インフィニットストラトス~ネタ挟んで生きていく~   作:斎藤一馬

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イギリス編の後編デス


第二瓶 慌てる子にはマーマイト。この手に限る!

「マー待て!愛する妹よ!!この情景見れば解かるよね?」

 

ハイライトさんが逃避行しているシャロさんに周りを見るように促す雄也。

 

①パンジャンに轢かれて気絶してる黒服

 

②数時間前、お兄ちゃんを侮辱したパツキン

 

③そのパツキンを担いでるお兄らゃん

 

④そのパツキンが嫌がりもせず『顔を赤らめてる』

 

「……………」<グレネードの砲口むけ

 

「………おいおいシャロさんやそんな怖い顔をしないでおくれ、

怖くて話も出来ないよジュースでも飲んでリラックスしな?OK?」

 

「OK!!」<ズドン!

 

おい〜〜!!こんな町中でマジでグレ撃ったらアカン!!

 

雄也は、素早く右足のみアーキテクトを部分展開しグレを上空に蹴り上げる。

 グレは、空高く大輪の爆炎を咲かし、その隙にシャロの口に黒い瓶を捩じ込む、

 

 

その瓶には、『マーマイト』と書かれていた。

 

 

 

「………ゴフ」<バタリ……

 

「この手に限る!」

 

「あ、あのそろそろ下ろして頂けませんか?」

 

「おっと……いけね」

 

ずぅーと担いでいた、パツキン事、セシリア嬢を下ろしてこの場を離れる事に

 

※シャロの回収や黒服共の事は轟雷に連絡しおまかせしました後で労いせねば

 

 

少し歩いた辺りで、セシリアが若干の強き口調で声を掛けてきた。

 

「ちょっと貴方、先程はいきなり手出ししてどうゆうつもりですの?」

 

「あ?」

 

「貴方が手を出すまでもなく、わたくし一人で何とか出来ましたのに!」

 

「はぁ?良く言うぜ、羽交い締めになってハイエースされかけてた癖に………」

 

「そ、その様なこと……まぁ要らぬ気遣いだったとしても助けられたのは事実!

受けた恩は、返さなくてはいけませんわね!?」

 

 

 

(ツンデレ乙!)

 

 

 

「………何か?」

 

「いんや?なら観光案内でもしてよ現地人の話も聞きたいし」

 

「その位お安い御用ですわ!」

 

こうしてセシリアの案内で観光を開始した雄也は、その間にセシリアと他愛のない会話する内に、

次第に打ち解け、数時間前の出来事に対しての謝罪がセシリアから有り、

取り敢えずそれを受け入れた。

 

「ざっと回りましたが如何でしたか?」

 

「いや〜色々回れて楽しかだたよ、ただ、お前のオススメの店の料理に関しては絶対に許さんが」

 

「あのお店の味が解らないなんて……まぁ良いですわ改めてユウヤさん、

今日の事は本当に申し訳ありませんでした」

 

「あーうん『俺は』もう気にしてないから」

 

「そうですか……ありがとうございますそれではまた明日、性能実験の模擬戦で」

 

「おう………」

 

こうして二人は、夕暮れの町中で別れた

 

 

 

『セシリアSide』

 

 

 

 

彼と別れた後、一人町を歩いてい今日の出来事を思い出す、最初は、私の亡き父の様な

軟弱な男だと思った。

 

 彼の噂は、とある貴族の方から聞いており、その内容は絵に書いた様な無様な人物像だった。

そのせいも有り、彼を偏見の目で見ていた。

 

 その後、私が悪漢に襲われた時に颯爽と現れ、わたくしを助けてくれた、

其れを見て、そして彼の温もりを感じ彼への印象が変わった。

 

 助けて頂いた御礼に街の案内をしながら彼と他愛のない会話をして行くに連れて、

第三者の噂程宛になら無いと痛感し、そこで彼に今日の事を謝罪したら

苦笑交じりに許して下さった。

 

そういえばこんなにも楽しく殿方と会話をしたのは、いつ振りだろうか……

 

 

 

あ……

 

 

 

「お父様が生きていらした時だ」

 

父は、普段頼りない方だったしかし父の葬儀には、私が考えつかない程の方が来ていた事を

今更ながら思い出した。

 

「父は、本当は………」

 

「む?そこにいるのはオルコット卿では?」

 

「貴方様は!」

 

長い金髪、眼帯眼鏡の妙齢の女性……英国で知らない者が居なく、女王陛下の信頼も厚い

英国随一の女傑!!

 

 

「ヘルシング卿………何故ここに?」

 

英国国教騎士団ヘルシング機関機関長『インテグラ·ヘルシング卿』である

 

「なに、町中でグレネードなんぞぶっ放す阿呆がいたと報告があってな……」

 

「そう……ですか………」(アレですわ!!)

 

「しかしオルコット卿、久しく顔を見て居なかったが

『イイ顔』をする様になったじゃないか、何かイイ事でも?」<ニヤニヤ

 

「いえ……なにも!?処でヘルシング卿お尋ねしたい事が………」

 

「何かね?」

 

「父の、ペンウッド卿の最後の事を教えて頂きたく」

 

「君の父、ペンウッド卿は……」

 

『迫りくるテロリスト共を千切っては投げ、千切っては投げ、正に英国無双といった有り様で

近づく敵を片っ端から真っ二つにして最終的に全身に爆弾を括り付けて敵の戦艦ごと

吹き飛んだそうです』

 

「………え?え…?」

 

「英国の守護神です。この左目もその時の必殺剣の巻き添えです」

 

「……嘘ですよね?」

 

「本当です!本当に本当です!!本当です!!!」

 

 

 

 

 

 

「本当なので新しいヘリの代金お願いしますね」

 

「またですの!!」

 

「お願いしますよぉ?」

 

「は……はい……」

 

う、う〜〜わ〜ん!!<ガチ泣

 

「お願いしますね〜〜」

 

「酷いですわ!!」

 

「た、大変ですねあの一族……ほとんどマフィアのやり口じゃないですか」

 

ヘルシングの護衛の女性がそうボヤく

 

「なに……コレからの時代彼らが頑張って貰わんとなしかし……

本当にイイ顔をする………恋する乙女か………」

 

「は〜いそこ落ち込まない!」

 

セシリアSideOUT

 

 

 

 

 

 

雄也Side

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん覚悟できてるよね?」

 

「シャロさんやもちつけ!!」

 

「こんなチョロそうな娘とデートですか?僕にアンナ毒(マーマイト)飲ませて」

 

「待っ待ってシャロ話せば解る!!」

 

「帰ったらお仕置きと言ったよね?」

 

「いや!聞いて無いし言ってない!!」

 

「アレは、嘘だ!」

 

 

 

ウア〜〜〜〜!!!!!!!

 

 

 

 

雄也SideOUT

 

 

オマケ

 

「…………」<ニコニコ

 

「あ、あの〜ユウヤさんは?」

 

「お兄ちゃんは、置いてきたこの戦いに付いて来れないからさぁ………ヤろうか………?」

 

 

 

 

 

 

イヤあああああアアアァ!!!!

 

 

 

 

晴天の元、航空基地から少女の悲鳴が長く響いた………。彼はその侮辱を赦したか

彼女は赦さなかったのだ・・・まぁ他に理由はあるが……

 

 

 

 

 

 

そして悲鳴を上げた少女は、新しい世界の扉を………

 




ちょこっと人物紹介
『インテグラ·ヘルシング』
ヒラコー作品で有名な女傑、
老執事に若干のトラウマ有り基本原作道理の人
旦那も元気です

『護衛の女性』

婦警です隊長は存命してます


セシリアは、チョロインを獲得

セシリアは、シャロと友達に成りました(マジか!)

セシリアは、シャロの模擬戦?により
某クルセイダー級のドMに………

本当かは今後に期待

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