令和でもよろしくお願いします!
どうも、ロザミアです。
ハイスクールD×Dの二次創作懲りずに上げたけどやりやすいからね、仕方ないね。
こっちはこっちで状況が動いていきます。
ではどうぞ。
キョロクへ到着した俺らは早速エスデス達の拠点へと向かう。
今の俺は若干疲れ気味だ。
当たり前だ、馬を走らせてキョロクへ着いたらすぐにエスデスの元へ、なんざ疲れるわ。
これから更に疲れそうなんだから面倒くせぇゆで卵食いてぇ。
そんな俺だが、今は歩きながらレリウスにアーキタイプの説明をしている。
レリウスは俺の説明を聞いてほくそ笑む。
「では、アーキタイプは素体でなく、『鎧』であると?」
「そうだ。武神は覚醒したウロボロス単体じゃ顕現させられねぇ。
その為の『鎧』が要るのさ…それも、生半可なもんじゃなく、より完成された『鎧』がな。」
「それほどまでに強大な力を持つのかね、武神は。」
「制御できないで振るった剣はその周辺の危険種全てを殺した。一振りでだ。」
「…なるほど、少なくとも今の時代に合うものでは無いということは把握した。」
「それで?アーキタイプの事聞いてどうするつもりだ。」
「どうもしない。私の研究の理想に近いのがそれというだけだ。」
「なるほどねぇ…魂か。」
「ほう、気付いたか。」
「そこまで言われちゃ馬鹿でも分かる。」
こいつの研究対象は魂だ。
どのような研究をしてきたのかは知らないが、恐らくは非人道的な事もしたに違いない。
だが、それを咎めるつもりは無い。
して何になる。
正直どうでもよかった。
だが、これだけは聞きたい。
「その研究は俺様の計画、そして帝国に害はねぇんだな?」
「他の事など私にはどうでもよいのでね。
お前との協力も利害の一致に他ならない。」
「そうかよ。なら、裏切らねぇこった。」
「無論、そのような危険行為はしないと約束しよう。」
「そりゃ『研究者』としてか?それとも『レリウス』としてか?」
「後者だ。」
「…ならいい。」
後はどう扱うかだけだ。
俺様も味方には優しいんでな、面倒な事は一任する。
その結果がどうなるかは…最良でねぇと許さねぇが。
「それでどうする?」
「何がだ。」
「何が、とは…言った方がいいか?」
レリウスはまた笑みを深めていた。
考えは読まれているようだ。
「「皇拳寺羅刹四鬼は殺すのか?」だろ?」
「…それで、どうするつもりだ?」
「俺様がやる案件じゃねぇ。
予想ではあるがナイトレイドが始末する。
どんな形であれ、な。
まあ、それでも一人二人が生き延びたんなら──」
─その日の内に惨たらしく殺してやるよ。
何ということはない。
いつものように、殺すだけだ。
体術だのなんだの、そんなのはどうだっていい。
帝具使いを倒せるほどの実力だぁ?
何処まで吠えても、餌は餌、だ。
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てな訳でようやくキョロクの拠点へと着いたが、デカいな。
中々の厚待遇なようで腹立つな。
「お姉ちゃんボールパス~!」
「はい!」
「…何やってやがるあの駄犬。」
「お前の部下か。」
拠点の近くでセリューがガキ共とボール遊びをしてやがる。
イェーガーズは遊ぶのが仕事か?
だが、呼び止めるのは無粋か。
…とか、思ってたら俺達に気付いてガキ共に一言言ってから駆け寄って来やがった。
うわめっちゃ笑顔。
「ハザマさん!」
「今は別だ。」
「じゃあテルミさん!」
「チッ、んで?何してやがる。」
「見ての通りサッカーしてたんですけど。」
「イェーガーズは遊びに来たってか。」
「正直、私は本気でやる意味無いんですけどね。
というか、どうしてキョロクへ?
あ、もしかして直接始末しに来ました?」
「朝っぱらから物騒な発言してんじゃねぇよ馬鹿犬。
仕事だ仕事。」
俺はセリューに説明するとうへぇと言って顔を顰める。
そんなに嫌か。
セリューは説明を聞いた後に俺の隣に立っているレリウスに視線を移す。
「それで、その人が?」
「ああ、腕は確かだとは思うぜ。
イザナミが実力不足をメンバーにはしねぇだろうからな。」
「レリウス=クローバーだ。」
「セリュー・ユビキタスです。
…黒いですね、貴方。」
「黒い、か。確かに私は黒いだろうな。」
「ええ、真っ黒です。
つまり、テルミさんを任せられますね!」
「おいテメェ…!どうしてそうなる?」
「だってテルミさんが優しい性格の人と一緒に居たらどんな凄惨な事になるか分かったもんじゃないですし?」
「言ってくれるじゃねぇか駄犬…!」
コイツ、煽りスキル上げやがったな…。
熱くなりそうだったが一度冷静になって落ち着く。
面倒臭い奴になりやがってよ……ったく。
「それで?状況はどうだ?」
「皇拳寺羅刹四鬼とは個人的には協力出来そうにはないですね。
あっちも自分達で動くと思いますよ。」
「へぇ…」
「では、我々はどうする?」
「それについては後で話す。
今は他の情報が欲しい。判断はその後だ。
ただ、今が絶好のチャンスなのは間違いねぇ。」
「チャンスですか?」
「ああ…セリューよぉ。」
俺はニタリと笑い、後に何が起こるのかを想像する。
そうだ、これはチャンスだ。
あらゆる意味でのな。
皇帝に関しては『まだ』守る必要はねぇ。
そもそもブドーがいるから当面は安全だろう。
アイツが皇帝に害ある存在の接触を大臣ならいざ知らず他なら許しはしないだろう。
「把握する数にまで減らすにゃいい機会だとは思わねぇか?」
「んー…ですね。それで、何名です?」
「…さて、誰にするか。」
「ウェイブとクロメはどうします?」
「クロメを殺したらアカメが煩そうだが…それに。」
ウェイブ、か。
俺個人としちゃまだ生かしといた方が事態の好転に繋がるように感じる。
いつもの勘だが、長年培った勘は時として予知のように当たるものだ。
信じてみるのもありか。
ウェイブとクロメはコンビだ。
中々に面白いコンビではある。
何やかんやでブレーキ役としてウェイブは働いてるしな。
なら、まだ経過を見ても問題はねぇか…。
「ま、それも後でな。」
「話は終わりかね?
終わったのならイェーガーズにエンブリオとして挨拶に行かねばならない。行くぞ、ハザマ。」
「あー……ハイハイ、分かりましたよ。」
「セリュー、君はどうする?」
「私はここに居ますよ。」
「そうか。」
「また後で会いましょう、セリューさん。」
「はいはい。」
俺とレリウスは拠点…ってか館に入っていく。
豪華な飯でもくれよ、疲れたから。
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「それで、お前ら二人か。」
「ええ、ご不満ですか?」
「私は支援は要らんと大臣に伝えたのだがな。」
「恨むならオネスト大臣に言ってくださいね。」
エスデスに挨拶すると何故居ると言われたので説明すると眉間を摘まんで大臣の独断ということを言った。
俺はあっけらかんと俺たちは悪くない発言をした。
「…まあ、お前らに言っても変わらんか。
ボリック護衛は重大な任務だ、イェーガーズとエンブリオの協力体勢で行くぞ。」
「承知した、では私は他のメンバーと挨拶しにいこう。」
「ああ、私も元メンバーとして挨拶に行きます。」
「ハザマ、お前は待て。」
「えー……分かりましたよ。」
「ふむ、ならばまた後で会おう。」
レリウスは部屋を出ていくが、俺は残された。
何だってんだ。
エスデスはソファーから立ち上がると俺に詰め寄る。
「ハザマ、何を企んでいる?」
「何、とは?私は冥王の指示でキョロクへと赴いただけなのですが…」
「惚けるな。
大臣に疑われる…それだけの人間ということだろう。」
「そうだとして、それが何か?
疑いは晴れずとも無事にナイトレイドの首は1つ獲ったでしょうに。」
「私はな、ハザマ。」
エスデスは少し離れ、俺を睨む。
元部下を見る目じゃあねぇな。
ヒヒ、どうした氷の将軍様?
そんなに警戒して、俺がどうかしたのか?
「私はお前を未だに疑っている。
お前は自分で言ったのを覚えているか?
自分は蛇であると。」
「言いましたねぇ。」
「蛇は古来より狡賢いと決まっているものだ。
仮にお前が内通しているとして…ナイトレイドのメンバー一人を保身のために切り捨てるのに躊躇しないのではないかと疑っている。」
「ああ、なるほど。
では、貴方は私が今回の作戦に参加するのに否定的であると?」
「一軍人としてな。」
「ほう、では個人としては?」
疑われている。
それは別に想定内だ。
寧ろ、疑ってもらわないと困るのだ。
俺はその多くの地雷の上でタップダンスしないといけないんだからな。
エスデスはまたソファーに座ってニヤリとドSな笑み。
「別に構わん。
お前が裏切るのならばそれはそれで楽しめる。
全力のお前と戦ってみたいという欲がない訳ではないからな。」
「おかしなお人だ。
…ですが、元上司にこうも疑われては肩身が狭いですね。」
「虚言を並べるのが得意な男だな。
本当はどうとも思っていないだろうに。」
「ああ、バレました?」
「疑われるような人柄なのはお前が一番よく知っている。だから疑われても構わない。
そんな思考が見え見えだ。」
「あらぁ…私の事をかなり知っているようで。
もしかして、告られてます?」
「脳内花畑にしてほしいのか?物理的に。」
「嫌ですね、冗談ですのに。」
「そうか。話は以上だ。後は好きにしろ。」
「ええ、そうさせてもらいます。」
俺はニコニコと笑いながら部屋を出る。
そして、次はどうするかねと考える。
俺が裏切り者になる可能性を考えられていて、それをエスデスは大臣に話すか、否か。
それだけを考えながら、俺は廊下を歩く。
「…武神。
聞くに随分と古い話のようだったが…さて。」
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館の前に立って、自分の帝具を取り出して見つめる。
剣を見る目は良くないが、素人目でも見事な物だと思う。
帝具という物ではあるが、剣は剣。
そして、仮にこれが生きていたとしても道具は道具だ。
帝国の正義、父の正義を信じすぎてそれに囚われていた日々。
テルミさんに間違いを諭され、イザヨイを受け取り新たな自分だけの正義を手に入れた日々。
そして、テルミさんの駒に自らなる事を決意した日。
ブドー将軍と皇帝様がテルミさんと共犯なのは驚いたが、やることは変わらない。
仲間として、けれど一歩引いた位置でイェーガーズの一員として過ごしている今。
私は同じ仲間であるDr.スタイリッシュを殺害した。
その時、短い期間でも仲間であった人を殺した事を実感した時。
私は心に激痛ともいえる痛みが走った。
でも、もうそれは無い。
あれは私の決意の表明でもあった。
あれくらいが出来ないようでは駒どころか利用価値すら示せない。
改めて私は国を変えるのだと決意を固める。
私自身が出来なくても、その礎の一人にはなれる。
テルミさんは私を利用し尽くして、役立たずになった時に殺すだろう。
ウロボロスの元の力を取り戻すのに帝具使いの魂は効率がいいとの事だ。
構わない。
私はその説明を聞いたときそう思った。
だって国のために死ねるのだ。
今まで歪んだ正義の名の元に釈明の余地ある者を問答無用で殺した私が正しい正義の国の下地になれる。
それだけで私には勿体無い程の幸福だ。
国の警備員に過ぎなかった私には怖れ多い程の大義だ。
だから、怖くもないし辛くもない。
何を怖れればいいのか?
私が怖れるのはただ1つ。
駒として満足に働けず死ぬことだ。
それだけだ。
「イザヨイ、次は誰を斬るんだろうね。」
イザヨイは何も答えない。
テルミさん曰く、帝具にも意思はあるようで自由に疎通できてしまうと手遅れに近い証拠らしい。
一体化までしてしまう事例もあるとか、無いとか。
「イェーガーズのメンバーかな。
皇拳寺羅刹四鬼の誰かかな。
それとも、いきなり隊長かな。」
勿論、イェーガーズの誰かを殺すのは心苦しい。
親しみを持つほどには一緒に仕事をしてきたと思う。
ウェイブもクロメもランさんも隊長も。
皆、大切な仲間だ。
けど、それは私の正義の前では関係ない。
私が真に守るべきはテルミさんと皇帝様。
それ以外は、必要ならば殺す。
命令さえあれば、私は覚悟をもって刃を向ける。
テルミさんテルミさんと言ってるけど、別に恋愛面では見てない。
寧ろ、そういう目で見てる奴がいれば結構物好き…それどころか感性を疑う。
騙されてないかと肩を揺することだろう。
冥王はもう病みの類いだからやったら殺されるだろうから黙ってるけど、正直無いとは思ってる。
あの人は上司なだけで、司令官なだけ。
「ハァー…」
ため息を1つ。
空は青いけど、私の心境は曇天だ。
上司がアレってどうなんだ。
ゆで卵好き過ぎて栄養管理なってないし性格屑だし人を駒としか見てないし口調チンピラだし、俺様系だし。
だというのに実力はあるし知恵もあるし面倒見が良いときもある。
長く生きるとあそこまで歪むものなんだなぁと思った。
私、セリュー・ユビキタスは今日も上司の指示待ちだ。
それまではイェーガーズのメンバーである。
そうして館の前で立っていると誰かが来た。
「セリューちゃん、だったよね?」
「あー…皇拳寺羅刹四鬼の。どうしました?」
「ナイトレイドと思わしき二人組を発見したわ。」
「!」
皇拳寺羅刹四鬼の…誰だっけ。
隊長に情熱的な視線を送ってた美女…百合かドの付くMだな。
うん、ドMでいいや。
ドMは私にナイトレイドが居たことを知らせてきた。
二対一は分が悪いと見て私に協力を求めに来たと。
どうしよう。
テルミさんにナイトレイドは殺しちゃダメだって言われたし…うーん、でもメンバーによっては殺そうかな。
数を減らさないとだし。
ついていってからでもいいか。
「案内してください!」
「やる気あるようで何より。こっちだよ。」
やる気無いんですけどね。
少し急ぐドMについていきながら、イザヨイをいつでも振るえるようにしておく。
独断ですけど、構いませんよね。
皇拳寺羅刹四鬼はどうせ殺す予定だったろうし。
こいつは残しておくと厄介な気がするし。
「ふふ……」
おっといけない。
正義に溺れるところだった。
私の悪い癖だ。
正義に溺れていた頃の私がまた出そうになった。
もっと冷静に、もっと残忍に。
殺意を隠して、あっさりと。
テルミさんに教わったことだ。
さあ、正義を執行しよう。
テルミさん、エスデスさんにバレかけてるけど計算通り。
変態仮面、未だ強くは動かない。
セリュー、動く。
スズカ(皇拳寺羅刹四鬼の一人)の明日はどっちだ。
他の?テルミさんやセリューとかのこちら陣営視点以外なら知らぬ間に死んでるんじゃね……。