が一にも戦争の火種になりかねん事象を放ってはおけない。
コカビエル辺りは喜ぶだろうが、他の幹部連中は皆戦争なぞしたくないと公言している。
俺としても、戦争なんぞ真っ平御免だ。
だから、接触せず観察のみに留めていたし、上への報告も欠かしていない。
それでも来たって事は、そいつらはここがどういう土地なのかを知らず、なおかつ上への報告もしていないって事だ
そんなバカを止めるのは、きっとここに住んでいる俺の役目だろう。
俺はこれでも『
シリ……ア…ル…?
ま、まぁシリアスっぽいのは気のせいでしょう!
そして見事なまでの説明回
幾つか伏線っぽいもの (あくまでっぽいもので伏せられてない可能性大) もチラホラいれておきました
さて、自分の力量で幾つキチンと回収出来るやら…
主人公の容姿は元ネタがあるので、分かる人はそのままだと思ってくれれば
右手の赤いグローブはありませんが、ジャケットの背中に「A BEAST OF PREY」と書いてある、とあれば元ネタが分かる人は増える……かな? というか、いるといいなぁ〜