ハイスクールD×D 〜異能者〜   作:綺羅星☆

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メリークルシミマス! リア充爆発しろ!

ということで、10ヶ月と20日くらいぶりの投稿です


…………マジでお待たせしました。すみませんm(_ _)m



さぁ見てごらん、敗者の姿だよ

 

 

次の日。

俺とレンはグレモリー本邸地下にある、トレーニングルームに来ていた。

 

城の敷地を全て使っているのか、ものすごい広い。高さも十分にある、というかここが地下だと忘れそうになるくらいだ。

 

 

今日は誰もここを使わないらしいので、思う存分使わせてもらうことにして中心付近で立ち止まる。

 

「んじゃ〜、これからライズの訓練を始める訳だが……ぶっちゃけ、もう説明することが無い」

 

「……え?」

 

キリッとした気合の入った顔が一転、ポカンとした顔に変わる。

あれ? 昨日も一応同じ事を言ったハズなんだけどな。

 

「昨日も言った通り、PSIの基本はイメージだ。ライズでもそれは変わらん。んで、それ以上説明のしようがない。だから、これからやるのはひたすら実戦だ」

 

「えと……実戦、ですか?」

 

「あぁ、実戦っつーか組手の方が正しいか。要は実戦形式でやるって事だ。この方法が一番手っ取り早いんだよ。イメージしやすいからな。レンのやる事は単純。これから俺がライズを使ってぶん殴るから、避けるなり防ぐなり反撃するなり好きにしろ。……と言っても、ライズ無しじゃ動きについてこれないと思うけどな」

 

「……む」

 

俺の言い方が気に食わなかったのか、ムッとした顔でこちらをにらむレン。と言うか、小さいが声に出しているのに気づいているのだろうか。

 

「とにかく、何度も言うが大事なのはイメージだ。……そうだな、まずは避けたいのか防ぎたいのかをハッキリすればいいと思うぞ」

 

「避けたいのか、防ぎたいのか……」

 

レンは自分の両手を見つめながら、静かにつぶやく。すると、ほんの少しだがレンの雰囲気が変わった。

 

……へぇ、もうイメージが固まりつつあるのかな。

 

「……よし、行くぞ!」

 

「はいっ!」

 

 

 

結局、レンはすごいあっさり『ライズ』を習得した。特筆することがないほどに。なので、この日はほとんどライズを使った組手をしていた。まぁ、やってることは始めからずっと変わってない訳だが。最終的には本人の方向性次第なので、特に教えることがないのだ。

 

想定以上にレンの持久力が上がっていて、俺の方が先にへばりそうになったのは地味にショックだった。

分かっていたつもりでも、どこかで悪魔と人間の身体能力の差を舐めていたみたいだ。特に、レンなんかは元はただの一般人だっていうのもあるからな。無意識の恐ろしさを思い知った感じだ。

 

 

こうして、レンのPSIの修行は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、その次の日。当初の予定通り時間の空いた俺は、ある森に来ていた。

 

 

「ここが『使い魔の森』か。……思ったより弱そうなのばっかりだな」

 

いや、そもそも悪魔達は使い魔を大きな戦力とは考えてないっぽいから、弱くても問題にならないのかな。自分に従ってくれる魔獣の類とかいい戦力になると思うんだが……まぁ、奴らには眷属化があるからな。使い魔に頼らなくても、自前の戦力には困らないか。

 

そんなことを考えながら、一人で奥へと進んでいく。今回の目的は一体の龍を手に入れることだ。と言っても、素直に従うことはまずありえないので、力づくで屈服させる予定だが。

先日のアザゼルと魔王の会合で、魔王から許可をもらったのはこの件だ。悪魔側の領地で大暴れするかもしれないからその許可をください、ということである。

 

ちなみに、俺がここに来ていることは魔王とアザゼル以外では白音とアーシアしか知らない。グレモリー眷属には言う必要がないとして、俺の仲間にも言わなかったのは修行を優先させる為だ。白音以外はまだまだ実力不足だからな。

特にイリナは、現状では神器すら持たない正真正銘ただの人間だし。アーシアに関しては、白音を先生にして魔法の勉強中だったから一緒に聞いていただけで、ただの偶然だ。

…………あ、ヤベ。部長の両親に伝え忘れていたのは少し問題あったかもしれない。ここまで来ちゃったし、もう今さらだけど。

 

……うん、デカい気配が近づいてきたな。そろそろご対面か。

 

「せいぜい楽しませてくれよ?『天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)』ティアマットさんよ」

 

 

 

 

 

数時間後――。

 

 

「うへぇ~……つっかれたぁ~……」

 

荒地と化した土地のど真ん中に、傷だらけの龍とへばった状態の俺がいた。ぱっと見服はボロボロでも、俺の体に大きな傷は見当たらない。だが、傷がないだけで疲労はヤバいしダメージも結構ある。おかげで気が抜けた瞬間地面に座り込んでしまった。

 

……クソッ、”この状態”のままじゃ龍王クラスの相手はちょいキツかったか。明らかに火力不足だった。これなら”あれ”を使うべきだったな。

 

「はぁ……。とりあえず、勝った方が負けた方を自由にしていい条件だったよな。意識はまだ戻らないようだが、こっちの好きにさせてもらうぞ」

 

一応声をかけたが、形だけだ。意識がない為返事がくるハズがなければ、意識が戻るのを待つ気もない。ということで、宣言通り好きにさせてもらった。

 

 

とある日の事、使い魔の森の奥地にて何か大きな音が断続的に聞こえてきた後、そこには激しい戦闘の後と思われる荒地だけが残っていたらしい。加えて、元々そこを棲家にしていたとある龍王が、その日以降姿を消したとの事。それを魔王様方は問題ないと言い張ったが、逆にそれが原因で様々な憶測が飛び交う事態になった。納得できない者達が何度も現地を調査したが、結局何者の仕業かは不明なままらしい。

 

 

 

…………まぁ当然ながら、両方とも原因は俺なんだがな。

 

 

 

 

 

 

 

グレモリー本邸へ帰ってきた時、出迎えてくれたのは白音とアーシアだった。

 

「……お帰りなさい、兄様」

 

「あ、シンさん。お帰りなさい。……大丈夫でしたか?」

 

「おう、ただいま。大きな怪我も無いし、ひとまず無事だよ。ちょっと危なかったのも事実だけどね。ただ、かなり疲れたから今日はサッサと休ませてもらうわ。つーことでお休み〜」

 

二人には悪いがマジでヤバめなので、早々に切り上げて言った通り部屋で休ませてもらおう。

 

「……わかりました。行きましょう、アーシアさん」

 

「あ、はい。ゆっくり休んでくださいね、シンさん」

 

どうやら見た目にもわかりやすかったようで、二人共すぐに了承してくれた。

そのまま別れようとして、気がついたことがあり白音を呼び止めて、ある物を投げ渡す。

 

「……あっ! 白音、これ」

 

「これは……ッ! いいんですか?」

 

白音がキャッチしたのは青い宝玉だった。見た目は、色を除けばイッセーの神器にある宝玉によく似ている。今日の俺の戦利品だ。

 

「ああ、戦ってわかった。ありゃ俺には合わねぇわ。イリナかミッテ用に調製してくれ。頼んでたモノの核に出来りゃベストだろ。そういや、そっちの状況は?」

 

「ほとんど完成しています。あとは、本人に合わせて微調整するくらいですね」

 

「そか、なら試してみてくれ。んじゃ、今度こそお休み〜」

 

そう言うと、手をヒラヒラ振りながらその場から立ち去った。

 

 

二人と別れた後、風呂に入ってすぐに眠ってしまった。思った以上に疲労とダメージが大きく、部屋に戻った瞬間倒れそうになったのだ。自宅じゃないとはいえ、帰宅というのは気が抜けるものだからな。

 

 

で、目が覚めたら次の日になっていた。

 

「……あれ? 一眠りするだけのつもりだったんだけど、まさか次の日とは……ま、いっか」

 

思わず独り言をつぶやいてしまうほど意外な出来事だった。まぁ、予定が狂った訳ではないから別にいいんだけどね。

そのまま一人、部屋で朝食をいただいた。他の人はここにいないか、すでに食べた後らしい。どうやら寝坊と呼べるほど遅い時間だったようだ。

 

ちなみに、魔改造された部屋は改造されたところはそのままに、部屋の掃除だけされていた。特に文句は言われなかったな。

 

 

 

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