大学受験控えてるのに私は何をしているんだ……?
今回はちょっと駄文かも(いつも)ですが、それでも『付き合ってやるよぉヒャーハハハハハハァ!』って人は大蛇武練殱でラグナちゃんを攻めつつ見てください。
しばらく器と離されたからか、まだ少し完璧な調子とは言えない。
だが、戦闘は問題なく行える。
武器の方は今んところはウロボロスだけか。
問題はねぇが、せめてもう一つ位は武器が欲しいな。
戦闘の自信ならあるが、過信しちゃいけねぇ。
ウロボロス一つで出来ることはたかが知れてるからな。
ナジェンダとの交渉から二日は経った。
色々とあったらしいが……まあ、いいか。
今日はナイトレイドのアジトへと赴く予定だ。
何にせよ顔を見せねえと疑われるからな。
地図を見たあと、そこへ向かう。
なるほどな、こりゃバレねぇな。
さて……さっさと行くか。
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近道を使い、さっさと来た俺はどうするかと悩む。
何せ、ナジェンダとレオーネ、そしてあの場にいた視線の奴しか居ねぇんだからな…俺を知るのは。
困ったもんだ。
「あの、何か用ですか?」
「ええ、ナジェンダさんに少し……貴方は?」
「俺はタツミです。」
……素人か?
いや、多少は戦闘は出来るってとこかぁ。
まだまだだが、伸び代はあるな。
俺は帽子を取り、礼をする。
「私は情報屋のハザマと申します。
それで、ナジェンダさんに会わせてくれませんか?」
「あー……俺、まだナイトレイドに入ったばかりだからどうなんだろ……」
「おや、新入りさんということですか。
何人殺りました?」
「……。」
「…言いたくない、そうですか。やはり、殺すのは気が病みますか?」
「そりゃ……いくら殺すのが屑でも、人殺しには変わらない。……慣れないと思います。」
こいつ、弱気な発言してやがるが目は死んじゃいねえ。
面白ぇ人材を取ったなナジェンダ。
「慣れる方が難しいモノです。
タツミさん、貴方は寧ろ慣れてはならない。」
「え、いやでもアカメとかは慣れてる様子だったし。」
「この時代、慣れざるを得ない時など腐るほどありますからねぇ、アカメさんがどのような者かは知りませんが、そういうことなのでしょう。
恐らく、ナイトレイドの皆さんもそうなのやも知れませんね。
けれど、貴方は慣れなくてもいいのでは?
貴方はこのご時世では貴重な殺すことを躊躇える人間ですからね。」
「躊躇える人間……」
「ま、暗殺組織ですし、そんな感情は捨ててもいいと思いますがね。」
「ちょっと、いい空気が台無しだっ!」
からかうのは飽きねえからいいんだがいつになったら入れんだよ……。こいつで暇潰すのが飽きるんだがよぉ?
……ん?
「伸びろっ!」
俺はウロボロスを展開し上の方へと薙ぎ払う。
瞬間、ガキンッ、と金属と金属がぶつかり合う音が響く。
「─これがナイトレイドの歓迎法ですか。」
「─何処の者だ。」
「あ、アカメ……っ!?」
ぶつかったのは刀……それも生半可な刀じゃねぇな。
一斬必殺 村雨……じゃじゃ馬帝具を使う奴がいるたぁな。
それも、こんな機械じみた女がか。
腕もいい……こいつ、ナイトレイドに入る前から何かやっていたのか……って考えられるのは一つしかねぇか。
刀による鋭い攻撃をウロボロスで弾く。
一発でも食らえば精神体の俺様でもどうなるか分からねえ。村雨の呪いがアーキタイプの耐性を貫通する可能性は十二分にあるからな。
しかもこの女、ウロボロスに絡み取られねぇように刀を上手い具合に引っ込めてきやがる。
「ちょっと待ってくださいってば!
私はナジェンダさんにこの地図をもらって来たんですって!」
「……ボスが?」
「ええ、そうです。
先程タツミさんと会話したのもナジェンダさんに入っていいかを確認してくれと頼んでただけですってば!
ですよね?タツミさん。」
「お、おう!そうだぜアカメ。」
「…少し待ってろ。」
「だから先程からずっと待ってますって。」
刀を納め、ナジェンダの所へ行くのか後ろを向いて歩いていく女。アカメだったか?
嫌味を少し言ってもう少し待つことに。
しかし、こいつが居てくれて助かった。
あのままやりあってたら殺さなきゃならなかったからな。流石に人の二倍は温厚な俺様も殺されかけたら殺っちまう。
「助かりました、貴方が居なければかなり面倒な事態になっていました。」
「え?あ、ああ!気にしないでください!
……ハザマさんも帝具使いだったんですね。」
「ええ、まあ……とある筋から貰いました。
それと、敬語はいいです。ぎこちないので。」
「え、そうで…そうなのか?なら、こう話させてもらうぜ。」
「ええ、それがよろしいかと。」
俺はズボンについた砂を払いながらタツミに答える。
素直でいい、このご時世そんな奴はまずいねぇ。
まあ、その分利用させてもらうがな。
どこまで足掻けるかねぇ、こいつは。
ずっと外にいるためかダルくなってきた。
寧ろ、帰りたくなってきたかもしれない。
俺としては帰ってもいいんだがナイトレイドの人間を把握しねぇと利用するにも利用されちまう。
数名は帝具使いだろうからな、知らなかったで死なせたら俺様の努力が水の泡だ。
もっとも、そっちは重要事項ではあるが絶対じゃねぇ。
寧ろ、死んだら仕方無いかとなるだけだ。
確かに、帝具使いが死ぬのは痛手中の痛手。
帝都には化け物のような帝具使いはちゃっかり居やがるしな。
例えば…ブドー大将軍。
皇帝が最も信頼する男であり、雷神憤怒 アドラメレクの適合者。
その武勇は兵士ならば憧れない者はいない。
他にもいるが、一々気にしててもしょうがねぇ。
それに、ブドーの野郎は皇帝の言うことを聞くしな。
味方に近い存在ではある。
ナイトレイドと敵対するようなら……ま、経過を見るかね、そこは。
暇な時間を使って考えを纏めていると、奥からまたアカメがやって来る。
あの様子だと、よさそうだな。
手間取らせやがってよぉ……
「すまない、こちらの誤解だった。
ボスから来てくれ、と。」
「ようやくですか、待ちくたびれましたよ。
顔を出しに来たら死んだ、何て最悪ですからね。」
「気を付けよう。」
「そうしてください。タツミさんはどうします?」
「俺も行くよ。ここに居ても仕方ないし。」
「そうですか。」
挨拶もしちゃいねぇのにどっと疲れたぜ、ったく。
ようやっと中だ。
まさか中に入ったら死ぬなんてことねぇよな?
疑っちまうぜ、マジで。
どうやら主要メンバーは居るようだな。
ナジェンダがタバコを灰皿に潰してから俺に声をかけてくる。
「来てくれたか、ハザマ。」
「ええ、来ましたよ、来たら殺されかけました。
猫の次にトラウマになりそうですよ、私。」
「猫の方が恐ろしいのか。変わったやつだ。
すまないな、通達し損なった私のミスだ。」
「……まあいいです。
こちらの方々は貴女の?」
ナジェンダは頷く。
自慢の部下ってか?あんま感情移入しねぇようにな。
とは敢えて言わないでおく。
「ああ、私には勿体無い程優秀な部下たちだ。
皆、紹介しよう。
我々ナイトレイドに情報を提供してくれる事になったハザマだ。」
「どうも、皆さん。
私、ご紹介に預かりました情報屋のハザマといいます。戦力としては数えないでくださいね、私戦闘は苦手なので。
どうぞよろしくお願いしますよ、ナイトレイドの皆さん?」
おーおー、俺様を見る目が言葉になって飛んでくるようだぜ。
分かるぜ、テメェらの第一印象位はな。
『(胡散臭い……)』
って所だろうよ。
レオーネに関しちゃはいはいよろしく~って感じだが……もうちょい態度よくしてほしいもんだ、情報提供するのは俺様なんだからよぉ。
……以前の視線の奴は、あの女か。
まだ大人なりたてのガキじゃねぇか?
まあ知らねぇが。
取り敢えず、ピンクの長髪の女にはよりイイ笑顔を向ける。
「(こいつ…私だって気付いた?)」
「出来れば、皆さんのお名前を伺っておきたいのですが……。アカメさんとレオーネさんとタツミさんはもうご存じですので……そちらの四人ですね。」
「…マインよ。」
ピンク長髪の女の名前はマイン、と。
気は強そうだが……さて、どうなることやらなぁ。
「私はシェーレです、よろしくお願いしますね、カザマさん。」
「ええ、こちらこそよろしくお願いします。
後、ハザマです。」
「あ、すみません……。」
こいつ、天然か……。
紫髪の…チャイナドレス?を着た女はシェーレ、と。
天然ボケ…だが何かあるな、まあいいか……。
「おう、俺はブラートだ!よろしくな、ハザマ!」
「え、ええ……よろしくお願いしますよ、ブラートさん。」
突如顔を近付けての自己紹介に俺は戸惑いながらも返事をする。
危ねえ、素が出るかと思ったぜ……。
リーゼントヘアーの男はブラート、と。
熱血漢だが……只者じゃねえな、実力はあるってことか。
「俺はラバック、よろしくな。」
「ええ、こちらこそ。……ところで貴方、私とキャラ被ってません?」
「いや被ってねぇよ!被ってんのは髪色だけだろうが!」
「ハハハ、これは失礼。」
緑髪の男はラバック、と。
ノリがいいな。
どんな帝具かねぇ……?
「……はい、ありがとうございます。
今日は御挨拶に来ただけですので、少ししたら帰らせてもらいます。」
「ああ、分かった。」
「個性豊かな方々ですね、それに中々の強さのようで。
仮に敵対したら殺されちゃいますねぇ……。」
「ふ、いずれ敵対するのか?」
「いえいえ、滅相もない。
余程の不利益でない限り、情報提供はしますとも。
それより、聞きたいことがあるのですが……。」
「ここではしにくい話か。」
「ええ。」
「分かった、少し広いが会議室を使おう。」
「助かります。」
仮にの話をした途端に俺へ向ける視線が強くなった。
疑いは晴れてねぇってことか。
そりゃそうか。
ナジェンダも俺を完全に信用してねぇだろう。
外部から、欲しい情報を持った男が、ナイトレイドに協力したいってんだからな。
あまりにも都合がよすぎるわな。
ま、今のところは半々だろうか。
ナジェンダはついてこい、と俺を会議室へ案内する。
…執務室とかに案内しないのは疑いの顕れか。
会議室の扉を開き、二人で中に入る。
「それで、聞きたいこととは?」
「皆さん達は帝具使い……という認識でよろしいですか?」
「…そうだが。」
「そうですか。一人でも失うのは惜しかったりします?」
「当たり前だろう。組織としてもだが、共に苦楽を共にしてきた仲間たちだからな。で、何が言いたい。」
「そこで提案なのですが、私も戦闘に参加させてはもらえませんか?」
「…意図が読めんな。それによってお前が得られる物はなんだ?」
ナジェンダは目を細めて俺を見る。
俺は笑みをさらに深めて話を続ける。
「貴女が思っているよりはありますよ。
一つ、二つ、三つ、四つ……これくらいは。
見返りは要りません、それだけの物を自然と貰えてますから。」
「情報源を戦闘に出せと?」
「それだけの価値が私と貴女達にはある。」
「…駄目だな、貴重な大臣の情報を握っているお前を戦闘に出すわけにはいかん。」
「ええ、でしょうね。
…ところで、知ってますか?オネスト大臣って帝都全体を滅ぼしかねない帝具を切り札に持ってるのですが。
シコウテイザー…って名前なんですがね。」
正真正銘、あのデブの切り札。
その名前を教えると、ナジェンダはやはりというか、反応を示す。
切りたくねぇカードだが、構わねぇか。
どのみち、まだまだあるからな。
「シコウ、テイザー……?詳細は!?」
「
「……っ、お前。」
「睨まないでくださいよ。
私はただ、
料金が払えないのなら結構、別の情報で交渉をしましょう?……どうします?後、貴女たちに有益な情報が軽く十はあるんですけど。」
「…死なないという自信はあるんだろうな?」
「勝てる算段しか踏まない質ですよ、私。」
「……分かった。」
「それはよかった!ええ、やはり良い関係が築けそうですねぇ私たち。
あ、すみませんがもう一つだけお願いが……」
「ハァ……今度は無理な頼みじゃないだろうな?」
随分と深いため息だな。
一体誰がそこまで追い詰めたんだか、ヒヒ……。
「これはそこまで貴女に負担はないですよ。
内容は……」
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夜の帝都をマイペースに歩く。
暇、というわけではない。
現在の帝都で何が起こっているか分かるか?
連続殺人事件ってヤツだ。
それも、帝具を用いた厄介なヤツだ。
……ったくよぉ、皇帝ちゃんも面倒押し付けやがって。
それはつい昨日の皇帝ちゃんとの会話だった。
『テルミ、首斬りザンクを討伐してはくれぬか?』
─あ?なんで俺様がやるんだ?
『余は外には出れぬし戦いも出来ぬ。
それにザンクは帝具を使うと聞く。
それがザンクを捕まえにくくしている。
余の先祖たる始皇帝が国の為と思い、造り上げたのを国を脅かす賊に何故こうも使われねばならぬ!』
─帝国側の責任でもあるからってか?
『……うむ。奪われたのは事実だ。
頼む、今は亡き民の為、今を怯える民の為にも討伐してくれはしないか?』
─…………チッ、分かった。だが、俺様が殺さなくても文句言うなよ。
『うむ、ありがとう、テルミ。』
……何がありがとう、だ。あのクソガキ。
それこそブドーに頼めっての。
ま、そのお陰でナイトレイドとの繋がりを強固にするチャンスを得たわけだがな。
それに、あそこまで民想いなのは見てておもしれぇ。
手伝ってやるのも気まぐれってやつだ。
…ま、本当の目的は帝具でも、皇帝ちゃんの頼みからでもねぇが。
どのみち、やらなきゃならねぇことだったのが今になっただけだ。
もうちょい体を慣れさせてからやりたかったんだが……ウロボロス、壊れるまで働いてもらうぜぇ?
俺はハザマの姿でケタケタと笑いながら事が起こるまで準備を進めた。
さて、ようやく次回は戦闘かな……え、アカメちゃんとの打ち合いはなんだ、って?
ハザマみたいな胡散臭いのが仲間といたら攻撃しちゃいますよ、そりゃ