有名蹴球児のバイト生活 in CIRCLE   作:かるな

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どうも、かるなです!

今回は月島まりなさん関係のSSを書きたいと思い、弟設定でやらせてもらっています!
では、気軽に読んでってください!!




一試合目

俺の名前は'月島 海人'。高校3年生で、サッカー部に所属している。俺が通っている学校はかなりの強豪校で、全国大会常連校。さらにそこでスタメンとして絶賛活躍中だ。

 

そんな俺は今、姉が働いている店の手伝いをしている。要はバイトだ。

 

 

「海人、掃除終わった?」

 

「終わったよ。後は片付けだけ」

 

「じゃあそれが終わったら休憩していいからね」

 

「はいよ」

 

 

今のが俺の姉、'月島 まりな'だ。昔バンドをやっていた経験があり、その影響かこういった仕事をしている。

 

ところで、さっき強豪校に所属していると言ったが、なぜその選手である俺がこんな所にいるのか。練習はどうしたのかと言われると痛い所である。

 

だが決してサボっている訳では無い。事情は後々説明しよう。

 

 

「ふぅ」

 

 

掃除を終え、姉ちゃんに言われた通り店のテーブルで飲み物を飲みながらスマホをいじる。

 

LI〇Eを開くと、マネージャーからの通知が溜まっていた。

 

 

「開きたくねぇ」

 

 

俺が暇だということは部の全員が知っているため、既読を付けてしまうとすぐ返さなければという気持ちになってしまう。かといって無視をし続けると後が怖い。

 

面倒だと思いつつもトーク画面を開くと、週末に予定されていた練習試合の詳細が送られていた。

 

 

「あいつは纏めて文章打てねぇのかよ・・・」

 

 

詳細を細かく伝えてくれるのは嬉しいが、その一つ一つを分割して送ってくるのはいかがなものなのか。マネージャーの友達付き合いが少し不安になる。

 

内容を確認していると、不意に店のドアが開いた。

 

 

「いらっしゃ・・・あ、今休憩中だったわ」

 

 

さっきまで働いていたせいか、ついクセが出てしまった。

 

 

「そこまで言ったら最後まで言ってよ」

 

 

入ってきたのは黒髪ショートに赤メッシュを一本入れ、年頃の女の子とは思えない中々ファンキーな格好をした'美竹 蘭'だった。

 

 

「珍しいな、お前が1人なんて。ギター持ってない辺り練習ってわけじゃなさそうだ。忘れ物か?」

 

「違う。前に次の予約しないで帰っちゃったから、それで来ただけ」

 

「そうか。悪いが俺は今休憩中なんでな。姉ちゃんにでも頼んでくれ」

 

「言われなくてもそうする」

 

 

俺がそう言うと、美竹はカウンターへと向かった。俺は引き続きスマホをいじる。

 

すると直ぐに美竹が俺の方へとやって来た。

 

 

「ねぇ、誰もいないんだけど」

 

「は?そんなわけねぇだろ。おーい姉ちゃん!」

 

 

大声で呼び掛けるも返答は無し。不審に思ったが、勝手に何処かへ行く人物でもないため、奥の方で機器の整備でもしているのだろう。

 

 

「悪ぃな美竹。出直してくれ」

 

「は?アンタがやってよ」

 

「断る。俺は今休憩中だからな」

 

「まりなさんに言いつけるよ?」

 

 

次の瞬間、俺はカウンターに立って営業スマイルを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ったく美竹のヤロー、後で覚えとけよ・・・」

 

 

軽く脅されながら仕事をするハメになった俺は、元凶に悪態をつきつつタイムカードを切った。元々休憩の後はすぐに引き継いで上がる予定だったのだ。

 

俺はロッカー室に置いてあるリュックサックを背負い、サッカー部が練習を行っているグラウンドへと向かうことにした。

 

CIRCLEからグラウンドまでは割と近い。歩いて15分ぐらいだ。

 

 

『月島先輩こんちわっす!』

 

「こんちわー。どうしたお前ら、今日はやけに気合い入ってんな」

 

 

グラウンドへ入ると、練習を行っていた選手(主に後輩)が姿勢を整えて挨拶をしてくる。それに軽く返すと、すぐ様練習へと戻った。

 

一旦荷物をベンチに置くと、近くで飲み物を補充していたマネージャーが俺の方へと近寄ってきた。

 

 

「月島先輩、こっち手伝って下さい!」

 

「あぁ、今行く・・・どうしたんだお前?ヘアピンなんか付けて。失恋でもぶふっ!」

 

 

言い終わる前に先程補充したばかりであろう飲み物を顔面にかけられた。ほんのり甘い味がするので、中身はおそらくポカリであろう。

 

 

「今日は若宮さんが来るんですよ。なので、皆気合が入ってるんです」

 

「あぁー、成程。確か選手権終わるまで密着取材だかだっけ?にしても、自主練にまで取材に来るとはな」

 

「あ、今日は違うみたいですよ。何だか、チームの事をもっと知りたいって。お忍びで来るんです」

 

「へぇ。ま、それでアイツらの指揮が上がるならありがたいな。そんでお前は、若宮が来るからちやほやされなくて不機げぶふっ!」

 

 

今度は先程よりも大量のポカリが顔面へと直撃した。

 

これは選手権優勝を目指す俺達が、ガールズバンドとお互いに支え合う物語だ。

 




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