ふぅ、5人くらいかな。
そんな感じなことを考えつつ、投稿してる次第。
シュウイチロウ=アヤツキ。
その名前は決してこの時代で出る程有名なものではない。
それが、目の前の
得たいの知れない奴に俺はここで始末するべきかを思案する。
シュウイチロウの実験が成功した。
その言葉の真意を汲み取れないほど俺は馬鹿じゃないと思っている。
「テメェ、何者だ。どうしてこの時代の奴がシュウイチロウの名前を知ってやがる。」
「ふっ、動揺しているな。そう警戒しなくていい。
あの男の実験の結果が冥王だったことを確認しただけだ。」
「随分親しげじゃねぇか?ええ?
『探求者』レリウス=クローバーさんよぉ。」
俺がテメェを調べねぇと思ったのか。
旅をしながら、時には人を救い、時には兵器を造る。
何もかもが曖昧な経歴。
そして、何かを求めるなような態度。
そこからついたのが『探求者』。
流石にここに来るとは思ってなかったが調べといて正解だったわけだ。
「私も有名なようだ。」
「ああ、イカれ野郎として名を馳せてるぜ?おめっとさん。で、何だってテメェがんな事知ってる。」
「協力者だ、と言ったら?」
「そうだとして、時代を越える術があったのかを聞きてぇもんだな。」
「コールドスリープ。」
「あ?」
「コールドスリープを行ったのだよ。」
「…!」
マジか、と驚愕する。
有り得るのか?いや、イザナミを造ったシュウイチロウの協力者ならあり得なくは……。
そうだとして、コイツはあの時代からずっと寝てたってのか……!
「んで、俺にそれを伝えてどうする?」
「警戒しなくていいと言っただろう?」
「ハア?」
「私はただ協力関係を結びに来た。」
「テメェ、冥王はどうするつもりだ。」
「アレはシュウイチロウの研究の結果だ。
私はただ技術を渡したに過ぎない。
それに、私からすればお前の方が興味深い。」
…チッ、研究者から逸脱してる面はあるが、根っこは研究者特有のそれだ。
自分の興味以外どうでもいい性格。
敵なら厄介だが…味方ならばこちらへ向ける興味が尽きない限りは裏切りはない。
そこがまた厄介な訳だが。
「俺を解剖でもしたいってか?他所でやれや。」
「いいや、私が興味を示しているのは…お前の道と言うべきか。」
「さっきから訳わかんねぇ事言う奴だな、噛み砕いて話せねぇのか?」
「ふむ…いいだろう。
分かりやすく言うと、私はお前をただ観察していたいだけだ。それだけで私の目的に近付けると確信している。代わりにお前にもたらすのは…その躯の調整でどうだ?」
「テメェ、どこまで……!」
「見れば分かる。私から見てもその躯は素晴らしい出来だ。人形師ならば誰もが目指す果て…それを体現している。」
この男、あまりにも不気味だ。
本当にコイツと協力していいものか。
レリウスは俺の決めかねている様子を見て、ならばと話し出す。
「明日まで待とう。利益はそちらにあるとだけ私は伝えておく。」
「…。」
「部外者の私が言うのも何だが、当時はあれが最善だった。あれを放置すれば帝国そのものが滅んでいただろう。」
「何処まで知って…いや…あの時代の人間だからな、知ってて当たり前ってことか。」
「…まあそれでいい。
思えば、シュウイチロウは私が技術を渡した時には既に狂っていたのやも知れんな。」
「ケッ、助長させたのはテメェだ。」
「何分、研究者なものでね。感傷は後からすると決めている。」
……明日まで、か。
…いや、待て。
その明日の為に何が出来る。
こんなことで燻ってる場合か?
「おい、俺の躯の調整が出来るんだな?」
「その躯は完成された物だ。
私が出来るのはその躯の寿命を引き延ばすだけに過ぎない。それを調整と言えるなら、だが。」
「十分だ。俺を調べてぇなら好きにしろ。
だが、他にも頼みてぇ事がある。」
「交渉成立ということか。」
「明日をテメェに割くのが嫌なんだよ。
ま、これから使いっ走りにしてやるから覚悟しろや。」
「ふっ、楽しみにさせてもらおう。」
互いに不敵な笑みを浮かべる。
悔しいが、こいつの手を借りれるのはデカい。
同じ組織のメンバーだからこそ疑っていたが…いや、まだ信じちゃいねぇがよ。
だがまあ…これでまた俺達の計画は磐石となった。
アイツらにも伝えておくか。
んでもって、気になることがあるから聞いてみるか。
「なあ、オネストの息子について何か知ってるか?」
「息子?…いや、知らないな。何か分かり次第伝えよう。」
「ああ、頼む。」
「では、私はこれで。」
「せいぜいオネストに疑われねぇようにな。」
「アレは己しか信じていない。
だが、『疑い』が出ないようにはしよう。」
そう言ってレリウスは俺の部屋から出ていった。
…冥王 イザナミの生前の時代の奴が居るとはな。
ま、生きてるってこたぁ
レリウス、セリュー、ラン、ブドー、ナイトレイドの面々…皇帝。
現在の仲間と呼べる面子はこれか。
チッ、目が覚めちまったな。
忘れねぇ内に書いておくか。
それに、明日は何かありそうだ。
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次の日の朝、セリューから珍しく手紙が届き、それを読んでいるところだった。
「…皇拳寺羅刹四鬼、だぁ?」
大臣お抱えの処刑人共を安寧道に送り込んだスパイであるボリックに貸し与えた…かなり重要視してるな。
帝具使いを殺したとも聞くし、マトモな性癖してる奴もいねぇだろうな。
『私達はナイトレイドを安寧道本拠地 キョロクで迎え撃ちます。勿論、私とランさんは殺すような真似はしませんが。』
「…あー、そうか、そろそろか。」
俺は続きを読んで決断をまた迫られる。
その文は…
『ウェイブとクロメ、どうしますか?』
「ふぅ…ま、確かに殺した方がいいだろうがな。」
どうすっかね。
ウェイブは帝国の腐敗に勘づいてる頃だろうが。
こちらに引き込むか?
いや、アイツはクロメを気にかけてるからな…。
それに、人情に厚い男だ。
「ったく、損な役回りを強いられるぜ…。」
俺は返事を書こうと思った時、部屋の扉がノックされる。
誰だ?レリウスか、大臣、イザナミか…。
取り合えず、手紙は隠しておくか。
「どうぞ。」
「失礼する。」
「…レリウスか。」
入ってきたのはレリウスだった。
昨日の今日で忙しい奴だ。
「冥王から任務が言い渡された。私とお前にな。」
「…へぇ?内容は。」
「キョロクへ向かい、ボリックの護衛だそうだ。
私に戦闘は期待しないで欲しいのだがな。」
「ケッ、よく言うぜ。…その手の刻印。
間違いねぇ、『デトネーター』だな?」
「ほう、気付いていたか。」
俺はレリウスの両手の甲に浮き出ている刻印を指摘する。
レリウスの反応を見るに当たりらしい。
造刻人形 『デトネーター』。
自身の刻印と刻印を物に与え、それを操る帝具。
これはエスデスの『デモンズエキス』と同じで人を選ぶもんなんだが…飲んで生きてるって事はそう言うことだろ。
「ご自慢の人形はねぇのか?」
「キョロクに行く際、ご覧に入れよう。
さて、行くとするか。」
「ああ。…にしても、アズラエルは抗議しなかったのか?」
「冥王曰く、今回の任務に奴は向かぬ、だそうだ。」
「独断行動で暴れるのがアイツだからなぁ…当たり前か。」
んじゃまあ、やるだけやるか。
あーめんどくせぇ…。
ボリックの始末、ナイトレイドとの情報共有、イェーガーズのウェイブとクロメを始末するか否か。
他にもやることが山積みだ。
そろそろブドーを動かすのも手か?
「テルミ、ナイトレイドをお前はどう見る?」
「別に何もねぇよ。ただ、利用してされる関係だ。
どんな信念や理念があろうが、俺様がすることは変わらねぇ。
あいつらは、駒だ。それも死なれちゃ困るな。」
「なるほど。」
んな事より、目指すはキョロクだ。
イェーガーズとの連携作戦…表向きはそうだが。
…まあ、着いてからにするか。
さて、誰を殺して、誰を生かすか。
それか、誰かを引き込むか。
楽しみになってきやがったなぁ。
キョロクにいる奴等をどう利用するかを考えつつ、俺とレリウスはキョロクへと向かう。
そんなこんなでレリウスも参戦です。
原作BBでも影で活躍しまくりなレリウス。
アカ斬るでどれほどの活躍をするのか…。
あ、活動報告を一つ作りました。
正直、やる気落ちてきてる……。