エボルトになった俺がプリキュア世界に転生したんだけど……【一時休載】   作:ロボ戦極凌馬

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どうも、戦極凌馬です!

今回は、遂に主人公が地球に降り立ちます。

ビルド最終回、良かったですね!来週の仮面ライダージオウが楽しみですよ!

では、どうぞ!


EP3 破滅の蛇、大地に立つ!

 

 

 

 

 

 太陽系第三惑星 地球

 

 

 その地球を宇宙から見下ろしている存在が居た。

 

 

 それは人型をしており、黒がメインのアンダースーツの上から、白と黒のアーマーを纏った者────仮面ライダーエボルこと、石動庵だった。

 

 

 エボルは、地球を見下ろしたまま呟く。

 

 

『あぁ、間違いない。地球だ』

 

 

 呟いた声には、歓喜が含まれていた。自分の住んでいた地球とは全く別だと分かっていても、喜ばずには要られないのだろう。

 

 

 この世界に地球が存在すると分かった彼は、エボルのスペックを最大限に使って猛スピードで移動してきたのだ。道中、何事もなかったのが幸いし、予定通りに地球にやって来れた。

 

 

『さて、早速降りるとするか』

 

 

 彼は腰部のEVOベクターローブが生み出す推進力で移動を開始する。地球へと降下する為だ。その為に、彼は身に纏っているスーツの機能を使用する。

 

 

 エボルのアンダースーツ──『EVOオムニバーススーツ』は、人間の目には見えない特殊な遮断フィールドを全身を覆うように展開する事が可能なのだ。これは、過酷な環境や、いかなる天体においても安全に破壊活動をする為、及び変身者を保護する機能なのである。

 

 

 エボルは遮断フィールドを展開し、大気圏へ突入し始めた。

 

 

『目標地点を設定、場所は勿論──────日本だぁ!!』

 

 

 

 

 

 △▼△▼△▼△▼

 

 

 

 

 

 無事に大気圏を突破して雲の中を突き抜けた俺は、ゆっくりと地面に着地する。内部モニターには、EVOワイプアウトブレードのもう一つの機能により、地球の構造及び滅ぼす為のプランが表示されているが、俺はそれらを全て無視する。

 

 

 俺は、エボルの視覚センサー───『EVOツインアイホワイト』の機能を作動させる。エボルの視覚センサーには空気中の物質等を検知・解析する事が出来るので、その機能で俺が変身を解除しても呼吸が出来るかを調べる。有害物質はないと思うが、一応な。

 

 

 数秒後、異常は無いと分かったので、俺は左手をエボルドライバーの元に動かし、装填してある二本のボトル───『コブラエボルボトル』と『ライダーエボルボトル』を同時に引き抜いた。

 

 

 すると、纏っていたスーツとアーマーが細かな粒子となって霧散していった。スーツ等が消えた為、俺の姿が露になる。

 あぁ、言っておくがスライム状じゃないぞ。今の俺は完全体だから、姿形を自在に変化させることが出来る。無論、今の姿は生前の俺自身だ。服装は黒のジーンズに白のシャツ、その上から黒のジャケットを着ている。

 

 

 変身を解除した俺は、大きく息を吸い、そして吐く。目の前には海が広がっており、俺は浜辺で海水が靴に当たるか当たらないかの位置に立っている。

 見上げれば、空はまだ少し暗い。後数十分もすれば日が昇るだろう。

 

 

 海を見つめながら、改めて思う。

 

 

 地面に足が着いている感覚が靴を通して感じる。

 

 数週間と言えど、無重力の宇宙空間に居たからなのか、重力がとても懐かしく感じる。

 

 海風が頬を撫でる感覚がとても心地好い。

 

 

 あぁ、俺は地球に居るんだ……。そう思うと、心の奥から喜びが潰れる! 流れる! 溢れ出る! ような感じがする。そのせいか、自然と両手に力が入り、拳を強く握り締めてしまう。

 

 

 そして、ボルテージが最高潮に達した時────

 

 

「遂に戻って来たぁぁあああああああああああああ!!!」

 

 

 ───叫ばずには要られない!

 

 

 正確には、ここは生前の地球とは別の地球なので、戻って来たと言うのは間違いなのだが。今はそんなことどうでもいい!

 

 

 それ程、今の俺は喜びに満ちている。だから、叫んだって良いよね? 答えは聞いてない! 良かった! 人通りが全く無い時間帯で!

 

 

 改めて言おう。地球よ、俺は帰って来たぁああああああああああ!!!!

 

 

「ふぅ、久し振りに叫んだ気がするな……ん?」

 

 

 二本のエボルボトルを仕舞う為、服の内ポケットに手を入れると、何かがポケットに入っていた。取り出してみると……

 

 

「手紙?」

 

 

 そう、手紙だった。白い封筒には『石動庵へ』と書かれている。封筒の裏には、『お爺さんより』と書かれていた。ってお爺さん!? 俺をこの世界に転生させたあのお爺さんから……。

 

 

 俺は、恐る恐る封筒を開封し、中に入っている手紙を取り出した。手紙の内容は……

 

 

『この手紙を読んでいるという事は、お前さんは無事に地球に到着したようじゃな。この手紙は、お前さんが地球に到着したと同時に送るように設定してある。

 

 さて、本題に入るとしようかの。

 お前さんが居る地球は、生前の世界と文明レベルはほぼ変わりはないから、安心して大丈夫じゃ。

 ただ、その世界にはちょっと面倒な存在が居るが……まぁ、お前さんなら大丈夫じゃろうて。そこは自分で調べて欲しい。

 

 次に、お前さんに幾つかオマケをしておいた。パンドラボックスや武器等の出し入れ出来る能力じゃな。ちなみに、ビルドフォンも取り出せる筈じゃから、確認しておいて欲しいの。

 もう一つ、お前さんの住居は手配済みじゃ。ビルドフォンに住居の座標を入力しておいた。

 

 最後になるが、お前さんがその世界で何をするかは自由じゃ。静かに暮らすのも良し、本来のエボルトの様に惑星を破滅させるのも良し。どう生きるかは、お前さんが決めるのじゃな。

 

  お爺さんより』

 

 

 という内容だった。読み終えると、手紙は封筒と一緒に粒子となって消滅した。全く、勝手に転生させておいて、自由に生きろとは……。

 

 

 だが、住居を用意して貰ったのはありがたい。そこは感謝しなくては。取り敢えず、住居の方に向かうか。ビルドフォンに座標が載っているらしいからな。あっ、エボルドライバーも仕舞わないと。下腹部からドライバーを外し、念じて仕舞う。本当に便利だよな。

 

 

 更に、頭にある物をイメージしながら念じると、黒くて妙にゴツイスマホが右手に収まった。間違いない、ビルドフォンだ。ビルドフォンを起動させて、住居の座標を確認する。確認し終えると、顔を海の方へ向ける。水平線の彼方から朝日が少しずつ顔を出し始めていた。

 

 

「よし、行きますか」

 

 

 浜辺からコンクリートの道に移動し、辺りに人が居ないことを確認する。そこで、俺は再び念じると、左手にある物が収まった。

 それは、形は若干エボルボトルと違うが同サイズで、縁が黒でキャップの付いた黄色でライオンの意匠があるボトル───『ライオンフルボトル』だ。

 

 

 取り出せるか不安だったが、どうやら大丈夫みたいだ。既に成分も入っているようだしね。

 

 

 そのライオンフルボトルを、手首のスナップを活かしてシャカシャカと音を立てながら数回振る。振ることによって、ボトル内の『トランジェルソリッド』と呼ばれる物質に刺激を与え、その成分を増殖・活性化させている。

 

 

 その後、ボトルの蓋──『シールディングキャップ』を正面に回す。ボトルをビルドフォンのスロットに装填する。

 

 

 〈 BUILD CHANGE(ビルド チェンジ)!〉

 

 

 ビルドフォンから音声がなり、空中に軽く放り投げると、装填したライオンフルボトルから送られてくる成分により、空中で変形・巨大化し、一台のバイク───『マシンビルダー』となって着地した。

 

 

「おぉ~、生で見ると凄いなぁ~」

 

 

 小学生並みの感想だが許して欲しい。結構、テンションが上がっている。

 それと、安心して欲しい。俺は生前、バイクの免許は取ってあるから運転は出来る。この世界の免許は手元にはないけど……。

 

 

 免許を取らないとなぁ、と考えながらバイクに跨がり、付属してあるヘルメットを被る。

 

 

「さて、出発だ。目指せ、横浜!」

 

 

 俺の住居がある横浜に向けて、エンジンを起動させて走り出した。

 

 

 この時の俺は、まだ知らない。二年後、希望を胸に抱く、伝説の光の戦士達と邂逅することに。

 

 

 




如何でしたか?

主人公、無事に地球に到着&住居を手に入れる。プリキュア世界の横浜って、物騒な事が度々起きるんですよね(笑)

次回は、軽く時間が飛びます。


次回の『エボルトになった俺がプリキュア世界に転生したんだけど……』は!

EP4 喫茶店のマスター、始めnascita!

次回もお楽しみに! 感想待ってます!
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