インフィニットストラトス~ネタ挟んで生きていく~   作:斎藤一馬

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ちーちゃんしてんでのお話~


プロローグ5~千冬語~

私には、友人と呼べるのは一人しかいないしかしこの友人が色々と

 

問題だらけで・・・すぐに面倒を起こし自分の気に入った者以外は、

 

そこらの石ころとしか思っていない破綻者だ、

 

そのせいで学校では、私が色々と尻拭いをしてきたが其れでもコイツ

 

篠ノ之束の友人をやめる気にはならない、

 

何だかんだと私はコイツを好いているのだろう・・・・

 

 

 

「で?これはなんだ・・・・・・ん?」<アイアンクロー

 

「イタタタタタちーちゃん出る!!デリュウウウ!!!」

 

「「・・・・・・」」<ブルブル

 

 

束と一夏の親友の壽が裏で何かをしていると束の妹の箒から聞き

 

束を尋問しようとアイツの研究所に来てみたら、

 

2m大の白い甲冑を組み立ててるバカ二人を発見

 

取り合えず壽にはゲンコツ付きの説教と束には制裁を加えることにした。

 

 

「まったくお前たちが裏で何をしていると思えばこんな物を作っているとは」

 

「いやーハハハハハ・・・・」

 

「組み立ててるのがすごく楽しかった!反省も後悔もシテナプゲラ!!」<殴られる

 

苦笑しつつ目が泳いでる束を半眼で睨みながら開き直ってるバカにもう一発

 

拳を見舞ってやる。

 

「あてて・・・でもこれ一様束さんの夢の一歩だしそれ聞いたらね~」

 

束の夢『宇宙を自由に飛びたい』

 

この夢は、私や束が幼稚園だった頃に教えてくれた事

 

私としてもその夢を叶えてやりたいと思うがあまり学のない私には

 

手伝えることは微々たるものだったがそれでも応援していた

 

のだが・・・・まさか世界を変えかけない物を作るとは、頭が痛くなる。

 

この白い甲冑『白騎士』事IS『インフィニット・ストラトス』は、

 

確かに高性能だが問題点がある。

 

まず女性にしか起動できないそしてこいつの力は既存の兵器を軽く凌駕する点

 

壽曰く『こんなんなにも対策しなきゃ世界変わって女尊男卑のクソな世界になる』

 

と悪態をつきながら言い放っていた。

 

確かにこんなものが出れば、男尊女卑の傾向があったこの世界は一遍する。

 

良識ある人間はともかくISの台頭で一部のものは喜んで男だけという理由で

 

迫害し差別するだろう・・・

 

そこで壽が出してきた二つの書類

 

ISのカウンターの存在の開発『FA計画』

 

泥沼の対立を防ぐ企画『FAG計画』

 

『FA計画』にかんしては壽の会社で既に建造と量産を開始しているようだ

 

もっともこの計画を彼の父親に話す流れでISのことも話したそうだが

 

その時のことを二人に聞いたら青い顔してものすごく震えてたので聴くのをやめた。

 

話を戻してもうひとつの計画『FAG計画』

 

ようはこの戦力図にストッパーとなる第三の鍵を作ることで

 

三竦み状態を作るといったコトだ。

 

壽は二つの箱をちゃぶ台におき私と束に預けるというのでじゃんけんの結果

 

私は『02』と書かれた箱を受け取った。

 

「あ!開封は家に帰ってからお願いします危険物ではないので

 

仲良くしてやってください」

 

「?」

 

まぁ壽が作ったものだいくら奴の会社が変態でも束よりはマシだと

 

思い帰宅することにした、しかし仲良く?

 

 

 

そんな疑問を抱えつつ帰宅した。

 

 

「ただいま・・・」

 

「あ!おかえり千冬姉~~」

 

台所からエプロン姿の一夏が顔を指して返事をしてくれた。

 

現在我が家には・・・両親がいない。

 

数年前に忽然と蒸発し玄関前で泣きじゃくる一夏をあやしながら

 

涙を堪えていたとき、壽の父親『彰人』さんが通りかかり事の顛末を話

 

優しく撫でてくれた。

 

そのときは流石に私も号泣した。

 

それ以降、彰人さんや会社の人が様子を見に来てくれている。

 

一度一緒に暮らさないかと言われたが、もしかしたら両親が

 

帰ってくるかもしれないのでココで待つといい断った。

 

まぁそんなことがあり弟と二人でここに住んでいる

 

 

 

 

「千冬姉・・・ナニその箱?」

 

「ん?あ~壽から貰ったものだ丁度いい開けてみるか」

 

「うわ~なんだろ!!また雄也の発明かな!」

 

テンション高めの一夏を宥めつつリビングに向かい

 

テーブルに箱を置き箱を開けると

 

「スゥースゥー・・・・」

 

体長12センチ程の青髪ツインテールの女の子が眠っていた。

 

あぁーーーーー

 

「アイツも違うベクトルの変態だったな・・・・・」

 

こうして織斑家に小さくも新しい家族が増えた日であった

 

「あ・・・・この子の装備プラモみたいになってる!」

 

「そ・・・・そうか・・・」

 

「これ作っていい?」

 

「構わんが・・・・作れるのか?」

 

「おう!雄也んちで色々作ってるし!!」

 

私には『プラモデル』とかの細かいものは苦手だ。

 




千冬さんって細かい作業とか苦手そう

因みにワンサマは壽くんの教育のせいで既に

一人でMGを組めます、好きなMSはユニコーンとデステニー

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