BLEACH〜死神代行の少女〜   作:北神聡美

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4.体の危機

 私たちは学校に着いた。

 下駄箱前で靴を履き替える。

 その時だった。

{ホロウ……ホロウ……}

 代行証から電子音が聞こえてきた。

「聡美、なんか鳴ってるぞ?」

「この電子音は、代行証か?」

 私は代行証を体に当て、死神化した。

「私の体、保健室に置いといて!」

 私はそう言い放って外へ飛び出す。

 霊圧を辿り、虚のいるところへとやってくる。

 虚が魂魄を襲っている。

「おい、そこの化け物! あんたの相手は私がしてあげるわ!」

 虚が魂魄を掴もうとした手を止め、こちらを向く。

「ぐおおおおああああおおおお!」

 咆哮と共に、虚が迫ってくる。

 キン!

 斬魄刀で虚の攻撃を受け止める。

 虚を押し返し、その体を蹴り飛ばした。

 弧を描き、地面に落下する虚だが、すぐに体勢を立て直し、また迫ってくる。

 私は斬魄刀を振るい、虚の足を切り飛ばした。

 片足を失って倒れる虚。

「とどめ!」

 虚の額に刀身を突き刺すと、粒子になって消滅した。

「ありがとうございます!」

 先ほど襲われていた魂魄が声をかけてきた。

「それじゃあ、俺は行きますね」

「え? あ、ちょっと、魂葬……」

 私の言葉に耳もくれず去っていく魂魄。

「ま……いいか」

 (いや)、よくない。登校中にルキアに聞いたところ、魂魄は放置しておくと、胸の因果の鎖が短くなり、完全に失くなると虚となる。

「ちょっと待って!」

 私は魂魄を追うが、見失ってしまった。

 今度見かけたらその時こそ魂葬だ。

 仕方なく、私は学校へと戻った。

 保健室に直行するが、私の体はない。先刻(さっき)通って来た昇降口にも置いていなかった。

「私の体どこよ!?」

 私は授業中の教室の扉を開けて飛び込んだ。

「うわ! 扉が勝手に!?」

 一護とルキア以外の生徒が驚く。

「一護、私の体は?」

「ああ、病院に運ばれたぜ」

「何で?」

「呼吸止まってたしな。保健医の判断で救急車でな」

「どこの病院!?」

「空座総合病院だ」

「ありがとう!」

 私は窓際の戸を開け、外に飛び出した。

 地面に着地し、病院へと駆ける。しかし、すでに病院に私の体はなかった。

 病院長が魂魄の姿を見ることができたため、私の体の行き先を調べてもらった。どうやら、自宅へ運ばれたらしい。

 嫌な予感しかしない私は家へと急いだ。

 家に着く。居間には、私の体が白衣に包まれた状態で布団に寝かされていた。

 私は体に重なる。ピクッと手の指先が動いた。

「私、生きてるんだけど!」

 起き上がり様に叫ぶと、「うわ!?」と、康太が驚いた。

「お前、生き返ったのか?」

 と、父親が言う。

「この通り、ピンピンしてらあ」

「よかった。死んだのかと思ってた。仮死状態だったんだな」

 このまま戻らなかったら確実に燃やされてたな。

 

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