ガイバーinハイスクールD×Dとか思い付いてしまった。思い付いたらチョー書きたくなってきた。二作品同時進行してもいいですかね?
「そういや、そこの女装少年には自己紹介してないな」
アザゼルが現れた時から木陰に隠れていた女装少年を指差しながら言う。
すると、それに反応してビクッとして慌てふためく女装少年。
こりゃおそらく対人恐怖症だな……それも結構重度っぽい。これじゃゼノヴィアのやり方では荒療治過ぎて逆効果になりかねん。
「とりあえず簡単に自己紹介すると、俺は憐城慎。駒王学園の二年生でオカ研部員、それと堕天使勢力に所属している者だ」
なるべく刺激しないよう、距離を置いたまま言う。
「ぼ、ぼ、僕はギャスパー・ヴラディです……。く、駒王学園の一年生で部長、リアス・グレモリー様の眷属『
オドオドしながらも、顔を見せて自己紹介をするギャスパー。見えるのは本当に顔だけで、体は相変わらず木陰に隠れたままだが。
「ふむ、転生前は
「は、はいぃぃぃ!」
いや、そんなに怯えないで欲しいんだが……とりあえず今は神器の制御が優先かな。いずれ何とかしてもらいたいものだが。
「五感から発動するタイプの神器は、持ち主のキャパシティが足りないと暴走しやすいんだよなぁ。ん〜、どうすっかなぁ〜〜…………あっ、そうだ! 匙、お前の神器!」
「……えっ!? 俺!?」
俺が指差すと、自分に話が飛んでくると思ってなかったようで驚いた様子の匙。
「ああ。お前の『
実に都合良くギャスパーの特訓向きの神器を持ってるやつだ。
「……お、俺の神器、相手の神器の力も吸えるのか? ただ単に敵のパワーを吸い取って弱らせるだけかと……」
匙は複雑そうな表情をしている。それを見て、思わずため息をついてしまう。
「知らないとはいえ、もうちょっといろいろと試してみろよ。その『黒い龍脈』は伝説の五大龍王の一匹、『
まぁヴリトラ云々は結構最近になってようやく判明したことらしいけど。
「じゃ、じゃあ、俺側のラインを……例えば兵藤とかに繋げられるのか? それで兵藤の方にパワーが流れると?」
「そういうことだ。成長すればラインの本数も増える。そうすりゃ吸い取る出力も倍々だ。やり方次第では、イッセーの『
いや、イッセーが
「…………」
匙は黙ってしまった。
まぁ今まで知らなかったことを一気に明かされたんだし、ムリもないか。少し頭を整理する時間が必要かな?
「……あぁ、もっと手っ取り早い方法があったな」
そこで、思いついたことがあったので口にする。
「手っ取り早い方法?」
黙ってしまった匙に変わって、イッセーが反応した。
「イッセーの血でも飲ませればいい。そいつはハーフとはいえヴァンパイアだからな。赤龍帝を宿した者の血なら、いい感じに力がついて神器の制御も出来るようになるさ」
「ふ〜ん、そんなもんか」
特になんでもないように言うイッセー。いや、結構重要なこと言ったと思うんだけど?
「……とりあえず、そこの新顔君に俺の神器を取り付けてみるか。その状態で、神器を使ってもらって練習でもしようぜ。その代わりに今度お前らに俺の花壇を手伝ってもらうからな」
復活した匙の提案に、皆うなずく。
「んじゃ、俺は戻るわ。堕天使側の俺が、助言以上のことをするとちょっとマズいからな」
「あぁ、シン、ありがとうな。おかげで神器の新しい可能性が見えてきた」
「気にすんな〜」
声をかけてきた匙に、振り返らず手をヒラヒラ振ってその場を後にした。
「ただいま~」
「おかえり~。どうだった?」
部室に戻ってきた俺に最初に反応したのはミッテだった。
「あぁ、なかなか面白い
「いや、どんな人柄だったかを聞いてるんじゃないの?」
俺の答えにツッコミを入れるイリナ。
……え、あれ? 今のはそんなに的外れな答えじゃなくね?
「それで、どんな方だったんですか?」
今度はアーシアが聞いてきたので、腕を組んで少し考えてから口を開く。
「ん~~、一言で言うなら『引きニー女装吸血鬼』かな」
「「……え?」」
「「……は?」」
俺の答えがあまりに予想外だったのか、皆ポカンとしている。
「いや、ちょっと待って。それって引きこもりのニートって意味?」
「ん? そうだが?」
「……と言うことは、封印されていたのではなく自分の意思で引きこもってたのですか?」
「いや、封印はされていたよ。ただ、それに加えて自分の意思もあったってことだ。てか、自分の意思の方が強いかも。見た感じ対人恐怖症っぽかったからな」
ミッテと白音の疑問に順番に答えていく。すると、イリナがため息をつきながら口を開く。
「……そこよりも前に、もっとツッコむべきところがあると思うの…」
……いや~、なんだかツッコミばかりさせて悪いね、イリナ。
「え、え~っと……じょ、女装していらしたんですか?」
アーシアが一番気になるであろう部分を聞いてきた。
「ああ、男なのに女子の制服を着ていたんだよ。ただ、小柄で華奢な体格をしていたし似合っていたのもあって、見た目は完全に金髪美少女だったな」
「え、えぇ~~……」
俺の言葉に、本人がそこにいないのにドン引きするイリナ。
会ったこともないやつなのにこの言い方はちょっと可哀想だったかな? とも思うが、あれは俺のギャスパーの印象を的確に表した一言だ。
その後、この微妙な空気のまま帰る時間まで過ごすことになってしまった。
あの次の日から、ギャスパーがイッセーの悪魔稼業について行って再び引きこもってしまったとか、イッセーがギャスパーの修行に付き合い始めたとか、イッセーがミカエルから聖剣か何かをもらったとか、まぁグレモリー眷属、特にイッセーにはいろいろあった。が、俺は堕天使側なのでよく知らされていないし詳しく聞くこともなかった。やぶ蛇はゴメンだ。
で、今日は三大勢力の会談の日。
新校舎にある職員会議室が会場で、すでに部長達グレモリー眷属以外はそろっている。
悪魔側は、魔王ルシファーと魔王レヴィアタン、それに加えて給仕係としてグレイフィア・ルキフグスがいる。
天使側は、金色の翼を十二枚生やした青年の天使『ミカエル』に、知らない天使が一人。こっちは真っ白な翼ですごい美人な女性だな。
堕天使側は、いつもの浴衣姿ではなく装飾の凝った黒いローブ姿のアザゼルと『
コンコン、というノックの後、
「失礼します」
と部長の声がして扉が開く。
「私の妹と、その眷属だ」
サーゼクスが紹介して、部長も会釈をする。
「先日のコカビエル襲撃で彼女達が活躍してくれた」
「報告は受けています。改めてお礼を申し上げます」
ミカエルの礼の言葉に、部長は再度会釈する。
「悪かったな、俺のところのコカビエルが迷惑をかけた」
アザゼルの悪びれた様子もない言い方に、部長は口元ひくつかせている。
「そこの席に座りなさい」
サーゼクスが指示をして、グレイフィアが促す。部長達はそれに従い、壁側に設置された椅子に座る。あ、そこにソーナ会長が座っていたのを忘れてたな。悪魔側に一人追加だ。
部長達全員が座ったのを確認して、サーゼクスが口を開く。
「全員がそろったところで、会談の前提条件を一つ。ここにいる者達は、最重要禁則事項である『神の不在』を認知している」
あれ? と思って会長の方を見るが、特に驚いている様子もない。会談に参加するからと、姉辺りから事前に知らされてたんだろうな。
「では、それを認知しているとして、話を進める」
こうして、サーゼクスのその一言で三大勢力の会談が始まった。
気がついたらお気に入り450件突破にUA52000オーバーです。結構驚きました。ありがとうございます。
ただそれ以上に驚いたのは、日間ランキングにこの作品があったことです。いや、マジで本気で驚きました。
ランキングは面白い作品を探してちょくちょく確認してるんですよね。日間でも、ランキング上位の作品って基本面白いのが多いので。そんで、いつも通り何気なく確認してたら見覚えのあるタイトルががが。。。
読者様方、本当にありがとうございます!!
次回はカテレア登場ですかね。そこまでいかないかもしれませんが。